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マリナーズのPS進出が決定 ネイラー満塁走者一掃の逆転タイムリー
【マリナーズ4-3ロッキーズ】シアトル/T-モバイルパーク、9月23日(日本時間24日)
イチロー氏がマリナーズの選手たちに伝えたメッセージに込められた「ストイックさ」は、非常に効果的に受け入れられた。なぜなら、それは過去2年間、惜しくもポストシーズン進出を逃したマリナーズの心の中にあったものをまさに表していたからだ。
「Seize the moment」(その瞬間をつかめ)。これはイチロー氏が今年8月、本拠地T-モバイルパークのダグアウトにいる選手たちに向けて、自身のアメリカ野球殿堂入りを祝うスピーチの中で伝えたメッセージである。
この言葉は、SNSのハッシュタグからTシャツに至るまで、シーズン終盤のチームのマーケティングに浸透し、23日(同24日)の試合では今季初めて、左翼席に巨大なバナーが掲げられた。こうした形のあるものだけでなく、無形のエネルギーとしても、イチロー氏が伝えたメッセージはポストシーズン進出を目指す戦いが続く中で、選手たちのフィールド上のプレーに表れてきた。
そして、マリナーズはポストシーズン進出決定という瞬間をつかんだ。長い10月を戦うために、最初のステップをクリアしたのだ。
マリナーズはロッキーズを相手に4-3で逆転勝利を収め、3年ぶりのポストシーズン進出が決定。最低でもワイルドカードを獲得することが確定した。イチロー氏のメッセージを体現するような、鮮やかな逆転勝利。七回まで1度もリードを奪えない、苦しい試合展開の中、八回2死満塁のチャンスでジョシュ・ネイラーが走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ち、チームを勝利に導いた。
7月下旬にトレードで加入したネイラーは、ロッキーズの速球派右腕ビクター・ボドニックがカウント2-0から投じた97.7マイル(約157.2キロ)のフォーシームを左中間に弾き返し、ルーク・レイリー(死球)、J・P・クロフォード(四球)、フリオ・ロドリゲス(死球)の3者を迎え入れた。
1点リードとなった最終回は守護神アンドレス・ムニョスが三者凡退に抑える好リリーフ。ブルージェイズ、ヤンキースに続き、アメリカン・リーグでは3チーム目となるポストシーズン進出が決まった。
2025.9.24 13:36 Wednesday
ナサニエル・ロウが要所で活躍 レッドソックスがPS進出に一歩前進
【ブルージェイズ1-4レッドソックス】トロント/ロジャースセンター、9月23日(日本時間24日)
ナサニエル・ロウにとって、敵地ロジャースセンターで行われたブルージェイズ戦は、自身の存在をアピールするための重要な舞台だった。ロウの活躍で勝利したレッドソックスは、ポストシーズン進出に向けて、また一歩前進した。
レッドソックスは21日(同22日)のレイズ戦に敗れたが、ロウはその試合で8残塁を記録していた。しかし、この試合ではブルージェイズ先発のケビン・ゴーズマンから先制と勝ち越しの2本のタイムリーを放ち、チームの勝利に大きく貢献。レッドソックスはレギュラーシーズン最終週を白星でスタートした。
1-1の同点で迎えた六回にロウのタイムリーで勝ち越しに成功したレッドソックスは、さらに2死一、二塁からカルロス・ナルバエスのタイムリー二塁打で2点を追加。ナルバエスにとっては、17打数連続ノーヒットのスランプを抜け出す一打となった。
この勝利により、レッドソックスはアメリカン・リーグのワイルドカード争いで2位の座をキープ。2021年以来4年ぶりのポストシーズン進出に向けて、着実に歩みを進めている。
内容よりも結果が求められるシーズン終盤、レッドソックス先発のルーカス・ジオリトは4四球と制球に苦しみながらも五回途中まで3安打1失点の力投。14個のアウトを取るのに98球を要したが、粘り強いピッチングでチームに勝利のチャンスを残した。
五回途中からジオリトをリリーフしたブルペン陣は合計4回1/3を無安打無失点に抑える好投。4人のリリーバーが合計13個のアウトを取り、試合を締めくくった。
なお、レッドソックスの吉田正尚は「4番・DH」でスタメン出場して4打数2安打。3試合連続マルチ安打(4試合連続安打)とし、今季の打撃成績は打率.256、2本塁打、22打点、出塁率.299、OPS.650となった。
2025.9.24 12:42 Wednesday
メッツが点の取り合いを制す ワイルドカード争いの3位に再浮上
【カブス7-9メッツ】シカゴ/リグレーフィールド、9月23日(日本時間24日)
八回、フランシスコ・アルバレスの10号勝ち越し2ランがリグレーフィールドのツタの茂みを越えた直後、アルバレスは一塁ベース上で立ち止まり、ダグアウトにいるチームメイトのほうを向いて雄叫びを上げた。
アルバレスは今季メッツにとって最大の一打とも言える勝ち越し弾を放ち、チームを9-7の勝利に導いた。レッズがパイレーツに敗れたため、メッツは激しい争いが続くナショナル・リーグのワイルドカードで3位に再浮上。レギュラーシーズン残り5試合という状況の中、自力でのポストシーズン進出が復活した。
フランシスコ・リンドーアの29号先頭打者アーチで先制しながらも先発のデービッド・ピーターソンが二回途中5失点でノックアウトされ、苦しい展開となったメッツ。しかし、5点ビハインドで迎えた五回にカブスの守備のミスを突き、ピート・アロンソのタイムリー、ブランドン・ニモの25号3ランなどで一気に追いついた。
六回に1点ずつを取り合い、試合は7-7の同点のまま八回に突入。メッツは先頭のブレット・ベイティがヒットで出塁したあと、走者を進められず2死となったが、代走のルイスアンヘル・アクーニャが二盗を決め、アルバレスが勝ち越しの10号2ランを放った。
特筆すべきは、アルバレスが負傷を抱えながらプレーしているということだ。アルバレスは右手親指の靭帯を痛め、シーズン終了後に手術が必要とみられているだけでなく、左手小指も骨折している。また、直近の試合では100マイル(約161キロ)の剛速球が左肘に直撃したこともあった。しかし、アルバレスは翌日にスタメン復帰し、元気にプレーを続けている。
なお、カブスの鈴木誠也は「3番・右翼」でスタメン出場し、六回に同点タイムリーを放って5打数1安打1打点。今季の打撃成績は打率.242、27本塁打、92打点、出塁率.323、OPS.776となった。
2025.9.24 12:14 Wednesday
ヤンキースのポストシーズン進出が決定 九回2得点で逆転サヨナラ勝ち
【ヤンキース3-2ホワイトソックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、9月23日(日本時間24日)
ヤンキースはホワイトソックスとの接戦を制し、九回にホセ・カバイェロのタイムリーでサヨナラ勝ち。劇的な勝利でポストシーズン進出を決めた。ヤンキースにとって、直近9年間で8度目のポストシーズン進出となる。
また、首位ブルージェイズがレッドソックスに敗れたため、ヤンキースはアメリカン・リーグ東地区の首位まで1ゲーム差に接近。逆転優勝の可能性も出てきた。
ヤンキースは二回にオースティン・ウェルズが先制のタイムリー二塁打を放ち、先発のルイス・ヒルを援護。ヒルは五回までホワイトソックス打線を無得点に抑えていたが、六回に新人コルソン・モンゴメリーの19号2ランで逆転を許した。
モンゴメリーの逆転弾は、中堅トレント・グリシャムと右翼アーロン・ジャッジの連係ミスの直後に飛び出した。カイル・ティールが放った打球は、スタットキャストによると、ヒットになる確率がわずか6%しかなかった。
ヤンキースは九回に反撃するまで、なかなかチャンスを生かせなかった。五回にはベン・ライスが右翼線へのヒットを放ったものの、二塁打を狙って外野からの好返球でアウトになる場面もあった。
六回にはジャズ・チザムJr.が牽制死。二回に今季31個目となる盗塁を決めていたチザムJr.だが、逆転された直後の走塁ミスで試合の流れを引き寄せることができなかった。
八回2死二、三塁の逆転機も生かせなかったヤンキースだが、九回2死から相手投手の暴投で追いつき、最後はカバイェロがセンターへのタイムリーを放って歓喜の瞬間を迎えた。
2025.9.24 11:41 Wednesday
ブレーブス10連勝 ハリス2世が2本塁打の活躍、アクーニャJr.にも一発
【ブレーブス3-2ナショナルズ】アトランタ/トゥルイストパーク、9月23日(日本時間24日)
ブレーブスは本拠地でのナショナルズ戦に3-2で勝利し、10連勝を達成。最も印象的な本塁打を放ったのはロナルド・アクーニャJr.だったが、マイケル・ハリス2世も2本のアーチを放つ見事な活躍を見せた。
ハリス2世の信じられないほど奇妙なシーズンは、8月27日の最終打席までさかのぼる94打数連続ノーアーチの記録をストップしたことで、再び好転しそうだ。ブレーブスの正中堅手は、五回にナショナルズ先発のブラッド・ロードから18号同点ソロを放つと、七回には2打席連発となる19号ソロ。2本目のアーチはナショナルズ2番手の左腕コナー・ピルキントンから放ったものだった。
ハリス2世の1試合2本塁打は昨年9月19日以来、キャリア通算6度目。ハリス2世の活躍もあり、ブレーブスは2022年6月の14連勝以来となる10連勝を達成した。開幕7連敗でスタートしたチームにとって、シーズン終盤で異例の快進撃となっている。
今季のブレーブスが低迷した要因の1つは、ハリス2世の不振だった。前半戦終了時点のOPS.551は規定打席以上でメジャーワーストの数字。しかし、2022年のナショナル・リーグ新人王は見事な復調を見せ、7月18日から8月19日にかけての約1カ月間ではOPS1.139をマークした。
ところが、8月20日以降の31試合ではOPS.452と再び低迷。そうした状況で、この試合を迎えていた。
アクーニャJr.は六回にロードから飛距離433フィート(約132.0メートル)の20号ソロを右中間へ叩き込んだ。今季の逆方向への本塁打としては、6月8日のレッドソックス戦でアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が放った436フィート(約132.9メートル)の一発に次ぐ2番目の飛距離である。
2025.9.24 11:16 Wednesday
ガーディアンズが同率首位に浮上 7月上旬の15.5ゲーム差を追いつく
【ガーディアンズ5-2タイガース】クリーブランド/プログレッシブフィールド、9月23日(日本時間24日)
ポストシーズン開幕まで1週間。クリーブランドのプログレッシブフィールドで行われたガーディアンズとタイガースによる首位攻防3連戦の初戦は、ポストシーズンさながらの緊迫した雰囲気が漂っていた。
2万9571人の熱狂的な観客が集まり、アメリカン・リーグ中地区の優勝の行方を決定づける3連戦がスタート。ガーディアンズが5-2で初戦を制し、同率首位に浮上した。
ガーディアンズは今季のタイガース戦が7勝4敗となり、2試合を残して直接対決の勝ち越しが決定。つまり、今週末に162試合のレギュラーシーズンを終えた時点でタイガースと同率だった場合、ガーディアンズが地区優勝となる。7月9日の試合開始時点でタイガースに15.5ゲーム差をつけられていたガーディアンズだが、9月16~18日に敵地コメリカパークで行われたタイガース3連戦をスイープするなど、怒涛の快進撃で一気に追いついた。
タイガースはエース左腕のタリック・スクーバルが五回まで無失点に抑える好スタート。六回にはライリー・グリーンがガーディアンズ先発のギャビン・ウィリアムスから35号ソロを放ち、2-0とリードを広げた。
しかし、直後にガーディアンズが「自分たちの野球」とも言えるスモールベースボールを展開。難敵スクーバルから外野に打球を飛ばすことなく3点を奪い、試合をひっくり返した。
先頭のスティーブン・クワンがバント安打で出塁し、アンヘル・マルティネスのバントにスクーバルの悪送球が絡んで無死二、三塁。ホセ・ラミレスのタイムリー内野安打で1点を返すと、スクーバルの暴投でマルティネスが生還して同点となり、1死三塁からガブリエル・アリアスの内野ゴロの間にラミレスが勝ち越しのホームを踏んだ。
七回にはタイガースのリリーフ陣を攻め、2死二、三塁からダニエル・シュニーマンのタイムリーで貴重な2点を追加。先発のウィリアムスは6回4安打2失点、12三振の力投を見せ、3人のリリーフ陣が合計7三振を奪ってリードを守り抜いた。
なお、ガーディアンズのデービッド・フライは六回にバントを試みた際、ファウルボールが顔面を直撃。スクーバルのフォーシームは99.1マイル(約159.5キロ)を計測していた。フライは担架で運ばれ、代打を送られて交代。病院で精密検査を受けている。
2025.9.24 10:52 Wednesday
パドレス・ボガーツが戦列復帰 PS開幕が迫る中、打線はベストメンバーに
ザンダー・ボガーツが復帰し、パドレス打線はほぼベストメンバーが揃った。打線が健康を取り戻すには最高のタイミングと言えるだろう。
23日(日本時間24日)、パドレスは左足の骨折で4週間の離脱を強いられたボガーツを10日間の負傷者リストから復帰させた。本拠地ペトコパークで行われるブルワーズ戦に「2番・遊撃」でスタメン出場する予定だ。
ボガーツは「予定よりも少し早く復帰して、メジャーリーグの試合に出場できるのは嬉しい。ポストシーズンを迎える前に数試合だけでもプレーできるのは本当にナイスだ」と話している。
23日(同24日)の時点でパドレスの攻撃陣が「完全体」になったわけではない。延長11回の末にサヨナラ勝ちでポストシーズン進出を決めた翌日ということもあり、複数のレギュラー選手が休養を与えられた。また、フェルナンド・タティスJr.は体調不良で欠場しており、24日(同25日)も出場を見送る可能性がある。
しかし、肝心なのは、不測の事態がない限り、パドレスは30日(日本時間10月1日)にナショナル・リーグのワイルドカード・シリーズが開幕するときには、攻撃陣が万全の状態になっている可能性が高いということだ。ちなみに、パドレスはワイルドカード・シリーズでは、敵地リグレーフィールドでカブスとの対戦が濃厚となっている。
ボガーツの復帰は、打線に関して「いい疑問」を投げかける。まずはポジションの問題だ。マイク・シルト監督は、ボガーツをフルタイムの遊撃手として起用する方針を明言しており、ジェイク・クロネンワースは遊撃から二塁、ルイス・アライズは二塁から一塁(もしくはDH)に戻ることになるだろう。
これにより、パドレスはスタメンの1枠にギャビン・シーツとライアン・オハーンのどちらを入れるかを選択することになる。つまり、シーツとオハーンのどちらかは重要な局面で起用できる代打要員となる。これもパドレスにとっては嬉しい悩みと言えそうだ。
打順については、パドレス打線のベストメンバーが揃った場合、ボガーツは7番に入る可能性が高いとみられる。なお、ボガーツは負傷の影響を軽減するために、シューズにはインソールを挿入し、打席ではフットガードも装着する。ボガーツが8月下旬に負傷者リスト入りしたのは、敵地T-モバイルパークでのマリナーズ戦で左足に自打球を当てたことが原因だった。
ボガーツは今季ここまで、打率.262、10本塁打、49打点、20盗塁、出塁率.330、OPS.717を記録。キャリア平均を下回る数字だが、非常に低調なスタートを切ったあと、6月以降は調子を上げていた。また、守備面ではシーズンを通して素晴らしい活躍を見せており、守備指標のOAAでは+7を記録している。
今後のボガーツの出場スケジュールは未定だ。ボガーツの状態次第ということになるかもしれない。しかし、ボガーツ自身はレギュラーシーズン残り5試合の時点で復帰することで、ポストシーズンに向けて十分な準備期間が得られると確信している。
「最も重要なのは、体調がいい状態を維持することだ。そして、チームとしても勢いをキープしていきたいね」とボガーツは語った。
2025.9.24 09:00 Wednesday
パドレス延長11回サヨナラ勝ち 直近6年間で4度目のポストシーズン進出
【パドレス5-4ブルワーズ】サンディエゴ/ペトコパーク、9月22日(日本時間23日)
パドレスが劇的なサヨナラ勝ちでポストシーズン進出を決めた。10月の大舞台に進むのは直近6年間で4度目。球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指し、再びポストシーズンの戦いに臨む。
パドレスは本拠地ペトコパークで強豪ブルワーズを相手に、延長11回の熱戦の末に5-4でサヨナラ勝ち。2年連続のポストシーズン進出が決定した。これは決して小さな偉業ではない。パドレスが2年連続でポストシーズンに進出するのは2005~06年に続いて球団史上2度目だ。
「パドレスの歴史における最高の時代が始まったばかりだと思う」とマイク・シルト監督は語った。
その監督の言葉には説得力がある。パドレスは直近6年間で4度目となるポストシーズン進出。つまり、5年以上にわたってナショナル・リーグの優勝候補として君臨し、リーグを代表する強豪チームとしての地位を固めてきたのだ。そして、パドレスは次のステップを目指している。もちろんそれは球団史上初となるワールドシリーズ制覇である。
パドレスは初回に先制したあと、1-3とリードを許したものの、五回にホセ・イグレシアスの2号ソロで1点差とし、七回にはルイス・アライズが同点タイムリー。10回に1点ずつを取り合ったあと、11回のブルワーズの攻撃を無得点に抑え、最後は1死三塁からフレディ・フェルミンのタイムリーで歓喜の瞬間を迎えた。
これにより、ナ・リーグはポストシーズン出場6チーム中5チームが決定。最後の1枠をレッズ、メッツ、ダイヤモンドバックスなどが激しく争っている。
2025.9.23 14:29 Tuesday
ナショナルズ大敗で93敗目 小笠原は2回1/3を無失点に抑える好リリーフ
【ブレーブス11-5ナショナルズ】アトランタ/トゥルイストパーク、9月22日(日本時間23日)
ナショナルズの小笠原慎之介は敵地でのブレーブス戦に6点ビハインドの六回途中から6番手として登板。2死一、二塁のピンチを切り抜けると、試合の最後まで投げ抜き、2回1/3を1安打無失点に抑える好投を見せた(防御率6.94)。小笠原の好リリーフもむなしく、チームは5-11で大敗。すでに過去2年の91敗を上回っており、今季93敗目となった。
大敗を喫したナショナルズは、先発のマッケンジー・ゴアが誤算だった。ナシム・ヌニェスの4号先頭打者アーチで先制してもらったにもかかわらず、初回にロナルド・アクーニャJr.に19号同点ソロを被弾。二回にマイケル・ハリス2世のタイムリー二塁打で勝ち越しを許すると、三回には四球とヒットで無死一、二塁のピンチを招き、わずか2回0/3で降板した。
2番手のジャクソン・ラトレッジはブレーブス打線の勢いを止められず、無死満塁からの3連打で4失点。3番手のコナー・ピルキントンも2死満塁からアクーニャJr.に押し出し四球を与え、この回は一挙5失点となった。
四回にディラン・クルーズが10号ソロを放ち、五回にはアンドレス・チャパロの満塁走者一掃の一打で3点差まで追い上げたナショナルズだったが、5番手のPJ・ポーリンが六回に3失点。5-11と6点ビハインドになり、6番手の小笠原がマウンドに上がった。
小笠原は83.8マイル(約134.9キロ)のシンカーでキム・ハソンをショートへのファウルフライに打ち取り、2死一、二塁のピンチを脱出。七回は先頭のドレイク・ボールドウィンから低めのシンカーで空振り三振を奪い、続くマーセル・オズナにはヒットを許したものの、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。
八回も続投し、ブレーブスの上位打線、1番ジュリクソン・プロファー、2番マット・オルソン、3番アクーニャJr.を11球で三者凡退に抑える好投。最終的には2回1/3(29球)を投げ、1安打無失点、1三振、無四球という内容だった。
前回登板、17日(同18日)のブレーブス戦では1回5安打3失点と打ち込まれたが、見事にリベンジ成功。レギュラーシーズンは残り5試合。メジャー1年目をいい形で終えることができるか、残り試合のピッチングにも注目だ。
2025.9.23 11:52 Tuesday