【戦評】延長11回にカージナルス打線が大爆発
2017.6.21 14:40 Wednesday

延長戦に突入してから投手陣の頑張りに打線が応え、カージナルスが連敗を2でストップさせた。
カージナルスは2回表に4番ジェッド・ジョーコの10号ソロで先制したが、フィリーズが4回裏に5番マイケル・フランコのタイムリーで同点に追い付き、試合は1-1の同点のまま延長戦に突入。試合が大きく動いたのは延長11回表だった。
フィリーズは5番手エドゥブレイ・ラモスをマウンドに送ったが、この回先頭の1番マット・カーペンターと続く2番デクスター・ファウラーに連続四球を与え、1アウトも取れずに降板してしまう。無死一、二塁のピンチで6番手ケーシー・フィーンを起用したものの、3番スティーブン・ピスコッティが右中間を破る2点タイムリーツーベースを放ち、カージナルスがついに勝ち越し。すると、このあとカージナルス打線が突如として繋がり始め、5番ヤディアー・モリーナの9号ツーラン、7番トミー・ファムの7号ツーランなども飛び出してこの回7得点で一気に試合を決めた。
「ブルペンの頑張りが試合に勝つチャンスを与えてくれた」とマイク・マシーニー監督は5イニングを無失点に抑えたブルペン陣の奮闘を称えた。「彼らの頑張りが打線の奮起を促し、良い攻撃に繋がったんだよ」
貴重な追加点となる7号ツーランを放ったファムは「初球はカッターだった。もし2球目もカッターだったら思い切り叩いてやるつもりだったんだ。こんなの普通は上手くいかないけど、今日は上手くいったよ」と自身の一発を振り返った。
なかなか投打が噛み合わないカージナルスは現在ナ・リーグ中部地区の4位に低迷しているが、首位ブリュワーズとはまだ4ゲーム差。ライバルの2位カブスとも3.5ゲームしか離れていない。投手陣の頑張りに打線が応えるような試合が増えれば、おのずと上位との差は縮まっていくはずだ。
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