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マリナーズが延長12回の熱戦を制す アストロズと並んで首位浮上

【マリナーズ7×-6エンゼルス】シアトル/Tモバイルパーク、9月11日(日本時間12日)

 マリナーズが延長12回に及ぶ熱戦を制し、アストロズと並んで同率首位に浮上した。マリナーズは1点を勝ち越されて迎えた12回の攻撃でホルヘ・ポランコが同点タイムリーを放ち、さらに新人のハリー・フォードが犠牲フライを放って逆転サヨナラ。粘ったエンゼルスを振り切り、連勝を6に伸ばした。

 マリナーズは二回、J・P・クロフォードとフリオ・ロドリゲスのタイムリー二塁打によって4点を先制。先発のブライス・ミラーは初回から三回まで2三振ずつを奪うなど好調だったが、三回にローガン・デービッドソンにキャリア初アーチを浴びた。四回も先頭から連打を浴び、犠牲フライと内野ゴロで2点を奪われた。

 1点差に詰め寄ったエンゼルスは五回、マイク・トラウトが21号ソロを放って同点に追いついた。トラウトはこの本塁打がキャリア399本目であり、通算400本塁打の偉業に王手をかけた。

 試合は4-4の同点となり、そのままスコアに動きなく延長戦に突入。11回にエンゼルスはテイラー・ウォードのタイムリーで勝ち越したものの、マリナーズはクロフォードのタイムリーで同点に。そして12回にもエンゼルスがマシュー・ルーゴのタイムリーで勝ち越したが、マリナーズはポランコのタイムリーですぐ同点とし、さらにその後もチャンスを広げた。最後は新人フォードがキャリア初打点となるサヨナラ犠牲フライを放ち、マリナーズが7-6で熱戦を制した。

 勝利したマリナーズは敗れたアストロズと並び、ア・リーグ西地区の首位に浮上。マリナーズとアストロズは19日から直接対決3連戦を行う予定だ。

2025.9.12 15:40 Friday

メッツ6連敗 ワイルドカードのリードはわずか1.5Gに

【フィリーズ6-4メッツ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月11日(日本時間12日)

 ヘスス・ルザードが2桁三振を奪う快投で、フィリーズを勝利に導いた。ルザードは初回に4失点を喫したが、二回以降は1人の走者も出さず、8回まで力投。打線もオット・ケンプが3打点を挙げ、逆転に貢献した。メッツは逆転負けで連敗が6に伸び、ワイルドカードのリードが1.5ゲーム差に縮まった。

 メッツの功績は称賛に値する。彼らは負けるための斬新で独創的な方法を常に見つけ出している。この夜、ヘスス・ルザードに対して最初の6打者のうち5人が出塁し、そのうち4人が得点した。メッツはその後、もう1人の走者も出せなかった。

 メッツ先発のデービッド・ピーターソンは、四回にオット・ケンプに6号2ランを被弾。五回にはブライス・ハーパーにタイムリー二塁打を浴びて1点差に詰め寄られた。そして六回、再びケンプがタイムリー二塁打を放って同点とすると、ハリソン・ベイダーとハーパーもタイムリーで続き、4-6と逆転された。

 ルザードは初回のピンチを脱してから降板まで22打者を連続で打ち取り、メッツ打線を圧倒。九回も守護神ヨアン・デュランが上位打線を3者連続三振に打ち取り、フィリーズは6-4で鮮やかな逆転勝利を収めた。

 ナ・リーグ東地区首位のフィリーズと2位のメッツによる4連戦は、フィリーズの4連勝で決着。これにより、フィリーズは2位へのリードを11ゲーム差に広げ、地区優勝へのマジックナンバーを5に減らした。

 一方のメッツはワイルドカードでのポストシーズン出場が危機に瀕している。ワイルドカード4位のレッズ、5位のジャイアンツに対する差は1.5ゲームに縮まってしまった(メッツはジャイアンツに対してタイブレーカーを持っているが、レッズに対しては持っていない)。カルロス・メンドーサ監督は「私に責任がある。私が監督だ。このチームを動かすのが私の仕事だ」とコメントし、不振脱出を誓った。

 エリアス・スポーツ・ビューローによると、8月からレギュラーシーズン終了までの勝率が.450以下だったチームが過去に3チーム、ポストシーズンに進出している。そのうち2チームがワールドシリーズに進出し、そのうちの1チーム、2006年のカージナルスは優勝も果たした。 2006年のカージナルスはレギュラーシーズンでわずか83勝しか挙げられなかった。メッツは84勝ペースで勝ち進んでいる。

 もちろん、終盤にこれほど不振に陥りながらポストシーズンに進出したチームがわずか3チームしかいないという事実は、メッツにとって懸念すべき前例だ。さらに歴史を見れば、これ以上の失速は許されない。8月からレギュラーシーズン終了までの勝率が.400を下回り、プレーオフに進出したチームはこれまでない。メッツは8月初めから14勝24敗で、勝率4割を達成するには残り15試合で8勝7敗以上の成績を残す必要がある。

 そして、今後のスケジュールも決して容易ではない。12日からのレンジャーズ戦との3連戦では、メッツで2度のサイ・ヤング賞に輝いたジェイコブ・デグロムがニューヨークに凱旋し、初戦に登板予定。対するメッツは今季デビューしたばかりの3人の新人投手が先発予定で、ア・リーグのワイルドカードを争うレンジャーズとの負けられない戦いに挑む。

2025.9.12 13:48 Friday

スネルの快投でドジャース4連勝 大谷はタイムリー放ち1安打1打点

【ドジャース9-0ロッキーズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、9月10日(日本時間11日)

 ドジャースの大谷翔平は本拠地でのロッキーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。二回の第2打席でライトへのタイムリーを放ち、3打数1安打1打点(1四球、1打撃妨害)だった。連続試合安打を5に伸ばし、今季の打撃成績は打率.280、出塁率.391、OPS1.000となっている。チームは9-0で快勝し、ロッキーズ3連戦をスイープ。4連勝で2位パドレスとのゲーム差を3に広げた。

 マックス・マンシーに続いてトミー・エドマンも負傷者リストから復帰し、徐々にベストメンバーが揃いつつあるドジャース打線が二回につながった。ロッキーズ先発のカイル・フリーランドから無死一、二塁のチャンスを作ると、アンディ・パヘスのタイムリー二塁打で先制。キケ・ヘルナンデスの犠牲フライで2点目を奪うと、2死後には大谷とムーキー・ベッツが連続タイムリーを放ち、4-0とリードを広げた。

 マウンドでは先発のブレイク・スネルが素晴らしいピッチングを見せた。6回104球を投げ、得点圏に走者を進めたのは四回の1度だけ。今季最多となる11三振を奪い、2安打、2四球、無失点とロッキーズ打線に付け入る隙を与えなかった。

 ドジャース先発陣はこの1週間、大谷(四回途中3安打無失点)、山本由伸(九回途中1安打1失点)、クレイトン・カーショウ(六回途中4安打2失点)、タイラー・グラスナウ(7回無安打1失点)、エメット・シーアン(7回3安打1失点)、そしてスネル(6回2安打無失点)と各投手が安定したピッチング。ブルペンに不安を抱える中、先発陣の好投がチームの原動力となっている。

 七回、ドジャースは2番手のマイケル・コペックが1死から3者連続四球で満塁のピンチを招いたが、3番手のアレックス・ベシアが2者連続三振に抑えて無失点。八回は4番手のカービー・イェーツが三者凡退に抑え、ベッツの18号グランドスラムとテオスカー・ヘルナンデスの24号ソロでリードが広がったあとの最終回は5番手のアンソニー・バンダが完封リレーを締めくくった。

2025.9.11 13:55 Thursday

ピベッタ好投もパドレス痛恨の逆転負け 松井は満塁のピンチを脱出

【パドレス1-2レッズ】サンディエゴ/ペトコパーク、9月10日(日本時間11日)

 パドレスの松井裕樹は本拠地でのレッズ戦、1点ビハインドの九回1死一、二塁のピンチで4番手として登板。TJ・フリードルに四球を与え、1死満塁とピンチを広げたが、ノエルビ・マルテを見逃し三振、エリー・デラクルーズをピッチャーゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。なお、松井の力投も実らず、パドレスは1-2で痛恨の逆転負けを喫している。

 9月30日は予定を空けておき、旅行の計画を立て始めよう。なぜなら、パドレスがワイルドカード・シリーズからの登場となる可能性が日に日に高まっているからだ。

 レギュラーシーズンの残り2週間半で猛烈な快進撃を見せない限り、パドレスはワイルドカード・シリーズを敵地で戦うことになるだろう。では、大事な初戦に先発するのは誰か。最有力候補はニック・ピベッタだ。

 レッズ3連戦を1勝2敗の負け越しで終えたパドレス。素晴らしい守備とピベッタの好投もあり、七回終了時点で1点をリードしていたが、八回に登板したカイル・ハートが2死二塁のピンチを招くと、3番手のエイドリアン・モレホンが2本のタイムリーを浴び、レッズに逆転を許した。

 この敗戦により、パドレスはポストシーズンの第2シードにつけているフィリーズとのゲーム差が7に広がった。ワイルドカード・シリーズを回避し、地区シリーズからのスタートとするためには、この7ゲーム差を追いつく必要がある。また、ワイルドカード首位のカブスとのゲーム差は4に広がり、同3位のメッツには3ゲーム差をつけているため、パドレスはワイルドカード2位、つまり第5シードでのポストシーズン進出が濃厚だ。

 地区首位のドジャースに追いつく、もしくはワイルドカード首位のカブスに追いつくことがない限り、パドレスはワイルドカード・シリーズを敵地で戦うことになる。本拠地の熱狂的な雰囲気の中で戦うことができないのは、パドレスにとって痛い。

 そして、ピベッタ以上に信頼できる先発投手は、現在のパドレスにはいない。移籍1年目の右腕はまたも素晴らしいピッチングを見せ、7回無失点。101球を投げて4安打(すべて単打)しか許さず、与えた四球も1つだけ、8つの三振を奪った。シーズン通算の防御率は2.73となり、おそらくワイルドカード・シリーズ第1戦の先発を任されることになるだろう。

2025.9.11 12:41 Thursday

ブルペン陣の頑張りでカブスが接戦を制す 鈴木誠也は犠飛で91打点目

【ブレーブス2-3カブス】アトランタ/トゥルイストパーク、9月10日(日本時間11日)

 カブスの鈴木誠也は敵地でのブレーブス戦に「3番・右翼」でスタメン出場。ブレーブス先発のクリス・セールから五回に貴重な追加点となる犠牲フライを放つなど、2打数1安打1打点(2四球)の活躍でチームの勝利に貢献した。6試合連続安打で今季の打撃成績は打率.244、27本塁打、91打点、出塁率.324、OPS.785となっている。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督は、クローザーのダニエル・パレンシアを右肩の負傷で欠いたあと、他のリリーバーたちが「頑張りすぎる必要はない」と話していた。指揮官は「普段通りのメンタリティで頑張ってくれればいい」と考えていたのだ。

 ブレーブスとの接戦を制したカブスは、負傷者リストから復帰したジェイムソン・タイオンが五回途中で降板したあと、ブルペン陣が14個のアウトを奪い、試合を締めくくった。八回、ブレーブスの上位打線を相手にブラッド・ケラーが登板し、無失点に抑える好投。九回はベテランのアンドリュー・キットリッジがマウンドに上がり、三者凡退で3セーブ目をマークした。

 ナショナル・リーグ中地区首位のブルワーズがレンジャーズに敗れたため、カブスは首位とのゲーム差を5.5に縮めている。

 カブスはブレーブス先発のセールに対し、三回までに8三振。しかし、先制された直後の四回に打線が奮起し、カーソン・ケリーの17号ソロで同点に追いつくと、1死二塁から大ベテランのジャスティン・ターナーがタイムリー二塁打を放ち、2-1と勝ち越しに成功した。

 五回にはニコ・ホーナーがこの試合3本目のヒットを放って出塁し、セールの牽制悪送球と三塁への盗塁でチャンスメイク。ここで鈴木がライトへの犠牲フライを放ち、貴重な追加点を奪った。

 左股関節痛で負傷者リスト入りしていたタイオンは、五回途中まで79球を投げて6安打2失点。五回1死一、三塁となったところで降板し、2番手のテイラー・ロジャースがマット・オルソンに犠牲フライを打たれたため、タイオンには2失点が記録された。1点差に迫られたカブスだが、六回以降は得点を与えず、ブルペン陣がリードを守り抜いた。

2025.9.11 11:45 Thursday

オリオールズが直近5試合で4度目のサヨナラ勝ち 新人ビーバースが決めた!

【オリオールズ2-1パイレーツ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、9月10日(日本時間11日)

 劇的な勝利を続けているオリオールズがまたもサヨナラ勝ちを収めた。9月上旬はスリリングな結末の試合が続いている。

 オリオールズは1-1の同点で迎えた10回に新人ディラン・ビーバースがタイムリーを放ち、直近5試合で4度目となるサヨナラ勝ち。パイレーツ相手に2試合連続でサヨナラ勝ちを収め、直近8試合で7勝1敗と勢いに乗っている。

 MLBパイプラインの球団別有望株ランキングで3位の評価を受けているビーバースは、8月16日にメジャーデビューしたばかり。通算20試合目の出場でキャリア初のサヨナラ打を記録した。

 奇妙なことに、今季のオリオールズは8月13日のマリナーズ戦でジャクソン・ホリデイが九回にタイムリー二塁打を放ち、4-3で勝利するまで、1度もサヨナラ勝ちがなかった。オリオールズはその時点で、全30球団の中で唯一、サヨナラ勝ちがないチームだった。

 現在、オリオールズはホリデイの一打も含め、5度のサヨナラ勝ちを記録。そのうち4度はここ1週間で記録したものである。

【9月5日】サミュエル・バサヨが九回にソロ本塁打を放ち、ドジャースに2-1でサヨナラ勝ち。 【9月6日】エマニュエル・リベラの2点タイムリーなど、九回に一挙4点を奪い、ドジャースに4-3でサヨナラ勝ち。 【9月9日】リプレイ検証の結果、判定が覆り、11回のバサヨのタイムリーでパイレーツに3-2でサヨナラ勝ち。 【9月10日】ビーバースが10回にタイムリーを放ち、パイレーツに2-1でサヨナラ勝ち。

2025.9.11 11:15 Thursday

パイレーツ・スキーンズが5回無失点 自身初のシーズン200三振を達成

【オリオールズ2-1パイレーツ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、9月10日(日本時間11日)

 ピッツバーグ・パイレーツの144年の歴史の中で、シーズン200三振を達成した投手はわずか8人しかいない。エド・モリスが19世紀に2度達成し、ボブ・ビールは1960年代に4度達成した。21世紀に入ってからは、オリバー・ペレス、ミッチ・ケラー、A・J・バーネット、フランシスコ・リリアーノ、ゲリット・コールが1度ずつ達成している。

 そして、8人目となったのがポール・スキーンズだ。パイレーツはオリオールズにサヨナラ負けを喫し、延長戦の末に1-2で敗れたが、スキーンズは三回にコビー・メヨをスイーパーで空振り三振に仕留め、シーズン200三振の大台に到達。最終的には5回64球を投げて8三振を奪い、四回に飛び出したスペンサー・ホーウィッツの8号ソロによる1点のリードを守った状態でマウンドを降りた。

 スキーンズは今季203三振をマークしており、これはナショナル・リーグ最多。メジャー全体でもギャレット・クローシェ(レッドソックス)とタリック・スクーバル(タイガース)の両左腕に次ぐ3位となっている。スキーンズの三振数は球団歴代11位。右腕に限定すれば、ケラー(2023年に210三振)とバーネット(2013年に209三振)に次ぐ3位となる。残りの登板でどこまで数字を伸ばしていくか注目だ。

2025.9.11 10:51 Thursday

レッドソックスサヨナラ負け 守護神チャップマンが久々の安打を浴びる

【アスレチックス5-4レッドソックス】サクラメント/サターヘルスパーク、9月10日(日本時間11日)

 レッドソックスの吉田正尚は敵地でのアスレチックス戦に「5番・DH」でスタメン出場。二回の第1打席で四球を選び、ネイト・イートンのタイムリー二塁打で同点のホームを踏んだが、その後の3打席は凡退し、2試合連続ノーヒットに終わった。今季の打撃成績は打率.235、出塁率.289、OPS.627となっている。チームは守護神アロルディス・チャップマンが打たれてサヨナラ負けを喫し、アスレチックス3連戦のスイープを逃した。

 敗れたレッドソックスの中で明るい材料となったのは、移籍後初登板となったカイル・ハリソンの好投だ。レッドソックスは今夏のトレード期限までに補強したダスティン・メイとジョーダン・ヒックスがともに負傷者リスト入り。しかし、もう1人の重要な選手が新天地デビューを飾った。

 24歳の若手左腕ハリソンは、6月にラファエル・デバースとのトレードでヒックスらとともにジャイアンツから移籍。約3カ月間のマイナー生活を経て、ようやくメジャー昇格を果たした。

 チームは4-5でサヨナラ負けを喫したものの、ハリソンは六回から6番手として登板すると、3イニングを3安打無失点に抑える好投。アスレチックスに追加点を与えず、1点差をキープし、レッドソックスが九回に代打ロブ・レフスナイダーのタイムリー二塁打で同点に追いつく立役者となった。

 しかし、ハリソンの好投がありながらもレッドソックスは勝てなかった。17登板連続ノーヒットを続けていた守護神チャップマンが九回先頭のシェイ・ランゲリアーズに二塁打を許し、その後1死三塁のピンチに。ここでローレンス・バトラーにサヨナラタイムリーを浴び、チャップマンは7月23日のフィリーズ戦以来となる失点を喫した。

 レッドソックスは81勝66敗となり、この試合が終了した時点でアメリカン・リーグのワイルドカード2位。同3位のマリナーズには3ゲーム差をつけている。オフを1日挟み、12日(同13日)からはワイルドカード首位のヤンキースとの重要な3連戦が本拠地フェンウェイパークで行われる。

2025.9.11 08:57 Thursday

代打攻勢ズバリ的中 レッドソックスがDバックスとのシーソーゲームを制す

【ダイヤモンドバックス4-7レッドソックス】フェニックス/チェイスフィールド、9月7日(日本時間8日)

 九回にニック・ソガードのタイムリーなどで3点を勝ち越したレッドソックスがダイヤモンドバックスを下し、連敗を3で止めた。吉田正尚は前日に続いて「1番・DH」でスタメン出場したが、無安打に終わった。

 ダイヤモンドバックスは二回、ブレイズ・アレクサンダーのタイムリーで先制。1-1の同点となった四回には先頭のコービン・キャロルが安打で出塁し、三盗でチャンスを広げると、暴投で勝ち越しのホームを踏んだ。六回にはガブリエル・モレノがタイムリー二塁打でキャロルを還し、3-1とリードを広げた。

 ダイヤモンドバックス先発のライン・ネルソンは四回にトレバー・ストーリーにタイムリーを浴びたものの、それ以上の失点は許さなかった。しかし、ネルソンが6回1失点で降板すると、ダイヤモンドバックスはシーズンを通して足を引っ張ってきたブルペンの不安が露呈。2番手ライアン・トンプソンは守備のミスもあって3失点(自責点1)を喫し、逆転を許してしまう。

 しかし、直後の七回の攻撃で、ダイヤモンドバックスはタイムリーエラーを犯したジョーダン・ロウラーがタイムリーを放って同点に。同点で迎えた九回、レッドソックスは2死一、二塁のチャンスで送り込んだ代打ニック・ソガードが左中間へタイムリー二塁打。レフトのジェイク・マッカーシーはダイビングキャッチを試みたが、無情にも打球には届かず、打球が左中間を抜ける間に2人のランナーが生還した。さらに続く代打カルロス・ナルバエスもタイムリーを放ち、レッドソックスは3点を勝ち越した。

 3点リードの九回は守護神アロルディス・チャップマンが振り逃げを含む1イニング4三振で締めくくり、レッドソックスは7-4で勝利。チャップマンは今季29セーブ目を挙げ、防御率は0.98とついに1点台を割り込んだ。代打攻勢がハマったレッドソックスは連敗を3で止め、絶好調のダイヤモンドバックスとの3連戦を1勝2敗で終えた。ワイルドカード1位のヤンキースに1.5ゲーム差の同2位、東地区首位ブルージェイズに3.5ゲーム差の同3位を維持している。

 レッドソックスの吉田は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打。九回のチャンスでは代打を送られて退いた。今季の打撃成績は打率.234、OPS.630となっている。

2025.9.8 09:09 Monday

不調のマリナーズが猛打炸裂で2連勝 ローリーの53号含む5本塁打

【ブレーブス2-18マリナーズ】アトランタ/トゥルーイストパーク、9月7日(日本時間8日)

 マリナーズが今季最大の圧勝を飾った。カル・ローリーの53号を含む5本塁打、20安打、18得点の猛攻でブレーブスを粉砕。敗れた西地区首位のアストロズに2.5ゲーム差に迫り、ワイルドカード3位を維持した。

 前日も2桁得点で快勝したマリナーズは、球団史上2度目となる2試合連続5本塁打以上を記録した。直近7試合で1勝6敗と苦戦し、ワイルドカード争いでは4位以下のチームに詰め寄られていたが、その停滞を拭い去る猛打を発揮。ローリーは「『もういいや。今年ずっとやってきたようにプレーするんだ』と思うようにした。そういう精神を身につける必要がある」と、開き直ってスランプを脱したことを明かした。

 一挙8点を奪った三回の猛攻を、3点タイムリー二塁打で口火を切ったのはフリオ・ロドリゲスだった。ロドリゲスは前日の試合でも決勝弾を含む2本塁打をマークし、苦境に陥っていたチームを救った。ローリーは「フリオは今、本当に素晴らしいプレーをしている。一番すごいのは、数日前の試合で、私たちみんなと同じように厳しい試合を経験したのに、彼はそれに動じなかったことだ。何も変えようとしなかった。ただ、後半戦でやってきたことをやり続け、プロセスに忠実だった」と語り、24歳の強心臓ぷりを称えた。

 マルチ本塁打を放ったエウヘニオ・スアレスは「良い結果が出たとき、それは良いことをしているからだ。だからこそ一生懸命練習するし、結果を出すために準備をする。結果を追いかけるのとは違う。僕たちは結果を追い求めているわけではない。そこに行ってベストを尽くせば、いつかは結果がついてくる」と、不調を乗り越えたメンタリティーについて語った。

 投げては先発のルイス・カスティーヨ(9勝8敗)が6回1失点と好投。四回にはマット・オルソンの打球初速100.2マイルの打球を右手に受けたが、試合にとどまり続けて勝利投手となった。

2025.9.8 08:30 Monday

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