English Español 韓国語

 
More>>

MLBのライブ配信観るなら《SPOTV NOW》

spotvnow

TRENDING NOW

タイガースとスクーバルが今季年俸で合意できず 希望額に大きな乖離

 タイガースは8日(日本時間9日)、年俸調停権を持つ8選手のうち7選手と今季の年俸について合意した。唯一の例外となったのは2年連続サイ・ヤング賞の絶対的エースだ。

 タイガースは米東部時間8日午後8時(同9日午前10時)の期限までにタリック・スクーバルと合意できなかった。そのため、両者は今季の年俸を決めるために年俸調停を行うことになる。球団側の提示額と選手側の希望額には大きな乖離があるため、どのような結果になるか注目される。

 MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、スクーバルは今季の年俸として3200万ドル(約48億円)を希望。一方、タイガースの提示額は1900万ドル(約28億5000万円)だった。

 スクーバルは今季がフリーエージェント(FA)になる前のラストイヤー。年俸調停の公聴会は1月26日~2月13日の期間に行われる予定だが、タイガースとスクーバルはそれまで交渉を継続することができる。しかし、タイガースは条件提示の期限を厳密なデッドラインとして扱うのが通例となっており、年俸調停を経て、スクーバルの今季の年俸が決定されることになりそうだ。

 タイガースが最後に年俸調停を実施したのは2019年。右腕マイケル・フルマーと合意できず、年俸調停が行われた。

 もしスクーバルが年俸調停で勝利した場合、3200万ドルは年俸調停期間中の選手が受け取る年俸として史上最高額となる。

 年俸調停期間中の投手の最高年俸は、タイガースでもプレーした左腕デービッド・プライスが記録保持者となっており、2015年に1975万ドル(約29億6000万円)を受け取った。野手も含めると、フアン・ソトがヤンキースに在籍していた2024年に3100万ドル(約46億5000万円)を受け取っており、これが年俸調停期間中の選手の最高記録となっている。

 いずれにせよ、スクーバルは昨季の年俸1015万ドル(約15億2000万円)から大幅な昇給となる。29歳の左腕は投手三冠に輝いた2024年に続き、昨季も圧倒的な成績を残し、ア・リーグでは1999~2000年のペドロ・マルティネス以来となる2年連続サイ・ヤング賞に輝いた。

 ベースボールリファレンスによると、スクーバルは総合指標WARでア・リーグ投手1位の6.5を記録。31先発で195回1/3を投げ、いずれもリーグ1位となる防御率2.21、WHIP0.89、ERA+187をマークした。

 スクーバルがFA前のラストイヤーを迎えているため、今オフはトレードの噂が絶えない。タイガースはエース左腕へのトレードの問い合わせに応じるかどうか、その態度を明確にしていないものの、「トレードにおいて放出不可の選手は1人もいない」という姿勢を貫いている。

 もちろん、これはタイガースがスクーバルの放出を画策していることを示唆するものではない。なぜなら、スクーバルはポストシーズン進出を目指すタイガースにとって必要不可欠な戦力であり続けているからだ。そして、スクーバル自身も昨年11月にサイ・ヤング賞を受賞したあと、「2026年もタイガースでプレーしたい」との思いを表明した。

 タイガースのA・J・ヒンチ監督は今週、地元のラジオ番組に出演した際、スクーバルについて質問を受けた。

 その際、ヒンチ監督は「私はタリックのすべてが大好きなんだ。誰もがそう思うはずだ。彼について、これだけ多くの話題が飛び交い、多くの好奇心が寄せられ、多くの報道がなされているのは、彼が今、野球界の頂点にいる投手であり、タイガースの一員であるからだ。私はそのことを誇りに思うよ」と話していた。

 スクーバルと合意できなかったタイガースだが、ケーシー・マイズ、ライリー・グリーン、ザック・マキンストリー、スペンサー・トーケルソン、ウィル・ベスト、ケリー・カーペンター、タイラー・ホルトンの7選手と今季の年俸について合意し、年俸調停を回避することに成功した。

2026.1.9 12:25 Friday

コール復帰を待つヤンキース トレードでの先発投手補強を模索中

 ヤンキースが今季の戦いを見据えるとき、大黒柱のゲリット・コールがトミー・ジョン手術から復帰する日のことを思い描いている。コールが復帰すれば、メジャーのマウンドに立つのは2024年ワールドシリーズ第5戦以来となる。

 しかし、それは4月には起こらないだろう。おそらく5月にも起こらないかもしれない。だからこそ、ブライアン・キャッシュマンGMは現在の投手陣に「先発投手をもう1人加えたい」と語っているのだ。

 キャッシュマンGMは先発投手について、昨年12月の時点で「多ければ多いほどいい」と話していた。

 ヤンキースはエドワード・カブレラのトレードについてマーリンズと交渉を行い、若き剛腕の獲得調査を続けていたが、カブスがトップ・プロスペクト(有望株)を含む3選手とのトレードでカブレラを獲得したとき、先発投手市場の取引価格が非常に高いことを理解した。

 タイガースの絶対的エース、タリック・スクーバルの大型トレードは実現の可能性が低いため、ヤンキースはほかの選択肢について検討を続けている。左腕マッケンジー・ゴアについてナショナルズ、右腕フレディ・ペラルタについてブルワーズと交渉を行っているようだ。

 29歳のペラルタはフリーエージェント(FA)前の最終年を迎えている。昨季は176回2/3を投げ、防御率2.70、204三振の好成績をマーク。3年連続30先発以上と実績十分だが、今季の年俸は800万ドル(約12億円)と比較的安価だ。

 ヤンキースはコディ・ベリンジャーとの再契約を目指しつつ、年俸総額を3億ドル(約450億円)前後に維持する方針のため、比較的安価な年俸のペラルタは非常に魅力的な選択肢となる。

 26歳のゴアはFAまでの保有可能期間が2年残っている。昨季は159回2/3を投げて防御率4.17、185三振を記録し、年俸は289万ドル(約4億3000万円)だった。

 また、ヤンキースは昨夏のトレードデッドラインでパイレーツの右腕ミッチ・ケラーに興味を示し、今オフ再び獲得を狙う可能性もある。

 ヤンキースは昨年12月、左腕ライアン・ヤーブローと再契約を結んだ。キャリアハイの投球イニングを記録したマックス・フリード、キャム・シュリットラー、ウィル・ウォーレンの3人が軸となる先発投手陣にとって、先発もリリーフもこなせるヤーブローは保険的な存在となる。ケガに悩まされたシーズンからの復活を目指すルイス・ヒルも先発ローテーションに加わるだろう。

 昨年12月、アーロン・ブーン監督は「ヤーブローを呼び戻すことで、先発ローテーションの保険にもなるし、ブルペンが崩れたときにも対応することができる」と語っていた。

 ヤンキースはコール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットの主力3投手が負傷者リストに入った状態で開幕を迎える予定のため、彼らが担うはずのイニングをほかの投手がカバーしなければならない。

 ポストシーズン後に左肘のクリーンアップ手術を受けたロドンが最も早く復帰する見込みだ。キャッシュマンGMによると、ロドンはオープン戦終盤には登板できる予定で、復帰は5月を見込んでいるが、4月中に復帰できる可能性もあるという。

 コールは昨年3月に受けたトミー・ジョン手術からのリハビリを続けている。昨年末までに複数回のブルペン投球を実施しており、復帰に向けた調整は比較的順調に進んでいるようだ。シュミットもトミー・ジョン手術からの復帰を目指しており、後半戦には復帰できる見込みだ。

 MLBパイプラインが発表しているヤンキースの有望株ランキングの中には、カルロス・ラグランジ(2位)、エルマー・ロドリゲス(3位)、チェイス・ハンプトン(8位)、ブロック・セルビッジ(10位)、ブレンダン・ベック(11位)といった投手がランクインしており、この全員が今季中にメジャーデビューを果たす可能性がある。

 ブーン監督は「マイナー3Aでプレーしている選手の中には、メジャーの戦力になる可能性がある選手が複数いると感じている。選手は何人いても足りないものだが、本当に才能のある選手が揃っていると思う。もし先発投手をもう1人獲得できるなら素晴らしいことだ。でも今のところ、かなり良い状況にあると思っているよ」と語り、現有戦力への自信を示した。

2026.1.9 11:36 Friday

ビシェット争奪戦が本格化 フィリーズがオンライン面談を実施へ

 ブルージェイズ残留の可能性が消えつつある中、ボー・ビシェットをめぐる争奪戦が本格化している。特に強い関心を示しているのはフィリーズ、ヤンキース、カブスの3チームだ。

 ジ・アスレチックのマット・ゲルブ記者とケン・ローゼンタール記者によると、フィリーズの関係者は数日以内にビシェットとのオンライン面談を実施する予定。注目すべきはフィリーズがベンチコーチとしてドン・マティングリーをチームに迎え入れたことだ。マティングリーは過去3年間、ブルージェイズでベンチコーチを務めたため、すでにビシェットと良好な関係を築いている。

 フィリーズがビシェットを獲得した場合、正捕手J・T・リアルミュートと再契約を結ぶ可能性は消滅するとみられる。ジ・アスレチックの報道によると、正三塁手アレック・ボームのトレードに発展する可能性もあるという。ボーム放出後はビシェットとブライソン・ストットのどちらかが三塁を守ることが予想される。MLB.comでフィリーズを担当するトッド・ゾレッキー記者は先月の時点で関係者から「もしリアルミュートと再契約を結んだ場合、フィリーズはカイル・タッカー、アレックス・ブレグマン、コディ・ベリンジャー、ビシェットといった大物FA選手の獲得には動かないだろう」との情報を得ていた。

 フィリーズはリアルミュートとの再契約を諦めたわけではないものの、引き留めに失敗した場合に備え、「リアルミュート資金」の使い道について検討を始めている。強打者カイル・シュワーバーとの再契約は比較的早い段階で実現し、ウィンターミーティング期間中に5年1億5000万ドル(約225億円)で残留が決定。フィリーズはその後、リアルミュートとの再契約交渉に注力していたが、現在に至るまで再契約は実現していない。

 ヤンキースも同様に、ベリンジャーとの再契約を目指し、複数回にわたってオファーを提示したものの、なかなか折り合いがつかない状況。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、ビシェット獲得を「より真剣に検討し始めている」という。

 ヤンキースは正遊撃手アンソニー・ボルピーが左肩の手術で出遅れる見込みであることを除けば、内野に空席はなく、ビシェットに与えることのできるポジションは見当たらない。ただし、フリーエージェント(FA)まで残り1年となった正二塁手ジャズ・チザムJr.がトレード候補として浮上しており、チザムJr.に代わる二塁手としてビシェットを獲得するつもりなのかもしれない。

 ヤンキースがビシェットを獲得すれば、強打者がチームに加わるというだけでなく、同地区ライバルのブルージェイズにダメージを与えることも可能になる。ジ・アスレチックによると、ブルージェイズは岡本和真を獲得したあと、タッカー獲得に注力しており、ビシェットと再契約を結ぶ可能性は「ますます低くなっている」という。

 また、ここ最近の複数の報道によると、カブスもビシェットの移籍先の有力候補として浮上している。

 カブスは先発投手の補強が課題だったが、マーリンズとのトレードで剛腕エドワード・カブレラを獲得。FA市場に大金を投じることなく先発補強を実現させたため、資金的余裕が生まれた。また、今回のトレードでタッカーの後釜に起用するはずだった有望株オーウェン・ケイシーを放出したため、野手補強の必要性も生まれた。この2つの要素により、カブスが大物野手の獲得に乗り出す可能性が高まっており、ビシェットのほか、ブレグマンとベリンジャーの名前も候補として挙がっている。

 ビシェットにはドジャースとレッドソックスも関心を示していることが報じられており、争奪戦はいよいよ本格化していきそうだ。

2026.1.9 10:27 Friday

剛腕カブレラ獲得のカブス 次はタッカーに代わる強打者補強か

 カブスは今オフ、ローテーションにインパクトのある投手を加えることを目指し、7日(日本時間8日)にマーリンズとのトレードを成立させて剛腕エドワード・カブレラを獲得した。カブレラ獲得自体が大きな補強だが、トレードで先発投手を獲得したことにより、さらなる戦力補強に動く可能性が出てきた。

 フリーエージェント(FA)市場に大金を投じることなく先発投手の補強を実現できたため、カブスには大物選手を獲得できるだけの資金的余裕が残されている。また、FAになったカイル・タッカーの後釜として起用される見込みだった有望株オーウェン・ケイシーを今回のトレードで放出したため、野手補強の必要性も増した。この2つの要素を合わせると、カブスが資金的余裕を生かしてFAの大物野手の獲得に乗り出す可能性が浮上する。

 カブスの補強ターゲットとして注目されるのはFA市場に残る3人の大物野手、アレックス・ブレグマン、ボー・ビシェット、コディ・ベリンジャーだ。

 カブスは昨オフからブレグマンに関心を示し続けており、三塁手のアップグレードを目指して現在も交渉を続けているとみられる。

 ブレグマンはレッドソックスとの再契約が有力視されているものの、関係者の間ではブルージェイズとダイヤモンドバックスが対抗馬として挙げられていた。しかし、岡本和真を獲得したブルージェイズはブレグマン争奪戦からの撤退が濃厚。ダイヤモンドバックスはケテル・マルテをトレードで放出した場合、ブレグマン獲得に動くとみられていたが、マイク・ヘイゼンGMはマルテのトレードが成立する可能性が低いことを示唆している。

 MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、複数の関係者は「カブスがレッドソックスを上回る条件を提示する可能性は低い」と考えているようだ。ただし、レッドソックスの対抗馬としてカブスを挙げる球団幹部もいるという。

 ブレグマンに関心を示す一方、カブスはビシェット争奪戦にも加わっている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者とウィル・サモン記者は7日(同8日)、カブスがビシェットに関心を示していることを改めて報じた。カブスはビシェットを三塁手として獲得することを検討しているという(ビシェットはプロ入り後、三塁を守った経験なし)。もしブレグマンかビシェットを獲得できれば、若手のマット・ショウを二塁に回すことが可能になり、FAまで残り1年のニコ・ホーナーがトレード要員となることが予想される。ただし、ジ・アスレチックによると、カブスはまだホーナー放出を本格的には検討していないようだ。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、カブスのほか、フィリーズ、ヤンキース、ドジャース、レッドソックスもビシェット争奪戦に加わっている。ブルージェイズもビシェットとの再契約を目指しているとみられていたが、ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者によると、現在はタッカー獲得に注力しており、ビシェット残留の可能性は低くなっているようだ。ローゼンタール記者も同様の見解を示している。

 ヘイマン記者によると、ベリンジャーがカブスに復帰する可能性も残されているようだ。昨オフ、カブスはタッカー加入で余剰戦力となったベリンジャーをトレードでヤンキースへ放出したが、そのタッカーがFAとなり、有望株ケイシーもいなくなったため、ベリンジャーを呼び戻す可能性が浮上している。なお、カブスがブレグマンやビシェットではなくベリンジャーを獲得した場合、契約最終年を迎える鈴木誠也は今季もDHメインの起用になることが予想される。

2026.1.9 09:41 Friday

ブルージェイズがタッカー獲得に本腰 ビシェット再契約は見送りか

 今オフ、すでにディラン・シース、タイラー・ロジャース、コディ・ポンセ、岡本和真を獲得するなど、積極的な補強を見せているブルージェイズだが、まだ2026年シーズンに向けた補強は完了していない。フリーエージェント(FA)市場の目玉であるカイル・タッカーの獲得に向けて、熱心に取り組んでいるようだ。

 ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者は、ブルージェイズがタッカー獲得に向けた動きを「加速」させていることを伝えている。オールスター4度の実績を誇る外野手には多くのチームが関心を示しているが、バノン記者によると、ブルージェイズはここ最近、「より積極的」に動いているようだ。また、ブルージェイズの最大のライバルはドジャースとメッツになるとみられる。MLBネットワーク・ラジオのジム・デュケット氏によると、この2チームはタッカー獲得に熱心に取り組んでいるという。

 一方、バノン記者はブルージェイズがボー・ビシェットと再契約を結ぶ可能性について「ますます低くなっている」と伝えている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者も同様の見解を示した。

 岡本の加入もあり、ビシェットはプロ入り後に唯一在籍してきたチームにもはや居場所が残されていないかもしれない。しかし、ビシェット獲得には多くのチームが興味を示しており、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は3日(日本時間4日)の時点で、フィリーズ、ヤンキース、カブス、ドジャース、レッドソックスなどがビシェット争奪戦に加わっていることを報じていた。

 ジ・アスレチックは7日(同8日)、カブスがビシェットに興味を示していることに加え、三塁手の補強を目指してアレックス・ブレグマンと引き続き交渉中であることを報じた。ジ・アスレチックによると、レッドソックスもブレグマン、ビシェットの両選手と交渉を行っているという。

 レッドソックスが再契約を目指すブレグマンについて、ブルージェイズとダイヤモンドバックスが有力な移籍先候補に挙げられていたが、ブルージェイズはブレグマンと同じ三塁手の岡本を獲得したため、ブレグマン争奪戦から撤退したとみられる。ダイヤモンドバックスはトレードが噂されていたケテル・マルテが残留濃厚となっており、正式に残留が決まれば、こちらもブレグマン争奪戦から撤退することになるだろう。

 ブレグマンにも多くのチームが興味を示しているものの、MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、複数の球団幹部は「ブレグマンは最終的にレッドソックスに残る」と予想しているという。昨オフ、ブレグマンはタイガースから6年1億7150万ドル(約257億円)のオファーを受けていたが、ESPNの報道によると、レッドソックスは同規模のオファーを提示する「意思を示している」ようだ。

 カブスも昨オフに続いてブレグマン獲得に興味を示しているが、関係者によると、カブスがレッドソックスよりも高額のオファーを提示する可能性は低いという。しかし、あるア・リーグ球団の幹部は「カブスを除外することはできない」と話しており、レッドソックスがブレグマンとの再契約を実現させる上で、カブスが最大のライバルになると考えているようだ。

 特筆すべきは、カブスがFA市場に大金を投じることなく、インパクトのある先発投手の獲得を実現させたことだ(マーリンズとのトレードでエドワード・カブレラを獲得)。これにより、カブスは強打者獲得に資金を投入することが可能になったため、レッドソックス優位とみられるブレグマン争奪戦の行方に影響を与える可能性もありそうだ。

2026.1.8 11:36 Thursday

ドジャースが救援右腕グラテロルとの年俸調停を回避して1年契約

 7日(日本時間8日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、ドジャースは救援右腕ブルスダー・グラテロルとの年俸調停を回避し、年俸280万ドル(約4億2000万円)の1年契約を結ぶことで合意したようだ。なお、球団からの正式発表は行われていない。

 グラテロルのほか、ドジャースは8日(同9日)の期限までに今季の年俸について合意しなければならない選手が3人いる。救援左腕アンソニー・バンダ、外野手アレックス・コール、救援右腕ブロック・スチュワートだ。

 年俸調停権を持つこれらの選手が期限までに球団と合意できなかった場合、球団と選手の双方が希望額を提示した上で、年俸調停に進むことになる。ただし、球団と選手の交渉はその後も継続され、年俸調停が実施されるまでに合意する可能性もある。

 27歳のグラテロルは右肩関節唇の手術を受け、2025年シーズンを欠場。今季の年俸は2025年シーズンと同額となる。この剛球リリーバーは、2024年シーズンも肩とハムストリングの負傷で長期離脱を強いられ、レギュラーシーズン7試合、ポストシーズン3試合の登板にとどまった。

 2025年シーズン、ドジャースはグラテロルの不在を痛感した。ブレイク・トライネンとカービー・イェーツの両ベテラン右腕が不振に陥り、マイケル・コペックとエバン・フィリップスの両右腕もケガで離脱していたため、試合の重要な場面を担う右腕に人材を欠いていたからだ。グラテロルはドジャースでの5年間で178試合に登板して防御率2.69の好成績をマークし、右打者を通算OPS.524に抑えている。

 フリーエージェント(FA)になる前の最後のシーズンを迎えるグラテロルは、万全の状態でスプリングトレーニングに臨むことができる見込みだ。

 32歳のバンダは年俸調停期間2年目のシーズンを迎えている。ドジャース2年目の昨季はチーム最多の71試合に登板し、防御率3.18を記録。年俸は100万ドル(約1億5000万円)だった。

 31歳のコールは今オフ、初めて年俸調停の資格を得た。昨夏にナショナルズからドジャースへトレードされ、移籍後は38試合に出場して打率.247、OPS.717を記録した。

 34歳のスチュワートはバンダ同様、年俸調停期間2年目のシーズンとなる。コール同様、昨夏のトレードでドジャースに加入したものの、右肩のケガで移籍後はわずか4試合しか登板できなかった。手術を受け、それ以降のシーズンを棒に振ったが、2026年シーズンは大幅な出遅れを強いられることはないと予想されている。昨年はツインズとドジャースで合計43試合に登板し、防御率2.63をマークした。

2026.1.8 10:20 Thursday

カブレラのカブスへのトレードが先発投手市場に与える影響は?

 カブスがマーリンズから右腕エドワード・カブレラを獲得したことを受けて、MLB.comでは今回のトレードが各球団や移籍市場に与える影響について、3人の記者に意見を求めた。

【1】今回のトレードは、マッケンジー・ゴアやフレディ・ペラルタらトレード候補となっているほかの先発投手にどんな影響を与えるのか。トレードの可能性は高くなったのか、それとも低くなったのか。

 カブレラを獲得するためにカブスは球団1位と11位の有望株(と3人目の選手)を放出しなければならなかったという点が興味深い。しかし、カブレラはあと3年保有可能な選手であり、それが価値を押し上げた可能性は高い。カブレラは保有期間があと2年のゴアほど優秀な投手ではない。ゴアもまた、FAまであと1年となったペラルタほど優秀な投手ではない。

 とはいえ、カブレラのカブス移籍が決まったことで、トレードの選択肢が1つ減ってしまった。フランバー・バルデス、レンジャー・スアレス、ザック・ギャレンといったフリーエージェント(FA)の有力投手に大金を投じたくないチームにとって、トレードでの補強は先発ローテーションを強化するための唯一の手段となる。私は今回のトレード以前からゴアとペラルタがトレードされるだろうと予想していたので、今更「トレードはない」と予想する理由はない。(全国担当:マーク・フェインサンド記者)

【2】カブスにとって、今回のトレードでオフシーズンの補強は終了なのか。それとも、より大きな動きの前兆と見るべきなのか。

 今後、さらなる動きがあるのは確実だ。もしカブスが打線と先発ローテーションの両方にインパクトのある選手を加えようとしているなら、今回のトレードはそれをより現実的なものにする素晴らしい方法だった。あと3年保有できるカブレラを獲得したことにより、カブスはFA市場に大金を投じることなく、インパクトのある先発投手を手に入れることができた。

 先発補強の資金を節約できたため、カブスのフロントオフィスは強打者獲得に向けて、もう少し積極的に動いていくことになるかもしれない。昨オフに続いてアレックス・ブレグマンの獲得を狙っているとの噂があり、ここ最近の報道によると、ボー・ビシェットの獲得を少なくとも検討しているようだ。今回のトレードにより、カブスは理論上、ぜいたく税の最初の基準額(2億4400万ドル=約366億円)を超えることなく、強打者の獲得を実現することができるだろう。(カブス担当:ジョーダン・バスティアン記者)

【3】FA市場にはまだバルデス、ギャレン、スアレスら有力投手が残っているが、カブレラのトレードが決まった今、こうした投手たちの獲得に乗り出す可能性が最も高いチームはどこだろうか。

 カブレラのトレードがFA市場の3人の有力投手にどれくらい影響を与えたかは定かではない。なぜなら、カブスは先発投手に大金を投じるつもりはなかったと思われるからだ(ギャレン獲得に乗り出すという噂はあった)。FA市場の先発投手に大金を投じる意思のあるチームは、依然としてFA市場での補強を狙っているはずだ。有力な先発投手の移籍先としては、メッツ、オリオールズ、エンゼルス、ブレーブスの4チームに注目すべきだろう。(全国担当:マーク・フェインサンド記者)

【4】今回のトレードにより、マーリンズがサンディ・アルカンタラを放出する可能性は高くなったのか、それとも低くなったのか。

 オフシーズンを通して、マーリンズのピーター・ベンディックス編成本部長は「投手陣全員の保有権が複数年残っているため、無理にトレードを行う必要はない」と語っていた。トレード成立のためには魅力的なオファーが届く必要があり、カブレラのカブス移籍はまさにその通りのトレードだった。ただし、アルカンタラの場合は事情が異なっているのは明らかだ。元サイ・ヤング賞投手のアルカンタラだが、トミー・ジョン手術から復帰した昨年は成績を落とした(ERA+82)。一方、カブレラは自己ベストのシーズンだった(ERA+125)。3年保有可能なカブレラに対し、アルカンタラは2027年の球団オプション(年俸2100万ドル=約31億5000万円)を含めても残り2年だ。マーリンズは先発投手の層が厚いものの、ケガの不安を抱える投手も多い。マックス・マイヤーとブラクストン・ギャレットは手術明けで、ライアン・ウェザースも過去2年間は長期離脱を経験している。こうした状況を考えると、球団の顔であるアルカンタラのトレードは、さらに可能性が低くなったと言えるだろう。(マーリンズ担当:クリスティーナ・デ・二コラ記者)

2026.1.8 09:46 Thursday

カブスが有望株ケイシーらとのトレードで右腕カブレラを獲得

 カブスは今オフ、先発ローテーションにインパクトのある投手を加える方法を模索してきた。昨夏のトレードデッドラインの頃から先発投手の補強を目指していたカブスにとって、トレード市場でマーリンズの剛腕エドワード・カブレラに狙いを定めることは、常に魅力的な選択肢の1つだった。

 7日(日本時間8日)、カブスはフリーエージェント(FA)までの保有可能期間があと3年残っているカブレラをマーリンズから獲得するトレードを成立させた。交換要員として球団ナンバーワン有望株の外野手オーウェン・ケイシー(メジャー全体47位の有望株)のほか、クリスチャン・ヘルナンデス(球団11位の有望株)とエドガルド・デレオンの両内野手をマーリンズへ放出した。

トレードの詳細 カブス獲得:右腕エドワード・カブレラ マーリンズ獲得:外野手オーウェン・ケイシー、内野手クリスチャン・ヘルナンデス、内野手エドガルド・デレオン

 カブレラは自己最高のシーズンを終えたばかりで、2025年は先発登板(26)、投球イニング(137回2/3)、奪三振(150)などでキャリアハイを更新し、防御率3.53をマークした。これまでのキャリアではケガをはじめとして様々な不安を抱え、昨夏も例外ではなかったが、ボールには威力があり、大ブレイクの可能性を秘めているのは明らかだ。

 ディラン・シース(ブルージェイズと7年契約)、マイケル・キング(パドレスと3年契約)、今井達也(アストロズと3年契約)ら補強ターゲットが続々とFA市場から姿を消したため、先発投手の補強を目指すカブスにとって、代替案をトレード市場で模索することは重要だった。

 2025年、カブスはワイルドカードでポストシーズンに出場し、地区シリーズに進出したものの、終盤にケガ人が出たことにより先発陣は手薄になっていた。カブレラは2026年の戦力アップに貢献するのはもちろん、2028年まで球団に保有権があるため、複数年にわたる戦力として期待できる。

 8日(日本時間9日)は各球団が年俸調停権を持つ選手に条件提示を行う期限だ。カブスは年俸調停権を持つハビアー・アサッド、ジャスティン・スティールの両先発投手とまだ契約を済ませておらず、2025年の年俸が195万ドル(約2億9250万円)だったカブレラもそのグループに加わることになる。

 カブレラはFA市場の有力な先発投手と比べて年俸が安いため、カブスが引き続きインパクトのある打者の獲得を目指す上で有利に働く可能性がある。カブスはオフシーズンを通して、FAのスター三塁手アレックス・ブレグマンの獲得を狙っているとの噂があり、ここ最近の報道では強打の内野手ボー・ビシェットも補強ターゲットに挙げられている。

 カブスは今オフ、実績のある先発投手を2人獲得することが目標だったが、今永昇太がクオリファイングオファー(年俸2202万5000ドル=約33億円)を受諾して残留を決めたことで状況は一変した。スイングマン(=先発とロングリリーフを兼任する投手)のコリン・レイとも再契約を結び、実力のある先発投手がもう1人必要となっていたが、そこにカブレラが加わった。

 現状では、カブスの先発ローテーションにはカブレラのほか、昨年の新人王投票で2位となったケイド・ホートン、マシュー・ボイド、ジェイムソン・タイオン、今永が入る見込みだ。スティールは左肘の手術からの復帰を目指しており、前半戦のうちには復帰できる予定。レイ、アサッド、ベン・ブラウン、ジョーダン・ウィックスらも先発候補として控えている。また、有望株ジャクソン・ウィギンスも夏頃にはメジャー昇格を果たす可能性がある。

 カブレラは2025年、平均94.2マイル(約152キロ)のチェンジアップの使用率(25.8%)が最も高く、カーブ(23.6%)、平均96.8マイル(約156キロ)のシンカーと続いていた。ほかにスライダーとフォーシームも投げ、制球力も向上している。2025年の与四球率は8.3%だったが、これはキャリア通算の11.7%よりはるかに優れた数字だ。

 昨年は5月4日から8月8日までの好調時にリーグ3位の防御率2.22を記録。この期間中、カブレラを上回る防御率を記録したのはパイレーツのポール・スキーンズ(1.60)とフィリーズのクリストファー・サンチェス(2.06)だけで、この2人はサイ・ヤング賞投票で1位と2位だった。

 しかし、カブレラは好調なシーズンの中で何度もケガに悩まされた。7月には右肘の違和感を訴えたが、オールスターブレイクのタイミングと重なったため、負傷者リスト入りは免れた。8月30日には右肘を痛めて途中降板。その後、9月下旬に復帰し、28日のシーズン最終戦では5イニングを無失点に抑えてメッツのポストシーズン進出を阻止した。

 23歳のケイシーは2020年オフにダルビッシュ有とのトレードでパドレスから加入した選手の1人で、2026年はカブス外野陣のレギュラー争いに加わるとみられていた。マイナーでのキャリアを通して印象的なパワーを発揮してきた強打の有望株で、昨年メジャーデビューを果たしたが、脳震盪の影響によりシーズンを終えた。

 ケイシーは昨オフにカブスが左腕ヘスス・ルザードの獲得を目指していた際にもトレード候補に挙げられていた。最終的にルザードはマーリンズからフィリーズへ移籍し、カブスとのトレード交渉は破談となったものの、マーリンズはこの将来有望な左打者に注目し続けた。なお、マーリンズはヘルナンデス、デレオンの両内野手も獲得。18歳のデレオンはドミニカ共和国のサマーリーグで好成績を残している選手だ。

2026.1.8 09:01 Thursday

カージナルスが救援左腕ブルールを獲得 ガーディアンズと金銭トレード

 6日(日本時間7日)、カージナルスは金銭トレードで救援左腕ジャスティン・ブルールをガーディアンズから獲得し、経験のあるベテランやゴロを打たせるのに長けた投手の補強を継続した。

 28歳のブルールは、MLBで5年間にわたってドジャース、ロッキーズ、パイレーツ、そしてブルージェイズでプレーし、94試合に登板。2勝2敗、防御率4.72をマークし、ドジャース在籍時の2021年と昨季のブルージェイズでは通算4登板のプレーオフ経験もある。

 なお、ブルール獲得に伴い、カージナルスは右腕ザック・ケントをDFA(40人枠から外す措置)。カージナルスは12月5日にケントをウエーバー経由でガーディアンズから獲得したばかりだった。

 ブルールは、シーズン終了後にノンテンダーFAで退団した救援左腕ジョン・キングが過去3年担っていた役割を埋めると見られている。ブルールはキャリアを通して、左打者を被打率.224、2本塁打、7長打に抑え込んでいる。

 シンカーを51%、スイーパーを42%の割合で投じ、昨季は15登板でゴロ率46.2%を記録。過去4シーズンではゴロ率は、51.9%、41%、49.4%、そして60%と推移していた。

 ブルールは12月17日にブルージェイズからガーディアンズへトレードされ、その3日後にDFAされていた。その後、どの球団も獲得(クレーム)せず、カージナルスへトレードされることとなった。

2026.1.7 12:36 Wednesday

レイズが外野手マロイを獲得 左腕に強い25歳の元有望株

 6日(日本時間7日)、レイズはタイガースから金銭トレードでジャスティン=ヘンリー・マロイを獲得し、外野手のポジション争いに新たな候補を加えた。

 マロイは12月20日に救援右腕カイル・フィネガンの獲得に伴い、タイガースからDFA(40人枠を外れる措置)されていた。レイズは左打者偏重だった外野陣に、右打者のマロイを獲得した。

 なお、レイズは40人枠に2つの空き枠があったため、マロイ獲得に伴う関連する動きはない。

 マロイは、2021年ドラフトでジョージア工科大学から6巡目でプロ入りし、2022年12月にトレードでブレーブスからタイガースへ移籍。2024-25年は3AとMLBを行き来し、MLBでは123試合で打率.209、出塁率.311、長打率.346、9本塁打、38打点をマーク。3Aで過ごした過去4シーズンでは、271試合で打率.286、出塁率.424、長打率.478、40本塁打の好成績を収めている。

「彼はマイナーで実績を残してきた。出塁する能力も、長打力もある。MLBではまだその実力が発揮できていない。彼が通用しないと言うわけではないが、特にわれわれのチームでは、その実力を結実させるための時間と枠がなかった」と、タイガースのジェフ・グリーンバーグGMは先月語っていた。

 マロイは左腕に強く、タイガース在籍時はケリー・カーペンターのプラトーン相手を務めた。マロイは、左腕に対して131打席で打率.250、出塁率.390、長打率.423、23四球に対してわずか36三振と、相性の良さを発揮していた。

 多くの外野手を抱えながら、右打ちが少ないレイズにとって、マロイは願ってもない存在だ。センターのセドリック・マリンズ、両翼のチャンドラー・シンプソン、ジョシュ・ロウ、ジェイク・フレイリーは全員が左打ちであり、最近獲得した有望株ジェイコブ・メルトンも左打ちだ。マロイは同じく右打者のジョニー・デルーカ、ライアン・ビレイドとともにチームにバランスをもたらす存在となる。

 マロイはサードとしてプロ生活をスタートさせ、ファーストを守った経験もある。しかし、今は外野の両翼が適任とみなされている。さらに2つのマイナーリーグオプションが残っており、開幕ロースター(出場選手登録)に残れなかった場合は3Aに降格させることもできる。同じ右打ちの両翼の外野手(内野経験もある)で、ライバルとなるビレイドは、マイナーリーグオプションが切れている。

2026.1.7 12:16 Wednesday

MLB選手名鑑2025

MLB選手名鑑2025

MLB公式オンラインストア

菅野智之 オリオールズグッズ