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スパイアーとジャックスがワールドベースボールクラシック米国代表入り
ワールドベースボールクラシック米国代表はここまで強力な先発ローテーションを形成してきたが、ブルペンはどうだろうか?
14日(日本時間15日)、左腕ゲーブ・スパイアー(マリナーズ)と右腕グリフィン・ジャックス(レイズ)が米国代表のブルペンに加わることが発表された。
リーグ屈指の救援左腕に成長したスパイアーは、もはや対左打者要員の域を超えた存在だ。昨季は左打者に対して打率.179、出塁率.214、長打率.302、42三振でわずか2四球と素晴らしい成績をマーク。右打者も打率.203、出塁率.267、長打率.347に封じた。
昨季途中にツインズからレイズへ移籍したジャックスは、レイズ移籍後の23登板で20イニングを投げ、27三振を奪った。三振奪取能力が高く、2024年にはツインズで71イニングを投げ、防御率2.03、95三振という素晴らしい成績を残した。
ワールドベースボールクラシックでは投手の球数が制限されるため、先発投手とリリーフ投手の起用法は予想以上に多様化する。よって、相手打者の左右に関係なく起用できる強力なリリーフ投手の存在はますます重要になる。
現時点での米国代表のメンバー構成は以下の通り。なお、最終メンバーは2月上旬に発表される予定だ。
捕手:カル・ローリー、ウィル・スミス 一塁手:ブライス・ハーパー 二塁手:ブライス・トゥラング 三塁手:アーニー・クレメント 遊撃手:ガナー・ヘンダーソン、ボビー・ウィットJr. 外野手:アーロン・ジャッジ、コービン・キャロル、バイロン・バクストン、ピート・クロウ=アームストロング 指名打者:カイル・シュワーバー 投手:タリック・スクーバル、ポール・スキーンズ、ローガン・ウェブ、ジョー・ライアン、クレイ・ホームズ、ノーラン・マクリーン、ゲーブ・スパイアー、グリフィン・ジャックス、デービッド・ベッドナー、メイソン・ミラー
2026.1.15 09:59 Thursday
レンジャー・スアレスのレッドソックス移籍が市場に与える影響は?
左腕レンジャー・スアレスがレッドソックスとの契約に合意したことが移籍市場に与える影響について、MLB.comでは3人の記者に意見を聞いた。
【1】スアレスはFA市場のトップ左腕であるフランバー・バルデスの契約を待っているように見えたが、実際は先に契約した。スアレスの移籍はバルデスにどんな影響を与えるのか。
バルデスとスアレスはともにスコット・ボラス氏が代理人を務めているため、スアレスが先に契約したのは非常に興味深い。スアレスはバルデスより2歳若く、多くのイニングを投げる先発投手としての実績は不足しているものの、能力的にはギャレット・クローシェに次ぐ先発2番手としてフィットするだろう。
200イニングを投げるタイプの先発投手を必要としているチーム、たとえばオリオールズやメッツにとって、バルデスは依然としてフィットする存在であり、実際にこの2チームはバルデスに関心を持っているとみられる。32歳のシーズンを迎えるバルデスが5年契約を得られるかどうかは分からない。それがバルデスの契約が遅れる原因となっているのかもしれない。(全国担当:マーク・フェインサンド記者)
【2】レッドソックスは先発陣が充実した一方、アレックス・ブレグマンの退団によって三塁には穴が開いている。ブレグマンの代役を獲得するために先発投手をトレードする可能性はあるのか。
レッドソックスには複数の選択肢がある。まず、「穴」となっているのは必ずしも三塁ではないということに注意が必要だ。有望株マルセロ・マイヤーは二塁と三塁を守ることができ、マイヤーがどこを守るかは今後の補強次第となる。とはいえ、チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務めるクレイグ・ブレスローが先発陣の余剰人員を放出し、右打ちの内野手の獲得を狙う可能性は確かにある。
予想されるローテーションの5人(クローシェ、スアレス、ソニー・グレイ、ブライアン・ベヨ、ヨハン・オビエド)以外にもカッター・クロフォード、パトリック・サンドバル、カイル・ハリソンらがローテ入りを狙っており、昨年9月にデビューした2人のプロスペクト(有望株)、コネリー・アーリーとペイトン・トーリーもいる。
可能性は低いものの、人員余剰気味の外野手を放出して内野手を獲得するという選択肢もある。外野の3ポジションに対し、ロマン・アンソニー、ジャレン・デュラン、セダン・ラファエラ、ウィルヤー・アブレイユとレギュラークラスの外野手が4人いるからだ。(レッドソックス担当:イアン・ブラウン記者)
【3】オリオールズ、ブルージェイズ、そしてレッドソックスは今オフ、いずれも大きな動きを見せた。ここまで静かなヤンキースは今後どのように動いていくのか。
関係者によると、ヤンキースはブルワーズのフレディ・ペラルタの獲得を目指してトレードの交渉を行っているが、14日(日本時間15日)の時点で成立が迫っているという情報はない。また、今オフの最優先事項はコディ・ベリンジャーとの再契約だが、両者の間には契約年数をめぐる隔たりがあり、合意には至っていない。しかし、交渉は継続されており、最終的に合意する可能性もある。
ヤンキースは13日(同14日)、ひっそりとマーリンズとのトレードを成立させ、ライアン・ウェザースを獲得した。これにより、ゲリット・コールとカルロス・ロドンをケガで欠いている先発陣の強化に成功。最も興味深いのは、ヤンキースがベリンジャーと再契約できなかった場合にどんな動きを取るかということだが、現時点では誰も予想できない。(全国担当:マーク・フェインサンド記者)
【4】フィリーズがスアレスと再契約する可能性は低かったが、その可能性は完全に消滅した。フィリーズは今後、先発補強に動くのか。それともJ・T・リアルミュートとの再契約など、打線補強に注力するのか。
スアレスの貢献度や人気度を考えると、チームを去ってしまうのは悲しいが、当初から再契約はあまり期待されていなかった。フィリーズはFAトリオのうち、カイル・シュワーバーとリアルミュートとの再契約を優先していたからだ(シュワーバーは5年1億5000万ドル=約225億円で残留が決定、リアルミュートは現在も交渉中)。
フィリーズはザック・ウィーラー、クリストファー・サンチェス、ヘスス・ルザード、アーロン・ノラに加えてトップ・プロスペクトのアンドリュー・ペインターがおり、全員が健康ならば、球界屈指の先発ローテーションを形成できる。そのため、フィリーズは打線強化に注力している。リアルミュートと再契約を結ぶのか、それともボー・ビシェットを獲得するのかはまだ分からないが、いずれにせよ、フィリーズにとっては大きな戦力となるだろう。(フィリーズ担当:ポール・カセラ記者)
2026.1.15 09:22 Thursday
レッドソックスが先発補強 レンジャー・スアレスと5年契約で合意
14日(日本時間15日)、レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務めるクレイグ・ブレスローは、まさに大きな方向転換をやってのけた。
アレックス・ブレグマンを失ったことで動揺していたレッドソックスは、オールスター三塁手との再契約に使用するはずだった資金を活用し、フリーエージェント(FA)市場に残っていた有力な先発投手の1人、レンジャー・スアレスと5年1億3000万ドル(約195億円)の契約を結ぶことで合意。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えた。ただし、球団からの正式発表はまだ行われていない。
ブレスローCBOは今オフ、トレードによる補強を進めていたが、FA選手と契約するのは今回のスアレスが初めてである。
FA市場に残っている強打の内野手は、多くのチームが獲得を狙っているボー・ビシェットしかおらず、ブレスローCBOはブレグマン退団の穴を別の方法で埋めることを決断したようだ。その方法とは、数週間前から進めていた先発投手の補強にさらに力を入れることだった。
サンクスギビング(感謝祭)の休日の直前、ブレスローCBOはカージナルスとのトレードでベテラン右腕のソニー・グレイを獲得。12月4日(同5日)にはパイレーツとのトレードを成立させ、大きなポテンシャルを秘める右腕ヨハン・オビエドも獲得した。
そこにスアレスも加入し、現在のローテーションはギャレット・クローシェ、スアレス、グレイ、ブライアン・ベヨ、オビエドという顔ぶれになった。
ローテーションを担う5人だけでなく、先発投手の層も厚い。カッター・クロフォード、パトリック・サンドバル、カイル・ハリソンらがローテ入りを狙っており、昨年9月にメジャーデビューした2人のプロスペクト(有望株)、コネリー・アーリーとペイトン・トーリーもいる。
層の厚い先発陣をトレードの駒として活用し、ブレスローCBOが内野手の補強を狙ったとしても決して不思議ではない。ブレグマンの退団により、現時点では有望株マルセロ・マイヤーが三塁を守る予定だ。しかし、トレードで三塁手を補強するか、FA市場でエウヘニオ・スアレスのような三塁手を獲得できた場合、マイヤーは二塁を守ることになるだろう。また、レッドソックスは外野の3ポジションに4人の外野手(ロマン・アンソニー、ジャレン・デュラン、セダン・ラファエラ、ウィルヤー・アブレイユ)を抱えており、アンソニー以外の3人にはトレードの可能性が残されている。
ブレスローCBOの動きを見ると、スプリングトレーニングの開始が近づく中で、レッドソックスは「失点阻止」を重視していくことになりそうだ。
フルタイムの先発投手になって以来、スアレスは球界屈指の先発左腕の1人として活躍し、2022年にはフィリーズのワールドシリーズ進出にも貢献。2022年以降、104試合に先発して防御率3.59を記録した。また、ポストシーズンでの活躍も素晴らしく、11試合(うち8先発)に登板して防御率1.48をマークしている。
その中には、昨年のナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)でドジャースを相手に5回1失点の好投を見せた試合も含まれる。
昨季終了後、フィリーズはスアレスにクオリファイングオファーを提示したが、スアレスは1年2202万5000ドル(約33億円)で残留することを拒否。スアレスがレッドソックスと契約したため、フィリーズは今年のドラフトにおいて、4巡目終了後の補償指名権を獲得する。
投手の平均球速が上昇している時代において、スアレスは昨季の速球の平均球速が91.3マイル(約147キロ)にとどまったものの、制球力と多彩な球種を武器に、安定したパフォーマンスを続けている。
30歳のシーズンを迎えるスアレスは、シンカー、チェンジアップ、カットボール、カーブ、フォーシーム、スライダーの6球種を操る。球速の遅い変化球が最も効果的で、カーブは被打率.192、チェンジアップも同.203の好成績を残した。多彩な球種を武器とするスアレスは「打者が最もダメージを与えやすい球種は速球である」というアンドリュー・ベイリー投手コーチの哲学にフィットするだろう。
スアレスは現在において非常に貴重な特徴、つまり「長いイニングを投げる」ということにも長けており、昨季は1先発あたり6イニング(26先発で157回1/3)を投げた。また、キャリアを通して比較的高いゴロ率を維持しており、昨季は48%だったが、オールスター選出を果たした2024年は53.2%を記録した。
「強い打球を打たせない」という点において、球界屈指の能力を誇っており、昨季のハードヒット率31.1%は先発投手の中でベストの数字。バレル率5.5%も上位11%に位置し、平均打球速度(86.5マイル=約139キロで上位5%)、四球率(5.8%で上位14%)、期待防御率(3.16で上位16%)、チェイス率(30.5%で上位22%)などの指標でも優れた数字を残した。
さらに、スアレスはクラブハウスでの存在感でも知られており、面白いことが好きな性格でチームメイトから愛される選手である。プレッシャーのかかるフィラデルフィアで活躍してきた経験は、ボストンでのプレーにも大いに役立つはずだ。
2026.1.15 08:43 Thursday
ヤンキースと外野手ベリンジャーの再契約交渉が難航
ヤンキースは依然としてフリーエージェント(FA)の外野手コディ・ベリンジャーに引き留めを目指しているが、両者の再結成は遠いようだ。
MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、契約年数が両者の争点となっている。さらにUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者は12日(日本時間13日)、ヤンキースが5年1億5500万ドル-6000万ドル(約245-253億円)をオファーしたのに対し、ベリンジャーは少なくとも7年契約を要求していると報じた。
ヘイマン記者の言う両者の「大きなギャップ」は、ベリンジャーとヤンキースを違う選択肢へと目を向けさせるかもしれない。そしてヤンキースは他の選択肢を多く残している。
ヘイマン記者は12日(同13日)、ヤンキースがFA市場トップクラスの打者であるカイル・タッカーとボー・ビシェットを検討していると報道。さらにカブスの二塁手ニコ・ホーナー、ホワイトソックスの外野手ルイス・ロバートJr.といった他のスター選手とのトレードも画策しているという。ホーナーはカブスがブレグマンを獲得した後、カブスの内野陣から押し出される可能性がある。さらにロバートは2026年は行使された2000万ドル(約31億円)の球団オプション(球団側に選択権のある1年契約)でプレーし、2027年にも球団オプションを残す。
仮にベリンジャーがヤンキースと再契約しなかった場合、ヘイマン記者はドジャース、ジャイアンツ、メッツ、カブス、そしてブルージェイズをその他の獲得候補と挙げている。
2026.1.13 11:10 Tuesday












