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エンゼルス・菊池雄星が4回4安打6失点で9敗目 防御率は3.68に
【レンジャーズ7-3エンゼルス】アーリントン/グローブライフフィールド、8月26日(日本時間27日)
エンゼルスの菊池雄星は敵地でのレンジャーズ戦に先発。初回に3点を失うなど立ち上がりから不安定なピッチングが目立ち、4回81球を投げて4安打6失点、3三振、3四球で降板した。チームも3-7で敗れ、菊池は9敗目(6勝)。今季の防御率は3.68に悪化した。
今季28度目の登板に臨んだ菊池は、立ち上がりから安定感を欠いた。初回に2つの四球でピンチを招き、アドリス・ガルシアとジョシュ・ヤングの連続タイムリー、コディ・フリーマンの犠飛で3失点。二回にマイケル・ヘルマンの2号2ランでリードを広げられると、四回にはカイル・ヒガシオカにも9号ソロを浴びた。
1試合6失点は今季ワースト。5月は6先発で防御率1.89、6月も5先発で防御率2.25と好調だったが、7月は6先発で防御率4.88、8月もここまで5先発で防御率5.54とエースの役割を果たせない登板が目立っている。
エンゼルスは七回にコリー・シーガーの20号ソロでさらにリードを広げられ、7点を追う展開に。打線はレンジャーズ先発のパトリック・コービンを攻略できず、8回3安打無失点の快投を許した。
九回にザック・ネトの23号ソロとジョー・アデルの30号2ランで3点を返し、意地を見せたものの、反撃及ばず3-7で試合終了。同地区対決3連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。なお、26歳のアデルはメジャー6年目にして初のシーズン30本塁打を達成している。
2025.8.27 11:58 Wednesday
ジオリトの好投でレッドソックス快勝 吉田正尚は4打数ノーヒット
【オリオールズ0-5レッドソックス】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、8月26日(日本時間27日)
レッドソックスの吉田正尚は敵地でのオリオールズ戦に「6番・DH」でスタメン出場したが、4打数ノーヒット(2三振)に終わった。2試合ぶりのノーヒットで今季の打撃成績は打率.233、出塁率.283、OPS.633に悪化。チームは5-0で快勝し、4連戦の初戦から2連勝となった。
オリオールズがカイル・ブラディッシュのトミー・ジョン手術からの力強い復帰を大きく喜んだ一方、レッドソックスは数カ月にわたってルーカス・ジオリトの素晴らしい復活劇の成果を享受してきた。
ポストシーズン争いが激しさを増す中、ジオリトはさらに調子を上げており、同地区のオリオールズを相手に8回無失点の快投。復帰登板で10三振を奪う力投を見せたブラディッシュとの投げ合いを制し、チームを5-0の勝利に導いた。
ジオリトはレッドソックス移籍1年目の昨季、右肘の手術を受けてシーズンを全休。しかし、今季は見事な復活を遂げており、今季21度目の登板では8回104球を投げて4安打無失点、8三振、1四球と素晴らしいピッチングを見せた。
八回2死からジャクソン・ホリデイに初めての四球を与え、打席にはジェレマイア・ジャクソン。ジオリトはカウント3-2からファウルで5球粘られたものの、11球目のチェンジアップで空振り三振を奪い、今季最長タイとなる8イニングを投げ抜いた。
ジオリトは感情をむき出しにして拳を突き上げ、ダグアウトに戻るとチームメイトからの歓声と握手と笑顔で迎えられた。
31歳の右腕は今季ここまで9勝2敗、防御率3.47を記録。ギャレット・クローシェ、ブライアン・ベヨとともに強力な先発3本柱を形成し、チームを牽引し続けている。
打線は二回先頭のトレバー・ストーリーが21号ソロを放ち、ジオリトを援護。ストーリーにとっては通算200号という節目の一発になった。
三回にはデービッド・ハミルトンが4号ソロを放って2点目。マイナー3Aからの再昇格後、打撃好調を維持しているハミルトンのバットから貴重な追加点が生まれた。
ところが、この2本塁打を除き、レッドソックス打線はオリオールズ先発のブラディッシュをとらえきれず、六回までに10三振。6回4安打2失点の好投を許した。
しかし、八回に待望の追加点を奪うと、九回にはハミルトンの2点タイムリー二塁打でダメ押し。2番手のジャスティン・ウィルソンが最後を締め、5-0で勝利した。
前回登板のヤンキース戦、五回途中5安打3失点で交代を命じられたジオリトは「もっと投げたかった」と不満を漏らしていたが、その鬱憤を晴らすかのような見事なピッチング。レッドソックスは敵地でヤンキース、オリオールズとの同地区対決8連戦を戦っており、6戦目を終えて5勝1敗となった。
2025.8.27 10:34 Wednesday
絶好調ランゲリアーズがスクーバルから逆転満塁弾 アスレチックスがタイガースに勝利
【アスレチックス8-3タイガース】ウェストサクラメント/サターヘルスパーク、8月25日(日本時間26日)
アスレチックスがサイ・ヤング賞左腕タリック・スクーバルを打ち崩しタイガースに勝利。1-3で迎えた七回、コルビー・トーマスのソロ本塁打で1点差とし、さらにシェイ・ランゲリアーズの満塁本塁打で逆転した。
タイガース先発のスクーバルは三回までに7三振を奪い、立ち上がりからアスレチックス打線を圧倒。一方、アスレチックス先発のJT・ギンも走者を背負いながらも要所を締め、両投手による投手戦が展開された。
均衡を破ったのは六回、タイガースのグレイバー・トーレスの14号ソロだった。さらに連打でチャンスを広げると、代わった2番手からウェンシール・ペレスがタイムリーを放ち、タイガースは3-0とリードを広げた。
反撃の糸口を掴みたいアスレチックスは六回、先頭打者の二塁打にエラーが絡んで無死三塁とし、内野ゴロの間に1点を返した。そして七回、4番の新人トーマスがスクーバルの直球を捉え、4号ソロで1点差に。さらに連打とエラーで無死満塁の絶好機を作った。
スクーバルは2者連続三振で2死までこぎ着けたが、続くランゲリアーズに29号グランドスラムを被弾。アスレチックスに6-3と逆転を許した。ランゲリアーズは後半戦MLBトップの17本塁打を放っている。
さらに八回、代打ニック・カーツが27号2ランを放ってタイガースを突き放した。新人王候補筆頭のカーツは後半戦MLBトップのOPS1.285を記録している。後半戦に入ってチームを牽引するランゲリアーズ、カーツがこの日も活躍し、アスレチックスは8-3でタイガースに勝利。7月24日以降の19勝10敗はブルワーズに次いでMLB2位と、最下位ながら侮れないチームになっている。
スクーバルは6回2/3で6失点、7安打、2本塁打と苦戦した一方で、自責点はわずか1、12三振を奪って四球は与えなかった。奪三振数では212三振でMLBトップを堅持したが、リーグ3位となる12勝目を逃して4敗目を喫し、防御率は依然1位ながら2.28に悪化した。
2025.8.26 15:15 Tuesday
ローリーが50号到達 マリナーズはパドレスに逆転勝利 松井も好救援
【マリナーズ9-6パドレス】シアトル/Tモバイルパーク、8月25日(日本時間26日)
マリナーズのカル・ローリー(28)がパドレス戦で今季50本目となるソロ本塁打を放ち、チームの勝利に貢献。マリナーズは10安打、9得点を記録した打線の活躍でパドレスを9-6で下した。パドレスの松井裕樹は2回を無失点に抑える好リリーフを見せた。
ローリーはこの日「2番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席では、内角低めの直球に反応し、レフトスタンドに50号先制ソロを放った。
前日にマルチ本塁打を放って捕手のシーズン本塁打記録を塗り替え、翌日には自身の記録をすぐさま更新。ローリーが次に見据える記録は、スイッチヒッターとしてシーズン本塁打記録の54本(1961年、ミッキー・マントル)と、マリナーズの1シーズン最多本塁打記録の56本(1997年と1998年、ケン・グリフィーJr.)だ。
マリナーズ先発のブライス・ミラーは二回に3本塁打を浴びて、すぐさま逆転を許した。しかし、ホルヘ・ポランコの20号2ランで1点差に迫ると、四回には満塁のチャンスから併殺の間に同点。そして五回には3本のタイムリーを集めて5得点のビッグイニングを作った。
先発のミラーは二回の4失点から立ち直り、5回4失点で降板。その後はブルペン陣がピンチを招きながらも耐え抜き、9-6で強敵パドレスに勝利した。マリナーズは連勝で首位アストロズに1.5ゲーム差に迫っている。
パドレスの松井は4点差の七回から4番手として登場。2イニングを打者6人のパーフェクトリリーフを見せた。八回にはアロザレーナを空振り三振、ローリーをライトフライに抑えた。今季の防御率は4.47に改善している。
2025.8.26 15:10 Tuesday
千賀が4回3失点と苦戦も打線が爆発 メッツが首位フィリーズと6G差
【メッツ13-3フィリーズ】ニューヨーク/シティフィールド、8月25日(日本時間26日)
メッツの千賀滉大(32)がフィリーズ戦に先発。4回3失点で降板したが、降板後に味方打線が2桁得点を奪い、チームは大勝した。首位フィリーズと2位メッツの差は6ゲームに縮まっている。
残り32試合、7ゲーム差で首位フィリーズとの直接対決を迎えたメッツにとって、地区優勝を目指すならば今は最後のチャンスだ。データサイト「ファングラフス」の予測では、メッツがフィリーズを追い抜く確率は9.1%とされている。もう一つの一般的な予測システムである「PECOTA」は、メッツの地区優勝確率をわずか3.7%と推定している。
しかし、予測はあくまで予測にすぎない。メッツはこの日から始まったフィリーズとの3連戦の初戦に圧勝し、ゲーム差を6に縮めた。フィリーズとの直接対決はまだ6試合残っており、このシリーズの結果次第ではフィリーズを射程圏内に捉えるかもしれない。
メッツ先発の千賀は初回、先頭打者に三塁打を浴びて1点の先制を許す。二回は2人の走者を背負いながら無失点に抑えた。三回は2死二、三塁からアレック・ボームに2点タイムリーを浴びて2失点。四回も無失点に抑えたが、2人の走者を出すなど不安定な内容だった。
千賀は四回までに93球を投げ、4回3失点、6安打、4三振、3四球で降板。メッツも0-3とリードされていたが、千賀の降板後に打線が爆発した。
四回に3本のタイムリーが飛び出して千賀の黒星を消すと、五回にはマーク・ビエントスが2イニング連続のタイムリー二塁打で逆転。六回にも2点を加え、この回の途中で好投手クリストファー・サンチェスを降板させた。その後もメッツ打線はフィリーズのブルペン陣を打ち込み、計13得点と大爆発。サイ・ヤング賞候補のサンチェスと対戦する厳しいマッチアップを13-3で制した。
千賀は防御率5.25に終わった7月に続き、8月も防御率5.48と不振。試合後、地元メディアから負傷前と負傷後の一番の違いについて問われると、「ボールに正しく力が伝わっている感覚がない」と吐露した。
2025.8.26 15:05 Tuesday
菅野智之が6回4失点で2ヵ月ぶり黒星 吉田正尚は3打数2安打
【オリオールズ3-4レッドソックス】ボルティモア/オリオールパーク、8月25日(日本時間26日)
オリオールズの菅野智之(35)がレッドソックス戦に先発。2本の被本塁打に泣き、6回4失点で負け投手となった。レッドソックスの吉田正尚は2安打を記録した。
菅野は初回、レッドソックスの1番ローマン・アンソニーに先頭打者本塁打を被弾。球界有数の若手選手と評される21歳に手痛い一発を浴びた。その後は打者3人で切り抜け、二回も吉田に四球を与えたものの、無失点で切り抜けた。
三回は先頭に二塁打、2死から四球を与えてピンチを招いたが、後続をファーストフライに打ち取った。続く四回は1死から吉田に単打を浴びたが、無失点で抑えた。
しかし五回、先頭から連打を浴び、1死からジャレン・デュランに13号3ランを被弾。試合を一気に3-4とひっくり返された。続く六回は2三振を奪って三者凡退に抑えて降板。6回4失点、6安打、2四球、6三振で、2本の被弾が悔やまれる内容だった。
試合はその後、レッドソックスが4-3で逃げ切り、菅野は敗戦投手に。この日の登板を含めて防御率2.86と好調の8月では初めて、そして7月2日以来となる黒星を喫した。
レッドソックスとは19日の前回登板でも対戦し、その際は5回1失点(自責点0)と好投していた。地元メディアの取材で連続で同じチームと対戦したことについて問われると、「相手も研究してくるのが分かっていた」とコメント。さらに低めのスプリットの見極めが徹底されていたと感じたことを明かした。
なお、レッドソックスの吉田は3打数2安打をマーク。菅野からは1安打1四球を放った。九回の第4打席で安打を放ったところで代走を送られ、試合から退いた。今季の打撃成績は打率.242、OPS.658となっている。
2025.8.26 12:24 Tuesday
ヤンキースがスイープ負けを回避 レッドソックス戦の連敗を8でストップ
【ヤンキース7-2レッドソックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、8月24日(日本時間25日)
ヤンキースは本拠地でのレッドソックス4連戦の最終戦に7-2で勝利。全米中継の「サンデーナイト・ベースボール」として行われた一戦を制し、レッドソックス戦の連敗を8でストップした。負ければ2018年8月2~5日以来となるレッドソックス4連戦のスイープ負け、本拠地では1939年7月7~9日に5戦全敗を喫して以来の屈辱となるところだったが、4連戦の最終戦で名門球団の意地を見せた。
拙守をはじめ、名門球団らしからぬ戦いが続いていたヤンキース。アーロン・ブーン監督は攻守に精彩を欠いていた正遊撃手アンソニー・ボルピーを4連戦の最終戦のスタメンから外す決断をした。
86年ぶりとなる本拠地でのレッドソックス4連戦のスイープ負けという危機を前に、ヤンキースの選手たちが奮起。レッドソックス先発のダスティン・メイに対し、二回にジャズ・チザムJr.の23号2ラン(通算100号アーチ)で先制すると、三回にはトレント・グリシャムが24号ソロを放ち、3-0とリードを広げた。
先発のカルロス・ロドンが無失点ピッチングを続ける中、ボルピーの代役として遊撃スタメンに起用されたホセ・カバイェロの犠牲フライで4点目を奪うと、五回にはグリシャムが2打席連発の25号ソロ。ロドンが六回に2死満塁のピンチを招いて降板し、2番手のルーク・ウィーバーがナサニエル・ロウに2点タイムリーを浴びたものの、ヤンキースは5-2とリードを保って試合終盤を迎えた。
連敗ストップに向けて追加点がほしいヤンキースは、八回にチザムJr.がこの試合2本目のアーチとなる24号2ランを放ち、5点リードの展開に。九回に4番手のカミロ・ドバルがピンチを招いたものの、無失点に抑え、7-2で勝利した。この結果、地区3位のヤンキースは2位レッドソックスとのゲーム差を0.5に縮め、ワイルドカード争いでも2位の座をキープしている。
なお、レッドソックスの吉田正尚は七回1死一塁の場面でジョスティンソン・ガルシアの代打として登場し、ウィーバーのチェンジアップを打ってサードフライ。その後はレフトの守備に就き、九回2死二、三塁のチャンスで2打席目が回ってきたが、サードゴロに倒れ、試合の最後の打者となった。
2025.8.25 11:16 Monday
レッズが今季唯一の「スイープ負けなし」を継続 WC圏内まで1.5差
【ダイヤモンドバックス1-6レッズ】フェニックス/チェイスフィールド、8月24日(日本時間25日)
ワイルドカード争いで3位メッツを2.5ゲーム差で追っているレッズは、敵地でのダイヤモンドバックス3連戦の最終戦に6-1で勝利。メッツがブレーブスに敗れたため、ワイルドカード圏内とのゲーム差を1.5に縮めた。なお、レッズはダイヤモンドバックス3連戦のスイープ負けを回避し、今季メジャー唯一となる「スイープ負けなし」を継続している。
ダイヤモンドバックス3連戦の初戦から2連敗を喫し、今季初となるスイープ負けの危機に立たされていたレッズ。3連戦の初戦から2連敗するのは今季8度目だが、過去7度と同様にカード最終戦で底力を発揮し、今回も見事にスイープ負けを回避してみせた。
レッズ先発のブレイディ・シンガーは初回先頭のヘラルド・ペルドモに三塁打を浴び、ルルデス・グリエルJr.の犠牲フライで先制を許したものの、6回95球を投げて打たれたヒットは1本だけ。6回1安打1失点、9三振の好投を見せ、チームに勝利のチャンスを残した。
シンガーの好投に応えたいレッズ打線は、五回までダイヤモンドバックス先発のザック・ギャレンの前に無得点に封じられていたが、六回1死からノエルビ・マルテがセンターへの三塁打を放ち、相手の守備が乱れる間にホームイン。いわゆる「リトルリーグ・ホームラン」で1-1の同点に追いついた。
試合は同点のまま終盤に突入し、レッズは八回1死二塁からオースティン・ヘイズのタイムリーで勝ち越しに成功。さらにスペンサー・スティアーには16号3ランが飛び出し、TJ・フリードルもタイムリーを放って一挙5得点のビッグイニングで勝利を決定づけた。
2020年以来5年ぶり、短縮シーズンを除けば2013年以来12年ぶりとなるポストシーズン進出に向け、ワイルドカード圏内と1.5ゲーム差。逆転を信じ、レギュラーシーズン残り31試合を戦い抜く。
2025.8.25 09:03 Monday
カブスがエンゼルス3連戦をスイープ 元同僚のヘンドリックスを攻略
【エンゼルス3-4カブス】アナハイム/エンゼルスタジアム、8月24日(日本時間25日)
ナショナル・リーグ中地区で首位ブルワーズを追う2位カブスが敵地でのエンゼルス3連戦をスイープ。3連戦の最終戦に4-3で勝利し、ジャイアンツに敗れたブルワーズとのゲーム差を5に縮めた。カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場して4打数1安打(1四球)。2試合連続安打で今季の打撃成績は打率.243、出塁率.318、OPS.796となった。
エンゼルス3連戦の最終戦、カブスは昨季まで11年間にわたって先発ローテーションを支えたカイル・ヘンドリックスと対戦することになった。「ほかとは違う。独特だし、特別なんだ」とシカゴへの思いを語っていたヘンドリックス。しかし、逆転での地区優勝を狙うカブスは、元同僚のヘンドリックスに容赦なく襲いかかった。
先発のジェイムソン・タイオンが初回にテイラー・ウォードに30号ソロを浴び、エンゼルスに先制を許したカブスだったが、三回1死から有望株マット・ショウがチーム初安打となる二塁打を放ち、2死後にカイル・タッカーが同点タイムリー。四回には2死一塁からニコ・ホーナーがタイムリー二塁打を放ち、2-1と勝ち越しに成功した。
五回は鈴木のヒットなどで1死満塁のチャンスを作り、ヘンドリックスをノックアウト。2番手のアンドリュー・チェイフィンからピート・クロウ=アームストロングの犠牲フライとカーソン・ケリーのタイムリーで2点を追加し、4回1/3を投げたヘンドリックスには合計4失点が記録された。
2番手のアンドリュー・キットリッジが六回に2点を失い、1点差に迫られたカブスだったが、七回以降はケイレブ・シールバー、ブラッド・ケラー、ダニエル・パレンシアが無失点リレー。1点のリードを守り抜き、エンゼルス3連戦のスイープを完遂した。
地区2位のカブスはレギュラーシーズン残り31試合で首位ブルワーズと5ゲーム差。直接対決はもう残っておらず、5年ぶりの地区優勝を達成するためには、ブルワーズ以上のペースで勝ち続けるしかない。オフを1日挟み、26日(同27日)からは敵地でのジャイアンツ3連戦がスタートする。
2025.8.25 08:21 Monday