ドジャースがベシアとの調停を回避 今季の年俸は225万ドルに
2025.1.30 06:06 Thursday
日本時間1月30日、ドジャースは救援左腕アレックス・ベシアとの年俸調停を回避し、2026年シーズンの球団オプションが付属した1年契約を結んだ。米メディア「ジ・アスレチック」でドジャースを担当するファビアン・アルダヤ記者などが報じている。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、ベシアの今季の年俸は225万ドル。来季の契約は年俸355万ドルの球団オプション(またはバイアウト5万ドル)となっており、ベシアには230万ドルが保証される契約となる。
現在28歳のベシアは2020年にマーリンズでメジャーデビューし、翌2021年2月に救援右腕ディラン・フローロとのトレードでドジャースへ移籍。ドジャース移籍後は4年連続で10ホールド以上を記録しており、メジャー5年目の昨季は自己最多の67試合に登板して5勝4敗5セーブ、13ホールド、防御率1.76の好成績を残した。今季は年俸調停権を取得して2年目のシーズンで、デッドラインまでに合意できず年俸調停が行われる可能性もあったが、オプション付きの1年契約を結ぶことで合意した。
今季の年俸について、ドジャースが205万ドルを提示したのに対し、ベシアは235万ドルを希望。最終的には225万ドルで決着しており、球団の提示よりもベシアの希望に近い金額となった。なお、今季の成績に応じて来季の球団オプションが増額される仕組みとなっており、最大17万5000ドルアップし、来季の球団オプションは最大372万5000ドルになる可能性があるという。
ドジャースは今オフ、ブルペンの補強としてタナー・スコット、カービー・イェーツという大物リリーバー2人を獲得。もともと強力だったブルペンがさらに強化され、球界屈指の陣容となった。勝ちパターンを担えるだけの実力を持つ投手ばかりが揃い、各投手に与えられる役割は現時点では不透明だが、昨季防御率1点台をマークしたベシアが今季も重要な役割を担うことになるのは間違いないだろう。