エンゼルス3年ぶり7連勝 ウォードが14号逆転グランドスラム放つ
2025.5.23 07:45 Friday
【エンゼルス10-5アスレチックス】@サターヘルス・パーク
日本時間5月23日、6連勝中のエンゼルスは敵地サターヘルス・パークでのアスレチックス4連戦の最終戦を迎え、10対5で逆転勝利。ドジャース3連戦に続いてアスレチックス4連戦もスイープし、2022年以来3年ぶりとなる7連勝を達成した。エンゼルス2番手のハンター・ストリックランドが今季初勝利(0敗)をマーク。アスレチックス2番手のグラント・ホルマンは二死しか取れず4安打5失点と炎上し、今季初黒星(4勝)を喫した。
7連勝を目指すエンゼルスは初回にブレント・ルーカーの11号2ランで先制を許し、序盤から劣勢に。0対3で迎えた4回表にテイラー・ウォードのタイムリーで1点を返し、5回表にはザック・ネトのタイムリーで1点差としたが、5回裏に2つの押し出し四球で追加点を献上し、再び3点ビハインドとなった。
しかし、今のエンゼルスにはビハインドをはね返す勢いがある。7回表に一死満塁のチャンスを迎えると、ウォードの14号グランドスラムで一気に逆転。二死後、ローガン・オホッピーにも14号ソロが飛び出し、9回表には3点を追加してダメ押しした。エンゼルスがアスレチックス4連戦をスイープするのは2014年以来11年ぶり、敵地でのアスレチックス4連戦スイープは1997年以来28年ぶりのことである。
エンゼルスと対照的に、心配なのはアスレチックスだ。ジェイコブ・ウィルソンら若手の活躍もあり、一時は地区2位に浮上していたが、ドジャース3連戦の初戦に勝利した直後から泥沼の9連敗。今季メジャー全体で最長の連敗となってしまった。この連敗中にはエンゼルスに抜かれてア・リーグ西地区の最下位に転落。若手主体のチームのため、不安定な戦いになるのは仕方ない部分もあるが、ここからチームを立て直すことはできるだろうか。