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ヤンキースの右腕コール トミー・ジョン手術後初めて打者と対戦
ヤンキースのエース右腕ゲリット・コールは20日(日本時間21日)、昨春のトミー・ジョン手術以降では初めて打者と対戦し、タンパのジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で1イニングの登板をこなした。
コールは実戦でも試してみる可能性があることを示唆していたワインドアップの投球モーションを披露し、約20球を投げた。速球の球速は95~96マイル(153~155キロ)ほど。今回の登板ではトレント・グリシャム、アーロン・ジャッジ、ジェイソン・ドミンゲスと対戦した。
エド・スミス・スタジアムでオリオールズとのオープン戦初戦を迎えたアーロン・ブーン監督は「本当に良かったみたいだね」とコールの登板について言及した。
ヤンキースは投手陣の大黒柱であるコールが5月下旬から6月あたりに目―復帰を果たすことを期待しているが、オープン戦の終盤に数イニングだけ投げる可能性も残されている。
コールは2023年に33度の先発登板で15勝4敗、防御率2.63の好成績を残し、サイ・ヤング賞を受賞。2024年はケガの影響で出遅れたが、17度の先発登板で8勝5敗、防御率3.41を記録し、球団史上41度目のリーグ優勝に貢献した。
コールは最近「僕は自信家なんだ。自分自身に対して高い期待を抱いている。ただし、全体的なパフォーマンスや期待値に関しては、具体的な目標や数値は特に決めていない。日々の業務に対処し、目の前の仕事をしっかりこなしていけば、上手くいくんだ」と語っていた。
さらに「物事がよりエキサイティングになり、どんどん動き出すにつれて、それ(目の前の仕事をしっかりこなすこと)を続けることが重要だ。ここまで来られた理由を信じ続け、焦りすぎないようにしたい」とリハビリにおける心構えについて言及した。
コール自身は、トミー・ジョン手術からの完全復活には14~18カ月が必要だと考えている。リハビリ生活は「長くて退屈」だったという。
「(リハビリの)終わりが近づくにつれて、少しずつ勢いが出てきた。全体的に見て、日々の業務をしっかりこなし、それを継続的に行うという点において、リハビリのプロセスは本当に順調だったと思う」と語り、リハビリに費やした1年間のことを振り返った。
2026.2.21 10:40 Saturday
パドレスの松井裕樹 ワールドベースボールクラシック欠場の可能性が浮上
パドレスの松井裕樹は19日(日本時間20日)にキャンプ地で行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)中に股関節(鼠径部)を痛めたため、日本代表に選出されている来月のワールドベースボールクラシックへの出場が危ぶまれる状況となっている。
松井はライブBPの登板を早めに切り上げた。球団は松井の状態について「左股関節の張り」と表現している。長期離脱を強いられるようなものではなく、クレイグ・スタメン監督は「毎日様子を見ていく」と話しているが、ワールドベースボールクラシックの開幕が迫る中、試合での登板に向けて準備が間に合わない可能性がある。松井が欠場した場合、前回王者のブルペンにとって大きな痛手となるだろう。
スタメン監督は「休養日を経て、彼の状態がどうなるか、あす彼がどのように感じるかを見守る必要がある。正直に言って、ワールドベースボールクラシックへの出場が危ぶまれる状況だと思う」と語った。
松井はパドレス移籍後の2年間で125試合に登板し、防御率3.86を記録。試合中盤のイニングを担う左腕として貴重な戦力となっている。日本代表では試合終盤のイニングなど、より重要な役割を担う戦力として期待されていた。
日本代表は3月6日、東京ドームでチャイニーズタイペイとの初戦を迎える。スタメン監督によると、ワールドベースボールクラシックの出場については、松井が球団のメディカルスタッフと相談した上で決断を下す見込みだという。最終的な決断が下されるまでにはもう少し時間がかかるかもしれない。
スタメン監督は「毎日様子を見る必要がある。昨日ライブBPに登板し、股関節に少し張りが出たから、早めに登板をやめさせた。今日は少し状態が良くなったようだ。あすはキャッチボールができるかもしれない」と松井の状態について言及した。
2026.2.21 09:56 Saturday
ツインズの右腕ロペスがトミー・ジョン手術 2026年シーズン全休へ
ツインズのエース右腕パブロ・ロペスはセカンドオピニオンを経て、トミー・ジョン手術を受けることを決断した。キース・マイスター医師による精密検査を受けた結果、右肘の内側側副靭帯の重度の断裂という当初の診断結果が確定。トミー・ジョン手術は避けられないと判断したようだ。マイスター医師による手術は25日(日本時間26日)にテキサスで行われる。
ロペスは「最初から分かっていたんだ。ただ『ほかの人が違うことを言ってくれるかもしれない』という、ほんのわずかな可能性だけを期待していた。もし違うことを言ってくれる人がいたら、(手術ではない)別の選択肢を模索していただろう。でも『100%』というわけではないけど、こういう結果になることは分かっていたし、手術をしなければならないということは確信していた」と率直な心情を吐露した。
ロペスがトミー・ジョン手術を受けるのはキャリア2度目。2026年シーズンを全休するのは確実だが、一般的には12カ月ほどで戦列復帰できるため、2027年シーズンは開幕からプレーできる可能性がある。
2度目のトミー・ジョン手術後の戦列復帰が不透明だった時代はそれほど昔のことではない。しかし、近年では複数回のトミー・ジョン手術を受けることが一般的となり、2度目の手術後にキャリアを再開できる投手も増えている。
ロペスは「希望はあるし、実際に復帰できた投手も多い。あとは僕が毎日しっかり努力すればいいだけだ。形式的にリハビリをこなすだけでなく、毎日やるべきことをしっかりやり遂げる必要があると理解しているよ。1日1日を大切にしないとね。過去を生きれば悲しくなる。未来を生きれば不安になる。だから今を生きるのが大切なんだ。そうすれば、ベストのコンディションで復帰を目指すことができるだろう」と術後のリハビリに向けた心境を語った。
2026.2.21 09:33 Saturday
調整が遅れるスネルの代役として左腕ロブレスキーの名前が浮上
ブレイク・スネルが開幕に間に合うかどうか不透明な状況の中、ドジャースは先発ローテーションの代役候補を検討している。有力候補の1人として名前が挙がっているのは、スネルと同じ左腕であるジャスティン・ロブレスキーだ。
ドジャースはスネルが開幕に間に合う可能性を完全に排除したわけではない。しかし、スネルはオフシーズンの序盤から左肩の痛みが長引いており、調整が遅れている。開幕ローテーション入りが予想されるほかの5投手がすでに少なくとも1度は打者と対戦しているのに対し、スネルは約90フィート(約27メートル)のキャッチボールにとどまっている。
開幕に間に合うためには、限られた時間の中でいくつもの項目をクリアしなければならない。ただし、ドジャースはスネルを4月の試合に登板させるためにプロセスを急ぐつもりはない。適切な方法で物事を進め、10月にスネルが活躍できることを最優先に考えている。
デーブ・ロバーツ監督は「ブレイクに関しては、ひとまず様子見だ」と話している。
ドジャースは先発投手の層が非常に厚く、スネルの代役候補はたくさんいる。昨季リリーフ転向後に結果を出したロブレスキーは有力候補の1人だ。
25歳のロブレスキーは昨季、ローテーションの谷間で4月のナショナルズ戦に初先発したが、5回8安打8失点と結果を残せなかった。しかし、メジャーとマイナーを行き来したあと、7月下旬以降はメジャーに定着し、ブルペンの一員として主にロングリリーフを担当した。結局、昨季は24試合に登板して66回2/3を投げ、防御率4.32に終わったが、FIPは2.92と優秀だった。
また、ワールドシリーズではロバーツ監督が信頼できる数少ないリリーバーの1人として存在感を示した。ポストシーズンの全シリーズでロースター入りしながらもワールドシリーズ第1戦まで登板機会がなかったが、ワールドシリーズでは7試合中4試合に登板して合計5イニングを無失点。「負ければ敗退」だった第6戦と第7戦にも登板した。
19日(日本時間20日)、ロブレスキーは「球団やドク(=ロバーツ監督の愛称)、そしてここにいる全員が大事な場面で僕を信頼してくれるのは素晴らしいことだった。間違いなく、これからの自信につながるよ。大事な場面で自分が通用すると分かっていれば、レギュラーシーズンへの入り方も少し変わってくる。でも結局のところ、そういう大事な試合でも普段通りにプレーできるように努めているんだ」と語った。
これが2026年シーズンに向けたロブレスキーの心構えでもある。役割が先発であろうとリリーフであろうと、アウトを取ることだけに集中し、自分にコントロールできることだけをしっかりやる。ロブレスキーは昨季後半戦にメジャー定着を果たしたことで、メジャーの舞台で成功を収めるためには何が必要かを学ぶことができた。そして、そこで得たものを、チームに求められるどんな役割にも活かしていくつもりだ。
昨季、そうしてロブレスキーが成長を遂げたことを球団も把握している。
アンドリュー・フリードマン編成本部長は「成長・成熟し、自分の能力を活かし、その瞬間にどう戦うかを学ぶ彼の能力は、相手の打線と2回り、3回り対戦していく中でも大いに役立つだろう。彼は間違いなく先発候補だ。リリーフで素晴らしい活躍をしていたから、それを考慮する必要もあるけどね」と語り、ロブレスキーがスネルの代役候補の1人であることを認めた。
スネルの状況に加え、ドジャースの先発ローテーションに影響を与えるもう1つの要素は、大谷翔平が開幕からどれくらい稼働できるのかということだ。ドジャースは昨季のように、徐々に球数を増やしていくというやり方は考えていないものの、少なくともシーズン序盤に関しては投球イニング数の制限が設けられる可能性が高い。
先発もリリーフもこなせるロブレスキーの汎用性は、ケガからの復帰を目指すギャビン・ストーンやリバー・ライアンといったほかの候補と開幕ロースター入りを争う上で、役に立つ可能性がある。ロブレスキーはストーンやライアンよりもリリーフの経験が豊富なため、もし大谷が開幕直後に2~3イニングしか投げられない場合、ロブレスキーが2番手として登板し、長いイニングを消化するという展開も考えられる。
ロブレスキーは「複数イニングのリリーフでも、先発でも、どんな役割にも対応できるように準備をするつもりだ。どんな場面で名前を呼ばれても対応できるように準備しておくことが重要だと思う」と役割にこだわらない姿勢を示した。
2026.2.20 11:46 Friday
ヤンキースのチザムJr.が50本塁打&50盗塁を狙う 「MVPを獲りたい」
ジャズ・チザムJr.のスプリングトレーニングとワールドベースボールクラシックに向けた持ち物リストは、ほかの選手たちとは少し異なっているようだ。
ヤンキースの内野手は必ずポータブルスタジオを持ち歩いており、「プリンス・ジャズ」として知られるこのアーティストは、インスピレーションが湧いたときにいつでも曲をレコーディングできるようにしている。今春、チザムJr.はその分野で精力的に活動しているが、同時に別のジャンルの「レコード」にも挑戦するつもりだ。
そう、これまでに聞いたことがあるかもしれないが、チザムJr.は40-40(シーズン40本塁打&40盗塁)だけを狙っているわけではない。大谷翔平、気をつけろ。チザムJr.は自分自身に50-50(シーズン50本塁打&50盗塁)のポテンシャルがあると考えているのだ。
19日(日本時間20日)、チザムJr.は「今年が素晴らしい年になるという直感がどうしても湧いてくるんだ。ヤンキースに来てからずっと(アーロン)ジャッジに刺激を受けてきた。彼のプレーや毎日の打席、そして彼の野球への取り組み方を見ているだけで、自分自身も野球選手として大きく成長できたような気がしている」とコメント。
さらに「毎日そうやって日々を過ごしているし、オフシーズンの間もそうだった。だから今年は魔法のような年になるような気がするんだ。ジャッジのことを常に追いかけているからね」と語った。
昨年の今頃、チザムJr.は「本塁打と盗塁の合計」という独自の指標を考案し、ジャッジに挑んだ。結果はジャッジが「65」、チザムJr.が「62」で、ジャッジの勝利となった。
そんなチザムJr.について、ジャッジは「彼は完璧なアスリートだよ。打席でのひと振り、あるいは守備のワンプレーで試合の流れを変えられる選手だ」と語る。
3度目のア・リーグMVPに輝いたジャッジに負けたことを恥じる必要はない。31本塁打&31盗塁をマークしたチザムJr.も歴史に名を残した。30-30(シーズン30本塁打&30盗塁)を達成したのは、ヤンキースでは1975年のボビー・ボンズ、2002年と2003年のアルフォンゾ・ソリアーノに次いで球団史上3人目(4度目)の快挙だった。
チザムJr.は、自分が40-40、あるいはそれ以上の結果を残すことができなかったのは、健康状態が原因だったと分析している。今年は三振を減らし、四球を増やすことを目指しており、イギリス代表として出場するワールドベースボールクラシックに向けて早めに準備をすることで、打撃の精度を高めることができると考えている。
「オフシーズンは一生懸命トレーニングしたよ。やるべきことをしっかりやった。普段よりも早めにジムに通ったんだ。ABSシステムも導入されるからね。僕はホームランを打てるから、みんな僕のことを190センチくらいと思っているんだ(実際は180センチ)。打席でも背筋を伸ばして立っているからね。ABSシステムも僕のことをすごく助けてくれると思う」とチザムJr.は言う。
オフシーズンはフィールド外でもイベントが盛りだくさんだった。チザムJr.が「素晴らしかった」と語ったフィンランドへのクリスマス旅行中に、歌手兼ソーシャルメディアパーソナリティのアナリス・サンティアゴさんと婚約した。チザムJr.はそこで初めてオーロラを目撃したという。
冬の間ずっとトレード候補として名前が挙がっていたものの、チザムJr.はトレードの噂をほとんど無視し、ビジネス面はすべて代理人に任せていた。年俸調停期間の最終年となる今季は年俸1020万ドル(約16億円)。シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる予定だ。
チザムJr.は「毎年、僕はただMVPになりたいんだ。それは常に変わらない。お金も契約も、MVPを獲らなければ何の意味もない。稼ぎたい金額は稼げると思っている。でもMVPを獲ることができなければ、満足できないんだ」と高いモチベーションを持っている。
ヤンキースとの契約延長交渉はまだ行われていないが、チザムJr.はピンストライプのユニフォームを着続けたいと考えている。
「ニューヨークの雰囲気やファンの応援は毎日、本当に熱狂的だ。そんな雰囲気を経験して、残りのキャリアもここで過ごしたいと思わない選手がいるだろうか。街を歩けば、見知らぬ人々が自分の成績を教えてくれる。この街の野球愛は、僕自身の野球愛と全く同じなんだ」とチザムJr.はニューヨークへの愛着を語った。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、チザムJr.について「本当に良い精神状態にある」と語っている。
「彼は信じられないほど自信に満ちているし、それには十分な理由がある。要するに、彼が試合に出て実力を発揮し、その中でさらに成長を続けていけば、シーズン終盤には非常に良い結果が出ているということだ」と指揮官は言う。
チザムJr.が胸を叩きながら「MVPやシルバースラッガー賞、ワールドシリーズの優勝リングを獲るつもりだ」と予言したら、ブーン監督はニヤリと笑うかもしれないが、指揮官はそれをひやかすつもりなど全くない。
ブーン監督は「彼が結果を残せば、チームとしても良い状況になる。彼の限界を予想するのは難しいよ。昨季は30-30を達成したけど、1カ月欠場したし、2カ月走らなかったんだからね。彼にはフィールド上で特別なことを成し遂げるだけの能力があるんだ」とチザムJr.のさらなる活躍に期待を寄せた。
2026.2.20 10:44 Friday
強打者フリーマン 40歳までプレー&ドジャースでの引退を希望
過去4年間をドジャーブルーのユニフォームで過ごしたフレディ・フリーマンは、これがメジャーリーグのキャリアで着る最後のユニフォームになることを望んでいる。
まだ引退するつもりはない。引退のことなんて全く考えていない。スター一塁手はドジャースとの契約があと2年残っているが、あと4年プレーしたいと考えている。そして、ドジャースの選手として引退することを希望している。
19日(日本時間20日)、フリーマンは「僕はここにいるのが大好きなんだ。南カリフォルニア出身だし、ファンのみんなと素晴らしい時間を過ごせているからね。みんなは僕のことをとても大切にしてくれる。家族にも優しく接してくれるんだ」とコメント。
さらに「契約のことは僕のコントロール外だ。次の契約のことは気にしていないし、それを持ち出すつもりも話すつもりもない。契約はあと2年残っている。僕はただの被雇用者なんだ。自分の仕事をやるだけさ。もし球団が僕を引き留めたいと思うなら、新たな契約を結ぼうとするだろう。でも、アンドリュー(フリードマン編成本部長)たちはみんな、僕がここでプレーすることが大好きだということを知っていると思うよ」と語った。
4年という短い期間でフリーマンは球団の象徴的存在となった。2024年のワールドシリーズ第1戦で放ったサヨナラ満塁本塁打は、ドジャースの歴史上でも屈指の名場面の1つだ。32歳のシーズンでチームに加入し、毎年コンスタントな活躍を続けている。2022年以降、打率.310、出塁率.391、長打率.516のスラッシュラインを記録しており、衰えの兆しはほとんど見られない。
フリーマンがドジャースで過ごした最初の4年間は記憶に残るものだった。では今年、そしておそらく現役を続けるであろう次の3年間で、個人として何を達成したいと考えているのだろうか。
短期的には、フリーマンは全162試合出場、あるいは少なくともそれに近い試合数でプレーすることを望んでいる。過去2年間、フリーマンは147試合の出場にとどまった。しかし、それ以前は5シーズン連続で158試合以上に出場していた(短縮シーズンの2020年を除く)。
近年、デーブ・ロバーツ監督はフリーマンに休養を取らせることに成功している。フリーマンは球団が自分のことを考えてくれているということに理解を示している。しかし、あくまでも目標は全162試合に出場すること、そしてポストシーズンの全試合に出場することだ。
フリーマンは「僕は162試合プレーできるように準備するつもりだし、『明日は休ませるぞ』と言われたら戦うつもりだ。おそらく負けるだろうけどね。でも全試合に出場したいという気持ちは変わらない」と語る。
フリーマンのパフォーマンスも見ていこう。昨季は打率.295をマークし、規定打席以上の選手の中ではフィリーズのトレイ・ターナー(.304)、カブスのニコ・ホーナー(.297)に次いでナ・リーグで3位の数字だった。しかし、フリーマンは満足していない。打率3割を達成できなかったことに「苛立ち」を感じているのだ。
昨春、フリーマンは手術を受けた右足首のリハビリと、シーズン開幕に向けた準備のバランスを取らなければならなかった。8月頃まで足首のテーピングが続き、フリーマンによると「決して良い状態ではなかった」という。打撃に影響した可能性もあるが、フリーマン自身は特に守備への影響が大きかったと感じている。
今オフはリハビリの必要がなかったため、フリーマンは攻守両面でパフォーマンスを向上させるつもりだ。
「もし僕が思い通りに守備をこなして、打撃でも結果を残すことができれば、アンドリューやマーク(ウォルター・オーナー)たちはみんな、僕をもう少し長くチームに残したいと思うようになるかもしれない」とフリーマンは真剣な表情で語った。
フリーマンは来季以降のことも視野に入れている。あと4年プレーすることに固執しているわけではないが、あと4年プレーすれば、メジャー生活は20年の節目に到達し、プロ野球選手としてのキャリアは23年となる。40歳で引退し、家族と過ごす時間は増え、遠征に出る時間は大幅に減るだろう。
あと4年プレーすれば、通算3000安打を達成するチャンスも得られる。現役最多の通算安打を記録しているフリーマンは、3000安打のマイルストーンまであと569本に迫っている。1年あたり約142安打で達成できる。これは2018年以降、フリーマンが毎年クリアしている数字だ(短縮シーズンの2020年を除く)。
フリーマンがこれまでメジャーで16年間プレーし、あと4年プレーしたいと考えているのは、何よりも野球への情熱があるからだ。その情熱はメジャーリーグで活躍を続ける中でさらに深まっており、輝かしいキャリアが終わりに近づきつつある中でもフリーマンの原動力であり続けるだろう。
「野球というゲームは、僕の人生を支えてくれた。だから僕にとって、特別な意味があるんだ。野球のことが大好きだ。終わってほしくないけど、いつか終わりが来ることは分かっている。時間というのは過ぎていくものなんだ。僕たちはただ、それを引き延ばしているだけなんだよね」とフリーマン。希望通り、40歳までドジャースのユニフォームを着てプレーすることができるか注目だ。
2026.2.20 09:43 Friday
ブルワーズのパット・マーフィー監督が新たに3年契約を結ぶ
19日(日本時間20日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ブルワーズのパット・マーフィー監督は新たに3年契約を結ぶことに合意したようだ。契約期間は2026~28年の3年間で、2029年の球団オプションが付属しているという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。
マーフィー監督は昨季、レギュラーシーズンで97勝を挙げてブルワーズをメジャー最高勝率に導き、2年連続でナ・リーグの最優秀監督賞に選ばれた。ポストシーズンでは、地区シリーズで同地区のカブスと対戦して勝利。ブルワーズがポストシーズンのシリーズを突破するのは2018年以来だった。
シーズン序盤、ブルワーズは先発陣に負傷者が続出して苦戦。5月25日の時点では借金3を抱えていた。その時点ですでに少なくとも2度のチーム全体ミーティングが行われていたが、複数得点差からの逆転勝ちは皆無。しかし、マーフィー監督が率いるチームはそこから一気に調子を上げていった。5月末から6月初旬にかけて8連勝を記録すると、7月には11連勝、そして8月には球団記録の14連勝をマーク。瞬く間にメジャー最高勝率に躍り出た。
ブルワーズは最終的に97勝65敗を記録し、ナ・リーグ中地区の3連覇を達成。ブルワーズがメジャー最高勝率をマークするのは1982年以来、43年ぶり2度目のことだった。
2026.2.20 08:58 Friday
ブレーブスに痛手 先発ローテを担う2人の右腕が右肘手術で離脱へ
ブレーブスのウォルト・ワイス新監督は右腕スペンサー・シュウェレンバックが18日(日本時間19日)に右肘のクリーンアップ手術を受けたことを明かした。また、右腕ハーストン・ウォルドレップも23日(同24日)に同様の手術を受ける予定となっている。
ブレーブスは先発ローテーションの一角を担う両投手の復帰時期を明らかにしていない。両投手は60日間の負傷者リストに登録された状態でシーズン開幕を迎える可能性が高く、少なくとも最初の2カ月を欠場することになる。
では、両投手は今季中に復帰できるのだろうか。ワイス監督は「分からない。みんな、そうであることを願っているけどね。でも、こういうことはどうなるか分からないものだ」と語るにとどめた。
シュウェレンバックは骨棘の除去手術を受けたため、ウォルドレップより復帰に時間がかかる可能性がある。ウォルドレップの手術は遊離体(軟骨や骨片)を除去するものだが、この手術の回復にはそれほど時間がかからないことが多い。
昨季はブレーブスの先発投手にとって苦しいシーズンだった。異なる6人の先発投手(シュウェレンバックを含む)が少なくとも6週間を欠場したのだ。さらに今オフ、多くのファンが望んでいた先発投手の補強は実現しなかった。優秀な2人の若手投手が離脱することになり、ブレーブスの先発ローテーションは再び厳しい状況に直面している。
シュウェレンバックは昨年6月末に右肘を骨折し、復活を目指していたものの、1月30日にアトランタで20球のブルペン投球を行った際に右肘の張りを訴えた。クリス・セール、スペンサー・ストライダーとともに先発三本柱を形成することが期待されていただけに、長期離脱はブレーブスにとって大きな痛手となる。
ほかの先発候補がマイナーオプションを持っていないため、ウォルドレップはシーズン開幕をマイナー3Aで迎える可能性があったものの、昨季10試合(うち9先発)に登板して防御率2.88をマークした23歳の右腕には大きな期待が寄せられていた。
実際、ウォルドレップは12日(同13日)に行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で素晴らしいスプリッターと99マイル(約159キロ)の剛速球を披露し、注目を集めた。しかし、翌朝に右肘の違和感を訴え、今週ダラスへ移動。キース・マイスター医師による手術が予定されている。
では、両投手の離脱はブレーブスの投手陣にどんな影響を与えるのだろうか。もし今日、すぐにシーズンが開幕するとすれば、先発ローテーションはセール、ストライダー、レイナルド・ロペス、グラント・ホームズの4人は当確で、5番手をブライス・エルダーとジョーイ・ウェンツが争うことになるだろう。ホームズ、エルダー、ウェンツはいずれもマイナーオプションが残っていないため、ウエーバーを経由しない限り、マイナーに降格させることはできない。ウエーバーを経由するということは、他球団に獲得されるリスクを伴う。
カルロス・カラスコとマーティン・ペレスの両ベテランはマイナー契約を結び、開幕ローテーション入りを目指す。ブレーブスにはJR・リッチー(球団2位の有望株)とディディアー・フエンテス(同7位の有望株)がいるものの、彼らがメジャーで活躍する準備が整うまでの間、両ベテランが「つなぎ役」として機能するかもしれない。
リッチーとフエンテスの準備が整うまでには、シュウェレンバックとウォルドレップの復帰が迫っているはずだ。また、今季終盤にはAJ・スミス=ショウバーがトミー・ジョン手術から戻ってくる可能性もある。そうなれば、先発投手の層は一気に厚くなるが、ブレーブスにとって、シーズン序盤をどうやって乗り切りるかが大きなチェレンジとなるだろう。
ワイス監督は「ケガ人が出てしまうのは、どうすることもできない。やるべきことをやっていてもケガは発生する。投手は投げ続けていれば、いつかはケガをしてしまうものだ。だから、ケガ人が出たからといって、必要以上に頭を悩ませることはない。ケガ人が出るのは当然のことなんだ。もちろん、ケガ人が出ないのが一番だけどね。とにかく前を見て、進み続けるしかない」と現実を受け止め、前だけを見据えている。
2026.2.19 12:45 Thursday
両かかとの手術を受けたヌートバー 自身の実力を証明するシーズンへ
ラーズ・ヌートバーは18日(日本時間19日)、いつ再びメジャーリーグの試合に出場できるか分からない状態でカージナルスのキャンプ地に到着した。ヌートバーは昨年10月に両かかとの手術を受け、ハグランドの変形を削り取った(かかとの後ろ側の骨が変形し、痛みを引き起こすことがある)。オフシーズンの大半は両足とも医療用のブーツを履いていたが、キャンプ地に到着したときには、もう履いていなかった。
自身の復帰時期について、ヌートバーは「具体的な日付は特に決めていない。そういう期限を設定したくないと思っているんだ。まずは健康を保ち、順調に進むことが第一だ。逆戻りすることがないように、しっかりやっていきたい」とコメント。さらに「しばらく両足にブーツを履いていると、身体が固定されてしまうんだ。月曜から土曜まで、理学療法を行うだけだから、かなり退屈なオフシーズンだったよ」と付け加えた。
ヌートバーはリハビリの一環として、カリフォルニアの施設で重力式トレッドミルの改造トレーニングを行っていた。球団のスプリングトレーニング施設は改装されたばかりだが、まだそのようなマシンがないため、球団はヌートバーがリハビリを継続できるように、キャンプの一部を欠席することを承認した。
ヌートバーは「できるだけあそこに長くいたいと思っていたけど、同時に、早くキャンプ地に行きたい、一定の目標を達成したい、という気持ちもあった。チームやスタッフと一緒にいること、彼らに顔を見せて、自分がここにいると知らせることは僕にとって重要なんだ。チームのみんなや新加入のみんなと関係を築いていくことは大切だからね」と語った。
ヌートバーは2026年シーズンに向けて、スローイングと打撃の練習を開始している。現在28歳のヌートバーは、カージナルスのロースター40人枠の野手の中では2番目の年長者だ。もし健康であれば、開幕戦に右翼手としてスタメン出場することは間違いない。しかし、ヌートバーの戦列復帰にはもう少し時間がかかりそうだ。
シーズンに向けた準備について、ヌートバーは「トレーニングの開始を許可された初日から、何の問題もなく、順調に進んでいるよ。今後の数週間は、具体的にどんなトレーニングをするかはまだ分からない。トレーニングルームで理学療法を行うだけになるかもしれないね」と話した。
復帰の準備が整うまでに、スプリングトレーニングやマイナーリーグの試合で何打席必要かはヌートバー自身も分からない。
「仲間にはいつも『シーズンに入る前に40打席は立っておけ』と言われるんだ。ライブBPでもいいし、オープン戦でもいい。だから、それくらいの数字は頭の中にあるよ。でも、決まった数字があるわけではない。野球は感覚的なものだからね」とヌートバーは言う。
メジャー5年間で通算527試合に出場し、打率.242、58本塁打、OPS.747をマークしているヌートバーだが、昨季は自己最多の135試合に出場したものの、自己ワーストのOPS.686に終わった。最も活躍したのは2022~23年で、この2年間は合計28本塁打を放ち、OPS.786を記録した。しかし、ヌートバーは様々なケガがコンディションに影響を与え、自分のベストパフォーマンスを発揮できなかったと考えている。
「ここ数年間は自分の身体能力が失われているように感じていたんだ」とヌートバーは自身のキャリアを振り返る。
今オフ、ヌートバーはすでにトレードされたノーラン・アレナド、ブレンダン・ドノバン、ソニー・グレイ、ウィルソン・コントレラスといった主力選手たちと同様に、トレードの噂が絶えなかった。しかし、カージナルスはヌートバーが健康を取り戻し、復活のシーズンを過ごしてくれることに期待して、放出しないことを決めた。
また、今回の手術は野球のフィールドでのプレーの質を高めるだけでなく、生活の質の向上にもつながったという。
ヌートバーは「ここ数年、階段を昇り降りするときに、手すりにつかまらないと歩けない時期もあった。どの選手も痛みを抱えながらプレーしているのは分かっているけど、まだ27歳とか28歳なのに、日常生活でも痛みを抱えながら過ごしていたんだ」と語る。コンディションが万全になると思われる今季、いよいよ本格的なブレイクイヤーを過ごすことができるか注目される。
2026.2.19 11:46 Thursday
韓国代表のオブライエンが右ふくらはぎを痛める カージナルスの抑え候補の1人
カージナルスのクローザー候補4人のうち1人がすでに不調に陥っている。右腕ライリー・オブライエンが14日(日本時間15日)のブルペン投球中に右ふくらはぎを痛めたのだ。オブライエン自身は「軽い肉離れ」と表現している。17日(同18日)、オブライエンは「今日は昨日よりも状態が良い。長引かないことを願っているよ」と話したが、右ふくらはぎを痛めたあと、マウンドからの投球練習はまだ再開されていない。
たとえ今回のケガが長期にわたるものではなかったとしても、短期的には大きな影響を及ぼす可能性がある。オブライエンはワールドベースボールクラシックの韓国代表に選出されているが、登板できるかどうかは不透明だ。
オブライエンは昨季、自己最多の42試合に登板して6セーブ、防御率2.06の好成績をマーク。6月9日にマイナー3Aのメンフィスから再昇格したあと、自責点はわずか8だった(8点中3点は9月13日のブルワーズ戦で喫したもの)。
現在カージナルスのロースターに残っている投手の中では、左腕ジョジョ・ロメロが最多の8セーブを挙げた。これは昨夏のトレードで守護神ライアン・ヘルズリーがメッツへ放出されたあとに記録されたものである。
今オフ、カージナルスがチーム再建を進める中で、29歳のロメロもトレードの噂が絶えない。
しかし、ロメロは「あちこちで噂を耳にしたよ。いろんな人々が連絡してきたり、尋ねたりしてくるんだ。最も重要なのは、僕自身がそれを全く気にしていなかったということかな」と平常心を貫いた。
今季、カージナルスのオリバー・マーモル監督が相手打者との相性を考慮しつつ、クローザーとして右腕オブライエンと左腕ロメロを使い分けるという選択をしたとしても、決して不思議なことではない。
速球派のマット・スバンソンは伝統的なタイプのクローザー候補と言えるだろう。27歳の右腕はシンカーとスライダーのコンビネーションを武器に、マイナーではブルージェイズに所属していた2023年5月から39セーブ機会連続成功をマークした。昨季カージナルスでメジャー昇格を果たし、39試合に登板して4勝0敗、防御率1.94の好成績を残したが、セーブは1つもなかった。
また、マーモル監督は新戦力のライン・スタネックもクローザー候補の1人として考えている。34歳のベテラン右腕は昨季メッツで防御率5.30と不調だったが、チーム最年長で経験豊富だ。
マーモル監督は「複数の投手を組み合わせることで、より効果的になると思う。スタネックを含め、これらの投手の組み合わせを見れば、いかに強力な投手たちが揃っているかが分かるだろう。様々な方法で試合を締めくくることができると思う」と語った。
スタネックがクローザーを務めなかったとしても、若い選手が多いチームにベテランを1人加えることには大きな価値がある。
オブライエンは「オフシーズンにスタネックを獲得したことで、ブルペンに経験豊富なベテランが加わることになった。素晴らしいことだと思う。ブルペンには才能豊かな選手たちが揃っている。今年はたくさんのチャンスがあるだろう。ブルペンにとって、楽しい1年になるんじゃないかな」と今季への期待を口にした。
2026.2.19 10:38 Thursday






