今季不調のフィリーズ・ノラがIL入り 有望株エイベルが初昇格
2025.5.17 09:41 Saturday
日本時間5月17日、フィリーズは右腕アーロン・ノラを「右足首の捻挫」で15日間の故障者リストに登録したことを発表した。ノラは短縮シーズンの2020年を除くと、メジャー4年目の2018年から毎年32試合以上に先発して180イニング以上を投げているイニングイーター。ノラにとって、故障による戦線離脱は2017年以来8年ぶりとなった。なお、ノラの代役には球団8位の有望株である右腕ミック・エイベルが抜擢される見込みとなっている。
現在31歳のノラはメジャー11年目の今季、ここまで9試合に先発して49回2/3を投げ、1勝7敗、防御率6.16、52奪三振を記録。開幕5連敗を喫するなど、なかなか波に乗れず、日本時間5月4日のダイヤモンドバックス戦でようやく今季初勝利(6回無失点)を挙げたものの、直近の登板である日本時間5月15日のカージナルス戦では4回途中12安打9失点とめった打ちを食らい、今季7敗目を喫していた。
ノラは自身の故障者リスト入りについて「イライラする」とコメント。「長いあいだ、僕は故障者リスト入りしてこなかった。できるだけ健康を維持し、準備を整えてきた。だからこそ、毎回ちゃんと先発をこなすことができていたんだ」と悔しそうな表情を見せた。しかし、右足首の故障を抱えながら投球を続けるのは得策ではないと判断され、故障者リスト入りすることに。ただし、フィリーズはノラが最短日数で復帰できると考えているようだ。
ノラは2~3度の先発登板をスキップすることになるが、日本時間5月19日のパイレーツ戦では有望株エイベルが先発に起用され、剛腕ポール・スキーンズと投げ合う予定。それ以降は右腕タイワン・ウォーカーがブルペンから先発に回り、ノラの代役を務める見込みとなっている。現在23歳のエイベルは今季マイナーAAA級で8試合に先発して5勝2敗、防御率2.53の好成績をマーク。デビュー戦のマウンドでどんな投球を見せるか注目される。