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フィリーズがターナーのサヨナラ打で3連勝 2位メッツと6ゲーム差に

【フィリーズ3-2ブレーブス】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、8月30日(日本時間31日)

 フィリーズのトレイ・ターナーは今季、素晴らしいシーズンを過ごしている。その勢いは現在も続いており、同地区ブレーブスとの4連戦の3戦目では10回2死から2点タイムリーを放ち、チームを3-2の逆転サヨナラ勝ちに導いた。

 ターナーのサヨナラ打は通算7本目で、フィリーズ移籍後では3本目。2024年8月16日、古巣ナショナルズを相手に放った一打以来のサヨナラタイムリーとなった。

 ターナーはサヨナラ打を含め、4打数3安打2打点(1四球)の活躍。今季168安打はナショナル・リーグ最多の数字であり、フィリーズでは2007年のジミー・ロリンズ以来となるシーズン200安打を狙えるペースとなっている。また、盗塁数もこの試合の2つを加えて「34」となり、7年ぶり3度目のシーズン40盗塁に向けて前進。得点数でもキャリアハイを更新しそうな勢いだ。

 メッツ(73勝63敗)がマーリンズに敗れたため、首位フィリーズ(79勝57敗)と2位メッツのゲーム差は「6」に拡大。フィリーズが2年連続の地区優勝に向けて着実に歩みを進めている。

2025.8.31 10:27 Sunday

メッツ6点差追いつくも競り負け フアン・ソトは史上初の快挙を達成

【メッツ8-11マーリンズ】ニューヨーク/シティフィールド、8月30日(日本時間31日)

 ナショナル・リーグのワイルドカード争いで3番手につけているメッツは、同地区マーリンズとの4連戦の3戦目に8-11で敗戦。6点差を追いつく粘りを見せたものの、終盤に勝ち越され、競り負けた。4連戦の対戦成績は3戦目を終えて1勝2敗。3試合合計27失点と投手陣の不甲斐なさが目立っている。

 メッツは先発のデービッド・ピーターソンが大誤算。初回に一挙5点を先制されるなど、三回途中8安打8失点でノックアウトされ、三回のマーリンズの攻撃が終了した時点で2-8と6点のビハインドを背負った。

 しかし、ここから打線が奮起。三回にマーク・ビエントスの15号3ランで3点差に詰め寄ると、フアン・ソトが四回に34号ソロ、六回には35号2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 ところが、直後の七回に4番手のタイラー・ロジャースが1死一、三塁のピンチを招き、コナー・ノービーの犠牲フライで勝ち越し点を献上。九回には6番手のエドウィン・ディアスがノービーにダメ押しの2点タイムリー二塁打を浴び、8-11で敗れた。

 ソトは今季5度目のマルチ本塁打を達成し、2打数2安打3打点(3四死球)の活躍。異なる3チームで3年連続35本塁打を記録するのは史上初の快挙となり、今季の打撃成績を打率.254、出塁率.395、OPS.903とした。

 また、2つの盗塁を決め、すでにキャリアハイを大幅に更新している盗塁数は「25」に到達。「35本塁打・25盗塁・110四球」はバリー・ボンズ(4度)、ジェフ・バグウェル(2度)、チッパー・ジョーンズに次ぐ史上4人目の快挙である。

 さらに、ソトは8月だけで10本塁打、10盗塁、27四球を記録。OptaSTATSによると、ソトは1カ月間で「10本塁打・10盗塁・25四球」を記録した史上初の選手となった。

 なお、4連戦の最終戦は千賀滉大(メッツ)とサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)の投げ合いが予定されている。

2025.8.31 09:24 Sunday

Rソックス逆転負けでパイレーツに負け越し 吉田正尚は1安打1四球

【レッドソックス3-10パイレーツ】ボストン/フェンウェイパーク、8月30日(日本時間31日)

 パイレーツ3連戦の初戦を落とし、アメリカン・リーグ東地区の3位に転落したレッドソックス。低迷するパイレーツを相手にカード負け越しだけは避けたかったが、2戦目も3-10で敗れ、最終戦を残して3連戦の負け越しが決まった。吉田正尚は「5番・DH」でスタメン出場して3打数1安打(1四球)。今季の打撃成績は打率.232、出塁率.290、OPS.629となった。

 初回に先制されたレッドソックスは、三回にカルロス・ナルバエスの12号ソロで追いつき、続く四回にはロミー・ゴンザレスのタイムリーで勝ち越しに成功。しかし、先発のダスティン・メイが誤算だった。

 メイは五回に内野安打、死球、四球で無死満塁の大ピンチを招き、ブライアン・レイノルズとトミー・ファムの連続タイムリーで3失点。六回にはオニール・クルーズに19号ソロを浴びたあと、1死一、二塁のピンチを作って降板した。

 2番手のブレナン・バーナーディーノも踏ん張れず、スペンサー・ホーウィッツのタイムリーに中堅セダン・ラファエラの悪送球が絡んで2者が生還。そこから2者連続四球で1死満塁となり、アンドリュー・マカッチェンを見逃し三振に仕留めたものの、ニック・ゴンザレスに2点タイムリーを浴びた。

 先発のメイは残した2人の走者も生還したため、トータル7失点(自責点6)。現状、先発4番手という位置づけではあるものの、移籍後5先発で防御率5.68、被打率.308、WHIP1.70と苦しいピッチングが続いている。

 六回にトレバー・ストーリーと吉田の連打でチャンスを作り、ゴンザレスのタイムリーで1点を返したレッドソックスだったが、七回以降は無得点。九回には5番手のジョーダン・ヒックスが無死二、三塁から暴投で追加点を献上し、6月9日のレイズ戦以来となる2ケタ失点を喫した。

 同地区球団とのロード8連戦を7勝1敗と大きく勝ち越したレッドソックスだが、本拠地フェンウェイパークに戻って連敗。スイープ負け回避がかかる最終戦はルーカス・ジオリトが先発し、ミッチ・ケラーとの投げ合いに臨む。

2025.8.31 08:41 Sunday

ドジャース3安打完封負けで連勝ストップ 大谷は3打数1安打1四球

【ドジャース0-3ダイヤモンドバックス】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、8月29日(日本時間30日)

 ドジャースの大谷翔平は本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席で四球を選ぶと、三回の第2打席ではチーム初安打となる内野安打を放ち、3打数1安打(1四球)だった。チームはわずか3安打に封じられ、8月2日(同3日)以来となる完封負け。ダイヤモンドバックス戦の今季の対戦成績は4勝4敗となった。

 パドレス3連戦の最終戦を制したあと、レッズ3連戦をスイープし、4連勝と勢いに乗るドジャースだったが、同地区ダイヤモンドバックスとの3連戦の初戦は好投手ザック・ギャレンの前に打線が沈黙。リリーフ陣も打ち崩せず、散発3安打の完封負けを喫した。

 ドジャース先発のブレイク・スネルは三回まで無失点に抑えていたが、四回2死一塁から6番打者のブレイズ・アレクサンダーに先制の7号2ランを被弾。内角低めの93.4マイル(約150キロ)のフォーシームを左翼ポール際のブルペンに運ばれた。

 追加点を与えず味方打線の援護を待ちたいスネルだったが、六回先頭のコービン・キャロルに二塁打を浴び、1死後にガブリエル・モレノのタイムリーで3失点目。その後、ドジャースのリリーフ陣はダイヤモンドバックス打線を無安打無得点に封じたものの、打線が最後までダイヤモンドバックス投手陣を攻略できなかった。

 同地区対決3連戦の2戦目はタイラー・グラスナウが先発予定。3戦目には山本由伸の先発登板が予定されている。

2025.8.30 13:59 Saturday

カブスがクアーズでの打ち合いを制す 鈴木誠也は12試合ぶりのマルチ

【ロッキーズ7-11カブス】デンバー/クアーズフィールド、8月29日(日本時間30日)

 シーズン序盤に見せた打線の破壊力を取り戻そうと努めているカブスにとって、今回のクアーズフィールドへの遠征は、まさに絶好のタイミングだった。元気のない打線が活気を取り戻すためには最高の環境と言えるだろう。

 ロッキーズ3連戦の初戦、カブス打線はその期待通りに破壊力を発揮し、「打者天国」と呼ばれるクアーズフィールドに相応しい打ち合いを制した。

 直前のジャイアンツ3連戦で痛恨のスイープ負けを喫したカブスだが、ロッキーズ3連戦の初戦は11-7で勝利。ダンズビー・スワンソンとマイケル・ブッシュが特大アーチを放って打線を牽引し、新人右腕ケイド・ホートンも先発の役割をしっかり果たした。

 スワンソンは2本塁打を記録。二回にヘルマン・マルケスから先制の20号2ラン、七回にはアンソニー・センザテラからチームの10点目となる21号ソロを放った。スワンソンがマルチ本塁打を達成するのは2023年8月1日以来だ。また、スワンソンは一挙6得点を奪った五回に3点タイムリー三塁打を放ち、合計3安打6打点の大暴れだった。

 1試合に2本塁打、1三塁打、6打点をマークしたのはスワンソンが球団史上3人目。ビリー・ウィリアムス(1971年5月19日)、アンドレ・ドーソン(1987年6月2日)という球団のレジェンドに肩を並べた。

 ブッシュは七回にセンザテラから飛距離466フィート(約142メートル)という特大の26号ソロを放った。右中間への一発は今季カブスの選手が放った最長飛距離本塁打であり、ブッシュが昨年9月15日に同じくクアーズフィールドで飛距離468フィート(約143メートル)の一発を放って以来の特大アーチとなった。

 イアン・ハップも四回に17号ソロを放ち、カブスは今季2番目に多い1試合10長打をマーク(最多は3月31日、敵地でのアスレチックス戦で記録した11本)。直近4試合でわずか12得点に終わっていたが、ロッキーズ投手陣に15安打11得点の猛攻を浴びせ、連敗を3でストップした。

 なお、カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場。二塁打1本を含む4打数2安打(1四球)で12試合ぶりのマルチ安打を記録し、今季の打撃成績は打率.245、出塁率.323、OPS.801となっている。

2025.8.30 13:07 Saturday

パドレスがツインズ3連戦の初戦を落とす 松井は制球を乱し1回1失点

【ツインズ7-4パドレス】ミネアポリス/ターゲットフィールド、8月29日(日本時間30日)

 ナショナル・リーグ西地区で首位ドジャースを2ゲーム差で追うパドレスは、敵地ターゲットフィールドでのツインズ3連戦がスタート。その初戦は先発のネスター・コルテスが踏ん張れず、4-7で敗れた。パドレスの松井裕樹は五回途中から4番手として登板。3つの四球を与えるなど制球を乱し、1回2安打1失点で今季の防御率は4.44となった。

 パドレスは前回登板のドジャース戦で6回1安打無失点の快投を見せたコルテスが誤算だった。ルイス・アライズの犠牲フライで先制した直後の三回、先頭からの連打で無死一、三塁のピンチを招くと、バイロン・バクストンの内野ゴロの間に同点に追いつかれた。

 ホセ・イグレシアスのタイムリーで勝ち越してもらった直後の四回にはヒット、盗塁、四球で無死一、二塁のピンチを招き、球審に暴言を吐いて退場処分に。パドレスは2番手のワンディ・ペラルタを投入したが、トレバー・ラーナックのタイムリーなどで一挙4点を奪われ、2-5と逆転を許した。

 五回には四回途中から登板していたデービッド・モーガンがロイス・ルイスに9号ソロを浴び、4点ビハインドに。さらに4番手の松井が四球とヒットで一、三塁のピンチを招き、バクストンにタイムリーを浴びてさらにリードを広げられた。

 松井は六回2死から2者連続四球を与えて降板。パドレスは5番手のアレック・ジェイコブがピンチを切り抜け、七回にはフェルナンド・タティスJr.のタイムリーで2点を返したものの、九回1死一、二塁のチャンスでエリアス・ディアスが空振り三振、タティスJr.がライトフライに倒れ、4-7で敗れた。

 ドジャース3連戦の最初の2試合に勝利し、連勝を5に伸ばしたパドレスだったが、それ以降の5試合では1勝4敗と勢いに陰りが見える。正遊撃手ザンダー・ボガーツが左足の骨折で離脱するなど、逆転優勝に向けて正念場を迎えていると言えそうだ。

2025.8.30 12:27 Saturday

パイレーツ逆転勝ち スキーンズは6回2失点の好投で「5割復帰」

【レッドソックス2-4パイレーツ】ボストン/フェンウェイパーク、8月29日(日本時間30日)

 パイレーツは敵地フェンウェイパークでのレッドソックス3連戦がスタート。その初戦はパイレーツ打線がレッドソックスの中継ぎ陣を攻略し、4-2で逆転勝利を収めた。なお、レッドソックスの吉田正尚は「5番・DH」でスタメン出場して3打数1安打(1四球)。3試合ぶりのヒットを放ち、今季の打撃成績は打率.229、出塁率.283、OPS.622となった。

 レッドソックスの新人左腕ペイトン・トーリーはメジャーデビュー戦で五回まで1安打に抑える好投。しかし、パイレーツは六回1死から連打で一、二塁のチャンスを作り、トーリーを降板に追い込んだ。

 2番手のグレッグ・ワイサートに対し、パイレーツはトミー・ファムとアンドリュー・マカッチェンの両ベテランが2者連続のタイムリー二塁打を放ち、3-2と逆転に成功。8三振を奪う好投を見せたトーリーには2失点が記録された。

 パイレーツ先発のポール・スキーンズは6回95球を投げて7安打2失点(自責点1)、6三振、1四球と安定したピッチング。四回にエラー絡みで先制を許し、五回には有望株ロマン・アンソニーに8号ソロを浴びたが、味方が逆転したため9勝目を挙げ、5月1日に3勝3敗だったとき以来の「5割復帰」を果たした。

 スキーンズは今季最多タイの7安打を浴びたが、ハードヒットの打球は5本だけ。走者を出しながらも粘り強く投げ続け、防御率2.05はメジャートップをキープしている。

 パイレーツは八回にヘンリー・デービスのスクイズで追加点を挙げ、4-2とリード。しかし、代走のロニー・サイモンが本塁上の交錯プレーで左肩を痛め、負傷退場となった。

 スキーンズ降板後は、ダウリ・モレタ、アイザック・マットソン、デニス・サンタナの3人が無失点リレー。最後を締めたサンタナには11セーブ目が記録された。

 勝てばカード勝ち越しが決まる2戦目には右腕ヨハン・オビエドが先発予定。レッドソックスの右腕ダスティン・メイとの投げ合いが予定されている。

2025.8.30 11:12 Saturday

パドレスに痛手 正遊撃手ボガーツが左足の骨折で負傷者リスト入り

 ナショナル・リーグ西地区の優勝をかけて争っているパドレスは、正遊撃手ザンダー・ボガーツを欠いた状態での戦いを強いられることになったが、パドレスはボガーツが2025年シーズンに再びプレーしてくれることを期待している。

 29日(日本時間30日)、パドレスはボガーツを10日間の負傷者リストに登録したことを発表。ボガーツは27日(同28日)のマリナーズ戦で左足に自打球を当て、その後骨折が判明していた。

 マイク・シルト監督は「彼はタフな男だ」とコメント。「もっと悪い状況になる可能性もあるが、よりよい状況になる可能性もある」と語ったように、ボガーツの復帰時期についてはまだ正確なことはわからないようだ。

 シルト監督はボガーツの復帰時期について明言を避けたが、球団の医療チームは「シーズンを終えるほどの負傷ではない」と考えており、指揮官もそれに勇気づけられたという。もちろん、パドレスの目標はポストシーズンを勝ち進むことであり、その戦いの中でボガーツに貢献してもらうことを期待しているのだろう。

 レギュラーシーズンは9月28日(同29日)に終了するが、レギュラーシーズン中にボガーツが復帰できるかどうかは不透明だ。

 10月1日に33歳の誕生日を迎えるボガーツは今季、遊撃手として120試合、DHとして9試合にスタメン出場。骨折による欠場を強いられるのは2年連続となった。昨季は左肩の骨折があり、7週間以上を欠場することになってしまった。

 パドレスは29日(同30日)から敵地ターゲットフィールドでのツインズ3連戦がスタート。その初戦にはベテランのホセ・イグレシアスが遊撃手としてスタメン起用されている。ボガーツの離脱中はイグレシアスが多くの出場機会を得ることになるだろう。

 また、ボガーツの離脱に伴い、3Aのエルパソから内野手のメイソン・マッコイがメジャー昇格を果たしている。

 ボガーツはパドレスと11年2億8000万ドルの大型契約を結んでおり、今季が3年目のシーズン。6月17日時点でOPS.615と苦しいスタートになったが、それ以降は好調を維持しており、60試合で打率.302、7本塁打、出塁率.360、長打率.473をマークする活躍を見せていた。その期間中の打率.302はリーグ6位の好成績である。

 シルト監督は「彼には最近、バットが本当によく振れているねと伝えたんだ。本当にいいプレーをしているし、素晴らしい遊撃手だよ。チームの原動力になっている」とコメント。ドジャースと激しい優勝争いを繰り広げるチームを牽引してきた正遊撃手の一刻も早い復帰が待たれる。

2025.8.30 09:48 Saturday

レッドソックスがビューラーを解雇 先発ローテーションから外れたばかり

 29日(日本時間30日)、レッドソックスはポール・スキーンズ(パイレーツ)と対戦する先発投手として、有望株ペイトン・トーリーをメジャーに昇格させた。22歳の左腕を昇格させるにあたり、球団は難しい決断をしなければならなかった。

 ドジャース時代に2度のワールドシリーズ制覇を経験したウォーカー・ビューラーは先日、先発ローテーションを外されていたが、その1週間後、リリース(解雇)されることが決まった。

 レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務めるクレイグ・ブレスローは「本当に、本当に難しい決断だった」とコメント。「彼は長年にわたり、このリーグで素晴らしい先発投手として活躍してきたが、何度も負傷があり、フィールドに立てない時期も長かった。でも、彼がわれわれの先発ローテーションに力を与えてくれると感じていた。そして、彼にはリリーバーとして貢献してもらったほうがいいと確信したため、ブルペンへの配置転換を決めたんだ」とビューラーの獲得と配置転換の理由について説明した。

「われわれの希望と期待は、彼が新しい役割に慣れ、シーズン終盤にチームのために重要なアウトを取れるよう、十分な時間を確保するということだった。しかし、状況が変わった。(先日の試合で)リチャード・フィッツが負傷し、ブルペンに長いイニングを投げられる投手がいなくなったため、今夜の試合で先発投手が必要になったんだ。これ(=有望株のトーリーを昇格させること)が現時点ではベストの策だと考えた」

 レッドソックスはトーリーの昇格とビューラーの解雇のほか、ユーティリティ・プレーヤーのニック・ソガードを3Aのウースターから昇格させ、若手外野手のジョスティンソン・ガルシアを3Aに降格させた。

 昨年のワールドシリーズで胴上げ投手となったビューラーは、年俸2105万ドルの1年契約でレッドソックスに加入(2026年は相互オプション)。しかし、23試合(うち22先発)に登板して7勝7敗、防御率5.45と期待を裏切った。

 ビューラーはブルペンに配置転換されたあと、1試合だけリリーフで登板。8月24日のヤンキース戦、2回1/3を投げて2安打2失点だった。

「ブルペンに配置転換するという決断を下した時点では、彼がその役割に慣れ、重要な場面で登板できるようになるまで、十分な時間を与えるつもりだったんだ」とブレスローCBOは語る。「先ほども言ったように、ロースターの状況が変わってしまった。シーズン終盤にできるだけ多くの試合に勝てるように、ロースターの編成を考え直さなければならなくなった」と当初のプランが変更されたことを明かした。

 通常、このようなケースでは、解雇の前にDFAを経由するのが一般的だ。しかし、レッドソックスはビューラーが早く移籍先を見つけられるように、DFAのプロセスを省き、すぐに解雇することを選択した。

 ブレスローCBOは「彼の人間性や実績を考慮し、尊重しようと努めた。これが現時点では彼を扱う上で最も公平な方法だと感じた」と説明した。

 ビューラーは9イニングあたりの三振数(6.73)や三振と四球の比率(1.53)で自己最低のペースにあり、それがブルペンへの配置転換が決定される理由となった。

 しかし、8月8日のパドレス戦では6回4安打無失点の好投。先発投手として輝きを放った試合がなかったわけではない。

 アレックス・コーラ監督は「厳しい決断だが、これがわれわれの現状だ」とコメント。「今日、彼とはいい話し合いができた。彼が今後どうなるか、見守っていくしかない。彼にとっても、我々にとっても、思い通りの結果にならなかったことはわかっている。われわれはもっと期待していたし、彼ももっとできると思っていたはずだ。しかし、彼の人間性や野球についての知識は素晴らしかった。そして、彼はまだまだやれると思う。彼と一緒に過ごした時間は楽しかったし、彼から多くのことを学んだ。今後の幸運を願っているよ」とチームを去る右腕にエールを送った。

 レッドソックスはギャレット・クローシェ、ブライアン・ベヨ、ルーカス・ジオリトの先発3本柱に自信を持っている一方、負傷や不振の影響もあり、先発ローテーションの4番手と5番手が流動的になっている。

 現時点ではトレード期限に獲得したダスティン・メイが4番手、そしてメジャー昇格を果たしたばかりのトーリーが5番手という位置づけだ。

 ブレスローCBOは「われわれは重要な試合を戦っており、できるだけ多くの試合に勝ちたいと思っている。チームに勝つチャンスを与える上で、現時点ではダスティンとペイトンが最善の選択肢だと考えている」と語った。

 トーリーは今季をハイAのグリーンビルでスタートし、6月24日に2Aのポートランドへ昇格。8月6日には3Aのウースターへ昇格し、そこから1カ月足らずでメジャー昇格の切符をつかんだ。

 ブレスローCBOは「ペイトンを昇格させたのは、彼がシーズン終盤にチームに貢献してくれることを期待しているからだ」とコメント。「どれくらい貢献できるかはまだわからないが、この4~5カ月間、彼はマイナーの各階級で素晴らしい活躍を見せてきた。目覚ましい成長を遂げているし、素晴らしい先発投手になれる選手だと信じているよ」と22歳の有望株左腕への期待を語った。

2025.8.30 09:15 Saturday

ヘルスリー絶不調の原因は「クセ」か 腕の位置で球種が露見

 メッツにトレードデッドラインで加入したリリーフ右腕ライアン・ヘルスリーは、移籍してから防御率10.38と絶不調に陥っている。その不調の原因と球団が考えているのが、投球モーションなどから投げる球種が露見している「クセ」の問題だ。ヘルスリーは「クセ」を直すために取り組んでいる。

 8月にヘルスリーが加入してから、球団はヘルスリーに投球時の「クセ」があり、球種が打者に露見していることを確信した。同点2ランを被弾した26日(日本時間27日)のフィリーズ戦では、カルロス・メンドーサ監督が語るように「直球に対して本当に良い反応、スライダーに対して良い見極め」をした打者が何人もいた。

 メンドーサ監督は「相手打線があんなに心地良く打席に立っているのは何かが起こっているからだ。それを解明しなければならない」と語った。メッツのコーチ陣は、ヘルスリーの問題がセットに入るときの小さな動きにあると特定。直球を投げるか、スライダーを投げるかで腕の位置が変わっており、打者はどちらの球種が来るのか投げる前に分かっている可能性がある。

 ヘルスリー本人は「メッツに来てからずっと打たれ続けているけど、投げている球自体は良いと思う」と、コンディションに問題がないことを強調。自身に「クセ」があることを認め、「これまで対戦してきたのは主に優勝を狙っているチームだし、最近のチームにはクセ盗みに特化した人間がいるんだ。僕のクセはかなり目立つし、明白だと思う」と語った。

 ヘルスリーはキャッチボール中に「クセ」を直すトレーニングをしている。マウンド上で腕の位置を気にすることがないように、体にクセを抜いたモーションを覚えさせるつもりだ。「100マイルの直球でも、打者がそれを来るとわかっていたら同じように機能しないからね」と、ヘルスリーは愚直に取り組んでいる。

 実はヘルスリーは古巣カージナルス時代にもクセの問題に悩まされることはあった。しかし、その問題は今より深刻ではなく、その間に素晴らしい実績を積み上げた。特に昨季は防御率2.04、49セーブでトレバー・ホフマン賞を受賞し、メジャー屈指のクローザーとしての地位を確立したばかりだった。

 「本当にイライラするよ。最初の3試合はすごく調子が良かったんだ。でも、最後の数試合はそこまで良くなかった。特にトレードされて、今まで自分が見せてきたものとは正反対のプレーをしていると思うと、本当にイライラする。でも、自分にはそれができるって分かってる。キャリアの中で何度もやってきた。そういう投手になろうとしているだけさ」。

 メッツは6月から不振に陥っていたが、地区首位フィリーズとの直近の3連戦をスイープ(3連勝)。ゲーム差を4に縮め、復調の狼煙を上げた。ここからポストシーズン進出を固め、さらに逆転で地区優勝を目指すならば、ヘルスリーのような頼れるリリーバーは必要不可欠だ。

2025.8.29 11:58 Friday

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