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ヘルスリー絶不調の原因は「クセ」か 腕の位置で球種が露見
メッツにトレードデッドラインで加入したリリーフ右腕ライアン・ヘルスリーは、移籍してから防御率10.38と絶不調に陥っている。その不調の原因と球団が考えているのが、投球モーションなどから投げる球種が露見している「クセ」の問題だ。ヘルスリーは「クセ」を直すために取り組んでいる。
8月にヘルスリーが加入してから、球団はヘルスリーに投球時の「クセ」があり、球種が打者に露見していることを確信した。同点2ランを被弾した26日(日本時間27日)のフィリーズ戦では、カルロス・メンドーサ監督が語るように「直球に対して本当に良い反応、スライダーに対して良い見極め」をした打者が何人もいた。
メンドーサ監督は「相手打線があんなに心地良く打席に立っているのは何かが起こっているからだ。それを解明しなければならない」と語った。メッツのコーチ陣は、ヘルスリーの問題がセットに入るときの小さな動きにあると特定。直球を投げるか、スライダーを投げるかで腕の位置が変わっており、打者はどちらの球種が来るのか投げる前に分かっている可能性がある。
ヘルスリー本人は「メッツに来てからずっと打たれ続けているけど、投げている球自体は良いと思う」と、コンディションに問題がないことを強調。自身に「クセ」があることを認め、「これまで対戦してきたのは主に優勝を狙っているチームだし、最近のチームにはクセ盗みに特化した人間がいるんだ。僕のクセはかなり目立つし、明白だと思う」と語った。
ヘルスリーはキャッチボール中に「クセ」を直すトレーニングをしている。マウンド上で腕の位置を気にすることがないように、体にクセを抜いたモーションを覚えさせるつもりだ。「100マイルの直球でも、打者がそれを来るとわかっていたら同じように機能しないからね」と、ヘルスリーは愚直に取り組んでいる。
実はヘルスリーは古巣カージナルス時代にもクセの問題に悩まされることはあった。しかし、その問題は今より深刻ではなく、その間に素晴らしい実績を積み上げた。特に昨季は防御率2.04、49セーブでトレバー・ホフマン賞を受賞し、メジャー屈指のクローザーとしての地位を確立したばかりだった。
「本当にイライラするよ。最初の3試合はすごく調子が良かったんだ。でも、最後の数試合はそこまで良くなかった。特にトレードされて、今まで自分が見せてきたものとは正反対のプレーをしていると思うと、本当にイライラする。でも、自分にはそれができるって分かってる。キャリアの中で何度もやってきた。そういう投手になろうとしているだけさ」。
メッツは6月から不振に陥っていたが、地区首位フィリーズとの直近の3連戦をスイープ(3連勝)。ゲーム差を4に縮め、復調の狼煙を上げた。ここからポストシーズン進出を固め、さらに逆転で地区優勝を目指すならば、ヘルスリーのような頼れるリリーバーは必要不可欠だ。
2025.8.29 11:58 Friday
カイル・シュワーバーが1試合4本塁打 史上21人目の快挙
【フィリーズ19-4ブレーブス】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、8月28日(日本時間29日)
フィリーズのカイル・シュワーバーが史上21人目の1試合4本塁打を達成した。フィリーズが20安打、19得点で大勝したこの日、シュワーバーは4本塁打、9打点で打線を牽引。45本塁打でナ・リーグ本塁打ランキングトップに並んでいた大谷翔平(ドジャース)を抜き去り、49本塁打でリーグ単独トップに立った。
3点を先制された初回、シュワーバーは反撃の口火を切る46号ソロ。これで勢いづいたフィリーズはこの回5得点で逆転に成功する。
シュワーバーは第2打席はセンターフライに倒れたが、続く第3打席では47号2ラン。そして五回の第4打席では48号3ランを放った。
七回の第5打席も一、二塁のチャンスで迎えると、49号3ランを放って1試合4本塁打を達成。フィリーズの球団史上4人目、そして球界では史上21人目の快挙となった。また、この日記録した9打点もフィリーズの球団新記録を塗り替えた。
今季は1試合4本塁打の記録が既に2回達成されている。ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレスが4月26日(同じくブレーブス戦)、アスレチックスのニック・カーツが7月25日にそれぞれ達成した。1試合4本塁打は完全試合よりレアな記録(4本塁打は21回、完全試合は24回)だが、1シーズンに3回も達成されるのは史上初だという。
シュワーバーは試合前は45本塁打でトップに並んでいた大谷を抜き去り、49本塁打でリーグ単独トップに立った。加えて119打点は両リーグトップであり、二冠王を手中に収めている。本拠地シチズンズ・バンク・パークは「MVP」コールに包まれ、シュワーバーの快挙達成を後押しした。
2025.8.29 11:12 Friday
左腕キラーの活躍でレッドソックスが4連勝 吉田は出場なし
【オリオールズ2-3レッドソックス】ボルティモア/オリオールパーク、8月28日(日本時間29日)
レッドソックスはエースのギャレット・クローシェの好投、そして「左腕キラー」の右打者の活躍もあってオリオールズとの4連戦の最終戦に勝利。オリオールズとの4連戦にスイープ(4連勝)を決め、東地区首位のブルージェイズとの差を3.5に縮めた。なお吉田正尚の出場機会はなかった。
「これはチーム全員の努力の結晶だ。ワンマンショーとかそういう話ではないんだ。全員が貢献している」とアレックス・コーラ監督。勝利の原動力は好投した絶対的エースのクローシェだけではなかった。
負傷者リストから復帰したばかりのロブ・レフスナイダーは勝ち越しの7号ソロを含む2安打と活躍。左斜筋の負傷からマイナーでのリハビリなしで復帰した34歳は「良いリハビリになったよ」と、この活躍について冗談を飛ばした。そして「優秀なアスレティックトレーナーとストレングスコーチが揃っている。彼らは舞台裏で、僕が健康を取り戻し、プレーできるほど気持ちよく、そして強度を上げられるよう、本当に一生懸命に働いてくれたんだ」と、復帰を支えた裏方への賛辞も忘れなかった。
コーラ監督は「試合前に言ったように、ここ数週間、左腕に対して苦戦していた。その原因の一つは、レフスナイダーの不在だった」と、レフスナイダーの存在感について語った。レフスナイダーは「左腕キラー」として知られ、今季も左腕に対して打率.302、出塁率.395、長打率.563を記録している。
そしてレッドソックスが誇るもう一人の「左腕キラー」であるロミー・ゴンザレスも活躍した。ただ、この日のゴンザレスの打棒は、普段のように左腕相手ではなく、右腕相手に発揮された。
この日は右打者のゴンザレスと一塁で出場機会を分け合う左打者のナサニエル・ロウが不在(産休リスト)。そのため、ゴンザレスは左投げの先発投手が降板した後も交代せずに出場し続けた。そして八回、オリオールズのリリーフ右腕ガルシアから決勝タイムリーを放ち、チームを勝利に導いた。
そしてエースのクローシェも素晴らしい投球を見せた。リーグ単独トップとなる15勝目は逃したが、6回を投げて2失点、7三振、無四球と好投。これでも今季のクローシェの基準からすれば快投ではなかったが、トレバー・ストーリーらバックの好守もあって試合を作った。
クローシェ降板後のブルペン陣も好投。リードはわずか1点だったが、守護神アロルディス・チャップマンを休養させ、スティーブン・マッツが難なく代役をこなした。
2025.8.29 09:58 Friday
カブス12失点でジャイアンツに連敗 鈴木は2打数ノーヒット2四球
【ジャイアンツ12-3カブス】サンフランシスコ/オラクルパーク、8月27日(日本時間28日)
カブスの鈴木誠也は敵地でのジャイアンツ戦に「3番・DH」でスタメン出場。2つの四球を選んだが、2打数ノーヒットに終わり、連続試合安打が3でストップした。今季の打撃成績は打率.243、出塁率.320、OPS.796となっている。チームは3-12で大敗。最終戦を残し、ジャイアンツ3連戦の負け越しが決まった。
初回のチャンスを生かせなかったカブスは、先発のコリン・レイがラファエル・デバースに26号先制ソロを被弾。直後の二回にニコ・ホーナーが5号逆転3ランを放ち、リードを奪ったものの、援護をもらったレイが踏ん張れなかった。
三回、レイは四球とヒットで無死一、二塁のピンチを招き、デバースにタイムリー二塁打を浴びて1点差に。さらに無死二、三塁からウィリー・アダメスとドミニク・スミスに2者連続で犠牲フライを打たれ、逆転を許した。
味方打線が1死満塁のチャンスを潰した直後の五回にはマット・チャップマンとケーシー・シュミットに連続タイムリーを浴び、さらに3失点。5イニングを投げ切れず、4回2/3を8安打7失点(自責点6)、2三振、2四球という内容でマウンドを降りた。
カブス打線は六回以降、ヒットを1本も打つことができず、六回には2番手のテイラー・ロジャースがデバースに27号3ランを被弾。七回にチャップマンの通算200本塁打達成となる18号ソロでリードを広げられると、八回にはエリオット・ラモスにも16号ソロを浴び、3-12で大敗を喫した。
スイープ負けの回避がかかる最終戦は今永昇太が先発予定。難敵ローガン・ウェブとの投げ合いになるが、チームを救う好投を見せられるか注目だ。
2025.8.28 13:28 Thursday
オリオールズ シーズン最後の1カ月は6人制ローテーションを採用へ
9月に入ると、オリオールズ先発陣の起用法が変わる。オリオールズは2025年シーズンの残りを6人制の先発ローテーションで戦うことを選択した。
27日(日本時間28日)、オリオールズのトニー・マンソリーノ監督代行は本拠地でのレッドソックス戦の試合前、シーズン最後の1カ月を6人制の先発ローテーションで戦う方針を明かした。マイナーでのリハビリ登板を終えた右腕タイラー・ウェルズの復帰が迫っており、先発の頭数が十分に揃ったからだ。
オリオールズは26日(同27日)のレッドソックス戦でカイル・ブラディッシュが復帰。トミー・ジョン手術後の初登板でクオリティスタートを達成し、10三振を奪う好投を見せた。
ディーン・クレーマーと菅野智之の両右腕、トレバー・ロジャースとケイド・ポビッチの両左腕にブラディッシュとウェルズが加わり、6人制の先発ローテーションを形成。全員が健康であれば、シーズン終了まで、この6人がローテーションを回していくことになる。
マンソリーノ監督は「今季の残り試合で、通常の休息(=中4日)で登板する投手は1人もいないと思う」と語った。
オリオールズの今回の決断には、いくつかの理由がある。ポストシーズン進出の可能性はかなり低いため、2026年シーズンを見据えた育成と準備に取りかかっているのだ。
ブラディッシュとウェルズは大きな手術から復帰したばかり
オリオールズはポストシーズン進出の可能性が低いため、選手たちに無理をさせる必要はない。ブラディッシュとウェルズは来季の主力投手として期待されており、手術明けの両投手を中5日以上の間隔で登板させるのは理にかなっている。
復帰戦でのブラディッシュのピッチング、そして登板後の状態もマンソリーノ監督代行を安心させた。指揮官は「彼のリハビリは正式に終了した。もうリハビリは必要ない。彼はメジャーリーグの先発投手だ」とブラディッシュの完全復活を宣言している。
ウェルズは9月1日(同2日)から始まるパドレス3連戦で復帰する予定。9月に入るとアクティブロースターが26人から28人に拡大されるため、先発投手を1人増やす余裕が生まれる。ウェルズは2023年に7勝6敗1セーブ、防御率3.64と堅実な活躍を見せており、ブラディッシュとともに復活が期待されている。
クレーマーと菅野にとって長い1年
負傷者が続出した今季のオリオールズにおいて、クレーマーと菅野は先発ローテーションを守ってきた。2人ともすでに多くのイニングを投げている。
クレーマーは今季ここまで152回1/3を投げ、キャリアハイ(2023年の172回2/3)に迫っている。昨季は負傷離脱があったため、129回2/3しか投げておらず、昨季との比較では大幅なイニング増加となっている。
メジャー1年目の菅野は25先発で137回1/3を投げ、10勝6敗、防御率4.06を記録。35歳の菅野が160イニング以上を投げたのは投手三冠に輝いた2018年が最後であり、オリオールズには菅野に休息を与えたいという思惑もある。
マンソリーノ監督代行は「(負傷者が戻ってきたことで)ディーンとトモに1日分の余裕を与えることができる。いいことだ」と語っている。
ブランドン・ヤングはどうなるのか
今季12試合に先発したヤングは左ハムストリングを痛めて22日(同23日)に負傷者リスト入り。27日(同28日)には60日間の負傷者リストに移行したことが発表され、正式にシーズン終了となった。
ウェルズの準備がまだ整っていなかったため、オリオールズは27日(同28日)のレッドソックス戦をブルペンゲームで乗り切った。
ヤングのデビューイヤーは浮き沈みの激しいものとなったが、7月8日のメッツ戦ではイマキュレートイニング(=9球で3者連続3球三振)を達成。7月29日のブルージェイズ戦では完全試合に迫る快投を見せ、待望のメジャー初勝利を手にした。
12度の先発登板で1勝7敗、防御率6.24を記録したヤングは「タフな1年だった。いい点よりも悪い点ばかり見てしまうけれど、冷静に振り返る必要があると思う。いい点もあったし、悪い点もあった。メジャー1年目で多くのことを学ぶことができたから、来季またマウンドに立つのを楽しみにしているよ」と語った。
2025.8.28 12:37 Thursday
パイレーツの有望株チャンドラーが4回無失点の好投でメジャー初勝利
【カージナルス1-2パイレーツ】セントルイス/ブッシュスタジアム、8月27日(日本時間28日)
パイレーツの有望株ババ・チャンドラーは22日(同23日)の華々しいデビュー戦で数多くの「初」を記録したが、おそらく最大の「初」をまだ達成していなかった。メジャー初勝利だ。
そして、中4日で登板したメジャー2度目のマウンドで記念すべき初勝利を手に入れた。
22歳のチャンドラーは2021年ドラフト3巡目指名でプロ入り。着実にマイナーの階段を上り、現在は「球界最高の投手プロスペクト」という評価を得ている。敵地でのカージナルス4連戦の3戦目、チャンドラーは四回から2番手としてマウンドに上がり、メジャー初勝利を挙げた。
チャンドラーは初セーブを挙げたデビュー戦と同様に、リリーフで4イニングを無失点に抑えた。3つの三振を奪い、与えた四球は1つだけ。ヒットも1本しか許さない圧巻のピッチングだった。
球数は前回登板の40球から53球に増加。自慢のファストボールは100マイル以上を7度計測し、カージナルス打線から8つの空振りを奪った。
パイレーツは先発のカルメン・マジンスキーが3回3安打1失点で降板。チャンドラーは四回をわずか9球で三者凡退に抑えたあと、五回は1死一、二塁のピンチを背負ったが、イバン・ヘレーラとアレック・バーレソンを打ち取り、無失点で切り抜けた。
六回と七回は安定したピッチングを見せ、許した走者は死球による1人だけ。最後はラーズ・ヌートバーをセンターライナーに打ち取り、4イニングを投げ抜いた。
八回は3番手のアイザック・マットソンが三者凡退に抑える好投。1点リードの最終回はデニス・サンタナが締めくくり、10セーブ目を挙げた。
パイレーツ打線は1点ビハインドの六回に一塁ウィルソン・コントレラスのエラーなどで無死満塁の大チャンスに。ブライアン・レイノルズが凡退したあと、トミー・ファムが逆転の2点タイムリーを放ち、チャンドラーに勝ち投手の権利をプレゼントした。
2025.8.28 11:35 Thursday
レッドソックス3連勝 1点ビハインドの九回にラファエラが逆転2ラン
【オリオールズ2-3レッドソックス】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、8月27日(日本時間28日)
レッドソックスの吉田正尚は敵地でのオリオールズ戦に「7番・DH」でスタメン出場したが、セカンドゴロ2つとサードフライで3打数ノーヒット。今季の打撃成績は打率.226、出塁率.276、OPS.616となり、九回の第4打席では代打を送られた。チームは九回にセダン・ラファエラの逆転弾が飛び出し、3-2で勝利。4連戦の初戦から3連勝となった。
レッドソックスの左中間をカバーするジャレン・デュランとラファエラはともに身体能力が非常に高い選手だ。ところが、七回2死一塁からオリオールズのディラン・カールソンが放った左中間への大飛球をまさかの「お見合い」。3アウト目になるはずの打球がタイムリー二塁打となり、オリオールズに勝ち越し点を献上してしまった。
しかし、デュランとラファエラには挽回のチャンスがやってきた。1点ビハインドのまま迎えた九回、先頭打者のデュランがレフトへのヒットで出塁すると、続くラファエラは左中間への15号2ラン。敗戦の危機から一転、チームを3-2の逆転勝利に導いた。
レッドソックス先発のブライアン・ベヨは七回途中まで94球を投げ、5安打2失点(自責点1)、6三振、1四球と安定したピッチング。勝ち投手になることはできなかったが、しっかりと先発の役割を果たした。
レッドソックスは敵地でのヤンキース、オリオールズとの同地区対決8連戦の7戦目を終え、ここまで6勝1敗。オリオールズ4連戦の最終戦にはエース左腕のギャレット・クローシェが先発し、スイープを狙う。
2025.8.28 10:36 Thursday
ヤンキースが打線爆発で大勝 三回にジャッジ41号など一挙9得点
【ヤンキース11-2ナショナルズ】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、8月27日(日本時間28日)
ヤンキースは本拠地でのナショナルズ戦に11-2で大勝。三回に打者15人を送り込む猛攻を見せ、41分間にわたる攻撃で一挙9得点のビッグイニングを作った。ナショナルズ3連戦をスイープし、レッドソックス4連戦の最終戦から4連勝。アーロン・ブーン監督は「素晴らしかった。見事な攻撃だった」と6本塁打を含む13安打11得点を記録した打線を称えた。
初回にトレント・グリシャムの26号先頭打者アーチで先制したヤンキースは三回、ナショナルズ先発のケイド・カバリに襲いかかった。先頭のベン・ライスがライトへのヒットで出塁すると、続くアーロン・ジャッジが41号2ラン。コディ・ベリンジャーも25号ソロで続き、4-0とリードを広げた。
ヤンキース打線の勢いは止まらず、ジャズ・チザムJr.が四球と盗塁でチャンスを作ると、ジェイソン・ドミンゲスがライトへのタイムリー二塁打を放って追加点。アンソニー・ボルピーがセカンドライナーに倒れたあと、オースティン・ウェルズが打撃妨害で出塁し、ライアン・マクマーンの18号3ランでカバリをノックアウトした。
ナショナルズの2番手は小笠原慎之介。ヤンキースはグリシャムが見逃し三振に倒れたものの、ライスが甘く入ったスライダーを仕留め、ライトスタンドに22号ソロを叩き込んだ。そのあと、ジャッジのヒットと連続四球で2死満塁となり、ドミンゲスのタイムリー内野安打で2ケタ得点に到達。ボルピーが空振り三振に倒れて3アウトとなったが、41分間の猛攻で一挙9点を奪い、試合序盤で勝利を決定づけた。
ジャッジはこの回の攻撃について「全員が上手く噛み合った。必要以上のことをせず、みんながいい打席を送ろうとした結果だよ。次から次へといい打席があった。僕のあとにベリンジャーがホームランを打ったし、みんながバトンをつなごうと頑張っていた」と振り返った。
ヤンキースが1イニングに4本塁打を放ったのは今季3度目。1イニング4本塁打を同一シーズンに3度達成するのはMLB史上初の快挙となった。
小笠原は四回も続投したが、先頭のオースティン・ウェルズに18号ソロを被弾。1回2/3を投げて4安打3失点、3三振、2四球と精彩を欠き、今季の防御率は5.87に悪化した。
なお、ナショナルズは一挙9失点を喫した三回にカバリと小笠原が合計77球を投じ、少なくとも2000年以降では2番目に多い球数に。これを上回るのは2003年6月27日のレッドソックス戦で初回に91球を投じたマーリンズだけである。
ヤンキース先発のマックス・フリードは41分間の猛攻を待たなければならなかったが、7回4安打1失点の好投で14勝目。「(味方の長い攻撃を待たないといけないのは)いい問題だよ。1-0が10-0になったんだからね。もっと悪い状況だってあるんだから」と笑った。
今回の3連戦では合計26得点/8失点とナショナルズを投打に圧倒。28日(同29日)からは敵地でのホワイトソックス4連戦がスタートし、ここでも打線爆発が期待される。
2025.8.28 09:57 Thursday
パドレス反撃及ばずカード負け越し ダルビッシュ4回4失点で4敗目
【マリナーズ4-3パドレス】シアトル/T-モバイルパーク、8月27日(日本時間28日)
パドレスのダルビッシュ有は敵地でのマリナーズ戦に先発。ピンチの場面で痛恨の一発を浴び、4回69球を投げて4安打4失点、3三振、1四球という内容で4敗目を喫した。パドレスは反撃及ばず、マリナーズ3連戦を1勝2敗の負け越しで終了。トレード期限後は好調を維持していたが、8月に入って2度目のカード負け越しとなった。
前回登板のドジャース戦ではアレックス・フリーランドのソロ本塁打による1点のみに抑え、6回1安打1失点と見事なピッチングを披露したダルビッシュ。しかし、中4日のマウンドでは要所で制球が甘くなり、手痛い一発を浴びることになった。
初回は16球で三者凡退に抑える上々の立ち上がり。二回にエウヘニオ・スアレスのヒットと盗塁でピンチを背負い、ルーク・レイリーに先制のタイムリー二塁打を浴びたが、三回は12球で三者凡退に仕留めるなど、序盤のピッチングは決して悪くなかった。
状況が一変したのは四回。先頭のフリオ・ロドリゲスにヒットを許すと、二塁への盗塁に捕手フレディ・フェルミンの悪送球が絡んで無死三塁のピンチに。ジョシュ・ネイラーに対しては制球が定まらず、四球を与えて無死一、三塁となった。
ここで打席には先制点のきっかけとなるヒットを浴びたスアレス。今季41本塁打を放っている長距離砲への初球、90.9マイル(約146キロ)のカットボールが真ん中付近に甘く入り、左中間フェンスの向こう側へ運ばれた。
後続3人を抑え、4イニングを投げ切ったものの、4回4安打4失点で降板。先発の役割を果たすことができたとは言えないマウンドだった。
パドレスは六回に反撃し、ギャビン・シーツのタイムリーなどで2点を返して2点差に。マリナーズ先発のブライアン・ウーは六回途中で降板したため、開幕から継続していた6イニング以上の先発登板が「25試合連続」でストップした。
七回2死一、三塁のピンチでは松井裕樹がマウンドへ。強打者ネイラーをキャッチャーゴロに打ち取ると、続く八回もマウンドに上がり、合計1回1/3を無安打無失点に抑える好リリーフを見せた。
九回、パドレスは2死二塁からフェルナンド・タティスJr.がタイムリー二塁打を放ち、1点差に。タティスJr.が三塁への盗塁を決め、マリナーズの守護神アンドレス・ムニョスにプレッシャーを与えたが、最後はラモン・ローレアーノがサードゴロに打ち取られ、反撃及ばず3-4で敗れた。
パドレスは15日(同16日)に始まった13連戦を6勝7敗で終了。オフを1日挟み、29日(同30日)からは敵地でのツインズ3連戦がスタートする。
2025.8.28 09:00 Thursday
パドレス執念の逆転勝ち 9番打者フェルミンのスクイズが決勝点に
【マリナーズ6-7パドレス】シアトル/T-モバイルパーク、8月26日(日本時間27日)
1カ月前のパドレスだったら、今日の試合には勝てていなかったかもしれない。
AJ・プレラーGMがトレード・デッドラインで大きく動いてから約4週間が経過した。トレード期限最終日の7月31日(同8月1日)、プレラーGMは22人の選手が絡む5件のトレードを敢行。その積極的な補強がサンディエゴに大きな変化をもたらしている。
敵地でのマリナーズ3連戦の2戦目、パドレスは7-6で逆転勝利を収めた。打撃好調のラモン・ローレアーノは満塁弾と二塁打を放ち、ライアン・オハーンもマルチ安打を記録。9番打者のフレディ・フェルミンはヒットを放っただけでなく、決勝点となるスクイズを決めた。七回に登板したメイソン・ミラーはマリナーズの上位打線を相手にピンチを招きながらも無失点。この4人は1カ月前、パドレスの選手ではなかったのだ。
トレードで加入した選手たちが実力を改めて証明したパドレス。新戦力の加入で打線は格段に層が厚くなり、もともと強力だったブルペンはミラーが加わったことでさらに戦力アップした。
パドレスは初回にローレアーノの21号グランドスラムなどで一挙5点を先制。五回にランディ・アロザレーナの25号3ランとエウヘニオ・スアレスの41号3ランで逆転を許したが、直後の六回にローレアーノの二塁打などでチャンスを作り、ジェイク・クロネンワースのタイムリーとフェルミンの見事なスクイズですぐさまリードを奪い返した。
逆転後は強力ブルペンの出番。エイドリアン・モレホン、ミラー、ジェレマイア・エストラーダ、ロベルト・スアレスの4人が無失点リレーで1点のリードを守り抜き、首位ドジャースとの1ゲーム差をキープした。
2025.8.27 14:03 Wednesday