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新人シュリットラーが快投 ヤンキースが地区シリーズへ進出
【ヤンキース4-0レッドソックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、10月2日(日本時間3日)
ともに1勝1敗で迎えたワイルドカードシリーズの第3戦でヤンキースがレッドソックスに勝利し、地区シリーズ(ALDS)への進出が決定。先発のキャム・シュリットラー(24)が八回無失点12三振の快投で勝利に導いた。レッドソックスの吉田正尚(32)は2安打を放って気を吐いたが、レッドソックス打線は本塁が遠かった。
第1戦は吉田の代打決勝タイムリーでレッドソックスが先勝、第2戦はジャズ・チザムJr.の攻守にわたる活躍でヤンキースが勝利し、シリーズは「勝てばシリーズ突破、負ければシーズン終了」の勝者総取りの第3戦に委ねられた。第3戦はヤンキースがシュリットラー、レッドソックスがコネリー・アーリーとともに新人を立て、ポストシーズン史上3番目に両先発の年齢が若いマッチアップとなった。
シュリットラーは四回まで吉田への2安打しか走者を許さず、4三振を奪う快調な立ち上がり。
新人右腕の好投に打線も応えた。四回1死一、二塁から6番ロサリオのタイムリーで先制。その後満塁として8番ボルピーもタイムリーで続き、エラーも絡んで4得点を挙げた。
4点はこの日のシュリットラーには十分な援護だった。援護を受けた24歳は、ペースをさらに上げて三振を量産。五回は3つのアウトすべてを三振で、六回にも2安打を浴びていた吉田への三球三振を含む2三振を奪った。三者凡退に抑えた七回の時点で既に100球に達していたが、八回も続投。八回も打者3人で切り抜け、8回無失点、12三振、無四球、5安打の快投でブルペン陣につないだ。
九回はデービッド・ベドナーが締めくくり、ヤンキースは4-0で勝利。ブルージェイズが待つ地区シリーズへと駒を進めた。
2025.10.3 11:58 Friday
由伸が七回途中2失点(自責点0)9三振 ドジャースをNLDSに導く
【ドジャース8-4レッズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、10月1日(日本時間2日)
第1戦に快勝してワイルドカードシリーズ突破に王手をかけたドジャースは、第2戦でも投打噛み合い勝利。連勝でレッズを下し、地区シリーズ(NLDS)への進出を決めた。山本由伸(27)は七回途中2失点(自責なし)、9三振と好投。大谷翔平(31)はタイムリーで追加点をもたらした。4点リードの九回には佐々木朗希(23)が登場し、2三振を奪うパーフェクトリリーフで締めくくった。
デーブ・ロバーツ監督が投手陣の確立に努める中、ドジャースの先発投手陣は今季、リーグ有数の実力を発揮した。その筆頭が山本だ。彼は2年目で圧倒的な成績を残し、チームのエースへと上り詰めた。勝利すればワイルドカードシリーズを突破できる第2戦、ロバーツ監督は投手陣を積極的に運用し、交代のカードを切ることもできた。しかし、山本がいる限り、勝利の可能性は極めて高いと判断し、ロバーツ監督は動かなかった。
山本はシーズン通りの快投だった。初回に味方のエラーから2点を失ったが、二回から五回まですべて三者凡退。六回は無死満塁のピンチを2三振で切り抜け、雄叫びを上げた。続投した七回も2死を奪い、球数はメジャー移籍以降最多の113球に達した。熱投のエースにドジャースタジアムの観衆は惜しみない拍手を送った。
第1戦はブレイク・スネルが好投したのに続き、ドジャースはまたしても先発投手の働きで勝利。ワイルドカードシリーズを連勝で突破し、次なるラウンドへ進んだ。
第2ラウンドは、第2シード・フィリーズとの地区シリーズ(NLDS)だ。ともに重量打線と強力な先発投手陣が持ち味のスター軍団。決戦は4日(日本時間5日)からフィリーズの本拠地シチズンズバンクパークで始まる。
2025.10.2 13:40 Thursday
チザムJr.の攻守にわたる活躍でヤンキース勝利 あす運命の第3戦
【ヤンキース4-3レッドソックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、10月1日(日本時間2日)
第1戦に敗れ、王手をかけられていたヤンキースが第2戦に勝利。同点の八回にオースティン・ウェルズがタイムリー二塁打を放ち、一塁走者のジャズ・チザムJr.が激走で決勝点をもたらした。伝統的なライバル対決となっているワイルドカードシリーズは、第3戦に決着が委ねられる。
ヤンキースは初回、4番ライスがポストシーズン通算初アーチを放って2点を先制。しかし、三回に先発ロドンが2番ストーリーに同点タイムリーを浴び、序盤のリードを失った。
早めの継投に出たレッドソックスとは対照的に、ヤンキースは先発ロドンを信頼した。ジャッジのタイムリーで1点のリードを得た六回には、ストーリーにすぐ同点弾を浴び、続く打者にも死球を与えたがアーロン・ブーン監督は続投を決断。その後、ピンチをダブルプレーで切り抜けてロドンは信頼に応えた。
しかし七回、先頭から連続四死球を与えると、ここでついに継投に移行。代わった2番手クルーズはすぐに2死を奪い、第1戦で決勝打の代打・吉田正尚と対戦した。
吉田が放った打球初速97マイル(約156キロ)のハードヒットを、セカンドのチザムJr.は懸命なダイビングストップ。内野安打を許して満塁としたが、クルーズが後続を抑え、無失点で切り抜けた。
勝ち越し点を防ぐ好守を見せたチザムJr.は八回2死から四球で出塁。続くウェルズがライト線へ二塁打を放つと、チザムJr.は一塁から一挙に本塁を陥れ、間一髪で決勝点のホームに触れた。
攻守に活躍したチザムJr.は「本当に楽しかった。最後の一球、最後の打者まで、ギリギリまで接戦だった。でも、最後まで諦めずに戦い続け、勝利できた」と振り返った。悔しい敗北を喫した第1線の後は、ゲームの「MLB・ザ・ショウ」をプレーし、圧勝を挙げて鬱憤を晴らしたとのこと。リフレッシュが産んだ活躍だったのかもしれない。
決勝打のウェルズは第2戦を「激しい」と総括。「まさにプレーオフらしい試合だった。両チームとも必死に戦った。最高だったよ」と、勝負を楽しんでいた。
ヤンキースが勝利したことで、シリーズは1勝1敗のタイとなった。あす行われる第3戦では、ヤンキースがキャム・シュリットラー、レッドソックスがコネリー・アーリーとともに新人投手の先発が予定されている。
2025.10.2 12:59 Thursday