ドジャース・大谷が2度目の右ひじ手術後初のライブBP 22球を投じる
2025.5.26 12:39 Monday
日本時間5月26日、大谷翔平(ドジャース)は2023年9月に自身2度目の右ひじ手術を受けたあと、初めてとなるライブBP(=実戦形式の打撃練習)に登板した。メッツ3連戦の最終戦の前に行われたライブBPでは多くの選手や関係者が見守るなか、のべ5人の打者と対戦して合計22球。4シーム、カッター、シンカー、スイーパー、スプリッターなどを投げ、速球は平均94~95マイル、最速で97マイルを計測した。
大谷は自身のライブBPを振り返り、「バッターが立てば(球速が)上がるのはわかっていましたけど、あまり上げすぎないように(と思っていた)」とコメント。「1回目のライブBPなので、なるべく96、97(マイル)は投げないようにしましたけど、最後のほうは出ていたので、良いところでもあり、もう少し(球速を)抑えながらいければいいのかなと思います」と語った。
マーク・プライアー投手コーチはライブBP全体を通して、大谷の健康状態やスタミナに満足したようだ。「状態は良さそうだったし、健康に見えた」とプライアー投手コーチ。「打者と対戦するときには、常にそれが一番大事だ。自信があり、持久力もあり、ボールの質も良かった。そうした観点から見れば(今回のライブBPは)良かったと思う。投球動作という面でも良かったよ」と大谷の投球を評価した。
「最近あまり投げていなかったので、自分がピッチャーをやっているというのを若干思い出した感じもある」と久しぶりの登板を満喫した大谷。オールスター・ブレイク明けが予想される投手復帰に向けて、大きな一歩を踏み出した。デーブ・ロバーツ監督は「もし(戦列復帰が)うまくいけば、彼はトップクラスの先発投手だ。そして、それは我々が期待していることでもある」とシーズン後半戦からの投手・大谷の活躍に大きな期待を寄せた。