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ヤンキースとカブスがビシェット獲得に向けて二塁手放出を検討か
ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースは正二塁手ジャズ・チザムJr.へのトレードの問い合わせを受け付けているようだ。また、カブスも正二塁手ニコ・ホーナーに関して同様の動きを見せているという。
なぜ両球団は正二塁手の放出を検討しているのだろうか。これにはフリーエージェント(FA)市場にまだボー・ビシェットが残っていることが影響しているとみられる。ヘイマン記者はヤンキースとカブスがビシェット獲得に興味を示していることを報じている。
もしヤンキースがチザムJr.を放出すれば、ビシェット獲得に向けて二塁のポジションを空けることができる。カブスの場合も同様だ。一方、ブルージェイズで強打の遊撃手として活躍してきたビシェットも二塁へのコンバートに前向きな姿勢を示していることが報じられている。チザムJr.とホーナーはともに1年後にFAとなるため、両球団はFAまで残り1年の正二塁手をビシェットに置き換えることを検討しているのだろう。
ヘイマン記者によると、現時点で少なくとも5球団がビシェット獲得に興味を示しており、その中にはヤンキース、カブスのほかにドジャースも含まれているようだ。ドジャースは遊撃にムーキー・ベッツがいるため、ビシェットを獲得した場合は二塁手としての起用が確実。2025年に打率.311、18本塁打、94打点、OPS.840を記録したビシェットが加入すれば、ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャースの強力打線はさらに強化される。
ワールドシリーズでドジャースに敗れたブルージェイズはビシェットの引き留めを目指しており、依然として争奪戦に加わっているとみられる。また、レッドソックスもアレックス・ブレグマンの引き留めに失敗した際には「プランB」としてビシェット獲得を狙う可能性がある。
ビシェットはブルージェイズに残留する場合も二塁へコンバートされることになるかもしれない。2025年の守備指標OAAは-13と低迷し、もはや各球団はビシェットを遊撃手とみなしていないのが実情だ。ブルージェイズはワールドシリーズでアンドレス・ヒメネスを二塁から遊撃に回し、ケガの不安を抱えるビシェットを二塁に置いていたが、ビシェットが残留した場合、2026年シーズンもその布陣で戦う可能性が高い。
強打の遊撃手ではなく、強打の二塁手をめぐる争いとなりつつあるビシェットの争奪戦。レギュラーシーズン最後の1カ月を欠場しながらもメジャー2位タイの181安打を放った安打製造機を手に入れるのは、いったいどのチームだろうか。
2026.1.2 11:34 Friday
エンゼルスがアレナド獲得に興味 ゴールドグラブ賞10度の名手
カージナルスは今オフ、トレード市場で最も活発に動いているチームの1つだ。すでにレッドソックスと2件のトレードを成立させ、ソニー・グレイとウィルソン・コントレラスを放出している。しかし、カージナルスの主力放出はまだ終わっていない。
カージナルスは契約があと2年残っているベテラン三塁手ノーラン・アレナドをトレードで放出することに依然として意欲を示している。そして、ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者によると、アレナドの移籍先候補としてエンゼルスが浮上しているようだ。エンゼルスはケガの影響で満足にプレーできない状況が続いているアンソニー・レンドンとの契約見直しに合意し、レンドンは事実上の引退状態に。ヨアン・モンカダとルイス・レンヒーフォがフリーエージェント(FA)となったため、正三塁手の座は空席となっている。
35歳のアレナドはメジャー通算1921安打、353本塁打、1184打点の実績を誇り、ゴールドグラブ賞を10度、プラチナグラブ賞を6度受賞している名手。全球団に対するトレード拒否権を持っているが、カージナルスがチーム再建に向かう中、トレード拒否権を破棄することに前向きな姿勢を示している。南カリフォルニア出身のアレナドにとって、地元に近いエンゼルスへの移籍は受け入れやすいはずだ。
ただし、アレナドをめぐる市場が明確になるのは、FA市場に残るアレックス・ブレグマンやエウヘニオ・スアレスの移籍先が決まってからになるだろう。ローゼンタール記者は、ブレグマン獲得に興味を示すダイヤモンドバックスが「プランB」としてアレナド獲得に動く可能性にも言及している。
もう1人、カージナルスからトレードされる可能性がある選手がいる。オールスター二塁手のブレンダン・ドノバンだ。ジ・アスレチックによると、二遊間を守れる選手を獲得したいと考えているレッドソックスがカージナルスとのトレード交渉を行っているようだ。以前レッドソックスでチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務めていたハイム・ブルームは今オフ、カージナルスの編成本部長に就任し、すでに古巣と2件のトレードを成立させているが、再びレッドソックスとのトレードを敢行する可能性がある。
しかし、マリナーズ、ジャイアンツ、ロイヤルズなどもドノバン獲得に興味を示していることが報じられており、レッドソックスはドノバンのトレードをめぐり、他球団との競争を強いられることになるだろう。
2026.1.2 09:31 Friday
髙橋光成は西武残留の可能性も 少なくとも1件はメジャー契約のオファーあり
日本人右腕投手の髙橋光成(28)と今井達也(27)は、2018~25年に埼玉西武ライオンズでチームメートだった。両投手ともこの冬、メジャー移籍を目指してポスティング公示された。
今井がアストロズでメジャーの移籍先を見つけた一方、髙橋は2026年シーズン、日本プロ野球に復帰する可能性がある。
髙橋の交渉期限は米東部時間の1月4日午後5時(日本時間5日午前7時)。関係者によると、髙橋には少なくとも1球団からメジャー契約のオファーが提示されている。しかし、このオファーは28歳の右腕をメジャーへ移籍させるには不十分かもしれない。
その代わり、西武と新たな複数年契約を結んで日本に復帰する可能性がある。この契約にはオプトアウト(契約破棄)条項が含まれ、ポスティングシステムではなく、制限のないフリーエージェント(海外FA権)として市場に戻れるようにするものだ。
大規模なMLB球団からの駆け込みオファーがない限り、これが髙橋にとって最も現実的なシナリオになり得る。2026年に好成績を残せば、1年後の価値は大幅に高まるからだ。
2月3日に29歳になる髙橋は、2022年から2023年にかけてライオンズで抜群の成績を残した。合計330回2/3を投げ、防御率2.20、WHIP 1.13を記録。翌年はわずか81回1/3の登板にとどまり、0勝11敗、防御率3.87、WHIP1.45と後退した。2025年は148回を投げ、防御率3.04を記録している。
髙橋は多くの空振りを奪えるタイプではないため、精密な制球力に頼る投球スタイルだ。2025年シーズンの与四球率は6.7%と優秀だったが、奪三振はわずか88個で、三振率は14.3%にとどまる。過去11シーズンのNPBキャリアにおいて、三振率が20%を超えたことは1度もない。2025年のMLB平均三振率は22.2%だった。(文:Brian Murphy and Mark Feinsand、訳:山田結軌)
2026.1.2 09:00 Friday
今井達也がアストロズと合意 毎年オプトアウト可能な3年契約
日本人右腕の今井達也(27)がアストロズと毎シーズン終了後のオプトアウト権を含む3年契約で合意。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者の話として伝えた。球団からの正式発表はされていない。
ジ・アスレチックのチャンドラー・ローム記者によると、契約総額は最大で6300万ドル(約91億3500万円)になるという。
今井は11月19日、所属する日本プロ野球(NPB)の埼玉西武ライオンズからポスティング公示され、MLB球団との45日間の交渉期限が米東部時間1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)に迫っていた。
27歳の右腕は、2024年と2025年の両年を含め、NPBで3度のオールスター選出経験を持つ。
今井は過去数年で日本球界のエース級投手として台頭。過去3シーズンすべてで防御率3.00未満、イニング数を上回る奪三振を記録した。中でも2025年シーズンはキャリア最高の1年に。10勝5敗、自己最高の防御率1.92、163回2/3を投げて178三振をマークし、ライオンズの継投ノーヒッターにも貢献した。
2024年も同様に、10勝8敗、防御率2.34、キャリアハイとなる187三振、投球回173回1/3を記録している。
ライオンズでの8シーズンの通算成績は58勝45敗、防御率3.15、963回2/3を投げて907三振。しかし、2023年以降に限れば防御率は2.18、9イニングあたりの平均奪三振数は9.5を記録している。
今井の主な球種はフォーシームとスライダー。2025年のフォーシームの平均球速は94.9マイル(約152.7キロ)で、MLB右腕先発投手の平均94.6マイル(約152.2キロ)をわずかに上回り、最速は90マイル台後半(約158キロ)に達する。スライダーは平均86.2マイル(約138.7キロ)で、空振り率46%を記録した。
対左打者を中心に投じるチェンジアップも有効で、2025年は平均85.5マイル(約137.6キロ)、空振り率41%を記録。その他、スプリットやカーブも織り交ぜ、2025年シーズン中には指の間隔を広げた新しい「バルカン」チェンジアップも習得した。
今井は、スーパースラッガーの村上宗隆(25)、岡本和真(29)らを含め、このオフシーズンにポスティングされた数多くの注目日本人選手の1人。2026年シーズンに向けてNPBからMLBに移籍する投手の中ではトップクラスと評価されていた。
11月に行われたMLBのGM会議で、今井の代理人スコット・ボラス氏は、才能あるNPB投手がMLBでスターになっていることに言及しつつ、ドジャースのエース山本由伸と比較した。山本は2025年にワールドシリーズMVPに選ばれ、サイ・ヤング賞の最終候補にもなった。
ボラス氏は今井について「今井はNPBで山本が成し遂げたことすべてをやってのけた」と語った。(文:David Adler、訳:山田結軌)
2026.1.2 08:49 Friday
Dバックス・マルテは残留濃厚 ヘイゼンGMは次の補強を進めたい意向
ダイヤモンドバックスはオールスター二塁手のケテル・マルテを含むトレードについて各球団との交渉を行っているが、マイク・ヘイゼンGMは「この状況がいつまでも続くことを望んでいない」と語っており、状況は近いうちに変わる可能性がある。
30日(日本時間31日)、ヘイゼンGMは「近いうちに、これ(=マルテのトレード交渉)に終止符を打つ可能性が非常に高い」とコメントした。
ただし、「近いうち」という言葉が何を意味するのかは、あまり明確にはなっていない。
トレード交渉を打ち切る具体的な時期について、ヘイゼンGMは「まだ決めていない」と語ったが、「このまま長引かせるつもりはない。オフシーズンの補強に注力する必要があるんだ。繰り返しになるが、私はずっと(マルテのトレードは)実現しないと思っていた。そして、その可能性は高そうだ。今後はほかのやるべきことに集中していきたいと思っている」と付け加えた。
ヘイゼンGMはウィンターミーティングの際、ダイヤモンドバックスが今オフの補強を進めるために、マルテのトレード交渉は年明けを迎えるタイミングが期限になる可能性が高いことを示唆していたが、今回の発言はそれと一致する。
マルテ獲得に関心を示すチームに対して明確な期限を提示しているわけではないが、残された時間が少なくなっていることは伝えたという。
ヘイゼンGMはマルテのトレード交渉について、一定の進展があったことは認めたものの、ダイヤモンドバックスがマルテ放出を許容できる条件に一切近づくことなく、交渉が決裂したことを明かした。
ダイヤモンドバックスにとって、今オフ最大の課題は投手力を強化することだ。マルテのトレード交渉でも対価として即戦力の投手を求めていたとみられており、今オフはすでにフリーエージェント(FA)市場で2人の投手を獲得している。
ウィンターミーティング初日、ダイヤモンドバックスは右腕マイケル・ソロカと1年750万ドル(約11億2500万円)の契約を結んだ。この契約には出来高が設けられており、ソロカが受け取る総額は950万ドル(約14億2500万円)まで上昇する可能性がある。
12月19日(同20日)には夏のトレードで放出した右腕メリル・ケリーを2年4000万ドル(約60億円)の契約で呼び戻した。
しかし、この2人を獲得したことでダイヤモンドバックスの投手補強が完了したわけではない。A・J・パク、ジャスティン・マルティネスという2人のクローザー候補がトミー・ジョン手術のリハビリで来季開幕からの数カ月を欠場するのが確実という状況の中、勝ちパターンを担う投手が手薄になっており、ブルペンの補強を目指している。
ヘイゼンGMはFA市場とトレード市場の両方でブルペン補強の可能性を探っていることを明かしている。また、適切な機会があれば、先発ローテーションのさらなる補強も検討するつもりのようだ。
さらに、一塁/DHタイプの右打者を獲得することで、打線のアップグレードを図りたいと考えている。マルテのトレード交渉を決着させたいのは、投手の補強を進めていきたいということに加え、マルテの有無によって打線強化の必要性が変わってくるからだ。
ヘイゼンGMは「今後どこかのタイミングで野手陣に焦点を当て、もう少し具体的に補強を進めていく必要がある。だから、ほかの選手(マルテ)について最終的な判断を下す必要があるんだ。(マルテの動向次第で)打線の形が明確になり、どんな補強ができるか、その方向性も明確になっていくからだ」と語った。
2025.12.31 10:38 Wednesday
三塁手レンドンの契約見直し エンゼルスでのキャリアに終止符
エンゼルスとアンソニー・レンドンが契約最終年の内容変更に合意し、2026年はプレーしないことになったと30日(日本時間31日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が伝えた。
2020年シーズン前に7年総額2億4500万ドル(約367億5000万円)の契約を結んだレンドンは、2026年に3800万ドル(約57億円)を受け取る予定だったが、今後は数年に分けて支払われることになる。具体的な条件はまだ明らかにされておらず、エンゼルスもこの契約変更を正式に発表していない。
ペリー・ミナシアンGMはウィンターミーティングで、レンドンの契約最終年を繰り延べることで短期的な柔軟性を確保する可能性を探っていると語っていた。ただし、その当時は、レンドンの代理人であるスコット・ボラス氏やMLB機構、MLB選手会の承認を得る必要があった。
しかし、その問題は解決され、2025年シーズン前に股関節の手術を受けたレンドンは、2年連続でシーズンを欠場することになる。まだ引退はせず、ロースターに残る予定だが、シーズン前に60日間の負傷者リストに入れ、ロースター40人枠の空きを作ることが可能となる。
過去5シーズンにわたりケガに苦しみ、ナショナルズ時代に比べて成績が下降したレンドンにとって、エンゼルスでの失望の期間に終わりを告げることとなる。エンゼルスでの5シーズンでわずか257試合の出場にとどまり、打率.242、出塁率.348、長打率.369、22本塁打、125打点だった。2024年は57試合に出場し、打率.218、出塁率.307、長打率.267、本塁打なし、14打点にとどまった。
35歳のレンドンは、ナショナルズとエンゼルスで計1173試合に出場し、通算打率.280、出塁率.364、長打率.464、158本塁打、295二塁打、671打点を記録している。2014年と2019年にシルバースラッガー賞を受賞し、2019年にはオールスターにも選出され、ナ・リーグMVP投票で3位に入った。同年にはナショナルズをワールドシリーズ優勝に導き、現在のエンゼルス監督、カート・スズキとチャンピオンリングを手にした。
レンドンが構想外となったことで、エンゼルスは今オフ、三塁手の獲得市場に参入することになる。また、先発投手もう1人、救援の補強、中堅手の獲得も模索している。
エンゼルスは浮いた資金の一部を使い、30日に救援右腕カービー・イェーツと1年500万ドル(約7億5000万円)で合意した。イェーツもまた、今オフにエンゼルスが獲得した選手の1人であり、右腕アレック・マノア、右腕グレイソン・ロドリゲス、救援左腕ドリュー・ポメランツ、救援右腕ジョーダン・ロマノ、ユーティリティのボーン・グリッソムらのグループに加わる。(文:Rhett Bollinger、訳:山田結軌)
2025.12.31 08:54 Wednesday
エンゼルスがブルペン補強 ベテラン右腕イェーツと1年契約で合意
MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、救援右腕のカービー・イェーツとエンゼルスが1年契約で合意した。球団からは公式発表されていない。第一報は7ニュース・ボストンのアリー・アレクサンダー記者だった。
38歳のイェーツは、エンゼルスが今月初めにジョーダン・ロマノやドリュー・ポメランツと1年契約を結んだ補強に続き、このオフシーズンにブルペンに加わった最新のベテランだ。
イェーツの2025年シーズンはホロ苦かった。2024年オフにドジャースと1年1200万ドル(約18億円)で契約したが、3度の負傷者リスト入りを喫し、防御率5.23でレギュラーシーズンを終了。プレーオフでの登板はなかった。
明るい材料として、最終的にはワールドシリーズのリングを手にした。さらに、空振り率35.3%、三振率29.1%など一部の指標は、39歳で迎える2026年シーズンに向けて希望を抱かせる。
イェーツは、レンジャーズで圧倒的だった2024年シーズンからそれほど時間は経過していない。当時はア・リーグのオールスターに選出され、61回2/3を投げて防御率1.17、85三振、33セーブを記録した。トミー・ジョン手術から復帰してわずかフルシーズン2年目だったことを考慮すれば、さらに印象的なパフォーマンスだった。
イェーツがまだ投げているという事実自体が驚異的だ。アリゾナ州プレスコットのヤバパイ大学からドラフト指名漏れしてから15年以上が経つ。大学時代の大部分は、2006年に受けた1度目のトミー・ジョン手術のリハビリに費やした(ハワイ出身のイェーツは、高校時代の2005年ドラフト26巡目でレッドソックスに指名されたが、契約しなかった)。
イェーツは2009年のドラフト直後にレイズと契約したが、メジャーデビューまでにはさらに5年を要し、その時点で27歳になっていた。レイズ、ヤンキース、エンゼルスに在籍。2017年、パドレスに居場所を見つけた。32歳だった2019年に完全開花し、防御率1.19、MLBトップの41セーブを記録して初のオールスター選出を果たした。
その後の3シーズンはわずか15試合の登板にとどまった。2020年に肘の骨片除去手術を受け、2021年には2度目のトミー・ジョン手術を受けたからだ。しかし、2023年にブレーブスで復活のシーズン(防御率3.28)を送り、24年にはレンジャーズでオールスターの姿を取り戻した。(文:Thomas Harrigan、訳:山田結軌)
2025.12.31 08:43 Wednesday
ポスティング期限が迫る今井と岡本 ロサンゼルスで各球団と交渉へ
2人の日本人スター選手、今井達也と岡本和真がメジャー各球団と交渉できるのも残り数日となった。ポスティング移籍の交渉期限が迫る中、両選手は今週、関心を持つ球団との面談をロサンゼルスで実施するようだ。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えている。
メジャー球団との交渉期限は、今井が米東部時間1月2日午後5時(日本時間1月3日午前7時)、岡本が米東部時間1月4日午後5時(同1月5日午前7時)となっている。もし期限までにメジャー球団と合意に至らなかった場合、2026年は元の所属球団でプレーすることになる。
27歳の今井は、フェインサンド記者が選定した今オフのフリーエージェント(FA)選手ランキングで11位に選ばれ、先発投手では4位にランクインしている。
日本メディアの報道によると、今井獲得の有力候補としてホワイトソックスが浮上しているようだが、フェインサンド記者はホワイトソックスが今井と契約する可能性は低いと伝えている。ホワイトソックスは今オフすでに日本人スター選手を獲得しており、12月21日(同22日)に日本球界で2度のMVPに輝いた村上宗隆と2年契約を結んだ。日本メディアは今井獲得を狙っているチームとして、ほかにヤンキースとフィリーズの名前を挙げている。
今井は今季、埼玉西武ライオンズで163回2/3を投げて防御率1.92の好成績をマーク。178三振、45四球を記録し、打たれた本塁打はわずか6本だった。西武で8年間プレーし、直近3年間では合計470イニングを投げて防御率2.18と安定した活躍を続けている。
29歳の岡本は、パドレス、エンゼルス、パイレーツ、ブルージェイズ、レッドソックスなど多くのチームが移籍先の候補に挙げられている。日本球界ではオールスターに6度選出され、読売ジャイアンツで11年間プレーして通算打率.277、出塁率.361、長打率.521を記録した。
今季はケガの影響で77試合の出場にとどまったが、それでも15本塁打を放ち、打率.322、OPS.992の好成績をマーク。2018年から2023年まで6年連続でシーズン30本塁打以上を記録した。
2025.12.31 08:29 Wednesday
ドジャースが元盗塁王のエステウリー・ルイーズをマーリンズへ放出
29日(日本時間30日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、ドジャースは元盗塁王の外野手エステウリー・ルイーズをマーリンズへ放出し、トレードの対価として有望株右腕アドリアーノ・マレーロを獲得したようだ。まだ両球団からの正式発表は行われていない。
スピードスターのルイーズは今季、ワールドシリーズを制したドジャースで控え外野手を務めた。主に代走や守備固めとして19試合に出場し、打率.190(21打数4安打)、1本塁打、4盗塁を記録した。
マーリンズは27日(同28日)、今季106試合に出場した外野手デーン・マイヤーズをマイナー外野手イーサン・オドネルとのトレードでレッズへ放出。それから2日後、外野手を補充するトレードを成立させた。
ルイーズはマイヤーズの役割(右打ちのセンター)をカバーすることになるだろう。マイヤーズ放出後、マーリンズは正中堅手ジェイコブ・マーシー以外にセンターを本職とする選手が有望株ビクター・メサJr.しかおらず、右打ちの外野手もエリベルト・ヘルナンデスしかいなかったため、ルイーズはチームの補強ポイントに合致する存在だ。
ルイーズはドジャースのロースター40人枠に登録されていたため、マーリンズはルイーズ獲得に伴って枠を1つ空ける必要があり、エリック・ワガマンをDFA(ロースターの40人枠から選手を外す措置)とする予定であることが報じられている。ルイーズはまだマイナーオプションが1つ残っており、年俸調停権も取得していないため、マーリンズとしては格安で臨機応変に起用することができる。一方、ドジャースはルイーズ放出によってロースターの40人枠が1つ空いた。
来年2月に27歳の誕生日を迎えるルイーズはアスレチックス時代の2023年にリーグ最多の67盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを獲得。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.(73盗塁)に次ぐメジャー2位の盗塁数だった。2022年にはマイナー2Aと3Aの合計114試合で85盗塁をマークしたこともある。
ルイーズは今季ドジャースでテオスカー・ヘルナンデスとトミー・エドマンがケガを抱えている期間中、外野の「保険」のような存在となっていたが、2026年シーズンの外野手の起用プランの中には含まれていなかった。
18歳のマレーロはキューバ出身で、昨オフにマーリンズと契約。今季はドミニカ共和国のサマーリーグで10試合に先発して33イニングを投げ、防御率3.82、35三振を記録した。
2025.12.30 10:45 Tuesday
エフリンと再契約を結んだオリオールズ 先発投手の補強を継続へ
今オフのオリオールズは積極的な補強を続けており、28日(日本時間29日)には右腕ザック・エフリンと再契約を結んだ。契約条件は1年1000万ドル(約15億円)で、2027年の相互オプション(球団と選手の双方に選択権あり)が付属していることが明らかになっている。
オリオールズは今季38本塁打のピート・アロンソと同36本塁打のテイラー・ウォードを獲得して打線強化に成功し、ブルペンには剛腕ライアン・ヘルズリーとアンドリュー・キットリッジが加入。また、野手の層を厚くするために、外野の控えにはレオディ・タベラスを加えている。そして、先発には大型トレードでシェーン・バズが加わり、フリーエージェント(FA)になったエフリンも戻ってきた。
エフリンは8月に腰の手術を受けており、来季の開幕には間に合う見込みだが、オリオールズは慎重に術後の経過を見守る方針。エフリンが開幕に間に合えば、オリオールズの開幕ローテーションはカイル・ブラディッシュ、トレバー・ロジャース、バズ、エフリン、ディーン・クレーマーという顔ぶれになるだろう。ローテーションから押し出されたタイラー・ウェルズはブルペンに回り、先発の頭数としてケイド・ポビッチ、ブランドン・ヤング、アルバート・スアレスらが控える布陣となる。
では、バズの獲得とエフリンの残留によって、オリオールズの先発補強は終了したのだろうか。MLB.comでオリオールズを担当するジェイク・リル記者は「おそらく終わっていない」との見解を示している。
今季オリオールズが低迷した要因の1つは、FAで退団したコービン・バーンズに代わるエースを獲得せず、ローテーションの柱となる投手が不在となってしまったことだった。その過ちを繰り返すわけにはいかず、今オフはエース級の先発投手の獲得に動くことが確実視されている。
マイク・エライアス編成本部長はFA市場で上位の先発投手の獲得を目指す意向を明言しており、11月中旬にラスベガスで行われたGM会議の際にはフランバー・バルデスやレンジャー・スアレスといった好投手の陣営と面会していたことも明らかになっている。チームに欠けている「最後のピース」であるエース獲得を実現させることができるか、エライアス編成本部長の決断が注目される。
2025.12.30 10:01 Tuesday






