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ピベッタ好投もパドレス痛恨の逆転負け 松井は満塁のピンチを脱出
【パドレス1-2レッズ】サンディエゴ/ペトコパーク、9月10日(日本時間11日)
パドレスの松井裕樹は本拠地でのレッズ戦、1点ビハインドの九回1死一、二塁のピンチで4番手として登板。TJ・フリードルに四球を与え、1死満塁とピンチを広げたが、ノエルビ・マルテを見逃し三振、エリー・デラクルーズをピッチャーゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。なお、松井の力投も実らず、パドレスは1-2で痛恨の逆転負けを喫している。
9月30日は予定を空けておき、旅行の計画を立て始めよう。なぜなら、パドレスがワイルドカード・シリーズからの登場となる可能性が日に日に高まっているからだ。
レギュラーシーズンの残り2週間半で猛烈な快進撃を見せない限り、パドレスはワイルドカード・シリーズを敵地で戦うことになるだろう。では、大事な初戦に先発するのは誰か。最有力候補はニック・ピベッタだ。
レッズ3連戦を1勝2敗の負け越しで終えたパドレス。素晴らしい守備とピベッタの好投もあり、七回終了時点で1点をリードしていたが、八回に登板したカイル・ハートが2死二塁のピンチを招くと、3番手のエイドリアン・モレホンが2本のタイムリーを浴び、レッズに逆転を許した。
この敗戦により、パドレスはポストシーズンの第2シードにつけているフィリーズとのゲーム差が7に広がった。ワイルドカード・シリーズを回避し、地区シリーズからのスタートとするためには、この7ゲーム差を追いつく必要がある。また、ワイルドカード首位のカブスとのゲーム差は4に広がり、同3位のメッツには3ゲーム差をつけているため、パドレスはワイルドカード2位、つまり第5シードでのポストシーズン進出が濃厚だ。
地区首位のドジャースに追いつく、もしくはワイルドカード首位のカブスに追いつくことがない限り、パドレスはワイルドカード・シリーズを敵地で戦うことになる。本拠地の熱狂的な雰囲気の中で戦うことができないのは、パドレスにとって痛い。
そして、ピベッタ以上に信頼できる先発投手は、現在のパドレスにはいない。移籍1年目の右腕はまたも素晴らしいピッチングを見せ、7回無失点。101球を投げて4安打(すべて単打)しか許さず、与えた四球も1つだけ、8つの三振を奪った。シーズン通算の防御率は2.73となり、おそらくワイルドカード・シリーズ第1戦の先発を任されることになるだろう。
2025.9.11 12:41 Thursday
ブルペン陣の頑張りでカブスが接戦を制す 鈴木誠也は犠飛で91打点目
【ブレーブス2-3カブス】アトランタ/トゥルイストパーク、9月10日(日本時間11日)
カブスの鈴木誠也は敵地でのブレーブス戦に「3番・右翼」でスタメン出場。ブレーブス先発のクリス・セールから五回に貴重な追加点となる犠牲フライを放つなど、2打数1安打1打点(2四球)の活躍でチームの勝利に貢献した。6試合連続安打で今季の打撃成績は打率.244、27本塁打、91打点、出塁率.324、OPS.785となっている。
カブスのクレイグ・カウンセル監督は、クローザーのダニエル・パレンシアを右肩の負傷で欠いたあと、他のリリーバーたちが「頑張りすぎる必要はない」と話していた。指揮官は「普段通りのメンタリティで頑張ってくれればいい」と考えていたのだ。
ブレーブスとの接戦を制したカブスは、負傷者リストから復帰したジェイムソン・タイオンが五回途中で降板したあと、ブルペン陣が14個のアウトを奪い、試合を締めくくった。八回、ブレーブスの上位打線を相手にブラッド・ケラーが登板し、無失点に抑える好投。九回はベテランのアンドリュー・キットリッジがマウンドに上がり、三者凡退で3セーブ目をマークした。
ナショナル・リーグ中地区首位のブルワーズがレンジャーズに敗れたため、カブスは首位とのゲーム差を5.5に縮めている。
カブスはブレーブス先発のセールに対し、三回までに8三振。しかし、先制された直後の四回に打線が奮起し、カーソン・ケリーの17号ソロで同点に追いつくと、1死二塁から大ベテランのジャスティン・ターナーがタイムリー二塁打を放ち、2-1と勝ち越しに成功した。
五回にはニコ・ホーナーがこの試合3本目のヒットを放って出塁し、セールの牽制悪送球と三塁への盗塁でチャンスメイク。ここで鈴木がライトへの犠牲フライを放ち、貴重な追加点を奪った。
左股関節痛で負傷者リスト入りしていたタイオンは、五回途中まで79球を投げて6安打2失点。五回1死一、三塁となったところで降板し、2番手のテイラー・ロジャースがマット・オルソンに犠牲フライを打たれたため、タイオンには2失点が記録された。1点差に迫られたカブスだが、六回以降は得点を与えず、ブルペン陣がリードを守り抜いた。
2025.9.11 11:45 Thursday
オリオールズが直近5試合で4度目のサヨナラ勝ち 新人ビーバースが決めた!
【オリオールズ2-1パイレーツ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、9月10日(日本時間11日)
劇的な勝利を続けているオリオールズがまたもサヨナラ勝ちを収めた。9月上旬はスリリングな結末の試合が続いている。
オリオールズは1-1の同点で迎えた10回に新人ディラン・ビーバースがタイムリーを放ち、直近5試合で4度目となるサヨナラ勝ち。パイレーツ相手に2試合連続でサヨナラ勝ちを収め、直近8試合で7勝1敗と勢いに乗っている。
MLBパイプラインの球団別有望株ランキングで3位の評価を受けているビーバースは、8月16日にメジャーデビューしたばかり。通算20試合目の出場でキャリア初のサヨナラ打を記録した。
奇妙なことに、今季のオリオールズは8月13日のマリナーズ戦でジャクソン・ホリデイが九回にタイムリー二塁打を放ち、4-3で勝利するまで、1度もサヨナラ勝ちがなかった。オリオールズはその時点で、全30球団の中で唯一、サヨナラ勝ちがないチームだった。
現在、オリオールズはホリデイの一打も含め、5度のサヨナラ勝ちを記録。そのうち4度はここ1週間で記録したものである。
【9月5日】サミュエル・バサヨが九回にソロ本塁打を放ち、ドジャースに2-1でサヨナラ勝ち。 【9月6日】エマニュエル・リベラの2点タイムリーなど、九回に一挙4点を奪い、ドジャースに4-3でサヨナラ勝ち。 【9月9日】リプレイ検証の結果、判定が覆り、11回のバサヨのタイムリーでパイレーツに3-2でサヨナラ勝ち。 【9月10日】ビーバースが10回にタイムリーを放ち、パイレーツに2-1でサヨナラ勝ち。
2025.9.11 11:15 Thursday
パイレーツ・スキーンズが5回無失点 自身初のシーズン200三振を達成
【オリオールズ2-1パイレーツ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、9月10日(日本時間11日)
ピッツバーグ・パイレーツの144年の歴史の中で、シーズン200三振を達成した投手はわずか8人しかいない。エド・モリスが19世紀に2度達成し、ボブ・ビールは1960年代に4度達成した。21世紀に入ってからは、オリバー・ペレス、ミッチ・ケラー、A・J・バーネット、フランシスコ・リリアーノ、ゲリット・コールが1度ずつ達成している。
そして、8人目となったのがポール・スキーンズだ。パイレーツはオリオールズにサヨナラ負けを喫し、延長戦の末に1-2で敗れたが、スキーンズは三回にコビー・メヨをスイーパーで空振り三振に仕留め、シーズン200三振の大台に到達。最終的には5回64球を投げて8三振を奪い、四回に飛び出したスペンサー・ホーウィッツの8号ソロによる1点のリードを守った状態でマウンドを降りた。
スキーンズは今季203三振をマークしており、これはナショナル・リーグ最多。メジャー全体でもギャレット・クローシェ(レッドソックス)とタリック・スクーバル(タイガース)の両左腕に次ぐ3位となっている。スキーンズの三振数は球団歴代11位。右腕に限定すれば、ケラー(2023年に210三振)とバーネット(2013年に209三振)に次ぐ3位となる。残りの登板でどこまで数字を伸ばしていくか注目だ。
2025.9.11 10:51 Thursday
レッドソックスサヨナラ負け 守護神チャップマンが久々の安打を浴びる
【アスレチックス5-4レッドソックス】サクラメント/サターヘルスパーク、9月10日(日本時間11日)
レッドソックスの吉田正尚は敵地でのアスレチックス戦に「5番・DH」でスタメン出場。二回の第1打席で四球を選び、ネイト・イートンのタイムリー二塁打で同点のホームを踏んだが、その後の3打席は凡退し、2試合連続ノーヒットに終わった。今季の打撃成績は打率.235、出塁率.289、OPS.627となっている。チームは守護神アロルディス・チャップマンが打たれてサヨナラ負けを喫し、アスレチックス3連戦のスイープを逃した。
敗れたレッドソックスの中で明るい材料となったのは、移籍後初登板となったカイル・ハリソンの好投だ。レッドソックスは今夏のトレード期限までに補強したダスティン・メイとジョーダン・ヒックスがともに負傷者リスト入り。しかし、もう1人の重要な選手が新天地デビューを飾った。
24歳の若手左腕ハリソンは、6月にラファエル・デバースとのトレードでヒックスらとともにジャイアンツから移籍。約3カ月間のマイナー生活を経て、ようやくメジャー昇格を果たした。
チームは4-5でサヨナラ負けを喫したものの、ハリソンは六回から6番手として登板すると、3イニングを3安打無失点に抑える好投。アスレチックスに追加点を与えず、1点差をキープし、レッドソックスが九回に代打ロブ・レフスナイダーのタイムリー二塁打で同点に追いつく立役者となった。
しかし、ハリソンの好投がありながらもレッドソックスは勝てなかった。17登板連続ノーヒットを続けていた守護神チャップマンが九回先頭のシェイ・ランゲリアーズに二塁打を許し、その後1死三塁のピンチに。ここでローレンス・バトラーにサヨナラタイムリーを浴び、チャップマンは7月23日のフィリーズ戦以来となる失点を喫した。
レッドソックスは81勝66敗となり、この試合が終了した時点でアメリカン・リーグのワイルドカード2位。同3位のマリナーズには3ゲーム差をつけている。オフを1日挟み、12日(同13日)からはワイルドカード首位のヤンキースとの重要な3連戦が本拠地フェンウェイパークで行われる。
2025.9.11 08:57 Thursday
代打攻勢ズバリ的中 レッドソックスがDバックスとのシーソーゲームを制す
【ダイヤモンドバックス4-7レッドソックス】フェニックス/チェイスフィールド、9月7日(日本時間8日)
九回にニック・ソガードのタイムリーなどで3点を勝ち越したレッドソックスがダイヤモンドバックスを下し、連敗を3で止めた。吉田正尚は前日に続いて「1番・DH」でスタメン出場したが、無安打に終わった。
ダイヤモンドバックスは二回、ブレイズ・アレクサンダーのタイムリーで先制。1-1の同点となった四回には先頭のコービン・キャロルが安打で出塁し、三盗でチャンスを広げると、暴投で勝ち越しのホームを踏んだ。六回にはガブリエル・モレノがタイムリー二塁打でキャロルを還し、3-1とリードを広げた。
ダイヤモンドバックス先発のライン・ネルソンは四回にトレバー・ストーリーにタイムリーを浴びたものの、それ以上の失点は許さなかった。しかし、ネルソンが6回1失点で降板すると、ダイヤモンドバックスはシーズンを通して足を引っ張ってきたブルペンの不安が露呈。2番手ライアン・トンプソンは守備のミスもあって3失点(自責点1)を喫し、逆転を許してしまう。
しかし、直後の七回の攻撃で、ダイヤモンドバックスはタイムリーエラーを犯したジョーダン・ロウラーがタイムリーを放って同点に。同点で迎えた九回、レッドソックスは2死一、二塁のチャンスで送り込んだ代打ニック・ソガードが左中間へタイムリー二塁打。レフトのジェイク・マッカーシーはダイビングキャッチを試みたが、無情にも打球には届かず、打球が左中間を抜ける間に2人のランナーが生還した。さらに続く代打カルロス・ナルバエスもタイムリーを放ち、レッドソックスは3点を勝ち越した。
3点リードの九回は守護神アロルディス・チャップマンが振り逃げを含む1イニング4三振で締めくくり、レッドソックスは7-4で勝利。チャップマンは今季29セーブ目を挙げ、防御率は0.98とついに1点台を割り込んだ。代打攻勢がハマったレッドソックスは連敗を3で止め、絶好調のダイヤモンドバックスとの3連戦を1勝2敗で終えた。ワイルドカード1位のヤンキースに1.5ゲーム差の同2位、東地区首位ブルージェイズに3.5ゲーム差の同3位を維持している。
レッドソックスの吉田は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打。九回のチャンスでは代打を送られて退いた。今季の打撃成績は打率.234、OPS.630となっている。
2025.9.8 09:09 Monday
不調のマリナーズが猛打炸裂で2連勝 ローリーの53号含む5本塁打
【ブレーブス2-18マリナーズ】アトランタ/トゥルーイストパーク、9月7日(日本時間8日)
マリナーズが今季最大の圧勝を飾った。カル・ローリーの53号を含む5本塁打、20安打、18得点の猛攻でブレーブスを粉砕。敗れた西地区首位のアストロズに2.5ゲーム差に迫り、ワイルドカード3位を維持した。
前日も2桁得点で快勝したマリナーズは、球団史上2度目となる2試合連続5本塁打以上を記録した。直近7試合で1勝6敗と苦戦し、ワイルドカード争いでは4位以下のチームに詰め寄られていたが、その停滞を拭い去る猛打を発揮。ローリーは「『もういいや。今年ずっとやってきたようにプレーするんだ』と思うようにした。そういう精神を身につける必要がある」と、開き直ってスランプを脱したことを明かした。
一挙8点を奪った三回の猛攻を、3点タイムリー二塁打で口火を切ったのはフリオ・ロドリゲスだった。ロドリゲスは前日の試合でも決勝弾を含む2本塁打をマークし、苦境に陥っていたチームを救った。ローリーは「フリオは今、本当に素晴らしいプレーをしている。一番すごいのは、数日前の試合で、私たちみんなと同じように厳しい試合を経験したのに、彼はそれに動じなかったことだ。何も変えようとしなかった。ただ、後半戦でやってきたことをやり続け、プロセスに忠実だった」と語り、24歳の強心臓ぷりを称えた。
マルチ本塁打を放ったエウヘニオ・スアレスは「良い結果が出たとき、それは良いことをしているからだ。だからこそ一生懸命練習するし、結果を出すために準備をする。結果を追いかけるのとは違う。僕たちは結果を追い求めているわけではない。そこに行ってベストを尽くせば、いつかは結果がついてくる」と、不調を乗り越えたメンタリティーについて語った。
投げては先発のルイス・カスティーヨ(9勝8敗)が6回1失点と好投。四回にはマット・オルソンの打球初速100.2マイルの打球を右手に受けたが、試合にとどまり続けて勝利投手となった。
2025.9.8 08:30 Monday
オリオールズ・菅野に打球直撃のアクシデント 負傷交代も検査は陰性
2025年シーズンの大半、オリオールズは数々の怪我に悩まされてきた。そして、残りわずか3週間となった今も、新たな怪我が次々と発生している。7日(日本時間8日)のドジャース戦、先発の菅野智之が打球を右足に受けて負傷交代。ディーン・クレイマー、サミュエル・バサヨに続き、このドジャースとの3連戦で3人目の負傷者となった。
菅野は四回、金慧成(キム・ヘソン)の打球が右足つま先に直撃。アシスタント・アスレティック・トレーナーのパット・ウェズリーと暫定監督のトニー・マンソリーノが菅野の状態を確認し、すぐに交代を決定した。四回途中4失点、7安打、3本塁打(大谷翔平が2本塁打)でマウンドを降りた。
試合後、画像検査の結果は陰性であることが分かった。マンソリーノ暫定監督は「今後数日間で足の回復具合やここでの調子がどうなのかを見極め、それが今後のプランを決める助けになるだろう」と語った。次回先発と予定される来週末のブルージェイズ戦で登板できるかは不透明だ。
捕手を務めたアレックス・ジャクソンは「ライナーを打たれると、当然ながら気分は良くないし、痛い。しかもつま先のようなかなり敏感な部分に当たるとね。だから、とにかく彼が大丈夫かどうか確認したい。もちろん、彼は復帰しようとしたけど、調子が良くなかったみたいだから、どうなるか見守るしかない。でも、彼はタフな男だし、競争心も強いから、大丈夫だといいな」と地元メディアに対し、菅野を気遣った。
菅野はルーキーイヤーを通して健康を維持し、チーム2位の143回2/3を消化して防御率4.57を記録。負傷者続出のチームを救う活躍を見せていた。しかし、規定投球回到達を目前としながら、アクシデントが発生してしまった。
2025.9.8 07:57 Monday
カブス九回に悪夢 5失点で逆転負け、守護神が負傷 鈴木は1安打
【カブス3-6ナショナルズ】シカゴ/リグレーフィールド、9月7日(日本時間8日)
カブスは3-1とリードして迎えた九回、守護神ダニエル・パレンシアが1死も奪えず5失点。3-6で逆転負けを喫した上、パレンシアは右肩の負傷を訴えてイニング途中で退いた。この日の敗戦で東地区最下位のナショナルズとの3連戦に負け越し、さらにクローザーが負傷し、カブスにとって悪夢の週末となった。また、鈴木誠也はタイムリーを含む5打数1安打を記録した。
1-1の同点で迎えた五回2死一、二塁で、カブスは鈴木がレフト前にタイムリー。高めのフォーシームを捉え、勝ち越し点を叩き出した。
投手陣も奮闘し、オープナーの後を引き継いだコリン・レイが5回1/3を1失点と好投。さらにカーソン・ケリーがこの日2本目の本塁打を放ち、カブスは3-1にリードを広げた。
そして2点リードの最終回を今季22セーブのパレンシアに託した。パレンシアは先頭のロバート・ハッセル3世に3号ソロを被弾。なおも四球と単打でピンチを招き、代打ジョシュ・ベルに逆転3ランを浴びた。続くディレン・ライルにも三塁打を浴び、アンドレス・シャパロへの初球を投じたところで右肩を痛めた。
パレンシアの降板後に三塁走者が生還し、ナショナルズはさらにリードを拡大。そのまま6-3で逆転勝利を飾った。カブスはポストシーズン争いから脱落したナショナルズに対し、1勝2敗で3連戦に負け越し。依然ワイルドカード1位を維持し、同4位に対して5ゲーム、同2位のパドレスに対して3ゲームのリードを保っている。
クレイグ・カウンセル監督はパレンシアの負傷について、肩の後方部分の捻挫とコメント。25歳のパレンシアは豪速球を武器に今季からクローザーに定着。この日5失点を喫するまで、51登板で防御率2.12と抜群の安定感を発揮していた。ポストシーズンの戦いを見据えるカブスにとって、クローザーの離脱は大きな痛手となる。
また、鈴木は「3番・ライト」でスタメン出場し、5打数1安打1打点を記録。直近7試合で打率.179と振るわないが、ナショナルズとの3連戦では毎試合安打を放った。
2025.9.8 07:51 Monday
エンゼルス・菊池が2回7失点で11敗目 通算1000三振の節目に到達も
【エンゼルス4-17アスレチックス】アナハイム/エンゼルスタジアム、9月6日(日本時間7日)
エンゼルスの菊地雄星(34)がアスレチックス戦に先発。2回7失点と苦しみ、今季11敗目を喫した。エンゼルスは21安打17得点の猛攻を浴び、アスレチックスに17-4の大差で敗れた。
菊池は初回、先頭打者から三振を奪い、キャリア通算1000三振に到達。幸先良いスタートを切ったが、2死から2四球と単打で満塁のピンチを招いた。続くタイラー・ソダーストロムが放った鋭いライナーをレフトのテイラー・ウォードがバンザイして後逸し、これが走者一掃の二塁打となる。
いきなり3点のビハインドを背負った菊池は、二回も5球であっさりと2死までこぎ着けた。しかし、シェイ・ランゲリアーズとブレント・ルーカーに連続二塁打を打たれて4点目を失い、四球を挟んで4番コルビー・トーマスに5号3ランを献上。前回の8月の対戦でも本塁打を打たれている新人に痛恨の一発を浴び、菊池は二回限りで降板した。
2回7失点、6安打、1本塁打、3四球、1三振と苦しみ、防御率は3点台から4.18に悪化した。オールスターに選出された前半戦から一転、後半戦は10先発で防御率6.66と不振に陥っている。
エンゼルスはその後も追加点を許し、八回開始時点で1-9と大差を付けられ、野手のスコット・キンガリーをマウンドに。キンガリーは2回で12安打8得点の猛打を浴びながら、試合を終わらせた。
一方、勝利したアスレチックスは今季最多の21安打17得点で大勝。4位エンゼルスに0.5ゲーム差に迫り、最下位脱出に近づいた。新人王候補のニック・カーツは29号ソロを放ち、アスレチックスではマーク・マグワイア(1987年)とホセ・カンセコ(1986年)以来、新人での30本塁打に王手をかけた。
2025.9.7 15:01 Sunday