ジャッジは今季に満足せず 目標はワールドシリーズ制覇
2017.10.25 12:21 Wednesday
ベテラン左腕のCCサバシアが「俺が今まで見た中でベストのルーキーイヤーだった」と語るアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の2017年シーズン。しかし、ジャッジ本人はリーグ優勝決定シリーズで敗退した2017年シーズンに満足していない。
52本塁打を放って1987年にマーク・マグワイアが記録した49本塁打の新人本塁打記録を更新したジャッジは、本塁打のみならず得点(128)と四球(127)でもリーグ最多の数字をマーク。114打点、出塁率.422、長打率.627、OPS1.046はいずれもリーグ2位と各部門で素晴らしい成績を残した。個人成績だけを見れば文句なしのルーキーイヤーだったように思われるが、ジャッジは「俺たちはワールドシリーズに行けなかった。満足なんてしてないよ」と全く満足した様子を見せない。「俺が欲しいのはワールドシリーズ優勝なんだ。そのためにプレイしているし、オフシーズンにトレーニングを積んでいるんだよ。今年はそのチャンスがあったけど、残念ながら届かなかった」
ジャッジは大ブレイクを果たした今季、ブレット・ガードナー、チェイス・ヘッドリー、マット・ホリデイ、サバシアといったベテラン選手の試合に対する準備や姿勢を見て、様々なことを学んだという。「故障者が出たり、好不調の波があったりしたけど、このチームは毎日試合を戦うことができた。ベテラン選手からいろんなことを学んだよ。彼らと一緒にプレイするのはとても楽しかった。素晴らしいチームだったよ」
持ち前の長打力を生かしたバッティングだけでなく、走塁面や守備面でも輝きを放ったジャッジについて、ガードナーは「一年中言ってきたけど、彼は単なるパワーヒッターじゃないんだ。彼は様々な方法で試合の流れを変えることができる。走塁も上手だし、ライトの守備も非常に上手い。打撃だけでなく、守備でも試合を変えられるんだ」と総合力の高さを評価している。
「俺たちは素晴らしいチームなんだ。来季も多くの選手と一緒に戦えるし、マイナーにも出番を待っている選手がたくさんいる。来季が楽しみだよ」と語るジャッジが目指すのはワールドシリーズ制覇、ただ一つだ。
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