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ロイヤルズのオールスター左腕ブービッチに複数の球団が関心を示す
今オフ、トレードで獲得可能なエース候補が不足することはないだろう。フレディ・ペラルタ(ブルワーズ)、ジョー・ライアン(ツインズ)、タリック・スクーバル(タイガース)といった好投手たちのトレードの噂がすでに飛び交っている。しかし、トレードによるエース獲得は巨額の投資を必要としない一方、若手有望株を含む大きな出血が必要となる可能性が高い。
若手有望株を放出したくない、あるいは他球団が欲しがりそうな若手有望株がいないチームには、別の選択肢があるかもしれない。米メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモンによると、ロイヤルズの左腕クリス・ブービッチが今オフ中にトレードで放出される可能性があり、すでに複数の球団が関心を示しているという。
28歳のブービッチはメジャー6年目の今季、20試合に先発して116回1/3を投げ、8勝7敗、防御率2.55、116三振という自己最高の成績をマーク。前半戦の活躍が認められ、オールスター初選出を果たした。ところが、7月下旬に左回旋筋腱板を痛め、早々にシーズン終了。トミー・ジョン手術で2023年と2024年の大部分を欠場した左腕は、今季もシーズンを完走することができなかった。しかし、ケガの懸念があるとはいえ、華々しい復活劇で他球団の幹部からの関心を集めるようになり、高い潜在能力を持つエース候補として、複数の球団から関心を寄せられているようだ。
もちろん、ロイヤルズがブービッチの放出に応じるという保証はない。2024年以来のポストシーズン復帰を目指すロイヤルズは、先発投手をトレードで放出することによって何を得られるか、トレードのメリットとデメリットを慎重に検討することになるだろう。なお、サモンによると、ロイヤルズのほかの先発投手(コール・レイガンズ、マイケル・ワカ、セス・ルーゴ)がトレードされる可能性はブービッチ放出の可能性よりも低いという。
打線強化(特に外野手)が長年の課題となっているロイヤルズ。フリーエージェント(FA)まで残り1年となったブービッチをトレードの駒として、打線のアップグレードに動く可能性はありそうだ。
2025.11.15 11:24 Saturday
ホフマン賞を受賞したディアス メッツ残留の可能性は「五分五分」と発言
エドウィン・ディアスが前回フリーエージェント(FA)となったのは2022年シーズン終了後で、そのときはメッツがすぐに再契約に動いた。ワールドシリーズ終了のわずか4日後、メッツはディアスと救援投手史上最高額となる5年1億200万ドル(約153億円)の大型契約を締結。しかし、今回は両者が合意に向けて急いでいるようには見えない。
ディアスは今月上旬、オプトアウトの権利を行使してメッツとの契約(残り2年)を破棄し、FAとなった。13日(日本時間14日)にはラスベガスで行われた「MLBアワード」に出席し、代理人がメッツとの新しい契約に向けて交渉を行っていることを明言。しかし、メッツと再契約を結ぶ可能性については「五分五分」と語り、慎重な姿勢を崩さなかった。
ディアスをめぐる市場はすでに形成されつつある。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、ディアスの代理人はゼネラルマネージャー(GM)会議でブルージェイズと面談を行ったようだ。
ブルージェイズは今季新加入のジェフ・ホフマンが不安定なパフォーマンスに終始したため、クローザーのアップグレードを狙っている可能性がある。3年3300万ドル(約49億5000万円)で加入したホフマンは移籍1年目の今季68イニングで15本塁打を浴び、防御率4.37に終わった。ポストシーズンでは本来の姿を取り戻したが、ワールドシリーズ第7戦では優勝まであと2アウトに迫った場面でミゲル・ロハスに同点アーチを被弾。痛恨のセーブ失敗を喫し、ブルージェイズは延長戦の末に敗れた。
今オフのFA市場には有力なクローザーが多数おり、ロベルト・スアレス、デビン・ウィリアムス、ライセル・イグレシアス、ライアン・ヘルズリー、ピート・フェアバンクス、ケンリー・ジャンセンらも市場に出ている。しかし、その中で一番の大物がディアスであることは間違いない。
13日(同14日)、ディアスはナショナル・リーグの最優秀救援投手に与えられるトレバー・ホフマン賞を受賞(3年ぶり2度目、ほかにアメリカン・リーグのマリアーノ・リベラ賞を1度受賞)。今季は66回1/3を投げて98三振を奪い、28セーブ、防御率1.63の好成績をマークした。
2025.11.15 10:19 Saturday
トレード市場で注目の野手は? オリオールズ・ラッチマンらが関心を集める
MLBはオフシーズンに突入し、各球団が獲得を希望する選手に対してトレードの問い合わせを行っている。米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデンによると、トレード市場では複数の野手が注目を集めており、その中にはオリオールズのオールスター捕手、アドリー・ラッチマンも含まれているという。
ラッチマンは2023年と2024年にオールスター選出を果たしたスター捕手。しかし、2024年シーズンの後半戦から成績が急激に落ち込み、今季は両脇腹のケガに悩まされるなど、365打席で自己ワーストのOPS.673に終わった。オリオールズにとってラッチマンは不動の正捕手だったが、8月に有望株捕手のサミュエル・バサヨがメジャー昇格を果たし、8年契約を結んだため、ラッチマンのトレードの可能性がさかんに取り沙汰されるようになった。
しかし、オリオールズのマイク・エライアス編成本部長は9月29日(日本時間30日)に行ったシーズン終了後の記者会見において、フリーエージェント(FA)までの保有期間があと2年残っているラッチマンをトレードで放出する可能性を明確に否定した。
ボーデンによると、ラッチマンのほかには、ジャレン・デュラン(レッドソックス)、スティーブン・クワン(ガーディアンズ)、ノーラン・アレナド、ソニー・グレイ、ウィルソン・コントレラス(いずれもカージナルス)らがトレード交渉の対象になっているという。カージナルスの3選手はいずれもトレード拒否権を持っているが、状況次第ではトレードに応じる可能性がある。また、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシは11日(同12日)、カージナルスがアレナド、グレイ、ブレンダン・ドノバン、アレック・バーレソンのトレードを前向きに検討していることを報じた。
デュランはFAまでの保有期間があと3年残っているが、レッドソックスには質の高い外野手が揃っているため、トレードの噂が絶えない。ボーデンはレッドソックスについて「適切な一塁手、三塁手、または先発投手とのトレードであれば、デュラン放出に応じる可能性がある」と伝えている。また、ボーデンによると、ガーディアンズはクワン放出の対価として「クワンよりも長打力があり、センターを守ることができる選手」を求めているという。クワンはメジャーデビューから4年連続でゴールドグラブ賞を受賞。FAまでの保有期間はあと2年となっている。
2025.11.15 09:32 Saturday
注目のタッカー争奪戦 ア・リーグ王者ブルージェイズが有力候補か
ラスベガスで行われたゼネラルマネージャー(GM)会議は13日(日本時間14日)に終了した。大型移籍は成立しなかったが、MLB.comのマーク・フェインサンドによると、カブスからフリーエージェント(FA)となったカイル・タッカーの獲得に最も強い関心を示しているチームとして、今季のアメリカン・リーグ王者、ブルージェイズの名前が何度も挙がっていたという。
フェインサンドは13日(同14日)、MLBネットワークの番組「MLBトゥナイト」に出演した際、以下のように語った。
「今週はずっと同じチームの名前が挙がっていた。ヤンキース、フィリーズ、そしてドジャース。しかし、タッカーに関連して、ほかのどのチームよりも多く名前を聞いたのはブルージェイズだった。ブルージェイズは今季ワールドシリーズ進出を果たし、とても勢いに乗っているチームだ。タッカー争奪戦において、ブルージェイズが有力候補の1つであることは間違いないと思う」
MLBネットワークのジョン・ヘイマンもフェインサンドの見解に同意。今オフのFA市場の目玉であるタッカーの争奪戦に「ブルージェイズは間違いなく参戦するだろう」と語った。一方、タッカー獲得を狙うチームにとって、大きな脅威とならない可能性が高いチームが1つある。それはタッカーが今季在籍したカブスだ。フェインサンドはタッカーがカブスと再契約を結ぶ可能性について「おそらくないだろう」としている。
28歳のタッカーはカブスに移籍した今季、136試合に出場して打率.266、22本塁打、73打点、25盗塁、出塁率.377、OPS.841をマークし、2年ぶり2度目のシルバースラッガー賞を受賞。2022年から4年連続でオールスターに選出されているほか、2022年にはゴールドグラブ賞の受賞経験もあり、2023年には自己最多の112打点をマークして打点王のタイトルを獲得した。走攻守すべてハイレベルなスター外野手として、FA市場で大きな注目を集めている。
2025.11.15 08:53 Saturday
パドレスからFAとなった右腕キング ヤンキース復帰の可能性も
米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデンが報じたところによると、パドレスからフリーエージェント(FA)となった先発右腕マイケル・キングのヤンキース復帰は「現実的な可能性がある」という。しかし、ヤンキースはキング獲得をめぐり、他球団との競争に直面することになるだろう。同メディアのサハデブ・シャルマとパトリック・ムーニーは、カブスがキングに「注目している」ことを報じている。
キングは2019年にメジャーデビューし、主にリリーフを務めながら5シーズンをヤンキースで過ごした。2022~23年には合計83試合(うち9先発)に登板し、防御率2.60と安定した成績をマーク。2023年12月にフアン・ソトを含む大型トレードでパドレスへ移籍し、フルタイムの先発投手に転向した。移籍1年目の活躍は素晴らしく、173回2/3を投げて防御率2.95、201三振の好成績。ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞投票で7位にランクインした。
今季は右肩や左膝のケガがあり、前年の半分以下となる73回1/3しか投げられなかった。しかし、30歳の右腕は今オフのFA市場において、トップクラスの先発投手の1人として高く評価されている。パドレスはキングに対してクオリファイングオファー(年俸2202万5000ドル=約33億円の1年契約)を提示しているが、キングは18日(日本時間19日)の返答期限までにクオリファイングオファーを拒否する可能性が高いとみられており、その後はヤンキースやカブスも含めた争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。
2025.11.15 08:25 Saturday











