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ドジャースが左殺しの便利屋イバニェスと1年契約 内野層を強化
9日(日本時間10日)、ドジャースは内野手アンディ・イバニェスと1年契約で合意したことを、フランシス・ロメロ記者を含む複数のメディアが報じた。イバニェスで内野の選手層を厚くしたドジャースは、さらにユーティリティのライアン・フィッツジェラルドをツインズからウエーバー経由で獲得(クレーム)したと報じられた(正式発表はまだされていない)。ドジャースはイバニェスの契約を正式発表して40人枠に加えるために、枠を空ける動きが必要になる。
ドジャースの内野のスタメンはほとんど決まっている。フレディー・フリーマンが一塁、マックス・マンシーが三塁、そしてムーキー・ベッツが遊撃だが、二塁に関してはまだ疑問の余地を残していた。
ユーティリティのトミー・エドマンが出場機会の大半を得るはずだが、エドマンは足首の手術の影響でスプリングトレーニングの出遅れが予想される。シーズン開幕も欠場するようであれば、ミゲル・ロハス、キム・ヘソン(金慧成)、そして球団No.4(MLBパイプラインのランキング)有望株のアレックス・フリーランドらが候補になる。そして、新加入の2人も候補に加わるだろう。
32歳のイバニェスは、11月にタイガースからノンテンダーFA。昨季は主に三塁を守ったが、MLB通算5シーズンでは複数の内野のポジションを守り、外野経験も積んできた。昨季は91試合で打率.239、OPS.653と苦しみ、3A降格も味わった。しかし、キャリアでは左腕に対して強く、打率.280、OPS.778を通算で記録している。
31歳のフィッツジェラルドは、先週ツインズの40人枠からDFA。昨季の大半を3Aで過ごし、打率.277、出塁率.367、長打率.469を記録した。さらに守備では二遊間を守った。昨季は念願のデビューを飾り、24試合で46打数9安打(打率.196)を記録した。
2026.1.10 13:00 Saturday
Dバックスはスター二塁手マルテを放出しない意向 残留が確定
ダイヤモンドバックスは9日(日本時間10日)、スター二塁手ケテル・マルテを放出しないことを、交渉していた各球団に通達。マイク・ヘイゼンGMは大きな対価を求めたが実現せず、マルテは来季もダイヤモンドバックスに残ることになる。
ヘイゼンGMが「この状況を長引かせるつもりはない」とコメントしたおよそ1週間後、ダイヤモンドバックスはマルテに関するオファーに耳を傾けるのを止めた、とジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者が最初に報じた。
「結局、そこまで(合意に)近づくことはなかった。オフシーズンを通してずっと言ってきたことを改めて強調したい。つまり、これは実現しないと思っていたということだ。ただ、人々の意見に耳を傾けることが自分の仕事だと感じていた。彼は我々にとってスーパースターであり、長年そうだったし、これからもそうあり続けるだろう」と、ヘイゼンGMはコメントした。
マルテは過去7シーズンにわたってMLB最高の選手の一人だった。オールスターには3度選出され、過去2年はナ・リーグのスタメン二塁手にも選ばれた。シルバースラッガー賞も2度受賞し、その期間でbWAR(走攻守の貢献度を示す総合指標)27.8、打率.289、出塁率.363、長打率.510を記録した。MVP投票にも度々顔を出し、2019年にはナ・リーグMVP投票で4位、2024年は同3位、昨季は22位に入っている。
ダイヤモンドバックスは投手陣の強化を同時に、昨季開幕時には球団史上最高額に達していた1億9500万ドルの総年俸を削減しようと、今オフはマルテに関するトレードに耳を傾けていた。 「言うまでもなく、今のチームには多くの不確実な部分があり、チーム作りのためにあらゆる選択肢を検討せざるを得なかった。そして、もし(マルテを)トレードしていたら、間違いなくチームを著しく弱体化させていただろうと、私は重々承知している。人的要因を考えると、トレードは好ましくない。選手たちを厄介な状況に追い込むことは承知している」と、ヘイゼンGMは言う。
ヘイゼンGMはここ数日、他球団にこれ以上の交渉は行わないと伝えた後、マルテと電話で話したと述べた。マルテがアリゾナで春季トレーニングに臨む近い将来、両者はじっくり話し合う予定だが、ヘイゼンGMは両者の間に確執が残るとは考えていないと述べた。 「彼はプロだ。来年はリーグでMVP投票トップ10に選ばれる活躍をするだろうし、きっと大丈夫だ」
ヘイゼンGMは、マルテ、外野手コービン・キャロル、捕手ガブリエル・モレノ、遊撃手ヘラルド・ペルドモを擁するダイヤモンドバックスは、リーグのどの打線にも劣らない強力なカルテットを擁していると語る。
右打ちの一塁手・指名打者タイプを獲得し、外野手ジェイク・マッカーシーかアレック・トーマスのどちらかを移籍させる可能性を除けば、ダイヤモンドバックスの補強ポイントはブルペン陣の強化になる。
ヘイゼンGMは、まだリリーフ投手を2、3人獲得する予算はあると語ったが、マルテをトレードに出さなかったことで、高額のフリーエージェント(FA)を長期契約で獲得できるだけの資金がチームにあるとは考えにくい。
オーナーのケン・ケンドリックが予算超過を決断するか、両者が契約に関して創意工夫を凝らさない限り、ダイヤモンドバックスはFAの三塁手アレックス・ブレグマンの争奪戦から脱落することになると思われる。
ヘイゼンGMは自身の方針通り、ブレグマンや将来FAになる可能性のある人物について具体的に話すことを拒否した。 「若くて万能な優秀な(ポジション)選手が続々と台頭し始めている。外部からの補強も検討し、投手陣の強化も可能な限り続けていく。まだFA市場とトレード市場で、リリーフ投手を数人獲得できればと思っている。先発投手陣もまだ空いている。もし何か良い材料があれば、引き続き強化していくつもりだ」
マルテは、フィールドでの活躍だけでなく、契約内容もチームにとって魅力的だった。32歳のマルテはダイヤモンドバックスと3度の延長契約を結んでおり、最新の契約は昨年4月に締結されたもので、2030年まで有効で、2031年は選手オプションとなっている。
マルテは今季1500万ドル(約23億円)、2027年に1200万ドル(約19億円)、2028年に2000万ドル(約31億円)、2029年に2200万ドル(約34億円)、2030年に2200万ドル(約34億円)、そして2031年の選手オプションは1150万ドル(約18億円)だ。
契約はMVP投票の結果、そして打席数次第で出来高が付き、年俸が上がる仕組みになっている。さらに4600万ドル(約72億円)の繰延金も含まれている。マルテは4月に10&5ライツ(MLBでサービスタイム10年、同一球団に在籍5年だった場合、トレード拒否権を得られる)を得るため、その後はマルテの同意無しにトレードはできない。
2026.1.10 12:30 Saturday
タイガースとスクーバルが今季年俸で合意できず 希望額に大きな乖離
タイガースは8日(日本時間9日)、年俸調停権を持つ8選手のうち7選手と今季の年俸について合意した。唯一の例外となったのは2年連続サイ・ヤング賞の絶対的エースだ。
タイガースは米東部時間8日午後8時(同9日午前10時)の期限までにタリック・スクーバルと合意できなかった。そのため、両者は今季の年俸を決めるために年俸調停を行うことになる。球団側の提示額と選手側の希望額には大きな乖離があるため、どのような結果になるか注目される。
MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、スクーバルは今季の年俸として3200万ドル(約48億円)を希望。一方、タイガースの提示額は1900万ドル(約28億5000万円)だった。
スクーバルは今季がフリーエージェント(FA)になる前のラストイヤー。年俸調停の公聴会は1月26日~2月13日の期間に行われる予定だが、タイガースとスクーバルはそれまで交渉を継続することができる。しかし、タイガースは条件提示の期限を厳密なデッドラインとして扱うのが通例となっており、年俸調停を経て、スクーバルの今季の年俸が決定されることになりそうだ。
タイガースが最後に年俸調停を実施したのは2019年。右腕マイケル・フルマーと合意できず、年俸調停が行われた。
もしスクーバルが年俸調停で勝利した場合、3200万ドルは年俸調停期間中の選手が受け取る年俸として史上最高額となる。
年俸調停期間中の投手の最高年俸は、タイガースでもプレーした左腕デービッド・プライスが記録保持者となっており、2015年に1975万ドル(約29億6000万円)を受け取った。野手も含めると、フアン・ソトがヤンキースに在籍していた2024年に3100万ドル(約46億5000万円)を受け取っており、これが年俸調停期間中の選手の最高記録となっている。
いずれにせよ、スクーバルは昨季の年俸1015万ドル(約15億2000万円)から大幅な昇給となる。29歳の左腕は投手三冠に輝いた2024年に続き、昨季も圧倒的な成績を残し、ア・リーグでは1999~2000年のペドロ・マルティネス以来となる2年連続サイ・ヤング賞に輝いた。
ベースボールリファレンスによると、スクーバルは総合指標WARでア・リーグ投手1位の6.5を記録。31先発で195回1/3を投げ、いずれもリーグ1位となる防御率2.21、WHIP0.89、ERA+187をマークした。
スクーバルがFA前のラストイヤーを迎えているため、今オフはトレードの噂が絶えない。タイガースはエース左腕へのトレードの問い合わせに応じるかどうか、その態度を明確にしていないものの、「トレードにおいて放出不可の選手は1人もいない」という姿勢を貫いている。
もちろん、これはタイガースがスクーバルの放出を画策していることを示唆するものではない。なぜなら、スクーバルはポストシーズン進出を目指すタイガースにとって必要不可欠な戦力であり続けているからだ。そして、スクーバル自身も昨年11月にサイ・ヤング賞を受賞したあと、「2026年もタイガースでプレーしたい」との思いを表明した。
タイガースのA・J・ヒンチ監督は今週、地元のラジオ番組に出演した際、スクーバルについて質問を受けた。
その際、ヒンチ監督は「私はタリックのすべてが大好きなんだ。誰もがそう思うはずだ。彼について、これだけ多くの話題が飛び交い、多くの好奇心が寄せられ、多くの報道がなされているのは、彼が今、野球界の頂点にいる投手であり、タイガースの一員であるからだ。私はそのことを誇りに思うよ」と話していた。
スクーバルと合意できなかったタイガースだが、ケーシー・マイズ、ライリー・グリーン、ザック・マキンストリー、スペンサー・トーケルソン、ウィル・ベスト、ケリー・カーペンター、タイラー・ホルトンの7選手と今季の年俸について合意し、年俸調停を回避することに成功した。
2026.1.9 12:25 Friday
コール復帰を待つヤンキース トレードでの先発投手補強を模索中
ヤンキースが今季の戦いを見据えるとき、大黒柱のゲリット・コールがトミー・ジョン手術から復帰する日のことを思い描いている。コールが復帰すれば、メジャーのマウンドに立つのは2024年ワールドシリーズ第5戦以来となる。
しかし、それは4月には起こらないだろう。おそらく5月にも起こらないかもしれない。だからこそ、ブライアン・キャッシュマンGMは現在の投手陣に「先発投手をもう1人加えたい」と語っているのだ。
キャッシュマンGMは先発投手について、昨年12月の時点で「多ければ多いほどいい」と話していた。
ヤンキースはエドワード・カブレラのトレードについてマーリンズと交渉を行い、若き剛腕の獲得調査を続けていたが、カブスがトップ・プロスペクト(有望株)を含む3選手とのトレードでカブレラを獲得したとき、先発投手市場の取引価格が非常に高いことを理解した。
タイガースの絶対的エース、タリック・スクーバルの大型トレードは実現の可能性が低いため、ヤンキースはほかの選択肢について検討を続けている。左腕マッケンジー・ゴアについてナショナルズ、右腕フレディ・ペラルタについてブルワーズと交渉を行っているようだ。
29歳のペラルタはフリーエージェント(FA)前の最終年を迎えている。昨季は176回2/3を投げ、防御率2.70、204三振の好成績をマーク。3年連続30先発以上と実績十分だが、今季の年俸は800万ドル(約12億円)と比較的安価だ。
ヤンキースはコディ・ベリンジャーとの再契約を目指しつつ、年俸総額を3億ドル(約450億円)前後に維持する方針のため、比較的安価な年俸のペラルタは非常に魅力的な選択肢となる。
26歳のゴアはFAまでの保有可能期間が2年残っている。昨季は159回2/3を投げて防御率4.17、185三振を記録し、年俸は289万ドル(約4億3000万円)だった。
また、ヤンキースは昨夏のトレードデッドラインでパイレーツの右腕ミッチ・ケラーに興味を示し、今オフ再び獲得を狙う可能性もある。
ヤンキースは昨年12月、左腕ライアン・ヤーブローと再契約を結んだ。キャリアハイの投球イニングを記録したマックス・フリード、キャム・シュリットラー、ウィル・ウォーレンの3人が軸となる先発投手陣にとって、先発もリリーフもこなせるヤーブローは保険的な存在となる。ケガに悩まされたシーズンからの復活を目指すルイス・ヒルも先発ローテーションに加わるだろう。
昨年12月、アーロン・ブーン監督は「ヤーブローを呼び戻すことで、先発ローテーションの保険にもなるし、ブルペンが崩れたときにも対応することができる」と語っていた。
ヤンキースはコール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットの主力3投手が負傷者リストに入った状態で開幕を迎える予定のため、彼らが担うはずのイニングをほかの投手がカバーしなければならない。
ポストシーズン後に左肘のクリーンアップ手術を受けたロドンが最も早く復帰する見込みだ。キャッシュマンGMによると、ロドンはオープン戦終盤には登板できる予定で、復帰は5月を見込んでいるが、4月中に復帰できる可能性もあるという。
コールは昨年3月に受けたトミー・ジョン手術からのリハビリを続けている。昨年末までに複数回のブルペン投球を実施しており、復帰に向けた調整は比較的順調に進んでいるようだ。シュミットもトミー・ジョン手術からの復帰を目指しており、後半戦には復帰できる見込みだ。
MLBパイプラインが発表しているヤンキースの有望株ランキングの中には、カルロス・ラグランジ(2位)、エルマー・ロドリゲス(3位)、チェイス・ハンプトン(8位)、ブロック・セルビッジ(10位)、ブレンダン・ベック(11位)といった投手がランクインしており、この全員が今季中にメジャーデビューを果たす可能性がある。
ブーン監督は「マイナー3Aでプレーしている選手の中には、メジャーの戦力になる可能性がある選手が複数いると感じている。選手は何人いても足りないものだが、本当に才能のある選手が揃っていると思う。もし先発投手をもう1人獲得できるなら素晴らしいことだ。でも今のところ、かなり良い状況にあると思っているよ」と語り、現有戦力への自信を示した。
2026.1.9 11:36 Friday
ビシェット争奪戦が本格化 フィリーズがオンライン面談を実施へ
ブルージェイズ残留の可能性が消えつつある中、ボー・ビシェットをめぐる争奪戦が本格化している。特に強い関心を示しているのはフィリーズ、ヤンキース、カブスの3チームだ。
ジ・アスレチックのマット・ゲルブ記者とケン・ローゼンタール記者によると、フィリーズの関係者は数日以内にビシェットとのオンライン面談を実施する予定。注目すべきはフィリーズがベンチコーチとしてドン・マティングリーをチームに迎え入れたことだ。マティングリーは過去3年間、ブルージェイズでベンチコーチを務めたため、すでにビシェットと良好な関係を築いている。
フィリーズがビシェットを獲得した場合、正捕手J・T・リアルミュートと再契約を結ぶ可能性は消滅するとみられる。ジ・アスレチックの報道によると、正三塁手アレック・ボームのトレードに発展する可能性もあるという。ボーム放出後はビシェットとブライソン・ストットのどちらかが三塁を守ることが予想される。MLB.comでフィリーズを担当するトッド・ゾレッキー記者は先月の時点で関係者から「もしリアルミュートと再契約を結んだ場合、フィリーズはカイル・タッカー、アレックス・ブレグマン、コディ・ベリンジャー、ビシェットといった大物FA選手の獲得には動かないだろう」との情報を得ていた。
フィリーズはリアルミュートとの再契約を諦めたわけではないものの、引き留めに失敗した場合に備え、「リアルミュート資金」の使い道について検討を始めている。強打者カイル・シュワーバーとの再契約は比較的早い段階で実現し、ウィンターミーティング期間中に5年1億5000万ドル(約225億円)で残留が決定。フィリーズはその後、リアルミュートとの再契約交渉に注力していたが、現在に至るまで再契約は実現していない。
ヤンキースも同様に、ベリンジャーとの再契約を目指し、複数回にわたってオファーを提示したものの、なかなか折り合いがつかない状況。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、ビシェット獲得を「より真剣に検討し始めている」という。
ヤンキースは正遊撃手アンソニー・ボルピーが左肩の手術で出遅れる見込みであることを除けば、内野に空席はなく、ビシェットに与えることのできるポジションは見当たらない。ただし、フリーエージェント(FA)まで残り1年となった正二塁手ジャズ・チザムJr.がトレード候補として浮上しており、チザムJr.に代わる二塁手としてビシェットを獲得するつもりなのかもしれない。
ヤンキースがビシェットを獲得すれば、強打者がチームに加わるというだけでなく、同地区ライバルのブルージェイズにダメージを与えることも可能になる。ジ・アスレチックによると、ブルージェイズは岡本和真を獲得したあと、タッカー獲得に注力しており、ビシェットと再契約を結ぶ可能性は「ますます低くなっている」という。
また、ここ最近の複数の報道によると、カブスもビシェットの移籍先の有力候補として浮上している。
カブスは先発投手の補強が課題だったが、マーリンズとのトレードで剛腕エドワード・カブレラを獲得。FA市場に大金を投じることなく先発補強を実現させたため、資金的余裕が生まれた。また、今回のトレードでタッカーの後釜に起用するはずだった有望株オーウェン・ケイシーを放出したため、野手補強の必要性も生まれた。この2つの要素により、カブスが大物野手の獲得に乗り出す可能性が高まっており、ビシェットのほか、ブレグマンとベリンジャーの名前も候補として挙がっている。
ビシェットにはドジャースとレッドソックスも関心を示していることが報じられており、争奪戦はいよいよ本格化していきそうだ。
2026.1.9 10:27 Friday
剛腕カブレラ獲得のカブス 次はタッカーに代わる強打者補強か
カブスは今オフ、ローテーションにインパクトのある投手を加えることを目指し、7日(日本時間8日)にマーリンズとのトレードを成立させて剛腕エドワード・カブレラを獲得した。カブレラ獲得自体が大きな補強だが、トレードで先発投手を獲得したことにより、さらなる戦力補強に動く可能性が出てきた。
フリーエージェント(FA)市場に大金を投じることなく先発投手の補強を実現できたため、カブスには大物選手を獲得できるだけの資金的余裕が残されている。また、FAになったカイル・タッカーの後釜として起用される見込みだった有望株オーウェン・ケイシーを今回のトレードで放出したため、野手補強の必要性も増した。この2つの要素を合わせると、カブスが資金的余裕を生かしてFAの大物野手の獲得に乗り出す可能性が浮上する。
カブスの補強ターゲットとして注目されるのはFA市場に残る3人の大物野手、アレックス・ブレグマン、ボー・ビシェット、コディ・ベリンジャーだ。
カブスは昨オフからブレグマンに関心を示し続けており、三塁手のアップグレードを目指して現在も交渉を続けているとみられる。
ブレグマンはレッドソックスとの再契約が有力視されているものの、関係者の間ではブルージェイズとダイヤモンドバックスが対抗馬として挙げられていた。しかし、岡本和真を獲得したブルージェイズはブレグマン争奪戦からの撤退が濃厚。ダイヤモンドバックスはケテル・マルテをトレードで放出した場合、ブレグマン獲得に動くとみられていたが、マイク・ヘイゼンGMはマルテのトレードが成立する可能性が低いことを示唆している。
MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、複数の関係者は「カブスがレッドソックスを上回る条件を提示する可能性は低い」と考えているようだ。ただし、レッドソックスの対抗馬としてカブスを挙げる球団幹部もいるという。
ブレグマンに関心を示す一方、カブスはビシェット争奪戦にも加わっている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者とウィル・サモン記者は7日(同8日)、カブスがビシェットに関心を示していることを改めて報じた。カブスはビシェットを三塁手として獲得することを検討しているという(ビシェットはプロ入り後、三塁を守った経験なし)。もしブレグマンかビシェットを獲得できれば、若手のマット・ショウを二塁に回すことが可能になり、FAまで残り1年のニコ・ホーナーがトレード要員となることが予想される。ただし、ジ・アスレチックによると、カブスはまだホーナー放出を本格的には検討していないようだ。
MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、カブスのほか、フィリーズ、ヤンキース、ドジャース、レッドソックスもビシェット争奪戦に加わっている。ブルージェイズもビシェットとの再契約を目指しているとみられていたが、ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者によると、現在はタッカー獲得に注力しており、ビシェット残留の可能性は低くなっているようだ。ローゼンタール記者も同様の見解を示している。
ヘイマン記者によると、ベリンジャーがカブスに復帰する可能性も残されているようだ。昨オフ、カブスはタッカー加入で余剰戦力となったベリンジャーをトレードでヤンキースへ放出したが、そのタッカーがFAとなり、有望株ケイシーもいなくなったため、ベリンジャーを呼び戻す可能性が浮上している。なお、カブスがブレグマンやビシェットではなくベリンジャーを獲得した場合、契約最終年を迎える鈴木誠也は今季もDHメインの起用になることが予想される。
2026.1.9 09:41 Friday
ブルージェイズがタッカー獲得に本腰 ビシェット再契約は見送りか
今オフ、すでにディラン・シース、タイラー・ロジャース、コディ・ポンセ、岡本和真を獲得するなど、積極的な補強を見せているブルージェイズだが、まだ2026年シーズンに向けた補強は完了していない。フリーエージェント(FA)市場の目玉であるカイル・タッカーの獲得に向けて、熱心に取り組んでいるようだ。
ジ・アスレチックのミッチ・バノン記者は、ブルージェイズがタッカー獲得に向けた動きを「加速」させていることを伝えている。オールスター4度の実績を誇る外野手には多くのチームが関心を示しているが、バノン記者によると、ブルージェイズはここ最近、「より積極的」に動いているようだ。また、ブルージェイズの最大のライバルはドジャースとメッツになるとみられる。MLBネットワーク・ラジオのジム・デュケット氏によると、この2チームはタッカー獲得に熱心に取り組んでいるという。
一方、バノン記者はブルージェイズがボー・ビシェットと再契約を結ぶ可能性について「ますます低くなっている」と伝えている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者も同様の見解を示した。
岡本の加入もあり、ビシェットはプロ入り後に唯一在籍してきたチームにもはや居場所が残されていないかもしれない。しかし、ビシェット獲得には多くのチームが興味を示しており、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は3日(日本時間4日)の時点で、フィリーズ、ヤンキース、カブス、ドジャース、レッドソックスなどがビシェット争奪戦に加わっていることを報じていた。
ジ・アスレチックは7日(同8日)、カブスがビシェットに興味を示していることに加え、三塁手の補強を目指してアレックス・ブレグマンと引き続き交渉中であることを報じた。ジ・アスレチックによると、レッドソックスもブレグマン、ビシェットの両選手と交渉を行っているという。
レッドソックスが再契約を目指すブレグマンについて、ブルージェイズとダイヤモンドバックスが有力な移籍先候補に挙げられていたが、ブルージェイズはブレグマンと同じ三塁手の岡本を獲得したため、ブレグマン争奪戦から撤退したとみられる。ダイヤモンドバックスはトレードが噂されていたケテル・マルテが残留濃厚となっており、正式に残留が決まれば、こちらもブレグマン争奪戦から撤退することになるだろう。
ブレグマンにも多くのチームが興味を示しているものの、MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、複数の球団幹部は「ブレグマンは最終的にレッドソックスに残る」と予想しているという。昨オフ、ブレグマンはタイガースから6年1億7150万ドル(約257億円)のオファーを受けていたが、ESPNの報道によると、レッドソックスは同規模のオファーを提示する「意思を示している」ようだ。
カブスも昨オフに続いてブレグマン獲得に興味を示しているが、関係者によると、カブスがレッドソックスよりも高額のオファーを提示する可能性は低いという。しかし、あるア・リーグ球団の幹部は「カブスを除外することはできない」と話しており、レッドソックスがブレグマンとの再契約を実現させる上で、カブスが最大のライバルになると考えているようだ。
特筆すべきは、カブスがFA市場に大金を投じることなく、インパクトのある先発投手の獲得を実現させたことだ(マーリンズとのトレードでエドワード・カブレラを獲得)。これにより、カブスは強打者獲得に資金を投入することが可能になったため、レッドソックス優位とみられるブレグマン争奪戦の行方に影響を与える可能性もありそうだ。
2026.1.8 11:36 Thursday
ドジャースが救援右腕グラテロルとの年俸調停を回避して1年契約
7日(日本時間8日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、ドジャースは救援右腕ブルスダー・グラテロルとの年俸調停を回避し、年俸280万ドル(約4億2000万円)の1年契約を結ぶことで合意したようだ。なお、球団からの正式発表は行われていない。
グラテロルのほか、ドジャースは8日(同9日)の期限までに今季の年俸について合意しなければならない選手が3人いる。救援左腕アンソニー・バンダ、外野手アレックス・コール、救援右腕ブロック・スチュワートだ。
年俸調停権を持つこれらの選手が期限までに球団と合意できなかった場合、球団と選手の双方が希望額を提示した上で、年俸調停に進むことになる。ただし、球団と選手の交渉はその後も継続され、年俸調停が実施されるまでに合意する可能性もある。
27歳のグラテロルは右肩関節唇の手術を受け、2025年シーズンを欠場。今季の年俸は2025年シーズンと同額となる。この剛球リリーバーは、2024年シーズンも肩とハムストリングの負傷で長期離脱を強いられ、レギュラーシーズン7試合、ポストシーズン3試合の登板にとどまった。
2025年シーズン、ドジャースはグラテロルの不在を痛感した。ブレイク・トライネンとカービー・イェーツの両ベテラン右腕が不振に陥り、マイケル・コペックとエバン・フィリップスの両右腕もケガで離脱していたため、試合の重要な場面を担う右腕に人材を欠いていたからだ。グラテロルはドジャースでの5年間で178試合に登板して防御率2.69の好成績をマークし、右打者を通算OPS.524に抑えている。
フリーエージェント(FA)になる前の最後のシーズンを迎えるグラテロルは、万全の状態でスプリングトレーニングに臨むことができる見込みだ。
32歳のバンダは年俸調停期間2年目のシーズンを迎えている。ドジャース2年目の昨季はチーム最多の71試合に登板し、防御率3.18を記録。年俸は100万ドル(約1億5000万円)だった。
31歳のコールは今オフ、初めて年俸調停の資格を得た。昨夏にナショナルズからドジャースへトレードされ、移籍後は38試合に出場して打率.247、OPS.717を記録した。
34歳のスチュワートはバンダ同様、年俸調停期間2年目のシーズンとなる。コール同様、昨夏のトレードでドジャースに加入したものの、右肩のケガで移籍後はわずか4試合しか登板できなかった。手術を受け、それ以降のシーズンを棒に振ったが、2026年シーズンは大幅な出遅れを強いられることはないと予想されている。昨年はツインズとドジャースで合計43試合に登板し、防御率2.63をマークした。
2026.1.8 10:20 Thursday








