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【ポストシーズン活躍中の選手①】連日熱闘が繰り広げられるPSで絶好調なのは意外な選手だった

2024.10.17 13:56 Thursday

 ポストシーズン(PS)はリーグ優勝決定シリーズ(LCS)に突入。連日熱闘が続いているが、そのなかで突然覚醒した伏兵がシリーズをさらに盛り上げている。LCS進出チームから2人のラッキーボーイを紹介しよう。

 ワイルドカード3位で2年ぶりにPS進出を決めたメッツ。ワイルドカード・シリーズでブリュワーズを下し、地区シリーズ(DS)では世界一候補のフィリーズを3勝1敗で撃破。そのなかで絶好調だったのが2番サードのマーク・ビエントスだ。

 2022年9月にメジャーデビューしたビエントスは今季、打率.266、27本塁打、71打点、OPS.838とまずまずの成績を残し、自身初のPSでもスタメン出場すると、LCS第2戦までの9試合でマルチ安打を6度。DSではリーグトップの打率.563をマークし、第2戦では9回に同点に追いつく2ランを放ち、3回の2ランと合わせてマルチ本塁打も記録した。

 好調ぶりはドジャースとのLCSでも衰えず、シリーズ第2戦では2回二死満塁から自身初のグランドスラムを放った。1番を打つ強打のフランシスコ・リンドーアを抑えても、そのあとに絶好調の伏兵が控えているのだ。

 2年ぶり地区優勝でPSに進出したガーディアンズで絶好調なのが、9番ショートのブライアン・ロキオだ。2023年5月にメジャーデビューした2年目の若手内野手は、今季143試合に出場して打率.206、8本塁打、36打点を記録。初のPSでは、全7試合で安打を放っている。

 タイガースとのDS第5戦から、ヤンキースとのLCS第2戦までの3試合では全試合でマルチ安打と勢いが止まらない。10月14日(日本時間15日)のLCS第1戦では、好投するカルロス・ロドンから6回に本塁打を放つなど、LCSの2試合で7打数4安打、打率.571、OPS1.571と驚異の数字を叩き出している。

 思わぬラッキーボーイが現れるのが、短期決戦のPSならではの面白さ。ミラクル・メッツの立役者として、ビエントスはチームのワールドシリーズ進出に貢献できるか。また、ヤンキースに連敗中のガーディアンズは、ロキオの覚醒した打棒でここから反撃に移れるか。PSをさらに盛り上げる2人の伏兵に今後も注目したい。

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