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  • 好打の二塁手・レメイヒュー 5年1億2500万ドルを希望か

    2020.12.21 10:30 Monday

     ヤンキースのアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMはともに今オフの最優先事項がDJ・レメイヒューとの再契約であることを明言しているが、ヤンキースとレメイヒューのあいだの希望額の開きは予想以上に大きいようだ。「NJ.com」のボブ・クラピッシュによると、レメイヒューは5年1億2500万ドル前後の契約を希望しているという。ヤンキースは4年を超える契約を与えたくないと考えており、両者の交渉が決裂する可能性が出てきた。

     現在32歳のレメイヒューは2018年シーズン終了後にロッキーズからFAとなり、2019年1月に2年2400万ドルでヤンキースと契約。2019年は145試合に出場して打率.327、26本塁打、102打点、OPS.893、今季は50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011をマークし、年俸をはるかに上回るレベルの大活躍を見せた。それを踏まえ、レメイヒューが大型契約を希望しているのは決して不思議なことではない。

     しかし、新型コロナウイルスの影響で財政状況が苦しいチームが多いなか、レメイヒューの希望額を満たすオファーを提示するチームが現れる可能性は低いと見られている。32歳の選手に5年契約を与えようとするチームは現れないかもしれない。ヤンキースはそうした事情も計算に入れ、現時点ではレメイヒューの希望額に歩み寄る姿勢を見せていない。

     とはいえ、仮にレメイヒューが4年契約で妥協したとしても、レメイヒューが希望する年平均2500万ドルの契約をヤンキースがオファーするかどうかは不透明だ。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ヤンキースのレメイヒューへのオファーは4年7500万ドル前後。これは年平均2000万ドルにも満たない金額である。相思相愛と見られているヤンキースとレメイヒューだが、両者のあいだにある希望額のギャップは予想以上に大きいようだ。

  • イ軍・フランコーナ監督「球団名の変更は正しいこと」

    2020.12.20 13:00 Sunday

     インディアンスは先日、2021年シーズン終了後のどこかのタイミングで球団名を変更する予定であることを正式に発表した。テリー・フランコーナ監督はこの件について「これは我々が1週間以上前から話し合っていたことだ」とコメント。「我々は常にリスペクトが欠けたことをしたくないと言い続けてきた。しかし、(アメリカ国内で様々な出来事があった)今年はそれを言い続けるだけでは正しくないということがわかった年だと思う」と語り、球団名変更の決定に理解を示した。

     インディアンスの球団名変更について初めて大きな動きがあったのは今年7月だ。インディアンスは球団が進むべきベストの道筋を決定するために、地元や全国のネイティブアメリカン団体やその他の関係者との話し合いを開始することを発表。そして、これらの議論を経て先日、早ければ2022年から球団名を変更し、新たな球団名でプレーする予定であることが正式に発表された。

     フランコーナは「我々がどう思うかではなく、最終的に最も大切なのは、球団名に影響を受けている人々がどのように感じるかということだった」とコメント。「だから、我々は1つの組織として、常に正しいことをしたいと考えてきた。球団が正しいことをしようとしていることについて、私は本当に誇らしく思っているよ」と球団名変更に賛同する姿勢を明確にした。

     また、どんな球団名になろうとも、フランコーナはクリーブランドの野球の歴史を削除する必要はないと考えている。「我々が本当に誇りに思っているのは球団名の『クリーブランド』の部分だ。(クリーブランド・インディアンスの)歴史は絶対に消えてほしくないし、リスペクトが欠けたことをしようとしていたわけじゃない。信じてほしい。我々がしようとしていたのはむしろ逆のことで、リスペクトしていたんだ」と熱く語った。

     クリーブランド・インディアンスとして戦う最後のシーズンになるであろう来季。否が応でも注目を集めるチームとなりそうだ。

  • エンゼルスの有望株・アデル 来季はマイナーで開幕か

    2020.12.20 12:30 Sunday

     球界有数の有望株として大きな期待を背負ってメジャーデビューしたジョー・アデル(エンゼルス)は攻守両面で実力不足を露呈し、期待外れのシーズンを過ごした。今季132打席を記録したため新人王資格を喪失したアデルについて、ジョー・マドン監督は「彼にはマイナーで過ごす時間がもう少し必要だ。それは間違いない」と語っている。マイナー最上位のAAA級でのプレー経験が27試合しかないアデルは、さらなる実力アップのため、来季の開幕をマイナーで迎えることになりそうだ。

     現在21歳のアデルは今年8月4日(現地時間)にメジャーデビュー。チームの正右翼手として38試合に出場したが、打率.161、3本塁打、7打点、OPS.478、7四球に対して55三振とメジャーレベルの投手に全く適応できず、右翼の守備でも守備防御点-4と精彩を欠いた。そもそも今季はマイナーリーグのシーズンが開催されないという特殊な事情があり、アデルの時期尚早なメジャー昇格はその影響。例年通りにマイナーリーグのシーズンが開催されていれば、アデルはシーズンの大半をAAA級で過ごしていたことだろう。

     アデルをマイナーでプレーさせるのであれば、エンゼルスはアデル再昇格までの「つなぎ役」として外野手を補強する必要がある。左翼にジャスティン・アップトン、中堅にマイク・トラウトが入るのは確実だが、40人枠内の外野手はこの2人とアデルのほかに、テイラー・ウォードとブランドン・マーシュの2人だけ。マーシュはまだメジャーデビューしておらず、今季34試合に出場して打率.277、0本塁打、OPS.716だったウォードに右翼のレギュラーを任せるとしても、彼のサポート役となる控え外野手が必要だ。

     今年9月に大ブレイクしたジャレッド・ウォルシュを一塁から右翼に回すことも可能だが、強打者へ変貌しつつあるウォルシュは一塁で打撃に専念させてあげたいところ。投手補強が急務のエンゼルスだが、ペリー・ミナシアンGMはどんな補強を見せてくれるだろうか。

  • エンゼルスなど複数球団がパイレーツ・マスグローブに興味

    2020.12.20 12:00 Sunday

     ジョー・マスグローブは「パイレーツで最もトレード価値の高い選手」と言われているが、その先発右腕に対して複数の球団が興味を示しているようだ。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、マスグローブに興味を示している球団のなかにはエンゼルス、ブルージェイズ、レッドソックスなどが含まれているという。また、「FanSided」のロバート・マレーは今年8月末のトレード期限にブルージェイズがマスグローブ獲得目前だったことを伝えている。

     パイレーツのベン・チェリントンGMは昨年11月に就任するまでブルージェイズで約3年にわたって球団副社長を務めていたため、ブルージェイズのマイナー組織に精通している。そうした事情もあり、今年8月末にブルージェイズとのトレード交渉を行っていたようだが、トレード成立には至らず、ブルージェイズは代わりにロビー・レイとロス・ストリップリングを獲得した。

     また、ブルージェイズはマスグローブにとってプロ入り時の球団でもある(2011年ドラフト1巡目・全体46位指名)。2012年7月にJ・A・ハップらを獲得するトレードでアストロズへ放出したが、先発投手のさらなる補強を目指している今オフ、マスグローブを呼び戻すことを検討しているようだ(マスグローブは2016年にアストロズでメジャーデビューしたあと、2018年1月にトレードでパイレーツへ移籍)。

     マスグローブは今季、故障の影響で8試合にしか先発できなかったが、39回2/3を投げて1勝5敗、防御率3.86、55奪三振を記録。奪三振率が前年の8.30から12.48へ急上昇し、FIP(守備の影響を排除した疑似防御率)でも自己ベストの3.42をマークしたため、評価が大きくアップしている。今季の年俸が280万ドルと安価で、FAまであと2年保有できる点も大きな魅力。先発投手の補強を必要とするチームからのオファーが殺到していると見られる。

  • ヤンキース レメイヒュー流出ならグレゴリアス呼び戻しか

    2020.12.20 11:30 Sunday

     ヤンキースはDJ・レメイヒューとの再契約を「今オフの最優先事項である」と明言している。しかし、レメイヒューの希望額とヤンキースの提示額には2500万ドル以上の開きがあることが報じられており、好打の二塁手と再契約できるかは不透明だ。そんななか、地元紙「ニューヨーク・ポスト」のケン・ダビドフはレメイヒュー流出の場合、ヤンキースがディディ・グレゴリアスの獲得を狙う可能性があると指摘。この「プランB」について「興味をそそられるシナリオだ」と述べている。

     ダビドフはヤンキースがグレゴリアスを獲得するメリットについて「右打者偏重の打線に左打者を加えられる」ことと「遊撃の守備に不安を抱えるグレイバー・トーレスを二塁へ移せる」ことを挙げている。また、2015年から2019年まで5シーズンにわたってヤンキースで活躍したグレゴリアスがフィリーズへ移籍した今季も「Twitterで絵文字を使ってヤンキースの勝利を祝福していた」ことにも言及した。

     グレゴリアスはデレク・ジーターの後継者としてヤンキースに迎えられ、2016年から3年連続で20本塁打以上を記録。2019年はトミー・ジョン手術のリハビリにより復帰が遅れ、82試合に出場して打率.238、16本塁打、61打点、OPS.718に終わったが、フィリーズへ移籍した今季は全60試合に出場して打率.284、10本塁打、40打点、OPS.827をマークし、自身の市場価値を立て直すことに成功した。

     グレゴリアスは日本時間12月18日にニューヨークのラジオ番組に出演し、「僕が言えるのはヤンキースでプレーした時間が本当に楽しかったということだけだ。最後は彼らの手に委ねられている。この先ヤンキースとレメイヒュー何が起こるかなんて誰にもわからない」と慎重なコメント。とはいえ、現在もヤンキースに良い印象を持っているのは間違いなく、オファーが届けば前向きに検討するのではないだろうか。

  • タイガースの有望株右腕・ファエドがトミー・ジョン手術へ

    2020.12.20 11:00 Sunday

     タイガースは日本時間12月20日、有望株右腕のアレックス・ファエドが今月中にトミー・ジョン手術を受ける予定であることを発表した。現在25歳のファエドは2017年ドラフト1巡目(全体18位)指名でタイガースに入団し、「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングでは球団10位にランクイン。早ければ来季中にメジャーデビューすることが期待されていたが、復帰には通常14~16ヶ月を要するため、メジャー昇格は2022年以降に持ち越されることが確実となった。

     ファエドはプロ2年目の2019年にAA級で22試合に先発して115回1/3を投げ、6勝7敗、防御率3.90、134奪三振を記録。今年の春季キャンプではさらなる成長をアピールし、首脳陣に好印象を与えていたが、新型コロナウイルスに感染した影響で夏季キャンプには参加できなかった。その後、球団のマイナーキャンプ地でトレーニングを続けていたが、9月に右前腕痛を発症。結局、トミー・ジョン手術を受けることが決定した。

     タイガースの有望株がトミー・ジョン手術を受けるのは今年2人目。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団9位にランクインしている左腕ジョーイ・ウエンツが今年3月にトミー・ジョン手術を受け、現在リハビリを続けている。ウエンツは2019年途中にトレードでブレーブスから加入し、AA級でファエドとともに先発ローテーションの一角を担った。

     タイガースは多くの有望株投手を抱えており、そのうちケーシー・マイズとタリク・スクーバルの2人が今季メジャーデビュー。マット・マニングもメジャー昇格を目前に控えている。しかし、その一方でウエンツとファエドの2人はトミー・ジョン手術で長期離脱。チーム再建はこれらの有望株投手の活躍にかかっているだけに、チームとしてはメジャー昇格組のさらなる成長と長期離脱組の順調な回復を祈っていることだろう。

  • ナショナルズ 球宴選出2度のリアルミュート獲得に興味

    2020.12.20 10:30 Sunday

     ジェームス・マッキャンがメッツと4年契約を結んだのと対照的に、球界を代表する捕手の1人であるJ・T・リアルミュートをめぐる市場は非常にスローペースな動きが続いている。そんななか、同地区でリアルミュートと7シーズンにわたって対戦してきたチームがリアルミュートの獲得に興味を示しているようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは日本時間12月20日、自身のTwitterでナショナルズがリアルミュートの獲得に興味を示していることを伝えた。

     リアルミュートのようにハイレベルな攻守を兼ね備えた捕手が市場に出てくるケースはそれほど多くない。マーリンズ時代の2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出され、フィリーズ移籍1年目の2019年にはシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞(前者は2年連続)。今季は47試合に出場して打率.266、11本塁打、32打点、4盗塁をマークし、OPS.840は自己ベストの数字だった。

     2019年から表彰が始まった「オールMLBチーム」では2019年にファースト・チーム、今季はセカンド・チームに選出。球界を代表する捕手の1人という評価は不動のものとなっている。そのため、今オフのFA市場では目玉選手の1人に挙げられ、大型契約を得ることが確実視されているものの、コロナ禍で財政状況が悪化している球団が多く、現時点では目立った動きがない。

     ヘイマンによると、ナショナルズのリアルミュート獲得は「オーナーが高額の補強を許可するか次第」だという。すでにマックス・シャーザー(7年2億1000万ドル)、スティーブン・ストラスバーグ(7年2億4500万ドル)、パトリック・コービン(6年1億4000万ドル)といった大型契約を抱えており、来季の年俸総額はすでに1億5000万ドルを超えている。シャーザーの契約は来季で終了するが、マーク・ラーナー・オーナーはどのような判断を下すだろうか。

  • 今季全休のジマーマン ナショナルズと再契約の可能性も

    2020.12.19 11:30 Saturday

     新型コロナウイルスへの感染を懸念して今季プレーしないことを選択したライアン・ジマーマンは現在FAとなっている。地元紙「ワシントン・ポスト」のバリー・スバルーガによると、プロ入り以来ナショナルズ一筋でプレーしてきた36歳のベテランは引退せず、来季もプレーすることを希望しているという。ナショナルズのマイク・リゾーGMはジマーマンと再契約を結ぶ可能性があることを示唆しており、ジマーマンはナショナルズでメジャー16年目のシーズンを迎えられるかもしれない。

     ジマーマンは2005年に誕生(モントリオール・エクスポズから本拠地移転とともに改名)したナショナルズにとって球団史上初のドラフト1巡目指名選手であり、同年9月にメジャーデビューして昨季まで15年間ナショナルズ一筋でプレー。通算1784安打、401二塁打、270本塁打、1015打点などの各部門で球団記録(前身のエクスポズも含む)を保持している。

     長年低迷が続いたあと、2017年に打率.303、36本塁打、108打点、OPS.930と復活を遂げ、8年ぶりのオールスター・ゲーム選出を果たしたが、その後は再び故障に悩まされるシーズンが続き、2018年は85試合で13本塁打。2019年はわずか52試合にしか出場できず、打率.257、6本塁打、27打点、OPS.736に終わった。今季は1年200万ドルでナショナルズと再契約したが、オプトアウト(出場辞退)を選択してプレーしなかった。

     ナショナルズは今オフ、ジマーマン、ハウィー・ケンドリック、エリック・テームズの3人がFAとなり、正一塁手が不在の状況。リゾーは先日、ジマーマン、ケンドリックの両選手と再契約を結ぶことに興味を持っていることを明らかにしていた。ジマーマンは昨オフ、「ナショナルズからのオファーがなければ引退するつもりだった」ことが報じられていたが、今オフも愛着のあるナショナルズと再契約を結び、現役を続行することになるのだろうか。

  • クレビンジャー離脱のパドレス レッズ・グレイに興味

    2020.12.19 11:00 Saturday

     パドレスは今季途中にインディアンスから獲得したマイク・クレビンジャーがトミー・ジョン手術を受け、来季を全休することが確実となっている。それに伴いクレビンジャーの穴を埋める先発投手の獲得を目指しており、「FanSided」のロバート・マレーによると、ソニー・グレイ(レッズ)の獲得に興味を示しているようだ。今オフのレッズは年俸総額の削減を進めており、先発ローテーションの一角を担うグレイの放出にも前向きであることが報じられている。

     現在31歳のグレイは2019年1月にヤンキースからトレードでレッズへ移籍し、2022年までの4年契約(2023年は球団オプション)を結んだ。移籍1年目の2019年は31試合に先発して175回1/3を投げ、11勝8敗、防御率2.87、205奪三振の好成績をマーク。今季は9月に調子を落とし、11先発で5勝3敗、防御率3.70に終わったが、8月末の時点では5勝1敗、防御率1.94を記録していた。

     「ジ・アスレチック」のデニス・リンは先日、来季のパドレスの年俸総額が今季(およそ1億5000万ドル)よりも減額される可能性が高いことを伝えた。リンによると、パドレスはまだ来季の年俸が確定していない選手の予想額を含めると、すでに1億2000万ドルほどの年俸を抱えているという。これに従えば、補強に使える予算は多くて2000万ドル前後ということになるだろう。

     その点において、グレイはパドレスの財政状況にフィットする存在と言える。2021年と2022年の年俸は1000万ドル、2023年の球団オプションも1200万ドルと良心的な金額になっており、パドレスの補強予算内で獲得が可能。最大であと3年保有できるのも大きな魅力だ。その分、トレードでの獲得には大きな対価が必要になることが予想されるが、パドレスは獲得を実現できるだけの若手有望株を抱えている。トレードが実現する可能性は十分にありそうだ。

  • ナショナルズ レッズ・スアレス獲得に向けてトレード交渉

    2020.12.19 10:30 Saturday

     1年前のオフにアンソニー・レンドンがエンゼルスへ流出したナショナルズは今季、「主軸打者」と「正三塁手」という2つの面でその穴を埋めることができなかった。今オフはその課題をクリアするための補強に動くことが確実視されており、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、レッズの正三塁手エウヘニオ・スアレスの獲得に向けてトレード交渉を行っているという。なお、マイク・リゾーGMは先日、クリス・ブライアント(カブス)の獲得に動く可能性を否定していた。

     スアレスはメジャーデビューから毎年順調に本塁打数を増やし、2018年は打率.283、34本塁打、104打点、OPS.892の好成績でオールスター・ゲーム初選出。2019年には打率.271、49本塁打、103打点、OPS.930と自己最高の成績を残した。今季は57試合に出場して打率.202、15本塁打、38打点、OPS.781に終わったが、8月23日(現地時間)以降の33試合に限れば12本塁打、31打点、OPS.942をマークした。

     現在29歳のスアレスは2024年まで総額6600万ドルの7年契約(2025年は球団オプション)を結んでおり、年俸は来季が1050万ドル、2022~24年の3年間が1100万ドル。決して高額とは言えないが、今オフのレッズはアーチー・ブラッドリーをノンテンダーFAとし、ライセル・イグレシアスをトレードでエンゼルスへ放出したほか、ソニー・グレイにもトレード放出の噂が浮上しており、さらなる年俸総額削減のためにスアレスの放出が検討される可能性はある。

     ヘイマンはナショナルズとレッズのトレード交渉の状況について「差し迫ったものは何もない」と伝えており、おそらく交渉はまだ初期段階。ナショナルズがスアレスを獲得するのであれば、若手三塁手のカーター・キーブームはトレード要員となるだろう。また、ナショナルズが放出を拒むであろう若手有望株としてジャクソン・ラトレッジ、ケイド・キャバリの両投手と今季デビューして二塁のレギュラー格として起用されたルイス・ガルシアの名前が挙げられている。

  • バウアーの他球団移籍は確実か 「レッズには高すぎる」と米記者

    2020.12.19 10:00 Saturday

     今季ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞に輝く見事な活躍を見せ、レッズの7年ぶりのポストシーズン進出に大きく貢献したトレバー・バウアーだが、この右腕がレッズに残留する可能性はほとんどなさそうだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは日本時間12月19日、「バウアーはレッズには高すぎる。来年は他のチームで投げることになるだろう。これは驚くことではない」とツイート。レッズにはバウアーを引き留めるだけの資金力がないとの見通しを示した。

     今季のバウアーは11試合に先発して2完封を含む5勝4敗、防御率1.73、100奪三振の好成績をマーク。ダルビッシュ有(カブス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)らとの争いを制し、自身初のサイ・ヤング賞を受賞した。シーズン終了後にはレッズからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否しており、バウアーが他球団と契約した場合、レッズは来年のドラフトで補償指名権を得られる。

     ヘイマンは「レッズはそんなに後悔すべきではない。彼はチームをポストシーズンへ導き、好投し、球団史上初のサイ・ヤング賞をもたらした。さらに(バウアーが他球団へ移籍すれば)ドラフト指名権も獲得できる」と述べ、昨年7月末にバウアーを獲得したトレードが成功だったことを強調。バウアーがレッズに十分な成果をもたらしたとの見解を示した。

     レッズは今オフ、今季途中に獲得したアーチー・ブラッドリーをノンテンダーFAとしたほか、クローザーのライセル・イグレシアスをトレードでエンゼルスへ放出。先発ローテーションからはバウアーとアンソニー・ディスクラファーニがFAとなり、ディスクラファーニはジャイアンツと契約した。さらにソニー・グレイにもトレード放出の噂が浮上している。しかし、レッズはチーム再建に向かおうとしているわけではなく、「戦力と年俸のバランスを整える」ための動きであると見られている。

     遊撃手の補強を今オフの最優先事項に掲げるレッズ。退団した投手の穴埋めも必要だが、今後どのような補強を展開していくのだろうか。

  • ツインズが遊撃手補強に動く? 大物選手獲得の可能性も

    2020.12.19 02:30 Saturday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ツインズはマイナーの上位階級でプレーするプロスペクト(若手有望株)やルイス・アライズのような若手主力選手をトレードの駒とすることを検討しているようだ。これにより、ホルヘ・ポランコに代わる新たな遊撃手の獲得に動く可能性があるという。その場合、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)やトレバー・ストーリー(ロッキーズ)といったスター遊撃手も候補となりそうだ。

     ツインズでは現在、ポランコが正遊撃手を務めており、2019年は153試合に出場して打率.295、22本塁打、79打点、OPS.841の好成績をマーク。オールスター・ゲーム初選出を果たした。ところが、今季は55試合に出場して打率.258、4本塁打、19打点、OPS.658と成績が悪化。遊撃守備でも2015年から6年連続でマイナスの守備防御点を記録するなど、精彩を欠くシーズンが続いており、ツインズは遊撃手のグレードアップを検討していると見られる。

     現在23歳のアライズは、メジャーデビューした2019年に92試合で打率.334、今季も32試合で打率.321をマークしており、未来の首位打者候補として注目を集める存在。また、アレックス・キリロフ、トレバー・ラーナック、ブレント・ルーカーと外野のプロスペクトがダブついているため、このうちの誰かがトレード要員となる可能性は十分にある。アライズとキリロフ(もしくはラーナック)を中心としたパッケージを用意すれば、リンドーアやストーリーの獲得も決して不可能ではないかもしれない。

     アライズを放出して新たな遊撃手を獲得した場合、ポランコは二塁へのコンバートが濃厚。また、ローゼンタールは「FA選手を獲得することで遊撃手をグレードアップすることもできる」と指摘しており、その1つとして「マーカス・セミエンとの2年契約」を挙げている。ポランコとの契約が少なくとも2023年まで残っているツインズだが、「正遊撃手・ポランコ」に見切りをつけ、遊撃手補強に動くことになるのだろうか。

  • レイズが先発補強 右腕・ワカを1年300万ドルで獲得

    2020.12.19 02:00 Saturday

     レイズは日本時間12月19日、メッツからFAとなった先発右腕マイケル・ワカと年俸300万ドルの1年契約を結んだことを発表した。ワカはカージナルスでの7年間で59勝をマークし、今季1年契約でメッツに加入したが、8試合(うち7先発)に登板して1勝4敗、防御率6.62という自己最悪の成績に。ただし、今季の不振はツキに恵まれなかった結果であることを指摘する声もあり、新天地のレイズで復活を遂げることが期待される。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは今季のワカについて「ツキに恵まれなかったこと」と「守備に足を引っ張られた可能性があること」を指摘している。防御率は6点台後半だったが、実際の打席結果ではなく打球の質から推定される防御率の期待値では4.45を記録。実際の防御率との乖離(2.17)は150人以上の打者と対戦した投手のなかではメジャーで2番目に大きかった。

     また、フォーシームの平均球速は2019年の93.0マイルから93.6マイルへ上昇し、質の高いチェンジアップは今季も健在。昨季、被打率.444と打ち込まれたカーブはほとんど使わなくなり、カッターの使用割合が増加した。このように球種の使用割合にも工夫が見られるようになっており、ツキが好転すれば、大不振だった今季から一転、予想以上の好成績を残す可能性も十分にある。

     今オフ、チャーリー・モートンの引き留めに失敗したレイズだが、ワカの獲得でひとまず穴埋めに成功。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、ライアン・ヤーブローと合わせ、先発4枚が揃った。スネルにはトレード放出の噂も浮上しているが、今季好投したジョシュ・フレミングのほか、シェーン・マクラナハン、ブレント・ハニーウェル、ジョー・ライアン、ブレンダン・マッケイといった若手投手も控えており、先発の駒不足に苦しむような事態にはならないだろう。

     カージナルス時代の2015年に17勝、2017年にも12勝をマークしているワカ。新天地・レイズでかつての輝きを取り戻せるか注目だ。

  • ニグロリーグの公式記録認定で歴代最高打率が更新?

    2020.12.18 13:00 Friday

     日本時間12月17日、1920~48年のあいだに運営されていたニグロリーグの7つのリーグがメジャーリーグとして認定されることが発表され、記録の扱いに大きな注目が集まっている。たとえば、黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンは1945年にニグロリーグで26試合に出場して38安打、打率.384をマークしており、これが通算成績に加えられる可能性がある。ニグロリーグが公式記録に追加されることにより、メジャーリーグの歴代記録が大きく変わる可能性もあるのだ。

     データサイト「Seamheads」の集計によると、伝説の強打者ジョシュ・ギブソンは1943年にレギュラーシーズン69試合に出場して打率.466をマークしている。これは1894年にヒュー・ダフィーが記録した.440を上回る歴代最高打率となる。また、アーティー・ウィルソンは1948年に打率.437をマークしており、1941年のテッド・ウィリアムスに代わる「最後の4割打者」となるかもしれない。

     また、ギブソンはニグロリーグで通算打率.361を記録。これはロジャース・ホーンスビーの.358やシューレス・ジョー・ジャクソンの.356を上回っており、タイ・カッブの.367に次ぐ歴代2位の数字となる。まだ記録の扱いについては不透明な部分も多いが、ニグロリーグの伝説の強打者が次々にメジャーリーグの歴代記録ランキングの上位に名を連ねる可能性があるというわけだ。

     さらに「NoNoHitters.com」を運営するダーク・ラマーズによると、ニグロリーグではノーヒッターが24回達成されたことが知られているという。なかには開幕戦やニグロ・ワールドシリーズで達成されたものもあり、これらもメジャーリーグの歴史に加わる可能性がある。また、この24回以外では、1937年にニグロ・ナショナル・リーグのオールスター・ゲームでジョニー・テイラーが達成したノーヒッターがあり、史上唯一のオールスター・ゲームでのノーヒッターとして認定されるかもしれない。

     メジャーリーグでプレーする以前にニグロリーグでプレーした選手の通算成績が変更されるケースも続出するだろう。たとえば、ウィリー・メイズは1948年にニグロリーグで10安打を記録しており、従来のメジャー初安打がメジャー11本目の安打に変更される可能性がある。「5ディケード・プレーヤー」として知られるミニー・ミニョソは通算1963安打で引退しているが、ニグロリーグの3年間で154安打を記録。これを加えると2000安打を超えるため、今後の殿堂入り選考に影響を与える可能性もある。

     今のところ、まだ記録の扱いは確定していないため、これらはあくまでも可能性の話に過ぎない。しかし、ひとたび記録の扱いが確定すれば、世界中の野球ファンを巻き込んだ大騒動となることは間違いなさそうだ。

  • ロイヤルズ・マシーニー監督「地区優勝は現実的な目標」

    2020.12.18 12:30 Friday

     来季に向けてのロイヤルズの姿勢はシンプルだ。「再建は終わった。再びポストシーズンを目指す準備は整った」というものである。デイトン・ムーアGMは今オフ、昨年11月に球団を買収したジョン・シャーマン・オーナーの許可の下で積極的な補強を展開。来季が就任2年目となるマイク・マシーニー監督は「2021年シーズンの地区優勝は現実的な目標だと思っている」と語り、ワールドシリーズ制覇を成し遂げた2015年以来となるポストシーズン進出に意欲を見せている。

     新型コロナウイルスの影響により苦しい財政状況を強いられるなか、今オフのロイヤルズはすでに4人のFA選手と契約。クローザーのグレッグ・ホランドと再契約しただけでなく、カルロス・サンタナ、マイク・マイナー、マイケル・A・テイラーの3人をチームに加え、着々と戦力アップを進めている。

     マシーニーは地区4位に終わった今季について「同地区内の上位チームを相手にしても善戦していたと思う。いろんな部分で少し戦力が足りなかったのかもしれないけどね」とコメント。その一方で「若手選手が大きな成長を示したシーズンだった。彼らの成長に加え、マイナー、テイラー、サンタナ、ホランドのような選手と契約できた」と戦力が充実しつつあることを実感している。

     マシーニーは特にサンタナの加入を喜んでいる。「彼は投手に多くの球数を投げさせることのできる打者だ。彼には何度も苦しめられた記憶がある。彼のチームメイトだった選手から話を聞いたりするけど、本当にいい話ばかりだよ」とマシーニー。サンタナの辛抱強い打撃は発展途上の選手が多いロイヤルズに予想以上の好影響をもたらす可能性がある。

     なお、マシーニーは今オフの補強が終了したとは考えておらず、右打者の多い打線に左打者を加えたいと考えているようだ。今後も補強を進め、なおかつ若手選手たちが期待通りの成長を遂げれば、来季のロイヤルズは久しぶりに上位争いに加わることができるかもしれない。

  • ドジャース マーリンズから放出の右腕・スタネックに興味

    2020.12.18 12:00 Friday

     地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはマーリンズからノンテンダーFAとなった右腕ライン・スタネックに興味を示しているようだ。スタネックは2013年のドラフトでレイズから1巡目(全体29位)指名を受けてプロ入りしており、当時レイズのゼネラルマネージャーを務めていたのがアンドリュー・フリードマン(現・ドジャース編成本部長)だったという縁がある。スタネックは「オープナー」の代表例としても知られている。

     現在29歳のスタネックは、2017年にレイズでメジャーデビューし、メジャー2年目の2018年は59試合に登板して2勝3敗、9ホールド、防御率2.98、奪三振率10.99の好成績をマーク。59試合のうち29試合は「オープナー」として先発のマウンドに立った。リリーフで登板した30試合で防御率2.39と安定したピッチングを見せ、先発した29試合でも防御率3.38とまずまずの成績を残した。

     2019年はレイズで登板した41試合の6割以上にあたる27試合が「オープナー」としての先発登板。この27試合では防御率2.09と前年を上回る好成績を残し、レイズの「オープナー戦法」を支える存在となった。ところが、7月末のトレードでマーリンズへ放出され、移籍後の22試合はすべてリリーフ登板。シーズン通算では63試合で防御率3.97と平凡な成績に終わった。

     今季もブルペンの一員として開幕を迎えたが、開幕直後に発生した新型コロナウイルスのクラスターに巻き込まれて故障者リスト入り。1ヶ月近く戦列を離れたため自己最少の9試合にしか登板できず、防御率7.20と不本意なシーズンを過ごした。サービスタイムが3年に達して年俸調停権を取得した影響もあり、今月上旬にノンテンダーFAとなった。

     なお、スタネックにはヤンキースも興味を示していることが報じられている。レイズで「オープナー」としての地位を築いた右腕をめぐり、東西の「帝国」による争奪戦が繰り広げられるかもしれない。

  • カブス ヤンキースから放出の救援右腕・ホルダーを獲得

    2020.12.18 11:30 Friday

     カブスは日本時間12月18日、ヤンキースからノンテンダーFAとなっていた救援右腕ジョナサン・ホルダーを獲得したことを発表した。現地記者の報道によると、ホルダーの契約は1年75万ドルで、最大15万ドルの出来高が設けられているという。カブスはジェレミー・ジェフレス、ペドロ・ストロップ、ライアン・テペラといった主力リリーバーがFAとなり、ホルダーのほか、ウエーバーでロバート・ストックを獲得するなど、安価な選手で穴埋めを進めている。

     現在27歳のホルダーは、2014年のドラフト6巡目指名でヤンキースに入団し、2016年9月にメジャーデビュー。メジャー2年目の2017年に37試合で防御率3.89、2018年には自己最多の60試合に登板して防御率3.14をマークしていたが、2019年は34試合で防御率6.31、今季も18試合で防御率4.98と精彩を欠き、今月上旬にノンテンダーFAとなっていた。

     なお、ホルダーの契約は「ノン・ギャランティード・コントラクト(非保証契約)」となっており、年俸75万ドルが支払われることが保証されているわけではない。ロースター入りしてシーズン開幕を迎えることができれば75万ドルの全額が保証されるものの、春季キャンプ中に解雇された場合は年俸の一部しか支払われない。

     メジャーリーグ公式サイトによると、春季キャンプの1日目から15日目までのあいだに解雇された場合、解雇手当として30日分の日割り給与が支払われる。また、春季キャンプの16日目から最終日までのあいだに解雇された場合、解雇手当として45日分の日割り給与が支払われる。毎年、春季キャンプがスタートして2週間が経過したあたりで解雇される選手が続出するのはこの制度の影響である。

     よって、ホルダーは現時点で開幕ロースター入りを保証されているわけではない。カブスは今後もリリーバーの補充を進めていくと見られるが、ホルダーが年俸75万ドルを得るためにはロースター争いに勝利することが必要となる。

  • 4年契約のマッキャン「最初からメッツに惹かれていた」

    2020.12.18 11:00 Friday

     ホワイトソックスからFAとなったジェームス・マッキャンは日本時間12月16日、メッツと正式に4年契約を結んだ。関係者によると、4年契約の総額は4060万ドル。2年前にタイガースからノンテンダーFAとなった捕手はホワイトソックスで過ごした2年間を経て今オフ、メッツに不動の正捕手として迎えられることになった。メッツから「補強リストの上位にいる」ことを伝えられたマッキャンは「交渉が始まった最初の瞬間からメッツに惹かれていた」という。

     4年契約を得るまでのマッキャンの道のりは、決して平坦なものではなかった。タイガースで有望な捕手として期待され、正捕手を担ったものの、2017年に打率.220、8本塁打、OPS.581と自己ワーストの成績に終わり、事実上の戦力外と言えるノンテンダーFAに。ホワイトソックスへ移籍した2019年は一転して打率.273、18本塁打、OPS.789をマークし、オールスター・ゲームに初選出されたが、守備面の評価は芳しくなかった。

     しかし、今季は新加入のヤスマニ・グランダルとの併用を強いられながらも、限られた出場機会のなかで打率.289、7本塁打、OPS.896の好成績を残し、前年の打撃成績がフロックでなかったことを証明。さらに、課題の守備面でも成長を示し、特にフレーミングの指標は大幅に改善された。「物事が起こるには理由がある」と語るマッキャンだが、よりよい選手になるために努力を続ける姿勢を高く評価したメッツは、正捕手として彼を迎え入れることを決めた。

     メッツはJ・T・リアルミュートの市場がスローペースであることを考慮し、リアルミュートの動きを待った結果、リアルミュートとマッキャンの両方を取り逃してしまうことを懸念。早めにマッキャンを確保するのが得策と判断したようだ。一方、マッキャンはメッツが大型補強を目指していることをニュースなどで把握。最初にメッツから連絡をもらったとき、「補強リストの上位にいる」ことを聞かされ、交渉の初期段階からメッツに惹かれていたという。

     相思相愛の4年契約。そこに他球団が入り込む余地はほとんどなかったに違いない。

  • ブ軍・ビシェット「レメイヒューは球界で最高の打者だ」

    2020.12.18 10:30 Friday

     ジョージ・スプリンガーを除けば、DJ・レメイヒューは今オフ、ブルージェイズと関連して名前が挙がるケースが最も多い選手の1人である。ブルージェイズの選手たちもレメイヒューのことを高く評価しており、たとえばボー・ビシェットは「レメイヒューは球界で最高の打者だと思う。これまで見てきたなかには彼に近い存在すらいないと思っている」と語っている。ブルージェイズの選手たちは球界屈指の好打者が自軍に加わることを望んでいるようだ。

     ビシェットは日本時間12月17日に同僚ロス・ストリップリングのポッドキャスト番組に出演し、アメリカン・リーグのMVP投票で昨季4位、今季3位にランクインしたレメイヒューのすごさを熱弁した。「これだけは言わせてもらう。レメイヒューは球界で最高の打者だと思う。これまで見てきたなかには彼に近い存在すらいないと思っている。僕が一緒にプレーしたいと思うナンバー1の選手だ」とビシェット。「もしそれが実現すれば最高だね」と自軍のレメイヒュー獲得を望んでいる。

     ストリップリングも投手の立場からビシェットの意見に同意している。「彼は投手にとって最悪の存在だよ。彼がチャーリー・ブラックモン、トレバー・ストーリー、ノーラン・アレナードに挟まれていた時代があったんだぜ?ひどいものだったよ」とロッキーズの強力打線と対戦したドジャース時代を回顧。「彼は本当に素晴らしい選手だよ。彼についていい話しか聞かないしね」とレメイヒューのことを絶賛した。

     レメイヒューについては、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが「彼との再契約が今オフの最優先事項」と話しており、ブルージェイズが獲得するためにはヤンキースとの争奪戦を制する必要がある。ブルージェイズは現在、スプリンガーと交渉中であると見られるが、ビシェットやストリップリングが一緒にプレーすることを希望するレメイヒューをチームに加えることはできるだろうか。

  • メッツがアレナード獲得に動く? トレード成立は期待薄か

    2020.12.17 17:00 Thursday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは日本時間12月17日、「ナショナル・リーグの金満球団」がノーラン・アレナード(ロッキーズ)の獲得に動く可能性について報じた。その球団はドジャースではない。モロシによると、ジョージ・スプリンガーの獲得に注力していると見られるメッツがアレナード争奪戦においてドジャースよりも優位なポジションに立っているという。モロシが指摘する通り、メッツはアレナード獲得に動くのだろうか。

     関係者によると、メッツとロッキーズは今オフ、連絡を取り合ってはいるものの、トレードについて具体的に話し合いを行っている様子はないという。メッツはジャレッド・ポーターが先日、ゼネラルマネージャーに就任したばかり。ポーターがメッツのチーム状況を把握し、補強に向けて本格的に動き始めるまでにはもう少し時間が必要と見られている。

     モロシは「ロッキーズがゴールドグラブ賞8度の三塁手を放出することを決めた場合、トレード相手の選択肢はほとんどない」と指摘する。アレナードは6年1億9900万ドルもの契約を残しており、来季の年俸は3500万ドル。コロナ禍において、この大型契約を引き受けることができるチームはほんの一握りだ。また、「自軍のフランチャイズ・プレーヤーを同地区のライバル球団へ放出することは考えにくい」とし、アレナードの移籍先としてドジャースではなくメッツを挙げている。

     アレナードはロッキーズのジェフ・ブライディッチGMに不信感を抱いており、来季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使する可能性がある。しかし、コロナ禍において現行の契約を上回るような好条件を得られる可能性は極めて低い。アレナードは全球団に対するトレード拒否権も持っているが、ロッキーズから移籍できるのであれば、この権利を放棄するだろう。その場合、オプトアウトの権利を行使せず、2026年までの契約を全うするのではないだろうか。

     したがって、メッツはアレナードが1年後にオプトアウトするのリスクを気にすることなくトレード交渉に臨めるはずだ。ロッキーズとしても、1年後にオプトアウトの権利を行使してFAとなって去られるより、トレードの対価を得られるほうがいいのは間違いない。また、アレナードの放出に成功すれば、トレバー・ストーリーを引き留める資金を用意できるというメリットもある。

     とはいえ、メッツはスプリンガーに加えて先発投手の獲得も目指しており、スプリンガーとアレナードを獲得してしまうと流石のメッツでも予算オーバーとなる可能性が高い。コロナ禍における異例のオフシーズンでは何が起こっても不思議ではないが、アレナードのトレードが成立する可能性は低そうだ。

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