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怪物スキーンズ ワールドベースボールクラシックでは2試合に先発予定

 来るワールドベースボールクラシックでは、ポール・スキーンズがアメリカ代表のために一度ならず投球する姿が見られるだろう。

 FOXスポーツ、ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者とのインタビューで、スキーンズはアメリカ代表がプール戦を突破すれば、ワールドベースボールクラシックで2試合に先発する予定だと語った。 「われわれが勝ち、進むべきところまで進めば、決勝トーナメントでまた投げるだろう」

 スキーンズは25日(日本時間26日)のブレーブス戦でグレープフルーツリーグ(フロリダで行われるオープン戦)で今春初登板を行う予定だ。スキーンズはまた、来週アリゾナで行われるアメリカ代表のエキシビションマッチにも登板する予定だと同記者に語った。アメリカ代表は3月3日(同4日)にジャイアンツ、4日(同5日)にロッキーズと対戦する予定だ。

 一方、同じくアメリカ代表のタリック・スクーバル(タイガース)は、ワールドベースボールクラシックでは1試合にのみ先発予定だと明かした。スキーンズとスクーバルは状況が異なる。スクーバルはフリーエージェント(FA)を目前に控えており、3年連続プレーオフ進出を目指すタイガースにとって重要な存在だ。一方で、23歳のスキーンズが複数試合に先発できるのはおそらく驚くべきことではないだろう。

 スキーンズは昨季、防御率1.97、216三振、そして187回2/3を投げて、総合指標bWARでは7.7を記録。圧倒的な成績を収め、満場一致でナ・リーグサイ・ヤング賞を受賞した。パイレーツの若きエースはデビューから2年で55試合に先発し、防御率1.96、2年連続でオールスターに先発するなど華々しいキャリアのスタートを切っている。

2026.2.25 14:27 Wednesday

カブス・今永昇太が今春初登板 球速アップに手応え

 24日(日本時間25日)、今永昇太の今春初先発の試合には、かなり多くの日本メディアが集まった。多くのMLBの日本人スターがワールドベースボールクラシック(WBC)のために東京へ向かう中、今永は他のキャンプを取材していた記者を前に自分自身を見つめていた。

 2023年、今永が侍ジャパンがアメリカ代表を劇的に破ったワールドベースボールクラシックの決勝戦に先発した。今季、ワールドシリーズ進出を目指すカブスにとって鍵となるシーズンに向けて復活を期す今永は、チームに残り、投球フォームとトレーニングに集中することを選んだ。

 今永はエドウィン・スタンベリー通訳を介して、侍ジャパンには素晴らしい選手が揃っていること、チーム全員の健康と、そして同僚の鈴木誠也を含むチームの優勝を祈る旨をコメントした。

 この日、今永は2回無失点、1三振、無四球、3安打の好投を披露。33球を投げ、パドレス打線から19スイングを誘い、4度の空振りを奪った。持ち前の直球とスプリットのコンビネーションに加え、スイーパーとカーブも織り交ぜた。

 最も注目すべきは、今永の直球の平均球速が93マイル(約150キロ)をスタットキャスト上で記録したことだ。これは昨季の平均球速90.8(約146キロ)より2.2マイル(約3.5キロ)速い。そして、素晴らしい活躍を見せた2024年の新人年の91.7マイル(約147キロ)よりも速い。今永はコントロールとデセプション(打者に投球を見づらくさせる技術)に頼る傾向が強いが、スピードガンの数字が出ているのは明るい兆候だ。

 今永も、自分にとっては球速が全てではないと前置きしながらも、球速が出ていれば有利に立てると、コメントで認めている。そして、スプリングトレーニング初戦は良いスタートを切れたと手応えを感じているようだ。

 今永にとって、オフと今春を通した大きな目標は、昨季5月にハムストリングを負傷する以前の下半身の筋力を取り戻すことだった。この挫折が後半戦の苦戦の一因ともなり、シーズン最後の数カ月間では投球フォームが乱れた。

 今永はこの日、自身の舞台裏での努力が実を結びつつあることが示されたと感じた。身体のコンディションは最高の状態だったと認め、全体的に良い日になったと、スタンベリー通訳を介して総括した。

 今永は昨季、厳しい形でシーズンを終えたが、カブスのクレイグ・カウンセル監督は今永の復活を楽観視している。 「昇太は(オフシーズンを迎えるにあたり)素晴らしい状態にあると思っていた。彼の去り方に本当に満足しているし、彼が非常に良いポジションに就くだろうと確信していたし、その準備もできていた」

新戦力コンフォートがキャンプイン

 カブスはまだ外野手マイケル・コンフォートとのマイナー契約を正式発表していないが、コンフォートはこの日、カブスの球団施設でユニフォームを着てトレーニングを行った。

 カウンセル監督によれば、コンフォートは今後数日間は練習に励むものの、今週末にはオープン戦に出場できる可能性がある。ピート・クロウ=アームストロング(アメリカ)と鈴木誠也(日本)がワールドベースボールクラシックに出場するため、カブスはコンフォート、ケビン・アルカンタラ、ジャスティン・ディーン、チャス・マコーミック、ディラン・カールソンといった控え外野陣に打席数を回すことになる。 「ある意味、彼らがここにいてくれたら良かったのに。しかし、彼らのおかげで他の人々にチャンスが生まれている」と、カウンセル監督はPCAと鈴木の不在を嘆きながらも、競争を歓迎している。 さらにコンフォートについて「今朝、彼とじっくり話をした。マイケルは自分の現状をとてもうまく説明してくれたと思う。彼は良い状態にある。経験から学ぶことで、良い状態を保てるのだ。ロースター外契約でキャンプに参加するとなると、不確実性はつきものだが、彼はその不確実性をうまく活用できる立場にあると思う」

有望株ロングが回復中

 一塁手ジョナソン・ロング(昨季終了時点でのMLBパイプラインの有望株ランキングでは球団6位)は、21日(同22日)の試合で左肘を捻挫した。しかし、この日は軽い練習を増やした。チャイニーズ・タイペイ代表としてワールドベースボールクラシックに出場余地エのロングは、今後数日間は肘の検査を続けるため、代表への参加を27日(同28日)に延期した。 「だいぶ良くなってきている。レントゲン検査でも問題なかった。痛みも薄れてきている。まだ少し残っているが、毎日良くなっているタイプだ。今日もスイングをした」と、カウンセル監督はコメントした。

2026.2.25 14:02 Wednesday

パイレーツの球界No.1有望株グリフィン 特大フェンスを超える2HR

 その一振りはスムーズで正確だった。カーブはストライクゾーンの真ん中に入りすぎた。そして、コナー・グリフィンが今春に見た数え切れないほどのボールと同じように、打球はホームからかなり遠くへと着地した。ただ、この日放った打球とそれまでの打球には、大きな違いがあった。 このホームランは成績に入る。

 球界最高の有望株であるグリフィンが、短いプロ人生の中で成し遂げてきた多くのことと同様に、今季のグレープフルーツリーグ(フロリダで行われるオープン戦)の初本塁打も記憶に残るものとなった。飛距離は374フィート(約113メートル)だったが、104.8マイル(約168キロ)の打球初速と28度のローンチアングルが相まって、グリーンモンスターを模したレフトスタンドにいた全員が、打球がその頭上を通り過ぎて球場を飛び出す瞬間に見とれていた。

 レッドソックスの先発左腕レンジャー・スアレスが2ボール1ストライクから投じた一球を捉えたこの本塁打により、パイレーツは二回でリードを奪い、16対7で完勝した。 「彼についてはとても良い評判を聞いていた。素晴らしい、素晴らしい野球選手で、とても良い打者だ。それは見ての通りだ。球界のトッププロスペクトなら、みんなもそれを期待するだろう。そして彼は今日、それをやってのけた。いや、驚きはしなかったよ」と、打たれたスアレスも脱帽した。

 ドン・ケリー監督は今春、グリフィンについて度々コメントを求められる。そしてフィリーズのブライス・ハーパーのような選手も喜んで考えを共有する。依然として、19歳のスター候補は毎日のように新しいことをやってのける。賛辞が尽きるまでしばらく時間がかかるだろう。

 グリフィンはこの日、その通りのことをやってのけた。第2打席で飛距離440フィート(約134メートル)、打球初速111マイル(約178キロ)の本塁打を放ち、再び左中間のグリーンモンスターを超えた。 「フェンウェイ・フィールドの寸法で、あんなに遠くまで飛ばせる選手はそう多くない。これがフェンウェイ・サウスの球場なのは知ってるけど、あのタイミングでスタジアムを出ていったのは本当にすごかったよ」

 グリフィンはこの試合の最後の2打席では凡退したが、どちらも無得点に終わったわけではなかった。五回のゴロでは1打点を挙げ、この日4打点目をマーク。六回の打席でも堅実なアプローチを発揮し、バットを折られて三塁ゴロに打ち取られるまで、4球連続ファウル(その内、1球は打球初速102.2マイル)を含む6球粘った。

 グリフィンが今季放った9本の打球の内、4本は打球速度が100マイル(約160キロ)を超えた。レッドソックス戦での2本塁打で100マイルを超え、そして22日(日本時間23日)の2本のライナーアウトでは、それぞれ109.1マイル(約175キロ)と105.6マイル(約169キロ)を記録した。

 「感銘を受けた。シーズン終了後、彼について(元レッドソックスのコーチで、現在はパイレーツのマイナーでコーチを務めるアンディ・フォックス氏と)話をした。彼のチームは昨年、イースタンリーグで優勝したと思う。『素晴らしいチームだったね?』と私が言ったら、『いや、素晴らしいショートがいたんだ』と言われたんだ」と、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は語った。

 グリフィンがスプリングトレーニングで活躍して開幕ロースターを勝ち取った場合、近代野球(1900年以降)で史上21人目の10代の選手となる。また、1999年にエイドリアン・ベルトレが20歳の誕生日を迎える2日前にドジャースで開幕三塁手を務めて以来、開幕スタメンとしては最年少となる。

 プロで1シーズンしか経験していない選手に、これほどのプレッシャーをかけるのは大変であるため、少しだけプレッシャーを和らげておこう。グリフィンが今季中にMLBデビューを果たさなければ、それは驚くべきことだ。もし4月24日の誕生日前にデビューすれば、2018年にナショナルズでデビューを果たしたフアン・ソト以来、初の20歳未満の野手となる。

「19歳にしては驚異的だ。あの日、ポール(・スキーンズ)相手のライブBPについて話したんだ。直球3球で三振を喫した後、レフトへスライダーを叩き込んだ。彼はそういう調整能力を見せてくれた。彼がまだ19歳だということを忘れてはいけない」

「どうすれば彼をプッシュし続け、コナーらしく自由にプレーさせられるだろうか? 外に出て調整し、彼らしくプレーさせればいい」

 めったに見られない、かなり壮大な出来事が起こるのではないかという期待が非常に高まっていますが、たとえ今すぐに起こらなくても、起こったときにはやはりかなりすごいことになるでしょう。

 今のところは、残りの春の間グリフィンを見ているだけでも十分楽しめるだろう。いずれグリフィンは、本物のグリーンモンスターを超えるつもりだ。 「これまで、大きなフェンスを超える本当にかっこいいホームランを何度も見てきた。その仲間入りができたら最高だね」

2026.2.25 12:47 Wednesday

ブレーブスがCY賞左腕セールと契約延長 球団史上最高額の平均年俸

 ブレーブスのアレックス・アンソポロス球団編成部長は、クリス・セールに球団史上最高額の年俸を支払うことについて問われたとき、ためらうことはなかった。 「もしこれに値する人がいるとすれば、それは彼だ。奇妙に聞こえるかもしれないけど、実は重要なことだと思うんだ。球団史上最高のAAV(1年あたりの年俸)を獲得するのに、彼以上にふさわしい人はいない。彼の持ち味、彼のやり方、その他全てが素晴らしい。だから、彼はまさにこれに値する」

 セールの笑顔は24日(日本時間25日)の朝、ブレーブスがセールに1年2700万ドル(約42億円)の契約延長を申し出た時、さらに広がった。この契約には2028年シーズンの3000万ドル(約46億円)のオプションも含まれている。セールがアトランタで引退したいと表明してからわずか2週間後にこの契約が成立したのは偶然ではない。アンソポロスも「実現したら嬉しい」と答えていた。

「ちょっと変な感じだったよ。彼が言ったことはその通りだったのか? 僕が言ったことはその通りで、それでお互いに『本気で言ってるのかな?』って顔を見合わせたんだ。それで僕は(エージェントのB・B・アボットに)電話して、『アレックスに電話して、何か相談して』って言ったんだ。僕たちが売り込み、彼らも売り込みをして、最終的に僕たちの妥協点が見えたんだ」と、セールは語る。

 セールの年俸2700万ドル(約42億円)は、2019年にジョシュ・ドナルドソンが結んだ1年2300万ドルの契約を上回り、球団のそれまでの史上最高額を塗り替えた。

 セールが2024年にブレーブスに加入した際、それが最後のシーズンになると想定していたことを考えると、この高額な契約延長はさらに注目に値する。しかし、セールはその年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、昨年には殿堂入りのチャンスを広げた。そして、ブレーブスのクラブハウスで最も尊敬され、愛されるメンバーの一人となった。 「彼はリーグトップ5からトップ10に入る先発投手だ。誰もがそう思うだろう。それに、彼のメークアップ、性格、仕事への姿勢、そしてわれわれの若い投手全員にとっての模範となる存在、そしてチームメイトとしての資質も加わる。クリス・セールのような選手が他にもいればと思うよ」と、アンソポロスは賛辞を惜しまない。

 ウォルト・ワイス監督も同様に熱烈な賛辞を送った。 「彼は私がこれまで見てきた中で最高の選手の一人だ。彼の仕事ぶり、闘志、そして人への接し方、あらゆる要素を考慮すれば、彼には気取ったところが全くなく、殿堂入り選手だ。彼は稀有な存在であり、そこに大きな価値がある。もちろん、彼は素晴らしい投手でもある」

 2024年の開幕前、レッドソックスがセールに1700万ドル(約26億円)をブレーブスに送り、ボーン・グリッソムを獲得したとき、セールはケガの影響で直近4シーズンで合計31先発にとどまっていた。つまり、セールが39歳になる2028年までプレーを続ける可能性があるとは、誰も予想していなかったと言っても過言ではない。 アンソポロス編成部長は「この球団が彼に新しい息吹を与えたと思う。しかし、彼は世界中の称賛に値する」と言う。

 セールは昨季、肋骨の負傷で2ヵ月間戦線を離脱し、2024年は背中の負傷でシーズン終盤を離脱し、ブレーブスはプレーオフで早々に敗退した。しかし、ベテラン投手であるセールは、今後3シーズンは持ちこたえられると信じられる根拠をほぼ築き上げている。

 セールは過去2シーズン、ブレーブスで50試合(先発49試合)に登板し、防御率2.46を記録している。昨季は長期離脱があったにもかかわらず、過去2シーズンの三振数は390で、MLB10位に位置している。

 オールスターに9度選出されたセールは、先発投手の中ではギャレット・クローシェ(32.9%)に次ぐ、MLB2位の奪三振率32.2%を記録。この数字は、2012年から2018年まで7年連続でア・リーグのサイ・ヤング賞投票で上位6位以内に入った時期の圧倒的な投球を取り戻したことを物語っている。セールは語る。 「21歳で、まだ駆け出しの頃、全てが噛み合えばこんな感じになると思っていた。これこそ、私が夢見ていたことだ。当時は、こんなことが起こるなんて想像もできなかっただろう。でも、ここまで連れてきてくれたすべての人々に、心から感謝している」

2026.2.25 11:48 Wednesday

アロンソが新天地オリオールズで好発進 オープン戦2試合連続アーチ

 ピート・アロンソはオリオールズのユニフォームを着て出場したすべての試合で本塁打を放っている。

 グレープフルーツリーグのオープン戦はまだ2試合しか出場していないが、アロンソは新天地オリオールズで好スタートを切った。31歳の一塁手は、20日(日本時間21日)の開幕戦(対ヤンキース)で初本塁打を記録し、22日(同23日)にフロリダ州レイクランドのジョーカーマーチャントスタジアムで行われたタイガース戦(4-4の引き分けで終了)でも一発を放った。

 アロンソは昨年12月11日、5年総額1億5500万ドル(約239億円)の大型契約でオリオールズに加入。早くもオリオールズのラインナップとクラブハウスに見事に溶け込んでいる。「ポーラーベア」(シロクマ)の愛称で知られるアロンソは、すでに発言でチームを引っ張る存在となっているが、フィールド上ではFA市場で高い評価を得た自慢の長打力を遺憾なく発揮している。

 アロンソの移籍後初アーチは、20日(同21日)に放ったレフトへの豪快な2ラン本塁打だった。2本目は、22日(同23日)の三回に左腕コナー・ピルキントンから放ったソロ本塁打で、左中間へ放り込んだ。強い風がライト方向へ吹いていたことを考えると、まさに驚異的な一撃だった。

 タンパ近郊に住んでいるアロンソは、オリオールズがオープン戦で訪れるビジター球場の多くが自宅からそれほど遠くないため、ホームゲーム以外の出場にも前向きな姿勢を示している。さらに、アロンソは開幕前に多くのオープン戦に出場し、シーズンに向けた準備を行うことを好んでいる。

 先日、アロンソは「シーズンに向けた準備をするのが好きなんだ。(オープン戦で)いろんな投手と対戦できるのは良いことだと思う」と話していた。

 すべての試合で本塁打を打つという現在のペースを維持するのは不可能かもしれないが、アロンソは今季、そして来季以降の4シーズンもオリオールズ打線の中軸を担う。そして、たくさんの本塁打を打つことになるだろう。

2026.2.23 09:40 Monday

ジャイアンツが鈴木誠也の打席で珍しいトリプルプレーを完成させる

 ジャイアンツの先発左腕ロビー・レイはカブスを相手にオープン戦初登板。わずか4球を投げたところで警報のベルが球場に鳴り響いた。

 22日(日本時間23日)にスコッツデールスタジアムで行われたジャイアンツ対カブスの初回、非常ベルが誤作動し、ファンに避難を促すアナウンスがスピーカーから大音量で流れた。何十人ものファンが出口に向かい始めたが、レイをはじめとする選手たちは一塁の塁審から試合続行を命じられた。

 レイは「『えっ、このままプレーするの?』って思ったよ。少し動揺したね」と振り返る。

 数分後、非常ベルはようやく鳴り止んだが、そこからさらに激しいイニングが続いた。

 動揺したレイは、初回先頭からの打者3人に対して連続四球とシングルヒットを許した。しかし、ジャイアンツは奇妙なトリプルプレーを完成させ、レイは無失点でピンチを切り抜けるという大きな幸運に恵まれた。

 無死一、二塁の状況で、カブスの鈴木誠也が二塁後方へのポテンヒットを放った。二塁手のルイス・アライズはこの打球を拾い、本塁へ送球しようとしたが、一塁手のラファエル・デバースがその送球をカットし、一塁を回って二塁を狙っていた鈴木をアウトにした。二塁走者のマット・ショウは三塁でストップしていたが、一塁走者のアレックス・ブレグマンも三塁に到達してしまい、三塁ベース上で2人の走者が並ぶことに。遊撃手のウィリー・アダメスがタッチして、後ろの走者のブレグマンがアウトとなった。

 この時点でプレーは終了し、2死三塁で試合が再開されるのかと思いきや、ショウがアウトになったと勘違いしたのか、三塁ベースを離れてしまう。三塁手のマット・チャップマンがそれを見逃さず、ショウにタッチをして、異例のトリプルプレーが完成した。

「たった1試合だけど、スプリングトレーニングとしては十分すぎるくらいのカオスだったね」とレイは笑顔で語った。

2026.2.23 09:04 Monday

オープン戦初日 ABSチャレンジシステムはどのように機能したのか

 T-モバイルが提供する自動ボール/ストライク(ABS)チャレンジシステムが今季からメジャーでも導入される。このシステムにより、野球というゲームの精度と戦略性はさらに高まるだろう。

 20日(日本時間21日)、2026年のオープン戦が開幕し、ABSの運用もスタートした。ABSは昨春のオープン戦でも試験的に導入されたが、正式に採用が決まった今、実際の試合でどのように機能したかを確認しておこう。

 カクタスリーグ(アリゾナ州)とグレープフルーツリーグ(フロリダ州)の合計5試合で23回のチャレンジが行われた。1試合あたり4.6回となる。チャレンジが成功して判定が覆ったのは23回中13回。チャレンジ成功率は56.5%だった。

 チャレンジ回数が最多だったのは、ソルトリバーフィールド・アット・トーキングストックで行われたダイヤモンドバックス対ロッキーズの一戦。2チーム合計で7回のチャレンジを行い、うち6回が成功だった。ダイヤモンドバックスは全チーム中最多となる5回のチャレンジを行い、うち4回が成功。ロッキーズは2回のチャレンジを2回とも成功させた。

 試合を行った10チームのうち、1回もチャレンジをしなかったのはオリオールズだけ。オリオールズ、マリナーズ、ロイヤルズはチャレンジの成功が1回もなかった。

 21日(同22日)には全チームのオープン戦が開幕する。チャレンジが行われる回数も一気に増加することになりそうだ。

2026.2.21 11:50 Saturday

ヤンキースの右腕コール トミー・ジョン手術後初めて打者と対戦

 ヤンキースのエース右腕ゲリット・コールは20日(日本時間21日)、昨春のトミー・ジョン手術以降では初めて打者と対戦し、タンパのジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で1イニングの登板をこなした。

 コールは実戦でも試してみる可能性があることを示唆していたワインドアップの投球モーションを披露し、約20球を投げた。速球の球速は95~96マイル(153~155キロ)ほど。今回の登板ではトレント・グリシャム、アーロン・ジャッジ、ジェイソン・ドミンゲスと対戦した。

 エド・スミス・スタジアムでオリオールズとのオープン戦初戦を迎えたアーロン・ブーン監督は「本当に良かったみたいだね」とコールの登板について言及した。

 ヤンキースは投手陣の大黒柱であるコールが5月下旬から6月あたりに目―復帰を果たすことを期待しているが、オープン戦の終盤に数イニングだけ投げる可能性も残されている。

 コールは2023年に33度の先発登板で15勝4敗、防御率2.63の好成績を残し、サイ・ヤング賞を受賞。2024年はケガの影響で出遅れたが、17度の先発登板で8勝5敗、防御率3.41を記録し、球団史上41度目のリーグ優勝に貢献した。

 コールは最近「僕は自信家なんだ。自分自身に対して高い期待を抱いている。ただし、全体的なパフォーマンスや期待値に関しては、具体的な目標や数値は特に決めていない。日々の業務に対処し、目の前の仕事をしっかりこなしていけば、上手くいくんだ」と語っていた。

 さらに「物事がよりエキサイティングになり、どんどん動き出すにつれて、それ(目の前の仕事をしっかりこなすこと)を続けることが重要だ。ここまで来られた理由を信じ続け、焦りすぎないようにしたい」とリハビリにおける心構えについて言及した。

 コール自身は、トミー・ジョン手術からの完全復活には14~18カ月が必要だと考えている。リハビリ生活は「長くて退屈」だったという。

「(リハビリの)終わりが近づくにつれて、少しずつ勢いが出てきた。全体的に見て、日々の業務をしっかりこなし、それを継続的に行うという点において、リハビリのプロセスは本当に順調だったと思う」と語り、リハビリに費やした1年間のことを振り返った。

2026.2.21 10:40 Saturday

パドレスの松井裕樹 ワールドベースボールクラシック欠場の可能性が浮上

 パドレスの松井裕樹は19日(日本時間20日)にキャンプ地で行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)中に股関節(鼠径部)を痛めたため、日本代表に選出されている来月のワールドベースボールクラシックへの出場が危ぶまれる状況となっている。

 松井はライブBPの登板を早めに切り上げた。球団は松井の状態について「左股関節の張り」と表現している。長期離脱を強いられるようなものではなく、クレイグ・スタメン監督は「毎日様子を見ていく」と話しているが、ワールドベースボールクラシックの開幕が迫る中、試合での登板に向けて準備が間に合わない可能性がある。松井が欠場した場合、前回王者のブルペンにとって大きな痛手となるだろう。

 スタメン監督は「休養日を経て、彼の状態がどうなるか、あす彼がどのように感じるかを見守る必要がある。正直に言って、ワールドベースボールクラシックへの出場が危ぶまれる状況だと思う」と語った。

 松井はパドレス移籍後の2年間で125試合に登板し、防御率3.86を記録。試合中盤のイニングを担う左腕として貴重な戦力となっている。日本代表では試合終盤のイニングなど、より重要な役割を担う戦力として期待されていた。

 日本代表は3月6日、東京ドームでチャイニーズタイペイとの初戦を迎える。スタメン監督によると、ワールドベースボールクラシックの出場については、松井が球団のメディカルスタッフと相談した上で決断を下す見込みだという。最終的な決断が下されるまでにはもう少し時間がかかるかもしれない。

 スタメン監督は「毎日様子を見る必要がある。昨日ライブBPに登板し、股関節に少し張りが出たから、早めに登板をやめさせた。今日は少し状態が良くなったようだ。あすはキャッチボールができるかもしれない」と松井の状態について言及した。

2026.2.21 09:56 Saturday

ツインズの右腕ロペスがトミー・ジョン手術 2026年シーズン全休へ

 ツインズのエース右腕パブロ・ロペスはセカンドオピニオンを経て、トミー・ジョン手術を受けることを決断した。キース・マイスター医師による精密検査を受けた結果、右肘の内側側副靭帯の重度の断裂という当初の診断結果が確定。トミー・ジョン手術は避けられないと判断したようだ。マイスター医師による手術は25日(日本時間26日)にテキサスで行われる。

 ロペスは「最初から分かっていたんだ。ただ『ほかの人が違うことを言ってくれるかもしれない』という、ほんのわずかな可能性だけを期待していた。もし違うことを言ってくれる人がいたら、(手術ではない)別の選択肢を模索していただろう。でも『100%』というわけではないけど、こういう結果になることは分かっていたし、手術をしなければならないということは確信していた」と率直な心情を吐露した。

 ロペスがトミー・ジョン手術を受けるのはキャリア2度目。2026年シーズンを全休するのは確実だが、一般的には12カ月ほどで戦列復帰できるため、2027年シーズンは開幕からプレーできる可能性がある。

 2度目のトミー・ジョン手術後の戦列復帰が不透明だった時代はそれほど昔のことではない。しかし、近年では複数回のトミー・ジョン手術を受けることが一般的となり、2度目の手術後にキャリアを再開できる投手も増えている。

 ロペスは「希望はあるし、実際に復帰できた投手も多い。あとは僕が毎日しっかり努力すればいいだけだ。形式的にリハビリをこなすだけでなく、毎日やるべきことをしっかりやり遂げる必要があると理解しているよ。1日1日を大切にしないとね。過去を生きれば悲しくなる。未来を生きれば不安になる。だから今を生きるのが大切なんだ。そうすれば、ベストのコンディションで復帰を目指すことができるだろう」と術後のリハビリに向けた心境を語った。

2026.2.21 09:33 Saturday

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