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アストロズ・アルトゥーベは左翼がメインに 監督が方針明言

2025.3.4 11:48 Tuesday

 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)の左翼転向プランが浮上したのは、アストロズがアレックス・ブレグマンとの再契約を目指しているときだった。ブレグマンを三塁に置き、イサーク・パレイデスを二塁に回し、アルトゥーベを左翼にコンバートするというものだ。ブレグマンがレッドソックス移籍を決断したため、アルトゥーベは本職の二塁に収まるのかと思われたが、どうやらそうではないようだ。ジョー・エスパーダ監督は「アルトゥーベは大部分を左翼手としてプレーする」と起用法を明かしている。

 アルトゥーベの左翼転向プランには2つの要素が絡んでいる。1つはアルトゥーベ自身の問題であり、二塁手としての守備力が低下していること。もう1つは、エスパーダ監督やデイナ・ブラウンGMが主砲ヨーダン・アルバレスの守備機会を減らし、なるべくDHに固定したいと考えていることだ。地元紙「ヒューストン・クロニクル」のマット・カワハラ記者によると、エスパーダ監督はアルトゥーベが二塁の守備に就く可能性を完全には排除していないものの、「もはや彼のメインポジションではない」と考えているという。

 エスパーダ監督は「現時点でのプランは、アルトゥーベは大部分を左翼手としてプレーすることになる」とコメント。「誰かがDHに入るときに、アルバレスを守らせて、アルトゥーベが二塁に回ることはあるかもしれない。アルトゥーベを左翼にコンバートすることで、こうした動きをスムーズに行うことができるんだ」と語り、あくまでもアルトゥーベを「正左翼手」として扱う方針を示した。

 空席となった二塁にはユーティリティ・プレーヤーのマウリシオ・デュボン、もしくはマイナー契約でチームに加わっているブレンダン・ロジャースが入る可能性が高い。いずれもアルトゥーベより高い守備力を誇っており、フランバー・バルデスやハンター・ブラウンといったゴロ系投手にとっては大きな助けとなるだろう。アルトゥーベは2029年までの長期契約を結んでおり、アストロズとしては左翼にコンバートすることで守備の負担を減らし、寿命を延ばしたいという狙いもあると思われる。

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