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カーショウvsシャーザー 200勝&3000三振コンビの投げ合いが実現
ドジャースは8日(日本時間9日)から本拠地ドジャースタジアムでアメリカン・リーグ東地区の首位に立つブルージェイズとの3連戦がスタートする。その初戦はクレイトン・カーショウ(37)とマックス・シャーザー(41)の投げ合い。ともにサイ・ヤング賞3度の実績を誇り、引退後のアメリカ野球殿堂入りを確実視されている名投手同士のマッチアップが実現する。
カーショウはメジャー18年目の今季、ここまで13試合に先発して65回2/3を投げ、5勝2敗、防御率3.29、42三振を記録。7月2日のホワイトソックス戦で通算3000三振のマイルストーンに到達し、前回登板(8月1日)のレイズ戦では6回5安打無失点の好投を見せた。
一方のシャーザーは年俸1550万ドルの1年契約でブルージェイズに加入した今季、ここまで8試合に先発して41イニングを投げ、2勝1敗、防御率4.39、44三振を記録。開幕直後に右手親指の炎症で長期離脱したが、7月27日のタイガース戦で11三振を奪い、前回登板(8月2日)のロイヤルズ戦でも6回5安打1失点と好投した。
両投手の投げ合いは今回が5度目。初めての投げ合いは2008年9月7日、ともにメジャー1年目のシーズンで、シャーザーはダイヤモンドバックスに所属していた。MLB.comでダイヤモンドバックスを担当するスティーブ・ギルバート記者によると、この試合は当初、グレッグ・マダックス(ドジャース)とランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)の投げ合いが予定されていたものの、負傷などの理由により、先発投手が変更されたのだという。
MLB.comのサラ・ラングス記者によると、新人時代に投げ合った2人の先発投手がその後、ともに通算3000三振を達成したのはカーショウ&シャーザーが史上初めて。カーショウは通算217勝&3010三振、シャーザーは通算218勝&3451三振という堂々たる実績を引っ提げて、通算5度目の投げ合いに臨むことになる。もしカーショウが勝てば、通算218勝でシャーザーに並ぶ。
キャリア晩年を迎えてもなお、存在感を放ち続ける2人のレジェンド投手。通算5度目の投げ合いはどんな結果になるのか、世界中の野球ファンから大きな注目が集まっている。
2025.8.8 13:09 Friday
ブレーブス逆転勝ち 新人王候補のボールドウィンが2本塁打5打点
【ブレーブス8-6マーリンズ】アトランタ/トゥルイストパーク、8月7日(日本時間8日)
ブレーブスのドレイク・ボールドウィンが初の1試合2本塁打を記録するなど5打数3安打5打点の活躍を見せ、チームの逆転勝利に大きく貢献した。ボールドウィンはナショナル・リーグの新人王最有力候補と目されている24歳の若手捕手。アイザック・コリンズ(ブルワーズ)、アグスティン・ラミレス(マーリンズ)らとの争いが注目を集めそうだ。
ブレーブスは初回にボールドウィンの12号ソロ、マーセル・オズナの16号ソロと2者連続アーチが飛び出し、2点を先制。直後の二回にグラハム・ポーリーの3号2ランなどで一挙5点を失い、マーリンズに逆転を許したが、試合後半に打線が奮起した。
2-6と4点ビハインドで迎えた六回、ブレーブスは四球とヒットで無死一、三塁のチャンスを作り、ボールドウィンが右中間への13号3ラン。低迷するチームを牽引する新人捕手が初の1試合2本塁打をマークし、一気に1点差に詰め寄った。
続く七回にも1死一、二塁のチャンスが到来し、ボールドウィンがレフトへのタイムリーを放って同点。次打者オズナの内野安打に相手の悪送球が絡み、7-6と試合をひっくり返した。
八回には相手投手の暴投でさらに1点を追加。ブレーブスは8-6で逆転勝利を収め、同地区マーリンズとの5連戦の初戦を制した。
ボールドウィンの1試合3安打は今季5度目で、1試合5打点は7月21日のジャイアンツ戦でマークした6打点に次ぐ記録。開幕ロースター入りを果たした今季は、1度もマイナーに降格することなく活躍を続けており、ここまで83試合に出場して打率.287、13本塁打、46打点、OPS.840の好成績を残している。
2025.8.8 11:47 Friday
パイレーツ・スキーンズが6回無失点で7勝目 防御率は再び1点台に
【パイレーツ7-0レッズ】ピッツバーグ/PNCパーク、8月7日(日本時間8日)
パイレーツのポール・スキーンズは本拠地でのレッズ戦に先発し、メジャー通算47度目の登板で最多となる7本のヒットを浴びながらも6回無失点、8三振、無四球の好投を披露。チームを7-0の快勝に導いた。スキーンズは7勝目(8敗)を挙げ、メジャートップの防御率は再び1点台(1.94)に突入している。
スキーンズは毎回のようにヒットを浴び、メジャーデビューから継続していた「被安打6以下」が46試合でストップ。しかし、初回1死一、二塁のピンチを併殺打で切り抜けるなど、得点圏ではレッズ打線を5打数ノーヒットに封じ、三塁を踏ませなかった。
前回登板、クアーズフィールドでのロッキーズ戦で5回4失点を喫し、防御率が1.83から2.02まで悪化してしまったものの、直近4試合で3度目となる「6回無失点」の好投で再び1点台に。現時点では7勝8敗と黒星が先行しているものの、MLB.comのサイ・ヤング賞模擬投票ではナショナル・リーグの最有力候補に挙げられている。
パイレーツ打線は初回にブライアン・レイノルズの11号3ランなどで3点を先制し、スキーンズを援護。四回にスペンサー・ホーウィッツのタイムリーで追加点を奪うと、六回にもオニール・クルーズの内野ゴロの間に1点を追加し、5-0とリードを広げた。
七回にはスキーンズとバッテリーを組むヘンリー・デービスがダメ押しの5号2ラン。投打がガッチリと噛み合ってレッズ4連戦の初戦を制し、今季50勝に到達した。
2025.8.8 10:44 Friday
マリナーズがサヨナラ勝ち 地区首位アストロズまで1.5ゲーム差に接近
【マリナーズ4-3ホワイトソックス】シアトル/Tモバイルパーク、8月7日(日本時間8日)
マリナーズは本拠地でのホワイトソックス戦で延長11回までもつれた熱戦の末に4-3でサヨナラ勝ち。3連戦を見事にスイープし、貯金を今季初めて2ケタに乗せるとともに、地区首位のアストロズとのゲーム差を1.5に縮めた。
アメリカン・リーグ西地区で首位アストロズを追うマリナーズは、三回にランディ・アロザレーナの23号2ランで先制。すでに5年連続の20本塁打&20盗塁を達成しているアロザレーナは、レイズ時代の2023年にマークしたシーズン23本塁打の自己記録に並んだ。
しかし、トレードでダイヤモンドバックスから獲得したジョシュ・ネイラーにアクシデントが発生。肩の違和感を訴えたネイラーは四回の守備開始時にドノバン・ソラーノと交代し、ベンチへ退いた。
その後、マリナーズは五回にマイケル・A・テイラーの7号ソロで1点を返され、七回にはブルックス・ボールドウィンにも6号ソロを浴びて2-2の同点に。八回1死二、三塁の勝ち越し機を生かすことができず、試合は延長戦に突入した。
10回、暴投で勝ち越し点を献上したマリナーズだったが、マイルズ・マストロボーニの送りバントに相手のエラーが絡んで3-3の同点に。11回のホワイトソックスの攻撃を8番手のジャクソン・コワーが三者凡退に抑えると、1死一、二塁からドミニク・キャンゾーンにタイムリーが飛び出し、劇的なサヨナラ勝ちとなった。
ネイラーはマリナーズ移籍後の13試合で打率.261、3本塁打、6打点、10盗塁(失敗なし)、OPS.798を記録。同じくダイヤモンドバックスから加入したエウヘニオ・スアレスとともに打線を活気づける働きを見せていただけに、状態が心配される。
なお、マリナーズは8日(日本時間9日)から本拠地でのレイズ3連戦がスタート。この3連戦ではイチロー氏の永久欠番を祝う様々なイベントが開催される予定となっており、9日(同10日)の試合前には永久欠番セレモニーが行われる。
2025.8.8 09:24 Friday
アスレチックスがナショナルズに快勝 投打のルーキーが存在感を発揮
【ナショナルズ0-6アスレチックス】ワシントンD.C./ナショナルズパーク、8月7日(日本時間8日)
アスレチックスは敵地でのナショナルズ戦に6-0で快勝。前日は接戦を落としたものの、3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。投打に新人の活躍が目立ち、先発のジェイコブ・ロペスは7回2/3を投げて3安打無失点、10三振の快投。「7番・センター」のコルビー・トーマスはメジャー初本塁打を含む3打点を叩き出した。なお、ナショナルズの小笠原慎之介には登板機会がなかった。
アスレチックスを勝利に導いたのは投打の新人の活躍だった。トーマスは球団4位の有望株として期待されたスラッガーで、6月末にメジャーデビュー。2024年以降、マイナー全体で4番目に多い49本塁打を放っており、そのパワーをメジャーの舞台でも発揮することが期待されていたが、最初の15試合では打率.129、OPS.423、19三振と苦しんだ。
しかし、二回1死一塁で迎えた第1打席でナショナルズ先発のミッチェル・パーカーのフォーシームをとらえ、センター左への1号先制2ラン。打球速度107.6マイル(約173.2キロ)、飛距離406フィート(約123.7メートル)と自慢のパワーを見せつけた。
四回の第2打席ではレフトへの犠牲フライでチームの4点目を叩き出し、1試合3打点の活躍。「最高の気分だった。打った瞬間にフェンスを越えると思った。風が打球を押し戻さないことだけを祈っていたよ。チームに貢献できたのは本当にうれしい」と記念すべきメジャー初本塁打を振り返った。
打席でトーマスが輝いた一方、マウンドではロペスが素晴らしいピッチングを見せた。八回途中まで114球を投げ、3安打、10三振、無四球、無失点という圧巻の内容。間違いなく自己最高のパフォーマンスだった。
アスレチックスの先発投手が無四球で2ケタ三振を記録したのは、2022年8月24日のナショナルズ戦のコール・アービン(11三振/無四球)以来3年ぶり。新人に限れば、2013年4月5日のアストロズ戦のダン・ストレイリー(11三振/無四球)以来12年ぶりの快挙となった。
ロペスは7月26日のアスレチックス戦から3試合連続で失点しておらず、17イニング連続無失点を継続中。これはアスレチックスの先発投手としては、2016年のショーン・マナイア以来の快挙である(ただしマナイアはその期間中にリリーフ登板での失点がある)。
ジェイコブ・ウィルソン、ニック・カーツという2人の大物新人が牽引してきた今季のアスレチックスだが、ほかにも多くの新人がメジャーの舞台で奮闘している。地区最下位に沈んでいるものの、今季得た経験値は必ず来季以降に生かされていくはずだ。
2025.8.8 08:37 Friday
パドレス逆転勝ち 直近11試合9勝2敗で首位ドジャースと2ゲーム差に
【ダイヤモンドバックス2-3パドレス】フェニックス/チェイスフィールド、8月6日(日本時間7日)
ナショナル・リーグ西地区の優勝争いが面白くなってきた。パドレスはダイヤモンドバックス3連戦の最終戦に3-2で逆転勝ち。直近11試合で9勝2敗と好調を維持しており、同期間に5勝6敗のドジャースとのゲーム差は4つ縮まって「2」となった。なお、パドレスの松井裕樹は登板機会がなかった。
パドレスは移籍後初登板初先発のネスター・コルテスがコービン・キャロルに23号ソロを浴びるなど、二回までに2失点。打線はダイヤモンドバックス先発のアンソニー・ディスクラファニ、2番手のジャレン・ビークスを攻略できず、2点ビハインドのまま試合終盤を迎えた。
しかし、終盤にドラマが待っていた。パドレスは七回1死からザンダー・ボガーツの9号ソロで1点差に詰め寄ると、九回先頭のライアン・オハーンが移籍後初アーチとなる14号ソロを放ち、2-2の同点に。さらにボガーツの二塁打とジェイク・クロネンワースの送りバントで1死三塁のチャンスを作り、ホセ・イグレシアスがライトへのタイムリーを放って勝ち越しに成功した。
1点リードの最終回は、前日に104マイルの剛速球を打たれ、同点アーチを浴びたメイソン・ミラーがマウンドへ。2者連続三振のあと、ブレイズ・アレクサンダーに四球を与えたものの、103マイルの剛速球でエイドリアン・デル・カスティーヨを空振り三振に仕留め、リードを守り抜いた。
パドレスは先発のコルテスが五回途中3安打2失点で降板後、2番手のジェイソン・アダムが打者4人をすべて三振に仕留める完璧なリリーフ。3番手のエイドリアン・モレホンも2回1安打無失点の好リリーフを見せるなど、救援陣の頑張りが九回の逆転劇を呼び込んだ。
ドジャースとパドレスの2ゲーム差は6月14日以降では最小。今月は15~17日にドジャースタジアム、22~24日にペトコパークでそれぞれ直接対決3連戦が予定されており、大注目の6試合となることは間違いなさそうだ。
2025.8.7 13:41 Thursday
レッドソックスの連勝が7でストップ 吉田正尚は4打数ノーヒット
【レッドソックス3-7ロイヤルズ】ボストン/フェンウェイパーク、8月6日(日本時間7日)
レッドソックスの吉田正尚は本拠地でのロイヤルズ戦に「7番・DH」でスタメン出場。見逃し三振、センターフライ、セカンドゴロ、ピッチャーゴロで4打数ノーヒットに終わり、今季の打撃成績は打率.222、出塁率.263、OPS.596となった。チームは3-7で逆転負け。7月末から続いていた連勝は7でストップした。
7月末から連勝を続けていたレッドソックスだが、2カード連続のスイープを成し遂げることはできなかった。初回にロミー・ゴンザレスのタイムリー二塁打で2点を先制したものの、移籍後初登板初先発のダスティン・メイが踏ん張れず、三回にボビー・ウィットJr.のタイムリーで1点差に。四回にはカイル・イズベルに2点タイムリーを浴び、逆転を許した。
七回には3番手のジョーダン・ヒックスがピンチを招き、ジョナサン・インディアに6号3ランを被弾。4番手のアイザイア・キャンベルもビニー・パスカンティーノにタイムリーを浴び、リードを広げられた。八回2死からトレバー・ストーリーのタイムリーで1点を返したが、九回はロイヤルズの守護神カルロス・エステベスの前に三者凡退に終わり、3-7で試合終了。吉田が最後の打者となった。
前半戦を10連勝で締めくくったレッドソックスは、後半戦開幕から2カード連続で負け越し。しかし、ドジャース3連戦に勝ち越すと、続くツインズ3連戦の2戦目から7連勝がスタートした。この間にヤンキースを抜き、アメリカン・リーグ東地区2位に浮上。ロイヤルズ3連戦のスイープを逃し、首位ブルージェイズとのゲーム差は4に広がってしまったが、ワイルドカード争いでは首位の座をキープしており、4年ぶりのポストシーズン進出に向けて視界は良好だ。
2025.8.7 11:23 Thursday
ナショナルズがサヨナラ勝ち 小笠原慎之介は1回1/3を無失点に抑える
【ナショナルズ2-1アスレチックス】ワシントンD.C./ナショナルズパーク、8月6日(日本時間7日)
ナショナルズの小笠原慎之介は本拠地でのアスレチックス戦に七回途中から4番手として登板。1-1の同点という緊迫した場面だったが、1回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せ、今季の防御率は7.36となった。試合は九回にCJ・エイブラムスのタイムリーでナショナルズがサヨナラ勝ち。連敗を6でストップした。
ナショナルズは何度もピンチがありながらも五回まで無失点に抑えていたが、2番手のコナー・ピルキントンが六回先頭のタイラー・ソダーストロムに先制の20号ソロを被弾。しかし、その直後にライリー・アダムスが7号ソロを放ち、1-1の同点に追いついた。
小笠原は七回2死走者なしの場面で登板。強打の新人ニック・カーツを四球で歩かせたものの、ブレント・ルーカーをチェンジアップでセカンドフライに打ち取った。八回も続投し、JJ・ブレデイを空振り三振、ソダーストロムをセンターライナー、ダレル・ヘルネイズをライトライナーに仕留めて3者凡退。メジャー4度目(先発2試合・リリーフ2試合)の登板で初めて無失点に抑えた。
両軍とも決め手を欠き、試合は1-1の同点のまま九回へ。ナショナルズは5番手のホセ・A・フェレアがアスレチックスの攻撃を3者凡退に抑えると、1死二塁のチャンスでエイブラムスがレフトへのタイムリーを放ち、劇的なサヨナラ勝ちで連敗をストップした。
なお、ナショナルズ先発のケイド・カバリはトミー・ジョン手術などを乗り越えて3年ぶりのメジャー復帰。4回1/3を3安打無失点、6三振に抑え、フォーシームは最速100.1マイル(約161.1キロ)を計測するなど復活をアピールした。
2025.8.7 10:39 Thursday
カブスの新人ホートンが23回1/3連続無失点 鈴木誠也は27号ソロ放つ
【カブス6-1レッズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月6日(日本時間7日)
カブスの鈴木誠也は本拠地でのレッズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。三回に先制の犠牲フライ、六回には17試合ぶりの一発となる27号ソロを放つなど2打数2安打2打点(1四球)の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。今季の打撃成績は打率.251、出塁率.318、OPS.831となっている。
カブスは投打が噛み合い、レッズ3連戦のスイープ負けを回避した。鈴木の2打点で六回までに2点をリードすると、七回にはダンズビー・スワンソンの18号ソロなどで2点を追加。八回にもイアン・ハップの16号ソロなどで追加点を奪い、投手陣はレッズの攻撃を九回の1点だけに抑えた。
「打」のヒーローが鈴木なら、「投」のヒーローは新人右腕ケイド・ホートンだ。四回2死まで無安打に抑えるなど、立ち上がりから安定したピッチングを見せ、5回2/3を2安打無失点に抑える好投。6つの三振を奪った一方で、四球は1つも与えず、継続中の連続イニング無失点は23回1/3まで伸びた。
クレイグ・カウンセル監督は「ケイドは素晴らしかった。特にストライクを投げる能力の高さだ。67球中56球がストライクだからね。それが成功のカギだよ」とホートンの好投を称賛。23歳の新人右腕は「とにかく打者1人ずつをしっかり攻めて、試合を落ち着かせること。走者がいるときは、必要以上に心配せず、打者に集中すること。それが大事なんだ」と現在の好調の要因について語っている。
また、前日の試合で炎上し、敗戦投手となってしまったアンドリュー・キットリッジは、2点リードの七回に3番手として登板し、イマキュレートイニング(=3者連続3球三振)を達成。レッズの4番オースティン・ヘイズ、5番ギャビン・ラックス、6番タイラー・スティーブンソンをいずれも3球で空振り三振に仕留めた。
カブスの投手によるイマキュレートイニング達成は、2022年9月22日のヘイデン・ウェスネスキー以来で、球団史上6度目。メジャー全体では史上120度目という快挙となった。
2025.8.7 09:23 Thursday
レッドソックスの有望株アンソニーが8年1億3000万ドルで契約延長
6日(日本時間7日)、レッドソックスは21歳の有望株ロマン・アンソニーと8年間の延長契約を締結したことを発表した。契約期間は2026年から2033年までで、2034年の契約は球団オプションとなる。MLB.comのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、今回の8年契約でアンソニーには1億3000万ドルが保証され、オプションや出来高など全ての条件をクリアした場合、9年間の総額は最大で2億3000万ドルになるという。
なお、球団は契約金額について正式な発表を行っていない。
アンソニーは6月9日にメジャーデビューを果たした時点では、球界ナンバーワン有望株に位置づけられていた。今季ここまで46試合に出場して打率.283、2本塁打、19打点、2盗塁、出塁率.400、OPS.828をマークし、ポストシーズン争いを続けるレッドソックスに貢献している。
アンソニーのデビュー以来、レッドソックスはアメリカン・リーグ最高の32勝16敗をマークし、ワイルドカード争いのトップに躍り出た。8月5日の試合が終了した時点で7連勝を記録しており、アンソニーも8試合連続安打を継続中だ。アンソニーは背中の張りを訴え、直近2試合を欠場したが、6日のロイヤルズ戦では「1番・左翼」でスタメンに名を連ねている。
レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるクレイグ・ブレスローは、若手選手と早い段階で長期契約を結ぶケースが増えており、今年4月にはクリスチャン・キャンベルと8年6000万ドルで契約を延長。その1年前にはセダン・ラファエラとも8年5000万ドルの契約を結んだ。アンソニーとの8年契約は、その一連の流れに沿ったものとなる。
アンソニーがFAになるのは最速でも2031年シーズン終了後だったが、今回の契約延長により、少なくとも2033年まではレッドソックスの一員としてプレーすることがほぼ確実となった。
2025.8.7 08:48 Thursday