マーリンズがカブスに勝利してスイープ負けを回避 鈴木11号
2025.5.15 10:51 Thursday
【マーリンズ3-1カブス】@リグレー・フィールド
日本時間5月15日、カブスとマーリンズによる3連戦の最終戦は、マーリンズが勝利し3連戦のスイープ負けを回避した。マーリンズは故障から復帰したばかりの先発ライアン・ウェザースが5回1失点の好投で今季初勝利をマーク。打線もカイル・スタワーズがマルチ本塁打の活躍で牽引し、3対1の勝利に繋げた。カブスは先発のジェイムソン・タイオンがクオリティスタートを記録したものの、3本の本塁打を浴びて3敗目(2勝)。打線は鈴木誠也の11号ソロ以外で得点を奪うことができなかった。
2回、マーリンズは5番スタワーズが連日の9号ソロを放って先制。そして4回には3番アグスティン・ラミレスと5番スタワーズが連続本塁打を放ち、リードを3点に拡大した。スタワーズは5月に入ってから2度目のマルチ本塁打となり、月間6本塁打の大暴れを見せている。
3点のビハインドを背負ったカブスは4回の先頭、3番鈴木誠也が打席に入る。鈴木はフルカウントから高めに浮いたチェンジアップを捉え、センターへ11号ソロ。打球速度約166キロ、飛距離約123メートルの一発だった。11本塁打はナ・リーグでは、大谷翔平(13本塁打)に次ぎ、そして同僚のピート・クロウ=アームストロングらと並んで5位タイ。5月に入ってから打率.137と調子が鈍ったが、それでも4本塁打と量産ペースは変わっておらず、調子が戻れば本塁打王レースへの参戦もあり得るだろう。
鈴木の反撃の狼煙も虚しく、カブス打線はマーリンズ投手陣に抑え込まれた。高い期待を受けながら、今季の開幕を故障離脱していたウェザースは、初登板とは思えない剛球を披露。最速160キロの達する速球にスイーパー、そして決め球チェンジアップを織り交ぜ、カブスの強力打線を5回1失点に封じた。その後も、マーリンズは4投手の継投リレーがハマり、3対1の接戦を制した。
カブスの鈴木誠也は「3番・左翼」でスタメン出場。第1打席は空振り三振、第2打席は11号ソロ、第3打席は空振り三振、第4打席はセカンドゴロに終わった。今季の打撃成績は打率.239、OPS.807となっている。