アスレチックスがルイス・ウリアスを獲得 1年110万ドル
2025.2.18 11:56 Tuesday
日本時間2月18日、アスレチックスが不安の残る三塁手補強に動いた。マリナーズからFAとなっていたルイス・ウリアスと1年契約を結んだことを発表。ヒューストンのテレビ局「KPRC2」のアリー・アレクサンダー記者によると、契約条件は1年110万ドルで、200・300・350・400・500打席をクリアするごとに15万ドルの出来高が発生するという。よって、ウリアスは今季500打席以上出場した場合、年俸と出来高を合わせて185万ドルを得られる計算となる。
現在27歳のウリアスはメキシコ出身の三塁手。日本の野球ファンには2023年のワールド・ベースボール・クラシック準決勝で佐々木朗希(現ドジャース)から先制3ラン本塁打を放った選手として認知されているはずだ。
2018年にパドレスでメジャーデビューし、2020年からブリュワーズでプレー。翌2021年にはレギュラーに定着して150試合に出場し、打率.249、23本塁打、75打点、5盗塁、OPS.790と自己最高の成績を残した。しかし、翌年以降は成績が悪化し、2023年シーズン途中にレッドソックスへ放出。同年オフにはマリナーズへトレードされたが、昨季は41試合で打率.191、4本塁打、16打点、OPS.697とここ数年の不振から抜け出すことはできなかった。
アスレチックスは今オフ、正三塁手としてジオ・ウルシェラを獲得。控えの三塁手はダレル・ヘルネイズ、ブレット・ハリスといった実績に乏しい若手しかおらず、プロスペクトのマックス・マンシーも候補に挙がっていたが、ウリアス獲得でとりあえず穴が埋まった。ウリアスは三塁のほかに二塁と遊撃も守れるため、マーク・コッツェイ監督は内野のユーティリティとしての起用を検討しているようだ。
ウリアスとしては、自身の価値を再び高めるための重要なシーズンとなる。正三塁手ウルシェラも絶対的な存在ではなく、自身のパフォーマンス次第ではレギュラー昇格の可能性も十分にあるだろう。パンチ力とユーティリティ性を武器に、新天地で存在感を示したいところだ。