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【戦評】ツインズ大勝 初回から7イニング連発は史上初

2017.9.13 13:04 Wednesday

 ワイルドカード2位につけるツインズが本拠地ターゲット・フィールドにパドレスを迎えての2連戦。その初戦はツインズ打線が7本塁打を含む18安打16得点と爆発し、パドレスに16-0で圧勝した。

 メジャーリーグの歴史に残る本塁打ショーは1回裏、ブライアン・ドージャーの先頭打者アーチで幕を開けた。ドージャーはこの一発が今季30号。2年連続で30本塁打以上を放ったのはハーモン・キルブリュー、ボブ・アリソン、ゲーリー・ガエッティ、ジャスティン・モーノーに次いで球団史上5人目の快挙となった。

 2回裏はジェイソン・カストロ、エイレ・アドリアンザ、ジョー・マウアーのタイムリーで4点を追加した後、ホルヘ・ポランコが11号ツーラン。大量6点のビッグイニングとなり、リードを7点に広げた。

 3回裏はカストロが8号ツーラン、4回裏はエディ・ロサリオが22号ツーラン、5回裏は再びカストロが9号ソロ、6回裏はエドゥアルド・エスコバーが18号ソロ、そして7回裏にはケニーズ・バルガスが11号スリーランを放ち、メジャーリーグ史上初となる「初回から7イニング連続本塁打」の快挙を達成。「7イニング連続本塁打」という括りで見ても1999年9月4日のレッズ(2回から8回まで7イニング連続で計9本塁打)以来18年ぶりの記録であり、また1試合7本塁打は2010年に開場したターゲット・フィールドでの球団新記録となった。

 投げては8月下旬以降絶好調のカイル・ギブソンが、この試合でも6回無失点の好投。打線の大量援護にも恵まれ、2年ぶり3度目となる2ケタ勝利に到達した。1ヶ月前には6点台だった防御率がこの試合を経て、ついに4点台(4.97)に突入。安定感を取り戻した右腕はレギュラーシーズンの残り試合、そしてポストシーズンの戦いにおいて頼もしい戦力となりそうだ。

 レギュラーシーズンは残り18試合。ヤンキースやインディアンスといった強豪チームとの対戦を残しており、7年ぶりのポストシーズン進出はまだまだ予断を許さない状況だが、再建中と目されていたツインズがワイルドカードを手中に収めるようなら今季屈指のサプライズとなることは間違いない。


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