パドレスがプレラーGMと3年間の契約延長
2017.12.4 17:52 Monday
日本時間12月4日、パドレスはA.J.プレラーGMとの契約を3年間延長したことを発表した。これによりプレラーは少なくとも2022年までパドレスのGMを務めることになる。チーム再建に取り組み、マイナー組織の立て直しに成功したことなどが評価された格好だ。
オーナーのロン・ファウラーは「A.J.(プレラー)は精力的な働き者であり、球界において最も明晰な頭脳の持ち主の一人である。我々は彼が球団を正しい方向へ導くのに適切な人物であるということに何の疑いも持っていない。ここ数年間でA.J.と彼のスタッフはマイナー組織を球界でも有数のものに作り替えてくれた。今後、有望株たちの才能が次々に開花していくだろう。我々はサンディエゴにワールドシリーズ制覇をもたらすという共通の目標に向かって取り組んでいくよ」とプレラーへの信頼を口にした。
「これは私自身だけでなく、球団全体、チーム全体にとって大きなことだよ。我々の向かっている方向が正しいということをオーナーが認めてくれたということだからね」とプレラー。8月にはアンディ・グリーン監督の契約が2021年まで延長されており、ウィル・マイヤーズ、マニュエル・マーゴ、ハンター・レンフロー、オースティン・ヘッジスといった主力選手を筆頭に、大半の選手が2022年まで球団の保有下にある。グリーンとプレラーのコンビはマイヤーズ、マーゴといった顔ぶれを中心として、ワールドシリーズ制覇を狙えるチーム作りを進めていくことになるだろう。
プレラーは2014年オフにマイヤーズのほか、マット・ケンプ(現ブレーブス)、ジャスティン・アップトン(現エンゼルス)、クレイグ・キンブレル(現レッドソックス)などを獲得する大型補強に打って出た。しかし、これが大失敗。するとプレラーはすぐに再建モードへと舵を切り、これらの選手との交換で若手有望株を獲得した。それが現在の充実したマイナー組織に繋がっているのである。充実したマイナー組織を抱えるパドレスの未来は間違いなく明るい。プレラー率いるパドレスの数年後が楽しみだ。
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