投手・大谷は5月に復帰へ ロバーツ監督がその可能性を示唆
2025.2.2 09:41 Sunday
日本時間2月2日、ドジャースはファン感謝デー「ドジャース・ファンフェスタ」を開催。そのなかでイベントに出席した監督やGM、選手がメディアの取材に応じた。デーブ・ロバーツ監督は、今季から二刀流再開が期待されている大谷翔平について、「それが適切だと思う」と5月頃のマウンド復帰を示唆。昨年12月の時点で「日本開幕シリーズで投げる可能性は極めて低い」と話していたが、ポストシーズンでの登板も見据え、慎重に復帰時期を探っているようだ。
ドジャースは今季、6人制の先発ローテーションを採用することが確実視されているが、先発陣の層は厚く、大谷が不在でもローテーションを回すことは十分に可能だ。まだクレイトン・カーショウとの再契約も済ませていないが、すでにブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、山本由伸、佐々木朗希、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイと6人の先発投手がいる。ほかにもボビー・ミラー、ジャスティン・ロブレスキー、ランドン・ナック、ベン・カスパリアスといった若手が控えている。
6人制ローテーションの導入により、移動日の存在も含めて考えると、週に1度登板するスケジュールに近い形となる。故障明けの大谷、ゴンソリン、メイだけでなく、2年目を迎える山本、今季からメジャー挑戦の佐々木が実力を発揮するうえでも大きな助けとなるだろう。また、ブルペンが強化されているため、先発投手が無理に長いイニングを投げる必要がないという点も大きい。
各投手が故障なくシーズンを完走できれば、ドジャースの投手力は間違いなくメジャー全体でもトップクラスの実力を誇る。スネルやグラスナウも含め、故障リスクの高い投手ばかりが並んでいるローテーションではあるものの、ドジャースのフロントオフィスは先発陣の実力を最大限に引き出すべく、登板間隔や1試合あたりの球数も含め、今季の起用プランを慎重に検討しているはずだ。ドジャースの豪華戦力はいったい、今季どんな成績を残すのだろうか。