FAまであと1年 トレードされる可能性のある選手たち
2017.11.27 18:32 Monday
1年後にフリーエージェントとなる選手はチーム状況次第で今オフ中または来季中にトレードされる可能性がある。MLB.comのマーク・フェインサンドはトレードされる可能性のある選手として10人をピックアップし、紹介している。
MLB.comでは昨季も同様の記事をアップし、ジェイ・ブルース、ザック・コザート、ウェイド・デービス、ダニー・エスピノーザ、トッド・フレイジャー、ハイメ・ガルシア、マット・ガーザ、カルロス・ゴンザレス、J.D.マルティネス、アニバル・サンチェスの10人をトレード候補に挙げた。この10人のうち、デービスとエスピノーザはオフ中に、ブルース、フレイジャー、ガルシア、マルティネスの4人はシーズン中にトレード。最後まで放出されなかったのはコザート、ガーザ、ゴンザレス、サンチェスの4人だけだった。
今回、フェインサンドがトレード候補に挙げたのは次の10人。ただし、オプトアウト権を行使してフリーエージェントになる可能性がある選手は対象外となっている。真っ先に名前を挙げられたのはイアン・キンズラー(タイガース)。再建期に突入したタイガースがキンズラーの放出に動いていることはすでに報じられており、メッツやエンゼルスが獲得を狙っている。今オフ中にトレードが成立する可能性は極めて高い。2位にはケルビン・ヘレーラ(ロイヤルズ)、3位にはザック・ブリットン(オリオールズ)という左右のクローザーがランクイン。ロイヤルズ、オリオールズとも来季のポストシーズン進出を目指す姿勢を見せているが、今オフの補強が上手くいかなかった場合や来季の戦いぶりが思わしくない場合にはクローザーの放出に動くことになるだろう。
4位はアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)、5位はブライアン・ドージャー(ツインズ)、6位はデービッド・ロバートソン(ヤンキース)、7位はネルソン・クルーズ(マリナーズ)、8位はジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)、9位はマニー・マチャド(オリオールズ)、そして10位にはアダム・ジョーンズ(オリオールズ)がランクイン。これらの選手の所属球団はロイヤルズやオリオールズと同様に来季のポストシーズン進出を目指す姿勢を見せており、今オフ中にトレードが成立する可能性は低い。ただし、契約延長交渉が不調に終わった場合や、同地区ライバルが補強に成功しポストシーズン進出が難しくなった場合など、チーム内外を含めた状況の変化により、放出への動きが一気に加速する可能性もある。
昨季の10人と比較すると、今季の10人には大物選手がズラリと顔を並べている。仮に、昨季のように10人中6人がトレードされれば、各地区の勢力図は大きく動くことになるだろう。球界を揺るがす大型トレードは実現するのか。すべてはチーム状況次第ということになりそうだ。