アスレチックスがオークランドでの最終戦に勝利 57年の歴史に幕
2024.9.27 09:04 Friday
【レンジャーズ2-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム
日本時間9月27日、アスレチックスは本拠地オークランド・コロシアムでのレンジャーズ3連戦の最終戦を迎え、3対2で勝利。この試合は今季限りでオークランドを離れるアスレチックスにとって、オークランド・コロシアムでの最終戦であり、4万6889人もの大観衆がつめかけたが、大勢のファンに見事に勝利を届けた。アスレチックス先発のJ・T・ギンがメジャー初勝利(1敗)を挙げ、5番手のメイソン・ミラーは28セーブ目を記録。レンジャーズ先発のクマー・ロッカーは2敗目(0勝)を喫した。
1968年に始まったオークランドでの歴史を白星で締めくくりたいアスレチックスは、3回裏に3連打で無死満塁のチャンスを作り、シェイ・ランゲリアーズの犠飛などで2点を先制。5回裏にはJJ・ブレデイの平凡な飛球を左翼ワイアット・ラングフォードが日差しの影響で捕球できず、3対0とリードを広げた(記録はタイムリーヒット)。6回表にアドリス・ガルシアのタイムリーなどで1点差に詰め寄られたが、7回以降はタイラー・ファーガソン、ミシェル・オタニェス、守護神ミラーとつないで逃げ切り。オークランド・コロシアムでの最終戦を見事に勝利で飾った。
現役時代にもアスレチックスでプレーしたマーク・コッツェイ監督は、試合前に「ワールドシリーズには1度も出られなかったが、きょうはそれに近い感動を味わえるような日になると思う。駐車場が一杯になっているのを見て、エネルギーを感じたよ。きょうの出来事は一生の宝物になるだろうね」と話していたが、勝利を収めた試合後にはファンに挨拶。球団のレジェンドであるリッキー・ヘンダーソンとデーブ・スチュワートが始球式を務め、2000年代前半のチームを牽引した「ビッグ3」の1人であるバリー・ジートが国歌斉唱を担当するなど、オークランドでの57年間の歴史が凝縮された一戦だった。