English Español 韓国語
  • レイ・ミラーが76歳で死去 ツインズ、オリオールズで監督を務める

    2021.5.6 10:00 Thursday

     オリオールズとパイレーツで長年にわたって投手コーチを務め、ツインズとオリオールズで監督も経験したレイ・ミラーが5月4日(現地時間)に亡くなっていたことが明らかになった。76歳だった。ミラーがオリオールズで監督を務めたのは1998~99年の2シーズン。2632試合連続出場を継続していたカル・リプケンJr.が1998年9月20日(現地時間)に記録のストップを申し出たときの監督としても知られている(ミラーはリプケンJr.に代えて新人三塁手のライアン・マイナーをスタメン起用した)。

     ミラーが監督を務めた2年間、オリオールズは優勝争いに加わることができなかったが、ミラーは1978~85年、1997年、2004~05年と3つの期間にわたってオリオールズで投手コーチを務め、1979年のリーグ優勝と1983年のワールドシリーズ制覇を経験。1978年のジム・パーマー、1979年のマイク・フラナガン、1980年のスティーブ・ストーンとスコット・マクレガー、1984年のマイク・ボディッカーと5人の20勝投手を誕生させた。2010年にはオリオールズの球団殿堂入りも果たしている。

     1998年9月20日(現地時間)、年齢による衰えが隠せなくなりつつあったリプケンJr.は試合前に監督室を訪れ、連続試合出場記録にピリオドを打つことをミラーに告げた。ミラーはこの出来事について、地元「ボルティモア・サン」に対し「私はとても感動した。彼は連続試合出場記録をストップすることを決断した理由の1つが私だと言ってくれたんだ。とても嬉しかった。言葉が出ないくらいに感動したのはあのときだけだよ。彼はいくつかの理由で今回の決断をしたが、そのうちの1つは僕のためだと言ってくれた。それを聞いてとても特別な気持ちになったよ」と語っている。

     1978年から1985年途中までオリオールズの投手コーチを務めたあと、1985年途中から1986年途中までツインズの監督を務め、2年間で109勝130敗(勝率.456)。1987年からは10シーズンにわたってパイレーツの投手コーチを務め、1990~92年の3年連続地区優勝に貢献しただけでなく、この3年間の防御率3.40はメジャー1位タイだった。1997年に投手コーチとしてオリオールズに復帰し、1998~99年の2年間は監督を務めて157勝167敗(勝率.485)。その後、2004~05年に再びオリオールズの投手コーチを務めた。なお、選手時代はメジャー経験はなく、マイナーの投手として通算60勝65敗、防御率3.50を記録している。

  • フロリダ開幕のブルージェイズ 6月からバッファローが本拠地に

    2021.5.6 09:30 Thursday

     日本時間5月6日、ブルージェイズは6月1日(現地時間)から球団傘下AAA級バッファロー・バイソンズの本拠地であるセーレン・フィールドを本拠地として使用することを発表した。ブルージェイズは昨季もセーレン・フィールドを本拠地としていたが、今季はフロリダ州ダニーデンのTDボールパークを本拠地としてシーズンをスタート。セーレン・フィールドではメジャーリーグの公式戦を有観客で開催するためにリノベーションが行われていた。

     ブルージェイズが本来の本拠地であるトロントのロジャース・センターでの公式戦開催を目指していることは変わらないが、トロントへの復帰の前にダニーデンからバッファローへの移動を挟むことになった。セーレン・フィールドではブルペンをフィールド内から外野フェンスの外へ移動させたり、クラブハウスの施設を改良したり、LEDの照明を交換したりといったリノベーションを実施。昨季よりも快適な環境で公式戦が開催できるようになった。

     セーレン・フィールドでは地域のガイドラインに従い、観客数がキャパシティの24%に制限される。ブルージェイズ公式サイトのスケジュール欄によると、6月1~2日(現地時間)のマーリンズ2連戦からセーレン・フィールドでのホームゲームがスタートし、現時点では前半戦最後のホームゲームである7月2~4日(現地時間)のレイズ3連戦までセーレン・フィールドを本拠地とすることが決定しているようだ。

     ブルージェイズは昨季のホームゲーム30試合のうち26試合をセーレン・フィールドで開催し、17勝9敗(勝率.654)の好成績をマーク。今季は日本時間5月5日終了時点で14勝14敗の地区4位となっているが、昨季好成績を残したセーレン・フィールドに移ることで白星を増やしていくことができるかもしれない。なお、TDボールパークでも7勝4敗(勝率.636)をマークしており、ホームゲームでの強さは今季も健在である。

  • トレード期限までに移籍する大物選手は誰? 意外な名前も浮上

    2021.5.5 15:30 Wednesday

     メジャーリーグでは7月30日(現地時間)のトレード期限までのあいだに多くのトレードが行われる。まだシーズン開幕から1ヶ月が経過したばかりだが、メジャーリーグ公式サイトでは25人の球団幹部に対して「今年のトレード期限までにトレードされる最大の大物選手は誰?」というアンケートを実施。一部の球団幹部が複数の選手に投票したため、25人の球団幹部から27票が集まり、1位は12票のトレバー・ストーリー(ロッキーズ)、2位は10票のクリス・ブライアント(カブス)という結果になった。

     ロッキーズは今年2月にスター三塁手のノーラン・アレナードをカージナルスへ放出した。ジェフ・ブライディッチ前GMは本格的な再建を開始することを否定していたが、チームはリーグ最低勝率に低迷中。ビル・シュミット暫定GMがストーリーの放出を検討する可能性は十分にある。

     あるナ・リーグの球団幹部は「ロッキーズは見返りを最大化するためにトレード期限までに彼を放出すべきだ。彼がFAでチームを離れる前に得られるものを得る必要がある」と指摘する。ア・リーグの球団幹部のなかには「ストーリーが非常に早い時期にトレードされ、デッドラインの動きとしてカウントされないかもしれない」と語る者もおり、今季中のトレードはほぼ確実と言えそうだ。

     ブライアントはここ数年にわたって常にトレードの噂が付きまとっている。あるナ・リーグの球団幹部は「カブスは大型トレードを敢行するのを恐れない。彼がFAになる前に、彼の価値に見合う対価を得ることを狙っていると思う」と語る。ブライアントが好スタートを切る一方で、カブスは勝率5割を下回っており、この状況が続くのであれば、トレードに向けた動きは加速していくに違いない。

     トップ2に続く得票数となったのは、2票を獲得したマックス・シャーザー(ナショナルズ)。あるア・リーグの球団幹部は「彼は契約最終年であり、ナショナルズは平均年齢の高いチームだ。若返りを図り、選手層を厚くするためにシャーザーを放出すべき」と主張している。ただし、マイク・リゾーGMは3年前にブライス・ハーパーがFA前の最終年となったとき、ハーパーをトレードしないことを選択。今回も同様の決断が下される可能性もある。

     1票を獲得したのはタイラー・グラスナウ(レイズ)、マイケル・コンフォートとノア・シンダーガード(メッツ)、コリー・シーガー(ドジャース)の4人。コンフォートとシンダーガードの名前を挙げたのは同一人物であり、「2人で1票」という扱いになっている。

     グラスナウは2023年まで保有可能だが、レイズはデービッド・プライスやジェームス・シールズを早々にトレードしてきた歴史があり、レイズが低迷した場合にトレードが検討される可能性があるとみられている。コンフォートとシンダーガードの名前を挙げたナ・リーグの球団幹部は「メッツがポストシーズン争いから脱落した場合、片方もしくは両方をトレードすべき」と主張する。

     また、シーガーに投票したナ・リーグの球団幹部は「ドジャースは彼を放出しても勝てるチームだと思う」と語り、「ドジャースのクリエイティブなフロント陣ならばシーガーのトレードを検討する可能性がある」と分析した。

  • 大谷翔平 日本時間6日のレイズ戦で今季4度目の先発登板へ

    2021.5.5 11:00 Wednesday

     日本時間5月5日、エンゼルスのジョー・マドン監督は大谷翔平が同6日のレイズ戦に先発することを発表した。大谷は当初、同4日のレイズ戦で先発する予定だったが、同3日のマリナーズ戦で右肘に死球を受けたため、先発を回避して指名打者として出場していた。3年ぶりの白星をマークした前回登板に続き、明日は今季3度目の「2番・投手」となる可能性がある。なお、明日の試合に先発予定だったアンドリュー・ヒーニーは同7日の先発予定に変更されている。

     マドンは「彼は昨日、状態がよかった。今日もう少し投げさせてみて、もう一度状態を確認しようと思っていた。彼は明日の試合で投げることを本当に楽しみにしている。これまでと同様に、彼の状態を確認してから決めるつもりだった。彼は明日の登板に向けて本当にいい状態だよ」とコメント。右肘の状態に問題はなく、日本時間5月6日の先発登板にゴーサインを出した。

     また、大谷が死球を受けた直後に2つの盗塁を決めたことについて、マドンは「あれは彼にとって成長の瞬間だった。彼は『僕の肘にぶつけるなら2つのベースを奪ってやる』と話していたよ。私はあの瞬間をとても愛している」と称賛。大谷は先発を回避した昨日の試合でもレイズ先発のタイラー・グラスナウから二塁打と本塁打を放ち、自身のスピードとパワーを改めて証明してみせた。グラスナウは試合後、大谷について「彼はとても印象的。いい選手だ」と話していた。

     大谷は今季3試合に先発して13.2イニングを投げ、1勝0敗、防御率3.29を記録。与四球13という数字が示すように制球面には課題を残すものの、奪三振23、被打率.130と打者を圧倒している。100マイルに迫る速球と威力抜群のスプリッターを武器に、今季4度目の先発登板で今季2勝目を目指す。

  • メッツ・デグロム 右広背筋の炎症で数日間の投球回避へ

    2021.5.5 10:00 Wednesday

     日本時間5月5日、メッツの絶対的エース、ジェイコブ・デグロムは右広背筋の炎症により敵地ブッシュ・スタジアムでのカージナルス戦の先発を回避した。故障者リストには登録されていないものの、今後数日間は投げられないとみられている。デグロムに代わる先発投手にはキャリア3度目の先発登板となるミゲル・カストロが指名されていたが、試合は悪天候により中止に。日本時間5月6日にダブルヘッダーが行われる予定となっている。

     メッツのルイス・ロハス監督は試合前にデグロムが広背筋のストレッチを行い、張りの症状を改善しようとしているところを見かけた。最終的には先発を回避させることを決断し、検査を受けさせることを決定。その結果、右広背筋の炎症が判明した。デグロムは前回登板も今回の登板も当初の予定から1日ずつ先送りされていたが、これは故障の影響ではなく、長いシーズンの戦いを見据えた措置だという。ロハスが広背筋の不調について聞いたのは今日が初めてだったようだ。

     今季のデグロムは5試合に先発して35イニングを投げ、2勝2敗ながら防御率0.51、奪三振59、与四球4、被打率.136、WHIP0.57という素晴らしい成績をマーク。4月のナ・リーグ月間最優秀投手に選出された(意外にも月間最優秀投手に選ばれるのは今回が初めて)。また、打撃でも13打数6安打、打率.462、1二塁打、2打点、OPS1.000という見事な活躍を見せている。数日間の投球回避のみで済みそうなのはメッツにとって不幸中の幸いと言えそうだ。

  • 日本時間5月5日 マイナーのシーズンが2年ぶりに開幕

    2021.5.4 16:00 Tuesday

     日本時間5月5日、いよいよマイナーリーグのシーズンが開幕する。2019年9月17日(現地時間)にAAA級の優勝決定戦が終了してから588日間にわたってマイナーリーグの試合が開催されないと予想できた人はいなかったに違いない。マイナーリーグの2021年シーズンは日本時間5月5日午前7時、AA級の2試合からスタート。同午前11時5分に下位A級の2試合がスタートする頃にはマイナーの全120チーム中110チームが2021年シーズンの戦いをスタートしていることになる。

     今季は再編されたマイナーリーグの初年度であり、メジャー30球団の傘下のマイナー球団はAAA級、AA級、上位A級、下位A級の4チーム(合計120チーム)となった。AAA級で各塁ベースのサイズ拡大、AA級で守備シフトの制限、上位A級で投手が牽制球を投げる際にプレートから足を外すことを義務化するなど、マイナーの各階級で試験的に新たなルールが導入されることも決定している。

     マイナー各球団のロースターは随時発表されており、「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体1位にランクインしているワンダー・フランコ(レイズ)はAAA級ダーラムでシーズンをスタート。昨年のドラフト全体1位指名でタイガースに入団したスペンサー・トーケルソンは上位A級ウエストミシガンでプロ1年目のシーズンを迎える。

     メジャーリーグ公式サイトでは、プロスペクトの質と量をもとに「最もタレントが豊富なマイナー球団」のトップ10を選出。1位には先述のフランコのほか、ビダル・ブルハーン、ブレンダン・マッケイといった有望株が名を連ねるレイズ傘下AAA級ダーラムが選ばれた。2位はマリナーズ傘下上位A級エバレット(フリオ・ロドリゲス、エマーソン・ハンコックなど)、3位はブルージェイズ傘下AA級ニューハンプシャー(オースティン・マーティン、ジョーダン・グロシャンズなど)となっている。

  • ドジャースに大打撃 若き剛腕・メイがトミー・ジョン手術へ

    2021.5.4 12:00 Tuesday

     ドジャースの若き剛腕、ダスティン・メイが日本時間5月12日にロサンゼルスでニール・エラトラシュ医師によるトミー・ジョン手術を受けることになった。メイは今季5度目の先発登板となった同5月2日のブリュワーズ戦を2回途中で降板。わずか2日後にトミー・ジョン手術が決定されたことからはメイの右肘の靱帯のダメージが深刻であったことがうかがえる。トミー・ジョン手術が決定したことにより、メイは今季の残り試合を全休することが確定。戦列復帰は早くても来季終盤となるだろう。

     現在23歳のメイはメジャー3年目の今季、デービッド・プライス、トニー・ゴンソリンとの争いを制して先発5番手としてシーズンをスタート。4月は4試合に先発して21.1イニングを投げ、1勝1敗、防御率2.53、32奪三振をマークした。デーブ・ロバーツ監督が「誰かをシーズンを通して失うことを望む人なんていない。特にダスティンのように5日ごとに価値のあるイニングを作ってくれる選手ならなおさらだ。彼にとってもチームにとっても大打撃だよ」と語ったように、メイの離脱はドジャースにとって大きな痛手となる。

     今季のドジャースはクレイトン・カーショウ、ウォーカー・ビューラー、トレバー・バウアー、フリオ・ウリアス、メイ、ゴンソリン、プライスと7人の先発投手を抱えてスプリング・トレーニングを迎えたが、開幕から故障者リスト入りしているゴンソリン、ハムストリングの故障で離脱したプライスに続いてメイが戦列を離れたことにより、一転して先発投手が不足する状況に陥ってしまった。ゴンソリンとプライスは復帰まで数週間を要するとみられており、有望株のジョサイアー・グレイもすぐにメジャーの戦力として計算するのは難しい。

     日本時間5月15日から10連戦がスタートするまでのあいだにオフが3日あるため、しばらくは先発投手4人で乗り切れるものの、いずれ5人目の先発投手は必要になる。ロバーツは「我々には多くの才能豊かな選手がいる。メイが抜けた穴を埋める方法を探したい」と語っているが、以前から中3日で先発することを希望していたバウアーをフル回転させるのも1つの選択肢となるかもしれない。

  • 4月の各賞受賞者が決定 バクストン、アクーニャJr.らが選出

    2021.5.4 11:00 Tuesday

     日本時間5月4日、4月の各賞受賞者が発表された。月間最優秀選手はア・リーグがバイロン・バクストン(ツインズ)、ナ・リーグがロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、月間最優秀投手はゲリット・コール(ヤンキース)とジェイコブ・デグロム(メッツ)、月間最優秀新人はイェルミン・メルセデス(ホワイトソックス)とトレバー・ロジャース(マーリンズ)、月間最優秀救援投手はマット・バーンズ(レッドソックス)とマーク・マランソン(パドレス)が選出されている。

     バクストンは18試合に出場して打率.426、8本塁打、14打点、3盗塁、OPS1.363の好成績をマークし、月間最優秀選手を初受賞。ツインズからの選出は2010年7月のデルモン・ヤング以来11年ぶりである。

     アクーニャJr.は24試合に出場して打率.341、8本塁打、18打点、3盗塁、OPS1.148の大活躍を見せ、バクストン同様に月間最優秀選手を初受賞。昨年9月にフレディ・フリーマンが受賞しており、シーズンを跨いでブレーブスから2ヶ月連続の選出となった。

     コールは6試合に先発して4勝1敗、防御率1.43、62奪三振という素晴らしいピッチングを披露。ア・リーグの月間最優秀投手は直近7度のうち4度、コールが受賞している。ヤンキースからの選出は2014年5月の田中将大以来7年ぶりである。

     デグロムは5試合に先発して2勝2敗、防御率0.51、59奪三振をマーク。2度のサイ・ヤング賞を受賞しているデグロムだが、意外にも月間最優秀投手は今回が初受賞である。メッツからの選出は2013年4月のマット・ハービー以来8年ぶりとなった。

     メルセデスは22試合に出場して打率.415、5本塁打、16打点、OPS1.113の大暴れ。ホワイトソックスは昨年8月にルイス・ロバートが月間最優秀新人に選ばれており、2年連続でシーズン最初の月に月間最優秀新人を輩出したことになった。

     ロジャースは5試合に先発して3勝1敗、防御率1.29、38奪三振を記録。マーリンズからの選出は2015年9月のジャスティン・ボーア以来だが、投手に限ると2013年8月のホゼ・フェルナンデス以来8年ぶりである。

     バーンズは13試合に登板して1勝0敗6セーブ、防御率2.57、25奪三振を記録。月間25奪三振以上かつ被安打5以下、与四球3以下はメジャー史上7人目の快挙だった。

     マランソンは12試合に登板して0勝0敗9セーブ、防御率0.69、14奪三振をマーク。バーンズに比べると奪三振は少ないものの、被安打4、与四球1とほとんど走者を出さず、被打率.095、被出塁率.116という素晴らしい成績を残した。

  • 第5週の週間MVPは2戦2勝のクルーバーと好調のブライアント

    2021.5.4 10:00 Tuesday

     日本時間5月4日、2021年シーズン第5週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはコリー・クルーバー(ヤンキース)、ナ・リーグはクリス・ブライアント(カブス)が選出された。クルーバーはインディアンス時代に4度受賞しており、自身5度目の受賞。ヤンキースの投手が受賞するのは2015年のマイケル・ピネイダ以来6年ぶりである。一方のブライアントは2019年以来2年ぶり2度目の受賞。カブスからの選出は昨年9月にノーヒッターを達成したアレック・ミルズ以来となった。

     クルーバーは2試合に先発して14.2イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.61、被安打8、奪三振15、与四球3の好成績をマーク。日本時間5月3日のタイガース戦で8回2安打無失点(被安打2、奪三振10、与四球1)の快投を見せ、通算100勝を達成したが、通算215登板以内に100勝を記録したのはクルーバーが史上69人目である。また、2013年以降に47度の2ケタ奪三振を記録しているが、これはマックス・シャーザー(89度)、クリス・セール(74度)、ジェイコブ・デグロム(49度)に次ぐ4番目の数字となっている。

     ブライアントは6試合に出場して打率.417、3二塁打、4本塁打、10打点、出塁率.500、長打率1.042の大活躍。日本時間4月27日のブレーブス戦でハビアー・バイエズ、デレク・リー、アラミス・ラミレスに並んで球団史上5位タイとなる通算6本目のグランドスラムを放った(球団記録はアーニー・バンクスの12本)。同5月3日のレッズ戦では5打数3安打3打点(二塁打1本と本塁打2本)の活躍を見せ、今季2度目の1試合2本塁打をマーク。通算151本塁打は球団史上15位の数字であり、14位のアンドレ・ドーソンを13本差で追っている。

  • メジャー30球団の「4月のMVP」 MLB公式サイトが選出

    2021.5.3 13:00 Monday

     4月の月間アウォード(月間最優秀選手・月間最優秀投手・月間最優秀新人)の受賞者発表を前に、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは各球団の「4月のMVP」を選出する特集記事を公開した。レイッチによると、最も有名な選手や最も愛されている選手、最も年俸の高い選手ではなく、最も優秀な成績を残している選手を純粋に選出したという。今季は8人の日本人選手がプレーしているが、残念ながらレイッチが選んだ30人のなかに日本人選手の名前はなかった。

     レイッチが選出した各球団の「4月のMVP」と各選手の4月の成績は以下の通り。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ
    6試合(6先発) 3勝0敗0セーブ 防御率1.70
    37.0イニング 38奪三振 10与四球 WHIP0.84

    レッドソックス:J・D・マルティネス
    25試合 打率.351 9本塁打 25打点 0盗塁
    12四球 23三振 出塁率.430 長打率.745 OPS1.175

    ヤンキース:ゲリット・コール
    6試合(6先発) 4勝1敗0セーブ 防御率1.43
    37.2イニング 62奪三振 3与四球 WHIP0.72

    レイズ:タイラー・グラスナウ
    6試合(6先発) 3勝1敗0セーブ 防御率1.67
    37.2イニング 56奪三振 11与四球 WHIP0.80

    ブルージェイズ:ブラディミール・ゲレーロJr.
    24試合 打率.350 7本塁打 20打点 1盗塁
    20四球 16三振 出塁率.490 長打率.663 OPS1.153

    ホワイトソックス:イェルミン・メルセデス
    22試合 打率.415 5本塁打 16打点 0盗塁
    6四球 12三振 出塁率.455 長打率.659 OPS1.113

    インディアンス:ホゼ・ラミレス
    24試合 打率.273 7本塁打 15打点 4盗塁
    10四球 10三振 出塁率.340 長打率.568 OPS.908

    タイガース:マシュー・ボイド
    6試合(6先発) 2勝3敗0セーブ 防御率2.27
    35.2イニング 24奪三振 7与四球 WHIP0.93

    ロイヤルズ:ダニー・ダフィー
    4試合(4先発) 3勝1敗0セーブ 防御率0.39
    23.0イニング 27奪三振 6与四球 WHIP1.04

    ツインズ:バイロン・バクストン
    18試合 打率.426 8本塁打 14打点 3盗塁
    3四球 15三振 出塁率.466 長打率.897 OPS1.363

    アストロズ:ユリ・グリエル
    25試合 打率.344 4本塁打 16打点 0盗塁
    16四球 11三振 出塁率.443 長打率.556 OPS.999

    エンゼルス:マイク・トラウト
    21試合 打率.425 6本塁打 14打点 0盗塁
    14四球 23三振 出塁率.523 長打率.781 OPS1.304

    アスレチックス:マット・オルソン
    22試合 打率.296 6本塁打 17打点 0盗塁
    7四球 16三振 出塁率.363 長打率.580 OPS.943

    マリナーズ:タイ・フランス
    27試合 打率.289 3本塁打 13打点 0盗塁
    11四球 24三振 出塁率.386 長打率.464 OPS.850

    レンジャーズ:ニック・ソラック
    27試合 打率.293 7本塁打 14打点 2盗塁
    6四球 32三振 出塁率.375 長打率.535 OPS.910

    ブレーブス:ロナルド・アクーニャJr.
    24試合 打率.341 8本塁打 18打点 3盗塁
    15四球 14三振 出塁率.443 長打率.705 OPS1.148

    マーリンズ:ジャズ・チザムJr.
    21試合 打率.290 4本塁打 7打点 7盗塁
    9四球 25三振 出塁率.375 長打率.551 OPS.926

    メッツ:ジェイコブ・デグロム
    5試合(5先発) 2勝2敗0セーブ 防御率0.51
    35.0イニング 59奪三振 4与四球 WHIP0.57

    フィリーズ:ブライス・ハーパー
    23試合 打率.321 6本塁打 10打点 2盗塁
    16四球 19三振 出塁率.448 長打率.615 OPS1.063

    ナショナルズ:トレイ・ターナー
    22試合 打率.302 6本塁打 10打点 5盗塁
    3四球 22三振 出塁率.348 長打率.558 OPS.906

    カブス:クリス・ブライアント
    24試合 打率.322 7本塁打 19打点 0盗塁
    13四球 23三振 出塁率.412 長打率.667 OPS1.078

    レッズ:タイラー・マーリー
    5試合(5先発) 1勝1敗0セーブ 防御率1.75
    25.2イニング 36奪三振 11与四球 WHIP0.97

    ブリュワーズ:コービン・バーンズ
    5試合(5先発) 2勝2敗0セーブ 防御率1.53
    29.1イニング 49奪三振 0与四球 WHIP0.55

    パイレーツ:フィリップ・エバンス
    23試合 打率.232 4本塁打 7打点 1盗塁
    8四球 21三振 出塁率.330 長打率.402 OPS.732

    カージナルス:ヤディアー・モリーナ
    19試合 打率.323 5本塁打 14打点 0盗塁
    5四球 15三振 出塁率.366 長打率.631 OPS.997

    ダイヤモンドバックス:カーソン・ケリー
    19試合 打率.340 6本塁打 14打点 0盗塁
    15四球 10三振 出塁率.507 長打率.717 OPS1.224

    ロッキーズ:ライアン・マクマーン
    26試合 打率.273 8本塁打 16打点 1盗塁
    5四球 25三振 出塁率.308 長打率.556 OPS.863

    ドジャース:クレイトン・カーショウ
    6試合(6先発) 4勝2敗0セーブ 防御率2.09
    38.2イニング 39奪三振 5与四球 WHIP0.91

    パドレス:フェルナンド・タティスJr.
    18試合 打率.246 7本塁打 11打点 4盗塁
    8四球 24三振 出塁率.321 長打率.594 OPS.915

    ジャイアンツ:バスター・ポージー
    17試合 打率.361 6本塁打 9打点 0盗塁
    5四球 11三振 出塁率.418 長打率.705 OPS1.123

  • ライブ配信「SPOZONE」 6月1日から料金割引キャンペーン開始

    2021.4.30 16:00 Friday

     メジャーリーグのライブ配信を行っている「SPOZONE」(スポゾーン)は6月1日より月額料金の割引キャンペーンを開始することを発表した。現在、月額料金は税込1650円(Web及びAndroidからの申し込み)または税込2300円(iOSからの申し込み)となっているが、6月1日からは税込1300円の割引価格に統一される。新規ユーザーだけではなく、既存ユーザーにもこの割引価格が適用されるという。

     ライブ配信サービス「SPOZONE」では、日本人選手が所属するエンゼルス(大谷翔平)、パドレス(ダルビッシュ有)、ツインズ(前田健太)、マリナーズ(菊池雄星)、レンジャーズ(有原航平)、レイズ(筒香嘉智)、レッズ(秋山翔吾)、レッドソックス(澤村拓一)の試合を中心に1日最大8試合をライブ配信している。さらに、エンゼルスの試合を中心に1日最大2試合は日本語実況付きの配信が行われている。

     有料プランは年間有料会員と月額有料会員の2種類があり、今回のキャンペーンの対象となるのは月額有料会員。6月1日以降に発生する請求から新料金が適用される。5月中に課金を開始した場合、初回1ヶ月分(課金開始日からの1ヶ月間)は旧料金での請求となり、2ヶ月目から新料金となる。6月1日以降に課金を開始した場合は初回から新料金が適用される。

     有料プランを契約すると、1日最大8試合のライブ配信のほか、見逃し配信や日本人選手のダイジェスト映像など、すべてのコンテンツを視聴することができる。また、無料プランも用意されており、無料会員になると、試合の得点シーンなど、一部のコンテンツを無料で楽しむことができる。

     エンゼルス・大谷翔平の「二刀流」での活躍もあり、4月から例年以上の盛り上がりを見せているメジャーリーグの2021年シーズン。月額料金の割引キャンペーンが開始される「SPOZONE」で日本人メジャーリーガーの活躍を目撃しよう!

  • レイズ・筒香 コロナワクチンの副反応で故障者リスト入り

    2021.4.30 01:00 Friday

     日本時間4月30日、レイズは筒香嘉智を故障者リストに登録した。地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者によると、故障者リスト入りの理由は新型コロナウイルスのワクチンの副反応だという。筒香は前日から体調が良くなかったものの、同29日のアスレチックス戦にはスタメン出場。しかし、一夜明けても体調は回復せず、球団は故障者リストに登録して休ませることを決めた。ケビン・キャッシュ監督は筒香が1日休んで復帰できると考えているようだ。

     レイズは日本時間4月30日もアスレチックスと対戦。ところが、アスレチックスの先発が右腕のクリス・バシットであるにもかかわらず、スタメンに筒香の名前はなかった。トプキン記者が「右腕と対戦する試合で筒香がスタメンにいない理由を聞いたところによると、ワクチンの副反応で故障者リスト入りするらしい」と第一報を伝え、メジャーリーグ公式サイトでレイズ担当のアダム・ベリー記者も「レイズはワクチンの副反応により筒香嘉智をコロナ関連の故障者リストに登録した」と報じた。

     今季はレイズ以外の球団でもワクチンの副反応で故障者リスト入りする選手が散見されるが、ほとんどの選手は1日休んだだけで戦列に戻っている。レイズは日本時間4月30日で本拠地トロピカーナ・フィールドでのアスレチックス4連戦を終え、同5月1日からは同じく本拠地でアストロズとの3連戦を迎えるが、筒香はこの3連戦の初戦から戦列復帰できる可能性が高そうだ。

     筒香はメジャー2年目の今季、ここまで19試合に出場して打率.183(60打数11安打)、3二塁打、0本塁打、5打点、5四球、21三振、出塁率.246、長打率.233、OPS.480を記録。対右腕用の一塁手または指名打者として起用されるケースが多いものの、右腕に対して打率.180(50打数9安打)、OPS.474と苦しんでおり、チームの期待に応えられない状況が続いている。

  • カージナルスに痛手 正捕手モリーナが右足の腱を痛めて戦線離脱

    2021.4.28 14:30 Wednesday

     日本時間4月28日、カージナルスは正捕手のヤディアー・モリーナを10日間の故障者リストに登録した。モリーナは同24日のレッズ戦で二塁打を放った際に右足の腱を痛め、翌日から2試合を欠場。当初は軽症とみられ、同27日のフィリーズ戦でスタメンに復帰したものの、プレーに支障があり、チームは故障者リスト入りさせるのがベターであると判断した。最短の10日間で復帰できると見込まれており、モリーナ復帰までのあいだは26歳の控え捕手、アンドリュー・キズナーが正捕手を務める。

     マイク・シルト監督は当初、「モリーナは故障者リスト入りを回避できる見込み」と話していた。しかし、日本時間4月28日にモリーナから連絡があり、故障者リスト入りさせるべきであると判断。「(モリーナの戦列復帰について)我々はメディカル・チームの意向に従う。シーズンはまだまだ長いから慎重に判断していきたいと思っている。もちろん、我々は早く彼に戻ってきてほしいし、ヤディ以上に復帰を望んでいる人はいないよ」と語った。

     現在38歳のモリーナは今季ここまで19試合に出場して打率.323、5本塁打、14打点、OPS.997の好成績をマーク。打撃成績のほとんどの部門でチームトップの成績を残し、8試合で4番を任されるなど、ゴールドグラブ賞9度の実績を誇る守備面のみならず、打撃面でもチームを支えていた。なお、カージナルスはモリーナの故障者リスト入りに伴い、今年2月にメッツから獲得したアリ・サンチェスをアクティブ・ロースターに加えている。

     モリーナの離脱により、後継者候補の1人であるキズナーはしばらくのあいだ、チームの正捕手としてプレーする機会を得た。日本時間4月28日のフィリーズ戦では今季初のマルチ安打(4打数2安打)を記録し、先発のカルロス・マルティネスら3投手を好リードしてチームの勝利に貢献。モリーナ復帰までのあいだにどれくらいの存在感を示すことができるか注目したい。

  • ヤンキースがトークマンを放出して救援左腕ペラルタを獲得

    2021.4.28 13:30 Wednesday

     日本時間4月28日、ヤンキースは控え外野手のマイク・トークマンをジャイアンツへ放出し、救援左腕のワンディ・ペラルタと後日指名選手1名を獲得するトレードが成立したことを発表した。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「ペラルタを獲得できたことに興奮している。彼はブルペンの重要なメンバーになると思う」とペラルタの加入を歓迎。なお、トークマンを放出したことに伴い、ヤンキースは日本時間4月28日の試合開始前にタイラー・ウェイドをメジャーへ昇格させている。

     現在29歳のペラルタはレッズ時代の2017年に自己最多の69試合に登板して16ホールドを挙げた実績があり、昨季は25試合に登板して1勝1敗、1ホールド、防御率3.29を記録。今季は10試合に登板して2勝1敗2セーブ、防御率5.40という成績を残している。ブーンによると、ペラルタは日本時間4月29日にボルティモアへ移動する予定だが、出場選手登録されるのは早くても同30日になる見込み。相手打者に強い打球を打たせないピッチングが持ち味である。

     一方、ジャイアンツへ移籍することになったトークマンは現在30歳。ヤンキースに加入した2019年に自己最多の87試合に出場して打率.277、13本塁打、47打点、6盗塁、OPS.865の好成績を残したが、昨季は43試合で打率.242、0本塁打、OPS.648と成績を落とし、今季はここまで11試合に出場して打率.214、0本塁打、OPS.552にとどまっていた。ヤンキースは今のところ、左翼クリント・フレイジャー、中堅アーロン・ヒックス、右翼アーロン・ジャッジで外野のレギュラーが固定され、控えには大ベテランのブレット・ガードナーがいるため、トークマンは余剰戦力となっていた。

     ブーンはトークマンについて「彼にとって、好スタートを切ったジャイアンツを手助けするチャンスになると思う。彼が本当にいい選手だということは知っているし、2019年の働きは素晴らしかった」と新天地へ去る外野手にエールを送った。

  • ロッキーズGMが電撃辞任 フィーセルが球団社長に昇格

    2021.4.27 10:00 Tuesday

     日本時間4月27日、ロッキーズはゼネラルマネージャー(GM)兼取締役副社長を務めていたジェフ・ブライディッチが辞任することについて、球団側とブライディッチ側の双方が合意に達したことを発表した。2010年から取締役副社長兼最高執行責任者(COO)を務め、ロッキーズ在籍26年目となるグレッグ・フィーセルが球団社長兼COOへと昇格し、ブライディッチに代わって今年7月のオールスター・ゲーム開催も含め、野球運営部門のトップを務めることになった。

     ブライディッチは2004年にロッキーズの野球運営部門に加わり、野球運営部門のシニア・ディレクター、選手育成部門のシニア・ディレクターを経て、2014年10月にGMへ昇格。今季がGMとして迎える7シーズン目だった。ロッキーズを球団史上唯一の2年連続ポストシーズン進出(2017~18年)へ導いたGMだが、2015年7月のトロイ・トゥロウィツキー放出、今年2月のノーラン・アレナード放出などでファンの反感を買い、大きな批判を受けていた。

     ロッキーズは暫定GMを登用して今季を乗り切る方針を明らかにしており、暫定GMの決定までのあいだはフィーセルがその役割を担うことになる。今季終了後、正式なGM探しを開始する見込みとなっている。

     ブライディッチは「球団の将来についてディック(・モンフォート・オーナー)やグレッグ・フィーセルと話し合った結果、新しいリーダーシップ体制が必要ということが明らかになった。今回の決断はロッキーズと私にとってベストの方法になるだろう」とのコメントを発表。また、オーナーの球団運営に関するビジョンやロッキーズの球団スタッフの素晴らしさを称え、チームを支え続けてくれたファンへの感謝を述べた。

     ブライディッチの最大の功績はヘルマン・マルケス、カイル・フリーランドらを育て、球団史上最高の充実度とも言われる先発投手陣を築いたことだろう。しかし、その一方でウェイド・デービス(3年5200万ドル)、ジェイク・マギー(3年2700万ドル)、ブライアン・ショウ(3年2700万ドル)、イアン・デズモンド(5年7000万ドル)、ダニエル・マーフィー(2年2400万ドル)らの補強はことごとく失敗。2年連続ポストシーズン進出のあとは、2年連続で地区4位に沈んでいた。

  • 第4週の週間MVP アはガルシア、ナはタティスJr.とバムガーナー

    2021.4.27 09:00 Tuesday

     日本時間4月27日、2021年シーズン第4週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはアドリス・ガルシア(レンジャーズ)、ナ・リーグはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)とマディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)が選出された。ガルシアは打率.333、4本塁打、9打点、長打率.875の好成績をマーク。タティスJr.はドジャース4連戦で大暴れし、バムガーナーはブレーブスを相手に7イニング制ダブルヘッダーの参考記録ながらノーヒッターを達成した。

     ガルシアは日本時間4月20日のエンゼルス戦で今季2号アーチを放つと、同22日のエンゼルス戦で3号、同24日のホワイトソックス戦では4号と5号を連発。メジャー初本塁打(今季1号)から3号まで、3本連続でチームにリードをもたらす本塁打(勝ち越し弾または逆転弾)となっており、これは1979年のビリー・サンプル、2012~13年のジュリクソン・プロファーに続いて球団史上3人目の快挙である。週間MVPはキャリア初受賞となった。

     タティスJr.は7試合で打率.385、5本塁打、7打点、4盗塁、9得点の活躍。5本塁打はドジャース4連戦の第2~4戦で放ったものであり、第2戦でクレイトン・カーショウから2本塁打、第3戦でトレバー・バウアーから2本塁打を放ち、2試合連続でサイ・ヤング賞経験者から2本塁打を放つという史上初の快挙を成し遂げた。週間MVPは自身2度目。パドレスからの選出はエリック・ホズマーとジョー・マスグローブに続いて今季早くも3人目である。

     バムガーナーは日本時間4月26日のブレーブスとのダブルヘッダー第2試合に先発し、ヒットを1本も許さないまま7イニングを投げ抜いた。週間MVPを受賞するのはジャイアンツ時代の2015年以来6年ぶり2度目。なお、ダイヤモンドバックスはダブルヘッダー第1試合でザック・ギャレンが1安打完封をマークしており、ダブルヘッダーの2試合で相手チームを1安打以下に抑えた史上初のチームとなった。

  • パワー・ランキング更新 好調のアスレチックスが2位に急上昇

    2021.4.26 15:30 Monday

     日本時間4月26日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のここまでの戦いを反映した最新のパワー・ランキングが公開された。開幕から約1ヶ月が経過し、メジャー最高勝率はドジャース。しかし、ドジャースが所属するナ・リーグ西部地区はジャイアンツがパドレスを上回る好成績を残しており、「ドジャースとパドレスの2強」という予想通りの展開とはなっていない。一方、ア・リーグではロイヤルズがリーグ最高勝率をマーク。そうした各球団の戦いぶりがライター9人の投票で決まるパワー・ランキングにも反映されつつある。

     ドジャースはパドレス4連戦に1勝3敗と負け越したが、パワー・ランキング1位をキープ。15勝7敗、勝率.682はメジャー最高成績となっている。2位にはアスレチックスが前回の15位から急浮上。日本時間4月26日のオリオールズ戦に1対8で敗れ、連勝は13でストップしたが、開幕6連敗を喫したチームとは思えないほどの快進撃を見せ、14勝8敗、勝率.636でア・リーグ西部地区の首位に立っている。連勝中は81得点に対して36失点と相手チームを圧倒した。

     ドジャースに次ぐ2位をキープしていたパドレスは3位に後退。しかし、故障者リストから戦列復帰したフェルナンド・タティスJr.が直近6試合で打率.435(23打数10安打)、5本塁打、6打点と調子を上げており、スーパースター候補生の復調とともにここから勢いを増していく可能性がある。4位のレッドソックスは前回の3位から1ランクダウン。14勝9敗、勝率.609でア・リーグ東部地区の首位に立っているが、4戦4勝のエドゥアルド・ロドリゲス以外が先発する試合では勝率5割前後にとどまっている。

     強力ローテーションを誇るブリュワーズは5位をキープ。日本時間4月26日のカブス戦は6対0で快勝したが、エースのブランドン・ウッドラフが6回無失点の好投を見せ、今季は5先発で防御率1.55、WHIP0.72と素晴らしい成績を残している。チーム全体の先発防御率2.22は依然としてメジャー1位である。

     この5球団に続く6位以下のランキングは以下のようになっている(カッコ内は前回の順位)。

    6 ホワイトソックス(10)
    7 ロイヤルズ(20)
    8 メッツ(8)
    9 レイズ(9)
    10 ブレーブス(7)
    11 カージナルス(13)
    12 ヤンキース(11)
    13 ツインズ(6)
    14 アストロズ(12)
    15 ブルージェイズ(17)
    16 ジャイアンツ(18)
    17 エンゼルス(14)
    18 レッズ(4)
    19 フィリーズ(16)
    20 カブス(22)
    21 マリナーズ(21)
    22 インディアンス(19)
    23 マーリンズ(23)
    24 ダイヤモンドバックス(29)
    25 パイレーツ(27)
    26 ナショナルズ(24)
    27 オリオールズ(26)
    28 レンジャーズ(28)
    29 タイガース(25)
    30 ロッキーズ(30)

  • タティスJr.が今日も2発 ボンズに次ぐ史上2人目の快挙も達成

    2021.4.25 13:00 Sunday

     フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が日本時間4月24日のドジャース戦に続いて同25日の同カードでも2本塁打を放った。2試合連続の複数本塁打は1972年のネイト・コルバート、1995年のケン・カミニティ、2001年のライアン・クレスコ、2007年のブライアン・ジャイルズに次ぐ球団史上5人目の快挙。また、ビジター球団の選手がドジャー・スタジアムで2試合連続の複数本塁打を記録するのは2002年4月2~3日(現地時間)のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)に次ぐメジャー史上2人目の快挙となっている。

     前日の試合でクレイトン・カーショウから2打席連続アーチを放ったタティスJr.は、今日の試合ではトレバー・バウアーと対戦。1回表の第1打席で左中間への5号先頭打者アーチを放ち、一塁ベースを回ったところで自軍ベンチに向かって片目を隠す仕草を見せた。これは今年のオープン戦でバウアーがパドレスを相手に片目をつぶって投球したことに対抗したものである。

     3回表の第2打席では空振り三振に倒れたタティスJr.だが、2対2の同点で迎えた6回表の第3打席ではバウアーからセンターへの6号勝ち越しソロ。前日に続いて2試合連続の2本塁打となった。タティスJr.は現在22歳112日であり、2試合連続の複数本塁打を達成した選手としてはコディ・ベリンジャー(2017年:21歳335日)とジョージ・スコット(1966年:22歳44日)に次ぐ史上3番目の年少記録となっている。

     また、同一シーズンにサイ・ヤング賞経験者を相手に1試合複数本塁打を複数回マークしたのは1966年のフェリペ・アルー(バーン・ロウとサンディ・コーファックス)、1980年のゴーマン・トーマス(ジム・パーマーとロン・ギドリー)、1982年のロビン・ヨーント(ゲイロード・ペリーとパーマー)、1997年のケン・グリフィーJr.(デービッド・コーンとロジャー・クレメンス)、2018年のマニー・マチャド(CCサバシアとコリー・クルーバー)に次ぐ史上6人目の快挙。ただし、2試合連続はタティスJr.が唯一である。また、1シーズンで3度マークした選手はいないため、タティスJr.は今季、メジャー新記録を達成するチャンスがありそうだ。

  • ナショナルズ低迷ならシャーザーがトレード要員になる可能性も

    2021.4.23 16:30 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはマックス・シャーザー(ナショナルズ)が「第2のジャスティン・バーランダー(アストロズ)」になる可能性があると指摘する。これはサイ・ヤング賞を複数回受賞し、ワールドシリーズのチャンピオンリングも手にして将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されているというキャリアの類似性を指しているわけではない。2017年8月末にバーランダーがタイガースからアストロズへトレードされたように、シャーザーにも今夏トレードの可能性があるというのだ。

     ナショナルズはまだ今季16試合を消化しただけだが、7勝9敗でナ・リーグ東部地区の最下位に沈んでいる(ただし首位とは1ゲーム差に過ぎない)。フアン・ソトとスティーブン・ストラスバーグが故障者リスト入りし、パトリック・コービンは防御率10点台、ジョー・ロスとエリック・フェッディは防御率5点台という状況。このまま調子が上がらず、低迷が続くようであれば、今季が契約最終年であるシャーザーのトレード放出が現実味を帯びてくるというわけだ。

     今季のシャーザーはここまで4試合に登板して25イニングを投げ、1勝1敗、防御率1.80、33奪三振の好成績をマーク。ア・リーグ球団の幹部のなかには「彼は実力を発揮しており、2017年のバーランダーよりも良い位置にいる。バーランダーはトレード前の2年ほど、あまり良いピッチングをしていなかった」と指摘する者もいる。「シャーザーはバーランダーと同じように、先発ローテーションの1番手として強大なインパクトを与える力を持っている」とシャーザーの実力は高く評価されている。

     シャーザーはサービスタイム10年以上かつ同一球団在籍5年以上の選手が手にするトレード拒否権を持っているため、トレードを拒否することも可能だが、シャーザーに近い関係者は「マックスは競争者であり、勝つチャンスのあるチームへの移籍は受け入れるだろう」と話している。シャーザーの今季の年俸は3500万ドルであり、7月末にトレードでシャーザーを獲得するチームは年俸の3分の1にあたる1200万ドル前後を負担する必要があるが、「彼がトレード市場の人気者になるのは間違いない」との声すら上がっている。

     フェインサンドはシャーザーの獲得に動く可能性があるチームとしてエンゼルス、アスレチックス、カージナルス、ジャイアンツ、ヤンキースの5球団をリストアップ。シャーザーはこれらのチームへ移籍し、「第2のバーランダー」としてチームをワールドシリーズ制覇へ導くことになるのだろうか。

  • トラウト左肘死球で途中交代 明日の試合には出場可の見込み

    2021.4.23 15:30 Friday

     日本時間4月23日、エンゼルスはアストロズ戦に2対8で敗れたが、この試合の4回表にマイク・トラウトが左肘に死球を受け、5回裏の守備からベンチへ退くというアクシデントがあった。エンゼルスはトラウトの状態について「左肘の打撲」と発表。試合後、トラウトは「状態は良くなっているよ。治療を受けて、明日の試合には出場できたらいいなと思っている」と話しており、現時点では明日の試合には出場できる見込みとなっている。

     トラウトは4回表の第2打席でアストロズ先発のクリスチャン・ハビアーが投じた93.1マイル(約149.8キロ)のフォーシームを左肘に受けた。かなり痛がった様子を見せたトラウトだが、試合後には「肘あてのどこにも当たっていないような感じがしたけれど、映像を確認したら肘あてがとても役に立っていたことがわかった」とコメント。5回裏の守備からスコット・シェブラーとの交代でベンチへ退いたが、肘あてのおかげで重傷を回避することができたようだ。

     5回表が終了した時点で0対7とアストロズに大量リードを許していたこともあり、ジョー・マドン監督はトラウトをベンチに下げ、治療に専念させることを選択。マドンはこの交代が故障の予防措置であったことを認めており、トラウトには「氷で冷やして明日に備えたらどうだ」と声を掛けたという。マドンは試合後、「ひと晩でどれくらい回復するかはわからないけれど、今のところ、彼は明日の試合でプレーできると思う」と語った。

     MVP3度の実績を誇るトラウトは、今季ここまでチームの全17試合に出場して打率.393(56打数22安打)、5二塁打、6本塁打、12打点、出塁率.521、OPS1.325と絶好調。OPS.963の大谷翔平や同1.004のジャレッド・ウォルシュとともにエンゼルス打線を牽引している。好スタートを切りながらもここ最近は失速気味のエンゼルスにとって、トラウトが故障離脱するような事態になれば大ダメージは避けられなかっただけに、1試合を途中交代するだけの軽傷で済みそうなのは朗報と言えそうだ。

« Previous PageNext Page »