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ブルワーズのエース右腕ペラルタに「非常に多くのチーム」が興味

 アレックス・ブレグマンのカブス移籍からフリーエージェント(FA)市場の「ドミノ倒し」が始まり、ここ数日でカイル・タッカー、ボー・ビシェット、J・T・リアルミュートの契約が次々に決まった。大物野手がFA市場から姿を消す中、トレード市場では昨季のナ・リーグ最多勝投手に注目が集まっている。

 MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、ブルワーズは引き続きエース右腕フレディ・ペラルタのトレードを検討しており、他球団からのオファーを吟味しているようだ。29歳のペラルタは昨季33試合に先発して176回2/3を投げ、17勝6敗、防御率2.70、204三振の好成績をマーク。1年後にFAとなるが、今季の年俸が800万ドル(約12億円)と安価なため、トレード市場で大人気となっている。

 ヘイマン記者は、ペラルタをめぐるトレード市場の状況について「非常に多くのチームが興味を示している」とリポート。その中にはヤンキース、メッツ、ドジャース、ジャイアンツ、ブレーブスなどが含まれているという。

 3年連続でシーズン200三振を達成し、昨季はサイ・ヤング賞投票で5位にランクインするなど、ペラルタはエース級の実力を持つ投手だ。上記5球団の中では、メッツが最もエース補強を必要としており、ジョナ・トン、ブランドン・スプロート、クリスチャン・スコットらメジャーレベルの若手先発投手も豊富なため、ペラルタ獲得の最有力候補に挙げる声もある。

 ペラルタ放出を検討中のブルワーズは今季のポストシーズン進出を諦めているわけではなく、トレードの対価として即戦力の若手投手を求める可能性が高いとみられる。その点では、エメット・シーアン、リバー・ライアン、ジャスティン・ロブレスキー、ギャビン・ストーンら20代の若手投手を豊富に揃えるドジャースも有力候補と言えるかもしれない。

 過去にもジョシュ・ヘイダー、コービン・バーンズ、デビン・ウィリアムスらオールスター級の主力投手を次々に放出し、トレードで得た対価を戦力化してチームの総合力をキープしてきた実績のあるブルワーズ。FAまで残り1年となったペラルタの放出も濃厚だが、トレードの相手としてどのチームを選ぶのか、そして対価として誰を得るのか、今後の動向が注目される。

2026.1.18 11:13 Sunday

大ベテランのバーランダーにオリオールズなど複数球団が興味を示す

 ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者によると、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となった大ベテランのジャスティン・バーランダーに対して複数のチームが興味を示しているようだ。ローゼンタール記者は具体的なチーム名として、先発ローテーションの強化を目指すオリオールズの名前を挙げている。

 来月43歳の誕生日を迎えるバーランダーはジャイアンツでプレーした昨季、29試合に先発して防御率3.85を記録。開幕8連敗スタートだったものの、尻上がりに調子を上げていき、最終13先発では防御率2.60と年齢を感じさせないパフォーマンスを見せた。一時は限界説も囁かれたが、メジャー21年目のシーズンに向けて、まだ十分にやれることを証明した1年だった。

 オリオールズは今オフ、トレードでシェーン・バズを獲得し、FAのザック・エフリンと再契約。現在のローテーションの顔ぶれは、トレバー・ロジャース、カイル・ブラディッシュ、バズ、エフリン、ディーン・クレーマーとなっている。

 先発ローテーションのさらなる強化を目指し、FA市場ではフランバー・バルデス、トレード市場ではフレディ・ペラルタ(ブルワーズ)らの獲得に興味を示している模様。地区最下位からの再浮上に向けて、エース級の先発投手を必要としており、もしタリック・スクーバル(タイガース)がトレード市場に出てきた場合は、複数のトップ・プロスペクトを犠牲にしてでも獲得に乗り出す可能性がある。

 ローゼンタール記者は「バーランダーはオリオールズにとって、予備の補強プランだろう」と指摘。バルデス、ペラルタ、スクーバルといったエース級の先発投手の獲得が実現しなかった場合、先発投手の層を厚くするために、バーランダー獲得を狙う可能性があるとみられる。

2026.1.18 09:50 Sunday

プレスリーが現役引退を表明 ポストシーズン通算14セーブの右腕

 アストロズ時代に2度オールスターに選出され、歴代5位となるポストシーズン通算14セーブを記録したライアン・プレスリーは17日(日本時間18日)、現役引退を表明し、13年間のキャリアに終止符を打った。

 37歳のプレスリーは2013年にツインズでメジャーデビューし、2018年途中にアストロズへ移籍。このトレードがプレスリーのキャリアを大きく変えることになった。チームの主力リリーバーとなり、2019年、2021年、2022年のワールドシリーズ進出に貢献。2022年、フィリーズと対戦したワールドシリーズでは優勝が決まった瞬間にマウンドに立っていた。

 2020年からクローザーに定着したプレスリーは、アストロズ時代に通算111セーブを挙げ、2019年と2021年にオールスター選出。ポストシーズンでは通算47試合に登板し、防御率2.78、WHIP1.08を記録した。

 2022年のポストシーズンでは、ワールドシリーズ優勝を決めた第6戦も含め、6度のセーブ機会で6セーブを記録。2024年、タイガースとの地区シリーズ第2戦でセーブに失敗するまで、ポストシーズンでの14度のセーブ機会をすべて成功させた。しかし、アストロズでの登板は、ポストシーズンで初めてセーブに失敗したこの試合が最後となった。

 2023年オフにアストロズが5年9500万ドル(約142億5000万円)の大型契約でフリーエージェント(FA)のクローザー、ジョシュ・ヘイダーを獲得した際、プレスリーは4年間務めてきたクローザーの座を追われた。公の場ではクローザーの座を失ったことを冷静に受け止めていたが、これをきっかけにデイナ・ブラウンGMとの関係が悪化。翌2024年オフ、プレスリーはトレード拒否権を破棄し、カブスへ移籍することになった。

 メジャー通算667試合に登板し、防御率3.33、117セーブを記録。アストロズで342試合、ツインズで281試合、カブスで44試合に登板したが、昨季途中にカブスを解雇され、それ以降は無所属の状態が続いていた。

 2012年オフのルール5ドラフトでツインズから指名を受ける前は、レッドソックスのマイナー組織で主に先発投手として5年間プレー。2013~18年はツインズのブルペンの一角を担い、281試合で317イニングを投げて防御率3.75(と1セーブ)を記録したが、2018年7月にブルペン強化を目指していたアストロズへのトレードが決まった。

2026.1.18 09:10 Sunday

レッズ・デラクルーズが球団史上最高額の契約延長オファーを拒否

 エリー・デラクルーズは球界で最も輝かしい若手スターの1人であり、まだ24歳にもかかわらず、すでにかなりの知名度を誇っている。よって、レッズが長期契約を結びたいと考えるのも不思議なことではない。

 昨春、レッズは5ツールを兼ね備えた天才遊撃手に球団史上最高額となる契約延長オファーを提示していた。しかし、デラクルーズはそのオファーを拒否し、年俸調停権の取得が2027年に迫る中、さらに実績を積み上げていくことを選択した。

 ニック・クロール編成本部長は16日(日本時間17日)、MLB.comの取材に対して「2025年のスプリングトレーニング中に契約延長を目指し、オファーを提示しました。そのオファーは球団史上最高額となるはずでした。そのオファーに関して、それ以上の話し合いはしていません」と語った。

 現在、レッズ史上最高額の契約は、ジョーイ・ボットーが2012年に結んだ10年2億2500万ドル(約337億5000万円)だ。

 2024年、デラクルーズは25本塁打&67盗塁を記録し、シーズン20本塁打&60盗塁を達成した史上5人目の選手となった(デラクルーズが最年少)。身長196センチ、体重90キロと大柄ながら抜群の身体能力を誇り、2023年のメジャーデビュー以来、レッズの正遊撃手に定着。球界屈指の強肩を持ち、オールスターに2度選出されている。

 昨季、デラクルーズは攻守両面(特にパワー面)で成績を落としたが、後半戦は左大腿四頭筋の負傷を抱えながらプレーしていたことが明らかになっている。

 ※この記事には、MLB.comのマーク・フェインサンド記者(全国担当)が協力している。

2026.1.18 08:42 Sunday

ビシェットの契約が市場に与える影響は? エキスパートが分析

 ボー・ビシェットがメッツと契約合意したとの驚きのニュースを受け、われわれはMLBインサイダーのマーク・ファインサンド記者にこれが残りのフリーエージェントとトレード市場にどのような影響を与えるか分析するよう依頼した。

ブルージェイズはこれからどこへ向かうのか?もしカイル・タッカー獲得に動いていたなら、ベリンジャーに注目するかもしれない。それともベリンジャーはヤンキースに行くのだろうか?

 ヤンキースとブルージェイズはベリンジャー獲得に最も積極的な2球団と見られるが、メッツもこの外野手の移籍先として可能性を否定できない。ヤンキースは昨季好調だったベリンジャーの復帰を望んでいるが、ヤンキースは5年契約を希望しているのに対し、ベリンジャーは7年契約を希望していると言われている。メッツはブランドン・ニモとジェフ・マクニールをトレードした後も外野の補強を模索しており、過去の例からもわかるように、スティーブ・コーエンオーナーは適切と判断した時に資金を投じるだろう。

 一方、ブルージェイズは近年、外野手の育成に苦戦しており、外野手の補強を望んでいる。ドジャースとの契約前からカイル・タッカーに強い関心を示していたのもそのためだ。ドールトン・バーショは来シーズン終了後にフリーエージェントとなり、ジョージ・スプリンガーもレギュラー外野手として最盛期を過ぎた。そのため、今シーズン終了後も支配下にいる外野手は、デービス・シュナイダー、ネイサン・ルークス、マイルズ・ストロー、ジョーイ・ロパーフィドの4人のみとなり、ベリンジャー獲得争いに加わる可能性が高まっている。

フィリーズはビシェットとの契約に近づいたと報じられており、その後すぐにJT・リアルミュートに転換した。これでフィリーズは終わりなのか、それとも新たな大きな動きが控えているのか。

 フィラデルフィアがビシェット獲得争いに加わったことは、ある意味驚きだった。カイル・シュワーバーとの5年契約が、今冬フィリーズが提示する唯一の9桁規模の契約になると見られていたからだ。リアルミュートが復帰したことで、フィリーズはオフシーズンの重労働を終えたとみられるが、ロースターの微調整を行う可能性はまだ残っている。ビシェットのメッツ移籍は、アレック・ボームを巡るトレードの憶測に終止符を打つことになるだろう。ボームはフリーエージェント前の最後のシーズンをフィリーズの正三塁手として迎えることになる。

これはメッツのターゲットと目されるフランバー・バルデスにとって何を意味するのだろうか。バルデスの市場は今どうなっているのだろうか

 前述の通り、ビシェットとの契約でメッツのオフシーズンの支出が必ずしも終わるわけではない。外野陣と同様に、先発ローテーションも依然として必要不可欠であり、バルデスとザック・ギャレンはフリーエージェント市場に残っている最高の投手だ。メッツのデービッド・スターンズ編成部長とオリオールズのマイク・イライアス編成部長は、ともにヒューストン時代からのバルデスとの繋がりがあるため、オリオールズはバルデスの移籍先として引き続き有力視されている。バルデスは実績のある働き者だが、32歳という年齢を考えると、球団はバルデスが求める長期契約に躊躇するかもしれない。

これはメッツにとって「大きな動き」となるだろうか?それとも、バルデスかベリンジャーの獲得にまだ執着しているのだろうか?それとも、次の大きな動きはトレードになる可能性が高いのだろうか?

 メッツはタッカー獲得を逃した後、ビシェットを急遽獲得したが、これで終わりと考えるのは早計かもしれない。ピート・アロンソをフリーエージェントで失い、ニモとマクニールをトレードで放出したため、ビシェット、マーカス・セミエン、ホルヘ・ポランコを獲得したにもかかわらず、打線は昨年よりも弱体化していると言えるだろう。先発ローテーションの不足も顕著で、たとえ外野や先発ローテーションで「大きな動き」がなかったとしても、今後さらなる動きが見られるのは間違いないだろう。

2026.1.17 14:33 Saturday

タッカー、ビシェットの契約後、市場最大の大物ベリンジャーはどこへ?

 過去24時間でフリーエージェント(FA)市場は大きく変化し、状況次第では今後24時間でさらに変わるかもしれない。メッツが獲得を狙っていたカイル・タッカーはドジャースに移籍し、ボー・ビシェットはメッツに移籍した。そして、コディ・ベリンジャーはニューヨークの両球団にとって依然としてプランBかもしれない。

 メッツには、打てる外野手がもう一人必要だ。ヤンキースには、アーロン・ジャッジをプロテクトしてくれるベリンジャーのような打者が必要だ。

 言い換えれば、メッツはビシェットを遊撃から三塁へコンバートする大胆な賭け(メッツのデービッド・スターンズ編成部長は守備力強化を今オフの課題に掲げていた)に出てもなお、ベリンジャーを必要とするかもしれない。ピート・アロンソとブランドン・ニモの打力を失った今、ベリンジャーの存在はメッツにとって依然として大きな意味を持つ。

 しかし、ヤンキースの状況は変わっていない。ベリンジャーの代理人スコット・ボラス氏が7年契約を求めていると報じられ、ヤンキースは5年以上をオファーするつもりがないという情報もあるにもかかわらず、ヤンキースはベリンジャーをこれまで以上に必要としている。メッツがベリンジャーの獲得に動けば、ヤンキースの考えは変わるかもしれない。もしかしたら、エドウィン・ディアスが既にそうだったように、タッカーがロサンゼルスへ移籍したあと、メッツがビシェットに転換したのと同じくらい早く、ヤンキースの考えは変わるかもしれない。

 タッカーとビシェットがFA市場から去った今、確かなことは、ベリンジャーが最大の大物であるということだけだ。そして少なくとも、メッツとヤンキースがソトをめぐって争ったときのような、加熱した入札合戦が再び起こる可能性はまだ残っている。ヤンキースとメッツの間でも、スターの争奪戦がこのような状況になったことはかつてなかった。

 皮肉なことに、メッツがソト獲得で昨冬ヤンキースにやったのと同じことを、タッカー獲得でメッツにやったのはドジャースだった。ヤンキースはソト獲得に過去最大級のオファーを出し、それで十分だと考えていた。メッツはタッカー獲得に報じられた平均年俸5500万ドル(約87億円)のオファーで他球団を圧倒するだろうと考えていたが、ドジャースが平均年俸6000万ドル(約94億円)のオファーで勝利を収めた。

 ベリンジャーは依然として素晴らしい万能な選手であり、ソトでさえ成し遂げられなかった実績もある。それはMVPだ。最近はあらゆることがロサンゼルスで行われているように見えるが、ベリンジャーがまだドジャースに在籍していた頃(2019年)にMVPを獲得したことは特筆に値する。

 ヤンキースはシーズン終了後から、打者として、野手として、チームメートとして、ベリンジャーをどれほど引き留めたいかを明確にしてきた。ベリンジャーは2025年のヤンキースでジャッジに次ぐ2番目のMVPだった。ベリンジャーは152試合で29本塁打、98打点を記録し、ソトほどではないにせよ、ジャッジをプロテクトした。ヤンキースが呼び戻したいと考えるには十分すぎるほどの貢献だった。

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、ベリンジャーがチームにとって「まさにうってつけ」であり、これからもそうなる可能性を秘めていると繰り返し語ってきた。しかし、キャッシュマンはその後にしばしばこうも付け加えてきた。「彼は誰にとっても素晴らしい選手だ」

 繰り返しになるが、キャッシュマンGMはベリンジャーに再びピンストライプのユニフォームを着てほしいと強く願っていることを隠そうとはしていない。そしてタッカーの例がそうだったように、単に欲しいだけではなく、チームに必要な選手が相手ならば、支払う意思のある金額も時には変えなければならない。

 ドジャースは才能豊かな選手を蓄え、資金を投じ続けている。それはドジャースがどれほど才能豊かであろうと、球界のマージンがどんなものか知っているからだ。2024年のプレーオフでは、パドレスにあと1歩まで追い詰められた。2025年のワールドシリーズ第7戦でも、ブルージェイズにあと1歩まで追い詰められた。しかし、結局は勝利した。だからこそ、ドジャースは今もなお勢いを維持している。

 メッツはタッカーを失った後、何か手を打つ必要があった。ビシェットの獲得には成功したものの、昨シーズンの終わり方を考えると、まだ何か手を打つ必要がある。もしかしたら、次の一手はヤンキースにあるのかもしれない。なぜか分かるだろう。彼らにとってプランAとプランBは、依然としてコディ・ベリンジャーだからだ。

2026.1.17 14:06 Saturday

ツインズが捕手カラティニと2年契約で合意か

 16日(日本時間17日)、ツインズは捕手兼一塁手ビクター・カラティニと2年契約で合意したと、関係者がMLB.comに明かした。マーク・ファインサンド記者によれば、契約は2年1400万ドル(約22億円)。球団は身体検査の結果を待っており、契約を正式発表していない。

 32歳のカラティニは過去2シーズンともアストロズに在籍。本職の捕手のみならず、一塁手やDHとしてもプレーし、昨季は打率.259、出塁率.324、長打率.404を記録し、自己最多の12本塁打を放った。

 ツインズには既に正捕手ライアン・ジェファーズがおり、マイナーリーグオプションが切れたアレックス・ジャクソンが控えと考えられていた。しかし、両者とも右打者であり、両打ちだが左打席の方が成績の良いカラティニを加えた。

 依然として、ジェファーズが出場機会の大半を得ると予想されているが、カラティニはジャクソンよりもはるかに多くの経験とより高い攻撃力を持ち、控え捕手になると見られている。

 また、一塁やDHでの出場もありえるだろう。そして、正捕手ジェファーズにはトレードの噂もあるため、複数年契約でカラティニが加入したことにも注目すべきだ。

2026.1.17 12:00 Saturday

レイズ、レッズ、エンゼルス間で三角トレード ロウ、ラックスらが移籍

 15日(日本時間16日)、レイズ、レッズ、エンゼルスの間で三角トレードが成立。エンゼルスはレイズから外野手ジョシュ・ロウを獲得し、レイズはレッズから内野手ギャビン・ラックス、エンゼルスから有望株クリス・クラークを獲得、そしてレッズはエンゼルスから救援左腕ブロック・バークを獲得した。ESPNのジェフ・パッサン記者が報じている。

 エンゼルスは外野手ロウを獲得し、課題だった外野層の補強に成功。28歳のロウは、2023年に20本塁打、32盗塁、打率.292、OPS.835を記録してブレイクしたが、その後2年は負傷もあってOPS.700を下回る不振に苦しんでいる。ただ、まだ28歳と若く、フリーエージェント(FA)まで3年の契約期間を残しているため、復活に期待できる。エンゼルスの外野陣はセンターにジョー・アデル、レフトにホルヘ・ソレア、指名打者にマイク・トラウトが控える陣容で、後者2人の健康状態が懸念されていた。実績があり、復活に期待できるロウを加えたことで、外野層が厚くなった。

 一方、レイズは長年の正二塁手だったブランドン・ラウの放出で穴が空いた二塁に、レギュラー候補のラックス(保有期間1年)を補強。ラックスは昨季、レッズで102試合に出場して出塁率.350、OPS.724とリーグ平均を超える攻撃力を発揮した。ラウの放出後、レイズはウエーバーでブレット・ワイズリーを獲得したが、レギュラー格の補強は手つかずだった。しかし、ラックスの獲得でラウの穴は埋められたと見るべきだろう。また、レイズは保有期間3年のロウを放出し、保有期間1年のラックスを獲得したため、さらにエンゼルスから有望株クラークを獲得。24歳のクラークは昨季、Aから2Aまで駆け上がり、28登板(26先発)で防御率4.73、奪三振率24.3%を記録した。

 そして、レッズはエンゼルスから救援左腕バーク(保有期間1年)を獲得。29歳のバークは昨季、69登板とフル回転して防御率3.36をマークした。レッズは昨季、本職が二塁のラックスをユーティリティとして起用したが、ラックスは守備で苦戦し、レフトではOAA(=Outs Above Average、平均と比べてどれだけアウトを稼いだか)-6を記録。本職の二塁には若手のマット・マクレイン、レフトにも今オフにJJ・ブレデイをFAから迎えたため、ラックスは余剰戦力となっていた。ブルペン陣には守護神エミリオ・パガーンと再契約、さらに先日は右腕ピアース・ジョンソンを1年契約で加えるなど積極補強を続けており、余剰戦力のラックスを活用したトレードで再び補強に動いた。

2026.1.16 13:02 Friday

タッカーがドジャースと契約合意か 4年2億4000万ドル(約380億)

 15日(日本時間16日)、フリーエージェント(FA)市場のNo.1選手カイル・タッカーがドジャースと契約に合意したと、ESPNのジェフ・パッサン記者が報じた。契約規模は4年2億4000万ドル(約380億円)で、契約2年目と3年目の終了後にオプトアウト権(契約破棄条項)が含まれていると、ファンサイデッドのロバート・マレー記者が報じている。さらにパッサン記者によれば、6400万ドル(約101億円)がサインボーナスとして支払われ、契約の内3000万ドル(約47億円)が繰延払いで支払われる。繰延払いを含むため、ぜいたく税の計算に用いられる現在価値を加味したAAV(=Average Annual Value)は5710万ドル(約90億円)となる。

 タッカー争奪戦は大詰めに差し掛かり、今週中にも決着するとの見方が多かった。タッカー争奪戦の「ファイナリスト」はブルージェイズ、メッツ、ドジャースと言われており、その内、ブルージェイズのみが10年規模の長期契約に前向きだと同記者は報じていた。一方、メッツとドジャースは短期契約を狙い、メッツは年平均5000万ドル(約80億円)の4年契約をオファーしたと報じられていた。

 タッカーを射止めたのはドジャースだった。ドジャースはメッツを上回る年平均6000万ドルの4年契約を提示。契約2年目と3年目の終了後にはオプトアウト権(契約破棄条項)が含まれている。タッカーは30歳で再びFA市場に出て、さらなる大型契約を目指す可能性がある。

 17日(同18日)に29歳を迎えるタッカーは昨季、カブスで136試合に出場して打率.266、出塁率.377、OPS.841、22本塁打、25盗塁をマーク。走攻守の総合力が持ち味で、2021年以降、タッカーは総合指標fWAR23.4を残している。これは、同期間のMLBでも10番目の高水準で、外野手としてはアーロン・ジャッジとフアン・ソトに次ぐ数字だ。

 クローザーのエドウィン・ディアスと3年契約、内野の控えミゲル・ロハスと再契約、さらに内野手アンディ・イバニェスと1年契約を結ぶなど、弱点を埋める堅実な補強に動いていたドジャースが、またしても大物を獲得した。タッカーの本職はライトで、長年安定した守備力を示している。ドジャースは守備に不安のあるテオスカー・ヘルナンデスをレフトに回すことで、チームの攻撃力・守備力の両面を強化できる可能性がある。

2026.1.16 12:24 Friday

タッカー争奪戦は大詰めか 今週にも決着の可能性

 カイル・タッカーの争奪戦が終わりに近づいている。

 今オフのフリーエージェント(FA)市場におけるNo.1選手カイル・タッカーの契約が今週にも決まるのではないかという噂が流れる中、ESPNのジェフ・パッサン記者はブルージェイズ、メッツ、ドジャースの3球団が「ファイナリスト」であると報道。

 中でも、ブルージェイズはタッカーに対して10年契約を提示する可能性があるという。また、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、タッカーの元チームメートはメッツやドジャースといった大都市の球団より、タッカーはブルージェイズを好むと予想している。また、タッカーは自宅をフロリダ州に構え、フロリダ州ダニーデンに充実した球団育成施設を持つ点でもブルージェイズは有利になるかもしれない。

 一方、ニューヨークポストのマイク・プーマ記者は、メッツがタッカーに対して4年契約を提示したと報じた。前の報道では、メッツは年平均5000万ドル(約80億円)規模の短期契約をタッカーと協議していると報じられていた。また、ドジャースも短期契約を狙っていると考えられている。

「今週中に実現すると思うが、それより早く実現するかもしれない。これまでの展開を見ると、トロント・ブルージェイズだけが、10年契約の可能性もあるという意欲を示している」と、パッサン記者はブルージェイズの地元メディア・スポーツネットに対して語った。

 17日(日本時間18日)に29歳を迎えるタッカーは、メッツやドジャースが狙うような短期で年俸の高い契約を結べば、30代前半で再びFA市場に出られる。一方、10年に及ぶような長期契約を結べば、事実上の終身契約となる可能性もある。

2026.1.16 11:47 Friday

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