アストロズ先発陣にさらなる離脱者か ブランコが右ひじ痛を訴える
2025.5.22 08:56 Thursday
アストロズはまた1人、先発投手が戦列を離れることになるかもしれない。先発ローテーションの一角を担うロネル・ブランコは日本時間5月20日に右ひじの痛みを訴え、翌21日にヒューストンへ戻った。米公式サイト「MLB.com」によると、ブランコは日本時間5月22日にチームドクターを訪問し、精密検査を受ける予定になっているという。ジョー・エスパーダ監督はブランコの状態について尋ねられ、「ひじに痛みがある。それは常に問題となるものだ」とコメント。痛みの程度など、詳細については言及を避けた。
アストロズは日本時間5月23日からマリナーズとの同地区対決4連戦がスタートするが、最初の3試合にはランス・マカラーズJr.、ライアン・ガスト、フランバー・バルデスが先発する予定となっている。ブランコは4連戦の最終戦に先発する予定だったが、検査の結果次第では、エスパーダ監督はブランコの代役に誰を立てるかを検討しなければならないだろう。
現在31歳のブランコはメジャー3年目の昨季、先発ローテーション定着を果たし、13勝6敗、防御率2.80の好成績をマーク。シーズン初登板をノーヒッターで飾るなど、飛躍の1年を過ごした。今季はここまで9試合に先発して48回1/3を投げ、3勝4敗、防御率4.10、48奪三振を記録している。
アストロズは開幕ローテーションの一角を担っていたスペンサー・アリゲッティが右手親指を骨折して離脱し、ヘイデン・ウェスネスキーはトミー・ジョン手術を受けることが決定。ルイス・ガルシアとクリスチャン・ハビアーはトミー・ジョン手術のリハビリ中、J・P・フランスも右肩手術のリハビリ中で、先発投手陣のコマ不足が続いている。経験不足の若手投手に頼らざるを得ない状況となっており、ブランコまで離脱する事態となれば、チームにとって大きな痛手となるだろう。