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引退が噂されたラッキーは来季も現役続行へ

2017.11.9 15:03 Thursday

 39歳のベテラン右腕、ジョン・ラッキーの現役生活はまだ終わらないようだ。MLB.comのジョン・ポール・モロシ、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ラッキーは現役を引退せず、2018年シーズンもプレイを続ける意向だという。

 今季のラッキーは30先発を含む31試合に登板し、12勝12敗、防御率4.59をマーク。全休した2012年を除くと14シーズン連続の2ケタ勝利となったが、リーグ最多の36本塁打を浴び、トミー・ジョン手術から復帰した2013年以降では防御率が初めて4点台に突入するなど衰えも目に付いた。しかし、後半戦だけを見れば14試合(うち13先発)で7勝3敗、防御率3.75とまずまずの成績。被本塁打も前半戦から半減させており、通算188勝の実力がまだ健在であることをアピールした。ポストシーズンではブルペンに回り、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズではキャリア初となる連投も経験。今季限りでカブスとの2年3200万ドルの契約が終了し、現在はフリーエージェントとなっている。

 今後について問われた際、ラッキーは「結論を出す前にまずは家族と話し合いたい」とだけコメントしていた。この2年間チームメイトとしてプレイしたジェイク・アリエタは「彼はまだ時速92~94マイルの速球を投げることができるし、変化球にも威力がある。身体も健康だよ」とラッキーの現役続行に太鼓判。カブスはアリエタとラッキーの2人がフリーエージェントとなり、先発ローテーションが2枠空いている状況となっているため、ラッキーが現役続行を決断すれば、カブスがラッキーとの再契約に動く可能性もありそうだ。

 2002年にエンゼルスでメジャーデビューを果たし、今季がメジャー15年目(全休した2012年を除く)となったラッキー。2ケタ勝利に届かなかったのはデビューイヤーの2002年(18先発で9勝)のみであり、翌年からは毎年2ケタ勝利をマークしてきた。残り12勝に迫った通算200勝のマイルストーンがラッキーの現役続行へのモチベーションとなっていることは間違いなさそうだ。


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