パドレスに痛手 エース格のキングが右肩の炎症で故障者リスト入り
2025.5.26 12:13 Monday
日本時間5月26日、パドレスはエース格の右腕マイケル・キングを右肩の炎症により15日間の故障者リストに登録したことを発表した。キングは日本時間5月25日のブレーブス戦で今季11度目となる先発登板が予定されていたが、試合開始まであと1時間もないというタイミングで登板を回避。マイク・シルト監督はキングが右肩の張りを訴えていることを明かしていたが、それから一夜明けて故障者リスト入りが決定された。
現在30歳のキングはパドレスがフアン・ソトをヤンキースに放出した際にトレードで獲得した選手の1人。ヤンキース時代はリリーフでの起用が中心だったが、初めてフルシーズン先発を務めた昨季は13勝9敗、防御率2.95、201奪三振という素晴らしい活躍を見せた。今季もメジャー初完投を完封で飾るなど、ここまで10先発で4勝2敗、防御率2.59、64奪三振と安定したピッチング。先発の柱としてチームを牽引していただけに、キングの離脱はパドレスにとって大きな痛手となる。
シルト監督によると、キングが登板を回避、そして故障者リスト入りする原因となった右肩の状態は、悪化の兆しを見せておらず、「それは明るいニュースだ」と語っている。「小さく前進している。(登板予定だった日よりも)状態はほんの少しだけ良くなっている。悪化はしていない」とそれほど悲観はしていないようだ。
今季のパドレスはディラン・シース、キング、ニック・ピベッタ、ランディ・バスケス、カイル・ハートの5人が開幕ローテーションを形成し、現在は不振のハートに代わってスティーブン・コレックがローテ入り。ジョー・マスグローブを欠き、ダルビッシュ有も復帰の見通しが立たない状況のなか、キングまで離脱するのは大きな痛手だが、パドレスはこの危機を乗り越えることができるだろうか。