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正捕手不在のダイヤモンドバックスがアビラと契約合意

2018.1.31 12:30 Wednesday

 日本時間1月31日、クリス・アイアネッタが退団し、正捕手不在となっていたダイヤモンドバックスが元オールスター捕手のアレックス・アビラと契約合意に至ったことが明らかになった。なお、現時点では球団からの正式な発表はなく、契約の詳細についても明らかになっていない。

 昨季のダイヤモンドバックスは捕手3人体制でシーズンに臨み、アイアネッタが70試合、ジェフ・マシスが56試合、クリス・ハーマンが35試合で先発マスクを被った(残りの1試合はジョン・ライアン・マーフィー)。このうち、アイアネッタは17本塁打、OPS.865と打撃面でも好成績を残し、実質的な正捕手として活躍。しかし、シーズン終了後にフリーエージェントとなってロッキーズと2年850万ドルで契約し、ダイヤモンドバックスは正捕手不在の状況に陥っていた。

 マシス、ハーマン、マーフィーの3人はいずれも正捕手を任せるには物足りず、売りに出されているJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得に動く可能性も取り沙汰されていたが、ダイヤモンドバックスは出血を伴うトレードではなく、フリーエージェント市場でアビラと契約することを選択した。タイガース時代の2011年に打率.295、19本塁打、82打点、OPS.895の好成績をマークしてオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞を受賞したアビラは、その後低迷が続いていたが、昨季はタイガースとカブスで計112試合に出場して打率.264、14本塁打、49打点、OPS.834と2011年以来の好成績をマーク。守備面でも3年ぶりのプラスの守備防御点(+3)を記録するなど、存在感を示した。

 アビラの加入により、今季のダイヤモンドバックスは左打者のアビラと右打者のマシスでプラトーンを形成し、ユーティリティ・プレイヤーとしても起用できるハーマンが3番手捕手として控えるという、昨季同様の捕手3人体制となる可能性が高い。アビラには昨季のアイアネッタのような活躍が期待されることになりそうだ。


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