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スター三塁手ブレグマンの加入はカブスの陣容にどう影響するか

 カブスの中堅手ピート・クロウ=アームストロングは10日(日本時間11日)、ソルジャー・フィールドで厚着をしたファンらとともに、NFLのベアーズがパッカーズを相手にプレーオフで劇的な逆転勝利を収めるところを見届けた。

 ベアーズが第3クオーターに反撃を開始した際、カブスがフリーエージェント(FA)のスター三塁手、アレックス・ブレグマンと契約合意したとのニュースが飛び込んできた。

 ベアーズの勝利とカブスのFA戦線での大勝利を受け、クロウ=アームストロングはインスタグラムのストーリーに「ベアーズとブレグマン、僕の人生はどうなってるんだ!?」と投稿した。

 正式決定すれば、ブレグマンの加入はカブス打線にインパクトを与え、内野の陣容やロースター全体に波及効果をもたらす。この大型補強がフィールド内外で球団の状況をどう変えるのか、いくつかの点を掘り下げる。

【1】三塁はどうなるのか?

 カブスはすでにマット・ショウという三塁手を擁しており、ジェッド・ホイヤー編成本部長はウィンターミーティングであえてショウを称賛していた。もちろん、その支持はカブスが同ポジションの補強の扉を閉ざすことを保証するものではなかった。

 ショウはまだ24歳だ。昨季の後半戦は好調(11本塁打、長打率.522、OPS .839)で、ゴールドグラブ賞の最終候補にもなったが、シーズン全体としては安定感を欠いた。実際、ショウはメジャーレベルでまだ発展途上であり、球団は2031年まで保有権を持っている。

 ブレグマンは正三塁手として、遊撃のベテランであるダンズビー・スワンソン、二塁のニコ・ホーナーとともにプレーできる。一方、ショウはスーパーサブとして、複数の内野ポジションを守れる選択肢をクレイグ・カウンセル監督に提供できる。

【2】カブスはショウやホーナーをトレードする可能性があるか?

 理論上はあり得る。内野の層が急に厚くなったことで、ショウやホーナーがトレード候補になる可能性はある。とはいえ、2人をトレード要員とすることは、チームがインパクトのある先発投手を必要としていたときのほうが理にかなっていた。カブスは右腕エドワード・カブレラをトレードで獲得し、このオフの課題を解決済みだ。

 ホーナーは2026年終了後にFAとなるが、ショウはあと6シーズン保有権がある。そのためショウはトレード市場で極めて価値が高いが、ホーナーとの契約延長がない場合、二塁の確実な後釜にもなる。繰り返しになるが、今季両選手を残留させることは、より良い、そして選手層の厚い構成につながる。

【3】控えの陣容はどうなるか?

 カウンセル監督が2026年に向けて対処したかった課題の1つは、レギュラー陣により多くの休養を与えるため、控え選手の層を厚くすることだった。昨季は6選手が150試合以上に出場し、1968年の球団記録に並んだ。

 強力な控えメンバーがいなかったため、カウンセル監督は主力9人に大きく依存した。負傷者があまり出なかった幸運もあった。

 ショウは、新加入のタイラー・オースティン(一塁と外野要員として今オフ加入)らを含む控え組を即座に強化するだろう。外野手を獲得しない限り、かつてのトップ100プロスペクトであるケビン・アルカンタラ(球団4位の有望株)が、外野3ポジションのバックアップメンバーになると見込まれる。

 球団ナンバーワン有望株のモイゼス・バレステロス(メジャー全体53位の有望株)は、カーソン・ケリーとミゲル・アマヤの主力コンビに次ぐ3番手捕手の選択肢となる。

【4】ブレグマンはカブス打線にどうフィットするか?

 現状では、どのポジションも競合はない。一塁はマイケル・ブッシュ、二塁はホーナー、遊撃はスワンソン、三塁はブレグマンが守る。外野は左翼イアン・ハップ、中堅クロウ=アームストロング、右翼は鈴木誠也だ。捕手はケリーかアマヤのどちらかが務め、バレステロスが主にDHを担う。

 ブレグマンという右打者が加わることで、カウンセル監督は右投手に対する打線のバランスを取る方法が増え、左の先発投手に対して右打者を並べる選択肢も生まれる。ブッシュ、クロウ=アームストロング、バレステロスは左打者で、ハップはスイッチヒッターだ。残りのメンバーは右打者となる。

 ブッシュは昨季、カブスの主な1番打者としてシーズンを終えた。カウンセル監督がその方針を継続する場合、ブレグマンは2番、あるいは4番にすんなりと収まるだろう。

 カブスは打線の大部分で左右を交互に配置でき、右打者が続くのはどこか1カ所だけで済む。また、カウンセル監督は選手の状態を維持するため、選手を休ませる手段としてDH枠をより有効に活用できるようになる。

2026.1.12 11:02 Monday

レッズがブルペン補強 右腕ピアース・ジョンソンと契約合意

 今オフ、複数のフリーエージェント(FA)選手が流出したことを受け、救援陣の再整備はレッズのフロントにとって優先事項だった。すでにいくつかの補強で目標は達成されたかに見えたが、ブルペンの強化がまだ終わっていないことを示した。

 MLB.comが関係者から得た情報によると、救援右腕ピアース・ジョンソンがレッズとの契約に合意した。球団はまだ契約を正式発表しておらず、身体検査の完了を待っている状態だ。

 34歳のジョンソンは、過去3シーズンはブレーブスに在籍。昨季は65試合に登板して3勝3敗、防御率3.05、WHIP1.20を記録した。ブレーブスが年俸700万ドル(約10億7100万円)の球団オプションを行使しなかったため、FAとなっていた。

 2019年に日本プロ野球の阪神タイガースでもプレーしたジョンソンは、メジャーではカブス、ジャイアンツ、パドレス、ロッキーズ、ブレーブスでの8シーズンで通算330試合に登板し、防御率3.79をマークしている。

 キャリアを通じて対左右の成績差はあまり見られなかったが、昨季はその差が出た。右打者はOPS.622、40三振に対し与四球はわずか3つに抑えたが、左打者にはOPS.800、19三振に対し16四球を与えた。

 ジョンソンが確実にもたらすもの、それはカーブ、カーブ、そしてさらに多くのカーブだ。カーブは常に最大の武器だったが、ブレーブスに移籍してからはその頻度を別次元へと引き上げ、2024年以降の2シーズンでは70%以上の割合で投じた。

 2025年のカーブの投球割合は72.1%に達し、ほかのどのメジャー投手よりも20ポイント以上高かった。ジョンソンはこのカーブに、ゾーン高めに投げるのを好む90マイル台中盤(約150キロ台)のフォーシームと、稀に投げるカットボールを組み合わせている。

 昨季終了後、レッズからはクローザーのエミリオ・パガン、右腕のスコット・バーローとニック・マルティネス、左腕のブレント・スーターがFAとなった。

 昨年12月、パガンと2年2000万ドル(約30億6000万円)で再契約した。その数週間後には、FA左腕のケイレブ・ファーガソンと1年450万ドル(約6億9000万円)の契約を結んだ。

2026.1.12 10:46 Monday

ブレグマン流出のレッドソックス 最優先はビシェット獲得か

 レッドソックスはフリーエージェント(FA)となったアレックス・ブレグマンとの再契約を熱望し、「積極的なオファー」を提示したと報じられていた。しかし、ブレグマンはカブス移籍を選択。カブスが5年1億7500万ドル(約262億5000万円)でブレグマンを射止めたのに対し、レッドソックスの提示条件は5年1億6500万ドル(約247億5000万円)だったようだ。ブレグマン引き留めに失敗したレッドソックスの内野には今、大きな穴が開いている。

 現有戦力で穴埋めをするのであれば、有望株マルセロ・マイヤーを三塁のレギュラーに抜擢するという方法がある。2021年ドラフト全体4位指名のマイヤーは昨季メジャーデビューを果たし、44試合に出場。マイヤー自身は「ロースターの状況に応じて、二塁と三塁のどちらでも、精神的にも肉体的にもプレーする準備はできている」とレギュラー奪取への意欲を見せている。

 マイヤーを正三塁手として起用する場合、今度は二塁が手薄になる。その解決策として浮上するのがFA市場に残ったままの強打の内野手、ボー・ビシェットを獲得することだ。

 レッドソックスはビシェット争奪戦に加わっているチームの1つであることが明らかになっている。ヤンキースも参戦し、フィリーズは近日中に面談を実施する予定だ。ブルージェイズと再契約を結ぶ可能性も完全には消滅しておらず、ドジャースも関心を示すなど、複数のチームによる争奪戦が繰り広げられている。

 そんな中、ジ・アスレチックのジェン・マカフリー記者は、ブレグマンとの再契約に失敗したレッドソックスにとって、ビシェットが「FA市場で最優先の補強ターゲットになる可能性が高い」と伝え、ブレグマンに代わる強打の内野手の確保に全力を注ぐ可能性を示唆した。

 FA市場で内野手の補強を目指すのであれば、昨季49本塁打の三塁手エウヘニオ・スアレスを獲得するという選択肢も残されている。また、トレードでアストロズの三塁手イサーク・パレイデスを狙う方法もある。マイヤーを三塁手として起用する前提で二塁手の獲得を目指すなら、ブレンダン・ドノバン(カージナルス)やニコ・ホーナー(カブス)も選択肢となるだろう。

 昨季途中に主砲ラファエル・デバースを放出したことも含め、ブレグマンとの再契約に失敗したことがレッドソックスにとって、大きな痛手となったことは間違いない。そのダメージを最小限にとどめるためにも、ブレグマンの後釜として誰を獲得するのか注目される。

2026.1.12 10:28 Monday

カブスのブレグマン獲得は移籍市場にどのような波及効果をもたらすか

 10日(日本時間11日)、アレックス・ブレグマンがカブスとの契約に合意したことが明らかになった。カブスのブレグマン獲得はフリーエージェント(FA)市場とトレード市場にどのような影響を与えるのか。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が分析する。

【1】カブスはカイル・タッカーの穴埋めとしてコディ・ベリンジャーの獲得に動いているという噂が一部で流れていた。ブレグマンの獲得により、カブスはベリンジャー争奪戦から撤退するとみられるが、ベリンジャーとタッカーの争奪戦に本当に加わっているのはどのチームなのだろうか。

 タッカー争奪戦は依然としてブルージェイズが最有力候補で、ヤンキース、メッツ、ドジャースなどが加わっている。タッカーはブルージェイズにとてもフィットする選手で、先月フロリダで面会して以降、大きな動きはないが、ほかに強力なオファーを提示するチームはまだ現れていない。

 ベリンジャーとヤンキースの交渉は依然として難航しているとみられる。ESPNは再契約に向けた交渉が「行き詰まっている」と報じており、ヤンキースはベリンジャーが戻ってこないことを前提に動いているようだ。ただし、状況は常に流動的で、日々変動する可能性があるため、私としてはそこまで断言することはできない。メッツもベリンジャーに興味を示しており、ドジャースもかつてのスター選手の呼び戻しを検討する可能性がある。

【2】近年のカブスはFA市場でそれほど積極的に動いてこなかったが、今回のブレグマン獲得はサプライズと言えるのか。

 カブスはオフシーズンを通してブレグマンに興味を示していたため、本格的に獲得を目指したのは驚くようなことではなかった。しかし、近年はFA市場に大金を投じていなかったため、再契約を熱望するレッドソックスを上回る金額を提示したのはサプライズだったと言える。タッカーと再契約できるくらいの出費をするつもりがなかったのは明らかだが、トレードでエドワード・カブレラを獲得することで先発補強を実現できたため、打者獲得のための予算を増やすことができたのだろう。

【3】ブレグマンはレッドソックスとの再契約が有力とみられていたが、再契約に失敗したレッドソックスはこれからどうするのだろうか。

 レッドソックスにとって明らかな答えはボー・ビシェットの獲得に向けて動いていくことだろう。ビシェットを獲得できれば、ビシェットを二塁に据え、有望株マルセロ・マイヤーを三塁に回すことが可能になる。しかし、ブルージェイズがタッカー獲得に失敗した場合、ビシェットのブルージェイズ残留が現実味を帯びてくる。レッドソックスがビシェットを獲得できない場合、FA市場に残るエウヘニオ・スアレスが有力な選択肢となるだろう。

 レッドソックスは外野陣と先発陣に余剰人員を抱えているため、FA市場で解決策を見つけられない場合、トレードによる補強が有力な選択肢となる可能性もある。ブレンダン・ドノバンは依然としてトレード市場で獲得可能だ。カージナルスのハイム・ブルーム編成本部長はレッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)として多くの選手の獲得に関わったため、レッドソックスのファーム組織を誰よりも熟知している。

 もちろん、ブレグマンの加入によってカブスの内野陣にも余剰人員が発生したため、ニコ・ホーナーやマット・ショウをトレードで獲得できる可能性もある。レッドソックスのクレイグ・ブレスローCBOはかつてカブスのフロントオフィスで働いていたため、元同僚であるカブスのジェッド・ホイヤー編成本部長との交渉を試みることも考えられる。

【4】ブレグマンの加入により、カブスは若手のショウをトレード要員にするのだろうか。それともショウを二塁に回し、ホーナーをトレードに出すのだろうか。トレードが検討されるならば、どちらの選手のほうが価値が高く、どちらの選手のほうがトレードの可能性は高いのか。

 ショウはFAまでの保有期間があと6年残っており、1年後にFAとなるホーナーよりも間違いなくトレードの価値は高い。とはいえ、ホーナーはメジャーで実績を残してきた選手であり、ゴールドグラブ賞も2度受賞している。2026年のポストシーズン進出を目指すチームにとって、ホーナーのほうが安全な選択肢と言えるだろう。

 さらに重要なのは、ショウが2027年にはホーナーの後釜として二塁を守ることがほぼ確定していることだ。よって、カブスにとって、ショウをトレードせずにキープすることは理にかなっている。カブスがショウとホーナーの両方をキープした上で、2026年はショウをスーパーユーティリティとして起用し、2027年から正二塁手として起用することは十分に考えられる。

2026.1.11 15:10 Sunday

カブスがブレグマン獲得へ 5年1億7500万ドルの大型契約で合意

 カブスがスター選手をチームに加えることに成功したようだ。10日(日本時間11日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスはレッドソックスからフリーエージェント(FA)となっていたアレックス・ブレグマンと5年1億7500万ドル(約262億5000万円)の大型契約で合意。オプトアウト条項はなく、全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれるという。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 ブレグマンはアストロズで9シーズンを過ごしたあと、昨オフに初めてFAとなり、レッドソックスと3年1億2000万ドル(約180億円)で契約した。この契約には毎年オプトアウト可能な条項が盛り込まれており、ブレグマンは2025年シーズン終了後にその権利を行使。再びFA市場に出ていった。

 ブレグマンはアストロズからFAとなった際にクオリファイングオファーを提示されていたため、今オフは同オファーの対象外。よって、ブレグマンを獲得したカブスがペナルティを受けることはなく、レッドソックスもドラフト指名権の補償を受けられない。

 2015年ドラフト全体2位指名でアストロズに入団したブレグマンは、2016年のメジャーデビュー以来、球界屈指の三塁手として活躍を続けている。特にアストロズでは主力選手の1人としてチームを牽引し、2017年から8年連続のポストシーズン進出に貢献。同期間中に4度のリーグ優勝を成し遂げ、2017年と2022年にはワールドシリーズ制覇も達成した。アストロズ時代は通算打率.272、191本塁打、出塁率.366、長打率.483、OPS+132を記録。ポストシーズン99試合で19本塁打、OPS.789をマークした。

 31歳のブレグマンはレッドソックスでも活躍を続けたが、右大腿四頭筋を痛めて5月に負傷者リスト入り。7月の復帰後はややパフォーマンスを落とした。シーズントータルでは18本塁打、OPS.821、OPS+128を記録し、自身3度目のオールスター選出。ワイルドカードでのポストシーズン進出に貢献した。

 ブレグマンのベストシーズンは2019年だ。この年は打率.296、41本塁打、112打点、OPS1.015と打ちまくり、ア・リーグMVP投票で2位にランクイン。この年の成績はやや例外的な数字だが、OPS+が113を下回ったシーズンは1度もなく、コンスタントな活躍が光っている。2016年以降、ブレグマン(43.1)を上回るfWARを記録している三塁手はホゼ・ラミレス(ガーディアンズ)しかいない。

 昨オフ、アストロズはブレグマンとの再契約に興味を示していたが、ブレグマンは6年1億5600万ドル(約234億円)のオファーを拒否したことが報じられている。その後、2月になってようやくレッドソックスとの3年契約を締結。アストロズはイサーク・パレイデスを後釜の三塁手に据えた。

 ブレグマンの加入は、正三塁手として活躍していたレッドソックスの主砲ラファエル・デバースとの間に緊張を生んだ。ブレグマンが三塁に入ったことにより、11年3億3100万ドル(約496億5000万円)の長期契約を結んでいたデバースは三塁からDHへ移ることに。その後、トリストン・カサスの離脱に伴って一塁への再コンバートを求められた際に不満を示し、最終的には6月に電撃トレードでジャイアンツへ放出されることになった。デバースを放出し、ブレグマンとの再契約にも失敗したレッドソックスは今後、内野の穴埋めとして本格的にボー・ビシェットの獲得に乗り出すことが予想されている。

2026.1.11 13:07 Sunday

ブルワーズ・ペラルタのトレード 有望株豊富なメッツが最有力候補か

 ブルワーズはここ数年、ジョシュ・ヘイダー、コービン・バーンズ、デビン・ウィリアムスといったスター級の主力投手を次々にトレードで放出しながらも安定した強さを維持してきた。ファーム組織の育成力に加え、トレードで「次の主力選手」を獲得し、彼らをしっかり育てて勝つというサイクルが見事に機能しているからだ。

 そして、今オフも主力投手の1人がトレード候補に挙げられている。昨季リーグ最多の17勝を挙げたフレディ・ペラルタがフリーエージェント(FA)前のラストイヤーを迎えており、このオールスター右腕に多くのチームが関心を示しているのだ。年俸も800万ドル(約12億円)と安価で、FA市場の好投手に大金を投じたくないチームにとって、極めて魅力的な補強ターゲットと言える。

 29歳のペラルタにはヤンキース、ドジャース、ブレーブス、レッドソックスなど、多くのチームからの関心が報じられているが、「最も獲得の可能性が高い」とみられているのがメジャーレベルの若手投手を多く抱えているメッツだ。

 ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者とウィル・サモン記者によると、ブルワーズはペラルタ放出の対価として「メジャーの即戦力となる若手投手」を求める可能性が高いという。ペラルタ獲得を狙うどのチームにも魅力的な若手投手はいるものの、メッツの場合は「質」だけでなく「量」も豊富だ。球団別有望株ランキングの上位5人のうち3人(ノーラン・マクリーン、ジョナ・トン、ブランドン・スプロート)が投手で、いずれもメジャーデビューを果たしている。しかもマクリーンとトンはメジャー全体の有望株トップ100に名を連ねるほどのトップ・プロスペクトである(マクリーンが全体11位、トンは同46位)。

 さらに、メッツには2023年と2024年にマイナーで好成績を残したクリスチャン・スコットもいる。2024年5月にメジャーデビューしたあと、右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受け、昨季は全休となったものの、そのリハビリはまもなく終了し、今季はメジャー復帰が期待される。メッツはマクリーンを「アンタッチャブル」(=放出不可)と位置付けているとみられるが、それ以外の若手投手を軸としたパッケージでペラルタを獲得するトレードを成立させるのはそれほど難しくないと思われる。

 エース級の先発投手の獲得が急務となっているメッツは、FA市場に残っているフランバー・バルデスとレンジャー・スアレスの両左腕にも興味を示しているとみられ、ESPNのバスター・オルニー記者は「メッツがどちらか1人を獲得するのは避けられない」とまで言っている。

 しかし、メッツのデービッド・スターンズ編成本部長はブルワーズ時代から投手との長期大型契約を避けてきた歴史があり、実際にバルデスやスアレスの獲得に動くかどうかは不透明。スターンズ編成本部長がブルワーズ時代から知るペラルタは、エース級の実力を持ちながらも年俸が安く、理想的な補強ターゲットだ。果たしてメッツはデービッド・ピーターソン、クレイ・ホームズ、ショーン・マナイアらが形成する先発ローテーションに待望のエースとしてペラルタを加えることになるのだろうか。

2026.1.11 11:29 Sunday

ヤンキースとベリンジャーの交渉が「行き詰まる」 撤退の可能性も

 ESPNのバスター・オルニー記者によると、再契約に向けたヤンキースとコディ・ベリンジャーの交渉が行き詰まっているようだ。ヤンキースは今オフ、ベリンジャーとの再契約を最優先事項としていたが、「現在はベリンジャーが他球団と契約するという前提の下で動いている」とオルニー記者は伝えている。

 ヤンキースはベリンジャーとの交渉に注力し、今オフここまで目立った補強を行っていない。もしベリンジャー争奪戦から撤退するとなれば、その影響の大きさは計り知れない。ただし、ヤンキース側の努力が不足していたわけではない。オルニー記者によると、ヤンキースは年平均3000万ドル(約45億円)を超える5年契約を提示していたという。これはオリオールズと契約したピート・アロンソ(5年1億5500万ドル)やフィリーズと再契約したカイル・シュワーバー(5年1億5000万ドル)とほぼ同条件だ。しかし、スコット・ボラス氏が代理人を務めるベリンジャー陣営は5年を超える長期契約を希望し、首を縦に振らなかったようだ。

 ベリンジャーは昨季、チーム状況に応じて外野3ポジションと一塁を臨機応変にこなし、29本塁打、98打点を記録した打撃面だけでなく、守備面でもチームに大きく貢献。左翼のジェイソン・ドミンゲスが伸び悩み、右翼のアーロン・ジャッジがDHに入るケースも多い中で、フレキシブルに起用できるベリンジャーは極めて貴重な存在だった。

 そのベリンジャーとの再契約が難しくなっている以上、ヤンキースは別の選択肢を検討しなければならない。強打の内野手ボー・ビシェットに以前よりも強い関心を示していることが報じられているが、FAまで残り1年となったジャズ・チザムJr.をトレードしない限り、ビシェットがフィットするポジションはないため、ビシェット獲得の場合はチーム編成が難しくなる。やはりベリンジャーのように外野をメインで守る選手を獲得するのが理想的であり、そこで浮上してくるのがカイル・タッカーだ。

 オルニー記者によると、ヤンキースはビシェットと並行してタッカーとの交渉も継続しているという。タッカーに関しては、同地区ライバルのブルージェイズが熱心に獲得を狙っており、ドジャースとメッツも短期高額契約での獲得を目論んでいるとみられるが、ベリンジャー争奪戦からの撤退が濃厚となった今、ヤンキースも実績ある外野手の確保に向けて尽力し始めるはずだ。なお、オルニー記者は「ヤンキースはトレード市場での補強も検討している」と付け加えている。

 ベリンジャーに関してはカブスやドジャースが争奪戦に加わっているとみられており、どちらと契約しても古巣復帰となる。ヤンキースの撤退が正式に決まれば、外野手の移籍市場は大きく動き始めることになりそうだ。

2026.1.11 10:03 Sunday

ブレーブスがブルペンをさらに強化 右腕キンリーと再契約を結ぶ

 ブレーブスが昨年11月にタイラー・キンリーの年俸550万ドル(約8億2500万円)のオプションを破棄したことは、財務上の健全な判断であったことが証明された。なぜなら、それを下回る金額で再契約を結ぶことができたからだ。

 10日(日本時間11日)、ブレーブスはキンリーとの再契約に合意し、1年425万ドル(約6億3750万円)の契約を結んだ。右投げのリリーフ投手であるキンリーは、今季の年俸として300万ドル(約4億5000万円)を受け取る。来季の年俸550万ドル(約8億2500万円)のオプションは球団側に選択権があり、破棄される場合には125万ドル(約1億8750万円)のバイアウト(契約解除料)が支払われる。

 キンリーは昨年7月末にロッキーズからトレードで加入したあと、ブレーブスの主力リリーフ投手の1人として活躍したため、オプション破棄というブレーブスの決断には周囲から驚きの声も上がった。なお、ブレーブスは右腕ピアース・ジョンソンの年俸700万ドル(約10億5000万円)のオプションも破棄している。

 これらのオプション破棄によって浮いた資金の一部はブルペン補強に充てられ、ライセル・イグレシアス、ロベルト・スアレスという2人の実績あるクローザーと契約するのに役立った。破棄したオプションを下回る金額でキンリーとの再契約が成立したことにより、ブレーブスの財務上の判断はさらに価値が高まったと言えるだろう。

 キンリーは投手に圧倒的不利な環境であるクアーズフィールドを離れて成績を好転させた選手の1人である。

 昨夏、ブレーブスは明らかに売り手のような立ち位置だったものの、34歳のキンリーをロッキーズから獲得するという意外な動きに出た。移籍前は49試合に登板して防御率5.66と苦しんでいたが、移籍後は24試合に登板して防御率0.72(FIP2.74)と成績を大きく向上させた。

 今季のブレーブスのブルペンは、イグレシアスとスアレスが強力な2トップを形成する。もしキンリーが昨季の移籍後の好調を維持できれば、左腕ディラン・リーとともに2トップまでつなぐセットアッパーの役割を担うことになりそうだ。不安定さが目立つデイスベル・ヘルナンデスが制球力の問題を解決できれば、ブレーブスの勝ちパターンの継投はさらに強化されることになるだろう。

2026.1.11 09:24 Sunday

ロッキーズがDバックスからマッカーシー獲得 外野の選手層を強化

 ロッキーズは10日(日本時間11日)、マイナー右腕ジョシュ・グロースとのトレードでダイヤモンドバックスからジェイク・マッカーシーを獲得。外野陣にスピードと汎用性を加えることに成功した。

 28歳の左打者であるマッカーシーはダイヤモンドバックスでの5年間で打率.260、24本塁打、83盗塁、出塁率.324、長打率.381、OPS.705を記録。8日(同9日)に1年契約を結んで年俸調停を回避し、年俸152万5000ドル(約2億3000万円)で合意した。

トレードの詳細 ロッキーズ獲得:外野手ジェイク・マッカーシー ダイヤモンドバックス獲得:右腕ジョシュ・グロース

 2018年ドラフト1巡目でダイヤモンドバックスに指名されたマッカーシーは昨季、メジャーで打率.204、4本塁打、20打点、OPS.592と低迷し、3Aでも49試合に出場。そこでは打率.314、出塁率.401、OPS.841と好成績を残した。

 2022年は99試合に出場して打率.283、8本塁打、43打点、23盗塁、出塁率.342、長打率.427、OPS.769の活躍を見せ、ナ・リーグの新人王投票で4位にランクイン。2024年は自己最多の142試合に出場し、打率.285、8本塁打、56打点、25盗塁、出塁率.349、長打率.400、OPS.749をマークした。

 マッカーシーの獲得は、ウォーレン・シェーファー監督と新フロントオフィスの下、本拠地クアーズフィールドの広大な外野を有効活用したいというロッキーズの願いに応えるものだ。スタットキャストによると、マッカーシーはメジャー上位1%のスプリントスピードを誇り、ハードヒット率(26.6%)は低いものの、通算三振率も19.2%と上々の数字を残している。

 外野の3ポジションを守ることができるマッカーシーは、2026年のロッキーズの特徴とも言える、汎用性の高い外野陣の競争に拍車をかける。現在の外野陣には、マッカーシーと同じ左打者であるミッキー・モニアックのほか、2023~24年のゴールドグラブ受賞者であるセンターのブレントン・ドイル、レフトのジョーダン・ベック、DH・ライト・二塁をこなしながらリードオフマンを務めたタイラー・フリーマンらがいる。

 さらに、様々な成長段階のプロスペクト(有望株)たちも控えている。左打者のヤンキエル・フェルナンデスは2025年にメジャーを経験し、2020年ドラフト1巡目指名の左打者ザック・ビーン(球団11位の有望株)も短期間だけメジャー昇格を果たしたが、シーズンの大半は3Aで過ごした。左打者のスターリン・トンプソン(球団15位の有望株)は3Aで堅実なシーズンを過ごし、昨季終了後にロースターの40人枠入り。スイッチヒッターのコール・キャリッグ(球団3位の有望株)は2Aでプレーしたが、メジャー昇格は近いと目されている。

 また、オフシーズン序盤にはマーリンズの元有望株である左打者トロイ・ジョンストンを獲得。昨季メジャーデビューを果たし、新天地ロッキーズでは一塁手としても活躍が期待されている。

 マッカーシーの獲得は、今後さらなる動きがあることを示唆している。マッカーシーの加入でロースターの40人枠がフルに埋まったが、ロッキーズは右腕マイケル・ロレンゼンと1年800万ドル(約12億円)の契約を結ぶことで合意しており、正式発表の際にロースターの枠を空けなければならない。さらに、もう1人の先発投手と複数のポジションを守れる内野手の獲得も検討している。

 23歳のグロースは昨夏、ロッキーズが三塁手ライアン・マクマーンをヤンキースへ放出した際にトレードの対価として加入した選手。昨季はヤンキースとロッキーズのハイAで合計23試合(うち22先発)に登板し、5勝14敗、防御率4.67という成績を残した。

2026.1.11 08:56 Sunday

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