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ペドロイア 日本時間土曜日のヤンキース戦で戦列復帰へ

2017.8.31 12:08 Thursday

 ヤンキースとの最終決戦4連戦を控えるレッドソックスに頼もしい戦力が戻ってくる。左膝の炎症で戦列を離れているダスティン・ペドロイアが日本時間9月2日のヤンキース戦で戦列復帰を果たすことになった。チームリーダーである正二塁手の復帰により、さらにチームは勢いづくことになりそうだ。

 今季すでに3度の故障者リスト入りを経験しているペドロイア。5月末に左手首痛で戦列を離れ、7月末には左膝の炎症で再離脱。日本時間8月9日に戦列復帰を果たしたものの、左膝の状態は万全ではなく、1試合に出場しただけで故障者リストに逆戻りとなった。

 ペドロイアのトレーニングの様子を見たジョン・ファレル監督は「ペドロイアはとても良い一日を過ごしていたね。本塁から一塁まで全力疾走できていた。今日は彼にとって身体的にも、精神的にも、大きな一日になったと思うよ。全力疾走できたというのは好材料だね」とペドロイアのコンディションに手応えを感じた様子。ペドロイアは日本時間9月1日に軽めのトレーニングを行い、翌日から戦列復帰を果たす可能性が高い。

 レッドソックスは7月下旬にジャイアンツから獲得したエドゥアルド・ヌニェスがペドロイアの穴を埋めて余りある活躍を見せており、レッドソックス移籍後の29試合で打率.315、7本塁打、OPS.902という好成績を残している。ペドロイアが戦列復帰を果たせば、ヌニェスを「好打のユーティリティ」として様々なポジションで起用できることになり、ファレル監督の選手起用の幅もグッと広がるだろう。三塁のラファエル・ディバースや遊撃のザンダー・ボガーツに休養を与えたり、アンドリュー・ベニンテンディがセンターに入る際の左翼手として起用したりすることも可能になる。

 もちろん、ペドロイアの戦列復帰はリーダーシップという面でも非常に大きい。レッドソックスは地区2位のヤンキースに5.5ゲーム差をつけて首位を走っているとはいえ、ヤンキース4連戦の勝敗次第では逆転を許す可能性もある。シーズン終盤の熾烈な優勝争いが続く中で、経験豊富なチームリーダーの復帰はチームにとって大きな戦力アップとなるに違いない。


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