Rソックスがアレナドについてカージナルスとトレード交渉か
2025.2.5 11:00 Wednesday
日本時間2月5日、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者はレッドソックスとカージナルスがここ最近、ノーラン・アレナドのトレードについて話し合いの場を設けていたことを報じた。レッドソックスは今オフ、アレナドの有力な移籍先の1つに挙げられており、トレード拒否権を持つアレナドもレッドソックスへの移籍は受け入れる可能性が高いとみられる。ただし、レッドソックスがどれくらい本気でアレナド獲得を狙っているか、その関心の度合いは不透明だ。
現在33歳のアレナドはメジャーデビューした2013年から10年連続でゴールドグラブ賞に輝いたことで知られるメジャー屈指の名三塁手。ロッキーズ時代には本塁打王3度、打点王2度を獲得しており、カージナルス移籍2年目の2022年にはMVP投票で3位に入った。ところが、直近2シーズンは成績が低下し、ゴールドグラブ賞も10年連続でストップ。カージナルスのジョン・モゼラック編成本部長は今オフ、1年後の退任に向けてロースターの「リセット」を目指しており、最優先事項としてアレナドの放出を挙げている。
全球団に対するトレード拒否権を持っているアレナドは今オフ、アストロズへの移籍を拒否したことが明らかになっている。米公式サイト「MLB.com」でカージナルスを担当するジョン・デントン記者によると、アレナドはカージナルスに対し、レッドソックスへの移籍は受け入れる意向を通達。よって、レッドソックスとカージナルスの球団間で交渉がまとまれば、アレナドはレッドソックスへ移籍することになるだろう。
ただし、レッドソックスはアレックス・ブレグマンの争奪戦にも加わっており、アレナド獲得の優先順位は不明。そもそも三塁には主砲ラファエル・デバースがいるという状況であり、ブレグマン獲得の場合はブレグマンを二塁で起用するプランもあるようだが、アレナド獲得の場合はデバースのコンバートが必要になる。コンバート先として有力視される一塁にはトリストン・カサスがおり、デバースがDHに入ることによって、吉田正尚の出場機会が激減するという展開も考えられる。