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レッドソックスの連勝が7でストップ 吉田正尚は4打数ノーヒット

【レッドソックス3-7ロイヤルズ】ボストン/フェンウェイパーク、8月6日(日本時間7日)

 レッドソックスの吉田正尚は本拠地でのロイヤルズ戦に「7番・DH」でスタメン出場。見逃し三振、センターフライ、セカンドゴロ、ピッチャーゴロで4打数ノーヒットに終わり、今季の打撃成績は打率.222、出塁率.263、OPS.596となった。チームは3-7で逆転負け。7月末から続いていた連勝は7でストップした。

 7月末から連勝を続けていたレッドソックスだが、2カード連続のスイープを成し遂げることはできなかった。初回にロミー・ゴンザレスのタイムリー二塁打で2点を先制したものの、移籍後初登板初先発のダスティン・メイが踏ん張れず、三回にボビー・ウィットJr.のタイムリーで1点差に。四回にはカイル・イズベルに2点タイムリーを浴び、逆転を許した。

 七回には3番手のジョーダン・ヒックスがピンチを招き、ジョナサン・インディアに6号3ランを被弾。4番手のアイザイア・キャンベルもビニー・パスカンティーノにタイムリーを浴び、リードを広げられた。八回2死からトレバー・ストーリーのタイムリーで1点を返したが、九回はロイヤルズの守護神カルロス・エステベスの前に三者凡退に終わり、3-7で試合終了。吉田が最後の打者となった。

 前半戦を10連勝で締めくくったレッドソックスは、後半戦開幕から2カード連続で負け越し。しかし、ドジャース3連戦に勝ち越すと、続くツインズ3連戦の2戦目から7連勝がスタートした。この間にヤンキースを抜き、アメリカン・リーグ東地区2位に浮上。ロイヤルズ3連戦のスイープを逃し、首位ブルージェイズとのゲーム差は4に広がってしまったが、ワイルドカード争いでは首位の座をキープしており、4年ぶりのポストシーズン進出に向けて視界は良好だ。

2025.8.7 11:23 Thursday

ナショナルズがサヨナラ勝ち 小笠原慎之介は1回1/3を無失点に抑える

【ナショナルズ2-1アスレチックス】ワシントンD.C./ナショナルズパーク、8月6日(日本時間7日)

 ナショナルズの小笠原慎之介は本拠地でのアスレチックス戦に七回途中から4番手として登板。1-1の同点という緊迫した場面だったが、1回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せ、今季の防御率は7.36となった。試合は九回にCJ・エイブラムスのタイムリーでナショナルズがサヨナラ勝ち。連敗を6でストップした。

 ナショナルズは何度もピンチがありながらも五回まで無失点に抑えていたが、2番手のコナー・ピルキントンが六回先頭のタイラー・ソダーストロムに先制の20号ソロを被弾。しかし、その直後にライリー・アダムスが7号ソロを放ち、1-1の同点に追いついた。

 小笠原は七回2死走者なしの場面で登板。強打の新人ニック・カーツを四球で歩かせたものの、ブレント・ルーカーをチェンジアップでセカンドフライに打ち取った。八回も続投し、JJ・ブレデイを空振り三振、ソダーストロムをセンターライナー、ダレル・ヘルネイズをライトライナーに仕留めて3者凡退。メジャー4度目(先発2試合・リリーフ2試合)の登板で初めて無失点に抑えた。

 両軍とも決め手を欠き、試合は1-1の同点のまま九回へ。ナショナルズは5番手のホセ・A・フェレアがアスレチックスの攻撃を3者凡退に抑えると、1死二塁のチャンスでエイブラムスがレフトへのタイムリーを放ち、劇的なサヨナラ勝ちで連敗をストップした。

 なお、ナショナルズ先発のケイド・カバリはトミー・ジョン手術などを乗り越えて3年ぶりのメジャー復帰。4回1/3を3安打無失点、6三振に抑え、フォーシームは最速100.1マイル(約161.1キロ)を計測するなど復活をアピールした。

2025.8.7 10:39 Thursday

カブスの新人ホートンが23回1/3連続無失点 鈴木誠也は27号ソロ放つ

【カブス6-1レッズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月6日(日本時間7日)

 カブスの鈴木誠也は本拠地でのレッズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。三回に先制の犠牲フライ、六回には17試合ぶりの一発となる27号ソロを放つなど2打数2安打2打点(1四球)の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。今季の打撃成績は打率.251、出塁率.318、OPS.831となっている。

 カブスは投打が噛み合い、レッズ3連戦のスイープ負けを回避した。鈴木の2打点で六回までに2点をリードすると、七回にはダンズビー・スワンソンの18号ソロなどで2点を追加。八回にもイアン・ハップの16号ソロなどで追加点を奪い、投手陣はレッズの攻撃を九回の1点だけに抑えた。

「打」のヒーローが鈴木なら、「投」のヒーローは新人右腕ケイド・ホートンだ。四回2死まで無安打に抑えるなど、立ち上がりから安定したピッチングを見せ、5回2/3を2安打無失点に抑える好投。6つの三振を奪った一方で、四球は1つも与えず、継続中の連続イニング無失点は23回1/3まで伸びた。

 クレイグ・カウンセル監督は「ケイドは素晴らしかった。特にストライクを投げる能力の高さだ。67球中56球がストライクだからね。それが成功のカギだよ」とホートンの好投を称賛。23歳の新人右腕は「とにかく打者1人ずつをしっかり攻めて、試合を落ち着かせること。走者がいるときは、必要以上に心配せず、打者に集中すること。それが大事なんだ」と現在の好調の要因について語っている。

 また、前日の試合で炎上し、敗戦投手となってしまったアンドリュー・キットリッジは、2点リードの七回に3番手として登板し、イマキュレートイニング(=3者連続3球三振)を達成。レッズの4番オースティン・ヘイズ、5番ギャビン・ラックス、6番タイラー・スティーブンソンをいずれも3球で空振り三振に仕留めた。

 カブスの投手によるイマキュレートイニング達成は、2022年9月22日のヘイデン・ウェスネスキー以来で、球団史上6度目。メジャー全体では史上120度目という快挙となった。

2025.8.7 09:23 Thursday

レッドソックスの有望株アンソニーが8年1億3000万ドルで契約延長

 6日(日本時間7日)、レッドソックスは21歳の有望株ロマン・アンソニーと8年間の延長契約を締結したことを発表した。契約期間は2026年から2033年までで、2034年の契約は球団オプションとなる。MLB.comのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、今回の8年契約でアンソニーには1億3000万ドルが保証され、オプションや出来高など全ての条件をクリアした場合、9年間の総額は最大で2億3000万ドルになるという。

 なお、球団は契約金額について正式な発表を行っていない。

 アンソニーは6月9日にメジャーデビューを果たした時点では、球界ナンバーワン有望株に位置づけられていた。今季ここまで46試合に出場して打率.283、2本塁打、19打点、2盗塁、出塁率.400、OPS.828をマークし、ポストシーズン争いを続けるレッドソックスに貢献している。

 アンソニーのデビュー以来、レッドソックスはアメリカン・リーグ最高の32勝16敗をマークし、ワイルドカード争いのトップに躍り出た。8月5日の試合が終了した時点で7連勝を記録しており、アンソニーも8試合連続安打を継続中だ。アンソニーは背中の張りを訴え、直近2試合を欠場したが、6日のロイヤルズ戦では「1番・左翼」でスタメンに名を連ねている。

 レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるクレイグ・ブレスローは、若手選手と早い段階で長期契約を結ぶケースが増えており、今年4月にはクリスチャン・キャンベルと8年6000万ドルで契約を延長。その1年前にはセダン・ラファエラとも8年5000万ドルの契約を結んだ。アンソニーとの8年契約は、その一連の流れに沿ったものとなる。

 アンソニーがFAになるのは最速でも2031年シーズン終了後だったが、今回の契約延長により、少なくとも2033年まではレッドソックスの一員としてプレーすることがほぼ確実となった。

2025.8.7 08:48 Thursday

パドレスが11回一挙5得点で勝利 ダルビッシュ有は4回3安打3失点

【ダイヤモンドバックス5-10パドレス】フェニックス/チェイスフィールド、8月5日(日本時間6日)

 パドレスのダルビッシュ有は敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、4回72球を投げて3安打3失点、5三振で降板。今季の防御率は6.51となった。試合は八回に剛腕メイソン・ミラーが同点アーチを浴び、延長戦に突入したが、11回に一挙5点を勝ち越して10-5で勝利。首位ドジャースとの3ゲーム差をキープした。

 パドレスは2-2の同点で迎えた四回にダルビッシュが暴投で勝ち越し点を献上したものの、六回2死満塁からフェルナンド・タティスJr.が押し出し四球を選び、3-3の同点に。七回にはラモン・ローレアーノがタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越した。

 ところが、八回に登板した剛腕ミラーが2死からヘラルド・ペルドモに四球を与えると、次打者ルルデス・グリエルJr.に14号同点2ランを被弾。グリエルJr.がとらえたフォーシームは103.9マイル(約167.2キロ)を計測し、本塁打を浴びた投球としては史上最速だった(ピッチトラッキングが開始された2008年以降)。

 試合はそのまま延長戦に突入し、パドレスは10回に1死三塁のチャンスを作りながらも無得点。しかし、守護神ロベルト・スアレスがダイヤモンドバックスの攻撃を無得点に抑えると、11回にルイス・アライズのタイムリーなどで一挙5点を勝ち越し、10-5で勝利を収めた。

 ダイヤモンドバックス3連戦の2戦目を制したパドレスは、首位ドジャースとの3ゲーム差をキープ。なお、8月15~17日に敵地ドジャースタジアムでの首位攻防3連戦、22~24日には本拠地ペトコパークでの3連戦が予定されている。

2025.8.6 16:39 Wednesday

ブルワーズ快勝 直近60試合で44勝16敗は球団史上最高成績に

【ブレーブス2-7ブルワーズ】アトランタ/トゥルイストパーク、8月5日(日本時間6日)

 メジャー最高勝率を誇るブルワーズは敵地でのブレーブス戦に7-2で快勝。連勝を5に伸ばし、貯金は今季最多の25となった。5月25日以降の60試合で44勝16敗と快進撃を続けており、これは60試合のスパンでの球団史上最高成績。地区2位のカブスとのゲーム差は4に広がった。

 今季のブルワーズは守護神デビン・ウィリアムスをトレードで放出し、正遊撃手ウィリー・アダメスがFAでジャイアンツへ移籍。開幕前の評判は決して高くなかった。しかし、若手選手や無名の選手たちが予想外の活躍を見せ、メジャー最高勝率の快進撃。13勝目を挙げたエースのフレディ・ペラルタは「球界の人々は、僕たちのことを信じてくれない。でも、僕たちは素晴らしい仕事を続けている。僕たちには何か特別なものがあるんだ」と胸を張った。

 ブレーブス3連戦の2戦目は、三回に2死満塁のチャンスを作り、クリスチャン・イェリッチのタイムリー内野安打をきっかけに一挙4点を先制。四回にイーライ・ホワイトの7号ソロで1点を返されたものの、ペラルタは5回4安打1失点、7三振の力投を見せた。

 六回にブライス・トゥラングのタイムリーで追加点を奪うと、七回にはアイザック・コリンズのタイムリーで2点を追加。その後1点を返されたものの、7-2で快勝し、8月に入って5戦全勝となった。

 パット・マーフィー監督は「われわれの選手たちにはハングリー精神がある。彼らは一生懸命プレーするし、できる限りのことをしようと努力するんだ」と快進撃を演じる選手たちについて語る。「レギュラーシーズンはまだ49試合残っている。そこでしっかり仕事をこなせば、次のステージに進めるだろう」と指揮官は現状に満足することなく、気を引き締めていた。

2025.8.6 16:00 Wednesday

パドレスがDバックス3連戦の初戦を落とす 松井裕樹は痛恨の被弾

【ダイヤモンドバックス6-2パドレス】フェニックス/チェイスフィールド、8月4日(日本時間5日)

 パドレスの松井裕樹は敵地でのダイヤモンドバックス戦に3点ビハインドの八回から3番手として登板。2死走者なしの場面でアレック・トーマスに8号ソロを浴び、リードを広げられた。1回11球を投げて1安打、無四球、1失点で防御率は今季ワーストの5.18となっている。チームは3連戦の初戦を落としたが、首位ドジャースも敗れたため、3ゲーム差は変わっていない。

 19試合のうち16試合が同地区対決という重要な期間に突入したパドレス。首位ドジャースとのゲーム差を縮めるためにも、トレード期限に複数の主力を放出して戦力ダウンしたダイヤモンドバックスには確実に勝っておきたかったが、移籍後初登板のJP・シアーズが誤算だった。

 初回にルルデス・グリエルJr.のタイムリーで先制を許すと、二回には無死満塁のピンチを招き、1死後にコービン・キャロルの犠飛で追加点を献上。ジャクソン・メリルのタイムリー二塁打で1点差に迫った直後の三回にはタイラー・ロックリアーに移籍後初アーチとなる1号ソロを浴びた。

 四回にキャロルのタイムリー二塁打とグリエルJr.の2本目のタイムリーでさらに2失点。94球で5イニングを投げ抜いたものの、10安打、4三振、1四球、5失点という内容で先発の役割を果たすことはできなかった。

 パドレスは六回2死から四球とヒットでチャンスを作り、ジェイク・クロネンワースがライトへのタイムリーを放って反撃。ダイヤモンドバックス先発のブランドン・ファートを降板に追い込んだ。しかし、2番手のアンドリュー・ホフマンの前に代打ライアン・オハーンがライトフライに倒れ、この回は1点どまり。七回以降は得点を奪えず、八回にトーマスの一発で追加点を奪われ、2-6で敗れた。

 3連戦の2戦目にはダルビッシュ有が先発予定。負ければカード負け越しが決まってしまう一戦で、ベテランの好投が期待される。

2025.8.5 15:49 Tuesday

ドジャースわずか3安打に封じられ惜敗 大谷翔平は4打数1安打

【ドジャース2-3カージナルス】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、8月4日(日本時間5日)

 ドジャースの大谷翔平は本拠地でのカージナルス戦に「1番・DH」でスタメン出場。九回の先頭打者として迎えた第4打席でライトへのヒットを放ち、4打数1安打だった。連続試合安打を4に伸ばし、今季の打撃成績は打率.274、出塁率.378、OPS.978となっている。チームは1点差で惜敗。2度追いつく粘りを見せたものの、カージナルスのラーズ・ヌートバーの美技もあり、3連戦の初戦を落とした。

 1点ビハインドで迎えた九回のドジャースの攻撃。先頭の大谷がヒットで出塁したが、次打者ムーキー・ベッツの打席で勝敗を分けるスーパープレーが飛び出した。

 ベッツが放ったのは右翼線へフラフラと上がる難しい打球。これをカージナルスの右翼手、ヌートバーが猛然とダッシュし、最後はダイビングキャッチで好捕した。落ちていれば一打逆転サヨナラのピンチになっていてもおかしくない場面。2023年のワールドベースボールクラシックで大谷とともに戦った「侍戦士」がカージナルスを救った。

 試合はソニー・グレイ(カージナルス)、タイラー・グラスナウ(ドジャース)の両先発の好投もあり、一進一退の攻防に。ドジャースは二回にメイソン・ウィンの8号ソロで先制されたが、四回にフレディ・フリーマンの13号ソロで追いついた。

 八回にイバン・ヘレーラの10号ソロで再びリードを奪われたものの、直後にテオスカー・ヘルナンデスの二塁打から1死三塁のチャンスを作り、アンディ・パヘスの内野ゴロの間に同点に。しかし、九回に登板したブロック・スチュワートが2死一、三塁のピンチで代打ジョエル・ポゾにタイムリーを浴び、これが決勝打となった。

 パドレスがダイヤモンドバックスに敗れたため、首位ドジャースと2位パドレスの3ゲーム差は変わっていない。なお、ドジャース3連戦の初戦を制したカージナルスは5割復帰を果たしている。

2025.8.5 15:07 Tuesday

サンチェスが8回無失点の快投 フィリーズがタイガースに完封勝利

【フィリーズ2-0タイガース】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、8月3日(日本時間4日)

 「サンデーナイト・ベースボール」で、タイガースとフィリーズの強豪同士が激突。息詰まる投手戦は、先発クリストファー・サンチェスが8回まで無失点で投げ抜いたフィリーズに軍配が上がった。タイガースとの3連戦を1勝2敗で勝ち越したフィリーズは、ナ・リーグ東地区2位のメッツに0.5ゲーム差の首位に浮上した。

 二回、フィリーズはタイガース先発のチャーリー・モートンから無死二、三塁のチャンスを作り、内野ゴロの間に1点を先制する。その後、2死三塁となり、ブライソン・ストットが左中間へ大飛球を放ったが、ここはタイガースのレフトのグリーンがダイビングで好捕し、失点を防いだ。

 その後はモートンは危なげない投球を見せ、フィリーズ先発のサンチェスと息詰まる投手戦を展開。大ベテランのモートンは今季はここまで防御率5.42と不振に陥っていたが、トレードデッドラインでオリオールズから加入し、タイガースのローテーションに組み込まれた。

 この日、移籍後初登板を迎えたモートンは、ア・リーグ最高勝率のタイガースが防御率5点台の41歳を獲得した理由を証明してみせた。強力フィリーズ打線を相手に6回をわずか1失点、6三振、1四球と素晴らしい内容でクオリティスタートを記録。この日は4シームの割合を43%(シーズン通して29%)に増やしたことが奏功した。さらに代名詞のカーブとのコンビネーションで15度の空振りを量産し、カーブでは多くの弱い当たりを誘った。

 一方のサンチェスも持ち味を存分に発揮し、タイガース打線を翻弄。リーグ有数の決め球であるチェンジアップが冴え渡り、六回まで得点圏に走者が進んだのは1度のみだった。

 0-1とリードされたタイガースは七回、ついにサンチェス攻略の糸口をつかむ。先頭のジョーンズ、トーケルソンが連打で出塁し、進塁打で1死二、三塁のチャンスを演出。続くイバニェスの放った当たりはサードの正面を突き、三塁手ソーサが落ち着いて本塁でフォースアウトに。その後、サンチェスは四球を与えて満塁としたが、ここもチェンジアップを引っ掛けさせて内野ゴロに打ち取り無失点。そして八回も11球で三者凡退に抑えた。

 八回、フィリーズはカイル・シュワーバーが左中間に特大の38号ソロを放ち、2-0と貴重な追加点をもたらした。シュワーバーはこれで大谷翔平(ドジャース)と並び、再びナ・リーグ本塁打ランキングのトップタイに浮上した。

 サンチェスは八回までで84球しか投げておらず、マダックスへの期待も高まった。しかし、フィリーズは守護神ヨアン・デュランを投入し、デュランはわずか12球でクロージング。2投手合わせて96球の「コンバイン・マダックス」でフィリーズはタイガースを完封し、サンデーナイトの好勝負を制した。

2025.8.4 11:29 Monday

ウォードのサヨナラ弾でエンゼルスがサヨナラ勝ち

【エンゼルス8×-5ホワイトソックス】アナハイム/エンゼルスタジアム、8月3日(日本時間4日)

 エンゼルスは大方の予想に反し、トレードデッドラインで売り手に回らなかった。それは若い中心選手たちにシーズンの終盤に意味のある試合をプレーするのがどのようなものなのか経験してもらいたいと考えていたからだ。しかし、ホワイトソックスとの3連戦の最初の2戦に連敗。この日も五回までで5-0と劣勢に立たされた。しかし、エンゼルスはそこから反撃し、最後はテイラー・ウォードのサヨナラ3ランで今季最大の逆転劇を完結させた。

 エンゼルスは先発のジャック・コハノウィッツが崩れ、初回にコルソン・モンゴメリーに3ランを浴びるなどして4失点。三回にもモンゴメリーに5失点目のタイムリーを献上した。コハノウィッツは六回まで投げ切ったが、9安打を浴びる苦しい内容で、5失点を喫して降板する。

 しかし六回、エンゼルスは先頭のザック・ネトが16号ソロで口火を切り、さらに四球とマイク・トラウトの二塁打でチャンスを演出。そこにウォードのタイムリーと暴投が絡み、3点を返した。

 そして七回、負傷者リストから復帰した新人クリスチャン・ムーアの安打から、ヨアン・モンカダも続き、ネトが2点二塁打で同点に。ネトの3安打1得点の活躍で、一気に5-5に追いついた。

 同点の九回、1死からノーラン・シャニュエルが二塁打を放ち、続くトラウトは申告敬遠で一、二塁に。打席に入ったウォードは低めの変化球を仕留め、レフトスタンドへ26号サヨナラ3ランを放った。エンゼルスは序盤の5点差をひっくり返し、8-5でホワイトソックスにサヨナラ勝利。スイープ(3連敗)を免れ、借金を4に減らした。

 サヨナラ本塁打を放ったウォードは、デッドライン前までは有力な放出候補と見られていた。しかし、自身がプロ入りから一筋のエンゼルスに残留できたこと、そしてエンゼルスが売り手に回らなかったことを今は喜んでいる。「素晴らしい。自分たちにそういう(売り手に回らない)自信があるのは間違いなく良いことだし、あとはフィールドでそれを実現するだけだ」と、ポストシーズン争いに向けて意気込みを語る。

 依然としてポストシーズン進出圏内には5.5ゲーム差と、状況が厳しいことには変わりない。それでもネトは「これは大きな出来事だ。これでこれまでの勢いが変わるといいね」と語る。エンゼルスは今季「ポストシーズン進出から最も遠ざかっているチーム」の不名誉な称号を返上できるだろうか。

2025.8.4 10:20 Monday

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