エンゼルスがベテラン右腕のヘクター・ネリスとマイナー契約
2025.4.18 11:55 Friday
日本時間4月18日、エンゼルスがベテラン右腕のヘクター・ネリスとマイナー契約を結んだことが明らかになった。メジャー通算107セーブ&118ホールドの実績を持ち、今季はブレーブスの一員として開幕を迎えたネリスだが、防御率45.00、被打率.714と全く役割を果たせず、わずか2試合に登板しただけで戦力外に。日本時間4月3日付けでFAとなり、移籍先を探していたが、エンゼルスとのマイナー契約がまとまったようだ。
ヒューストンのテレビ局「KPRC2」のアリー・アレクサンダー記者が報じているところによると、ネリスがメジャー昇格を果たした場合の年俸は150万ドル。これが日割りで計算され、ネリスに対して支払われるようだ。
現在35歳のネリスは今季がメジャー12年目のシーズン。これまではフィリーズやアストロズでセットアッパーないしクローザーとして活躍し、フィリーズ時代の2019年に自己最多の28セーブ、アストロズ時代の2023年には自己最多の31ホールドで防御率1.71と素晴らしい活躍を見せた。また、2022年にはアストロズの一員としてワールドシリーズ制覇も経験している。
しかし、昨季は8年連続で10を超えていた奪三振率が9.71にとどまり、与四球率も短縮シーズンを除くと自己ワーストの4.25まで悪化するなど、パフォーマンスに陰りが見え始めていた。昨季終了後にFAとなったあと、今年3月まで契約が決まらなかったのは、そのあたりの事情が影響しているのかもしれない。30代半ばを迎え、選手としてのピークを過ぎているのは間違いないが、豊富な経験を武器に、新天地エンゼルスで居場所を見つけることはできるだろうか。