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トレード市場で注目の野手は? オリオールズ・ラッチマンらが関心を集める
MLBはオフシーズンに突入し、各球団が獲得を希望する選手に対してトレードの問い合わせを行っている。米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデンによると、トレード市場では複数の野手が注目を集めており、その中にはオリオールズのオールスター捕手、アドリー・ラッチマンも含まれているという。
ラッチマンは2023年と2024年にオールスター選出を果たしたスター捕手。しかし、2024年シーズンの後半戦から成績が急激に落ち込み、今季は両脇腹のケガに悩まされるなど、365打席で自己ワーストのOPS.673に終わった。オリオールズにとってラッチマンは不動の正捕手だったが、8月に有望株捕手のサミュエル・バサヨがメジャー昇格を果たし、8年契約を結んだため、ラッチマンのトレードの可能性がさかんに取り沙汰されるようになった。
しかし、オリオールズのマイク・エライアス編成本部長は9月29日(日本時間30日)に行ったシーズン終了後の記者会見において、フリーエージェント(FA)までの保有期間があと2年残っているラッチマンをトレードで放出する可能性を明確に否定した。
ボーデンによると、ラッチマンのほかには、ジャレン・デュラン(レッドソックス)、スティーブン・クワン(ガーディアンズ)、ノーラン・アレナド、ソニー・グレイ、ウィルソン・コントレラス(いずれもカージナルス)らがトレード交渉の対象になっているという。カージナルスの3選手はいずれもトレード拒否権を持っているが、状況次第ではトレードに応じる可能性がある。また、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシは11日(同12日)、カージナルスがアレナド、グレイ、ブレンダン・ドノバン、アレック・バーレソンのトレードを前向きに検討していることを報じた。
デュランはFAまでの保有期間があと3年残っているが、レッドソックスには質の高い外野手が揃っているため、トレードの噂が絶えない。ボーデンはレッドソックスについて「適切な一塁手、三塁手、または先発投手とのトレードであれば、デュラン放出に応じる可能性がある」と伝えている。また、ボーデンによると、ガーディアンズはクワン放出の対価として「クワンよりも長打力があり、センターを守ることができる選手」を求めているという。クワンはメジャーデビューから4年連続でゴールドグラブ賞を受賞。FAまでの保有期間はあと2年となっている。
2025.11.15 09:32 Saturday
注目のタッカー争奪戦 ア・リーグ王者ブルージェイズが有力候補か
ラスベガスで行われたゼネラルマネージャー(GM)会議は13日(日本時間14日)に終了した。大型移籍は成立しなかったが、MLB.comのマーク・フェインサンドによると、カブスからフリーエージェント(FA)となったカイル・タッカーの獲得に最も強い関心を示しているチームとして、今季のアメリカン・リーグ王者、ブルージェイズの名前が何度も挙がっていたという。
フェインサンドは13日(同14日)、MLBネットワークの番組「MLBトゥナイト」に出演した際、以下のように語った。
「今週はずっと同じチームの名前が挙がっていた。ヤンキース、フィリーズ、そしてドジャース。しかし、タッカーに関連して、ほかのどのチームよりも多く名前を聞いたのはブルージェイズだった。ブルージェイズは今季ワールドシリーズ進出を果たし、とても勢いに乗っているチームだ。タッカー争奪戦において、ブルージェイズが有力候補の1つであることは間違いないと思う」
MLBネットワークのジョン・ヘイマンもフェインサンドの見解に同意。今オフのFA市場の目玉であるタッカーの争奪戦に「ブルージェイズは間違いなく参戦するだろう」と語った。一方、タッカー獲得を狙うチームにとって、大きな脅威とならない可能性が高いチームが1つある。それはタッカーが今季在籍したカブスだ。フェインサンドはタッカーがカブスと再契約を結ぶ可能性について「おそらくないだろう」としている。
28歳のタッカーはカブスに移籍した今季、136試合に出場して打率.266、22本塁打、73打点、25盗塁、出塁率.377、OPS.841をマークし、2年ぶり2度目のシルバースラッガー賞を受賞。2022年から4年連続でオールスターに選出されているほか、2022年にはゴールドグラブ賞の受賞経験もあり、2023年には自己最多の112打点をマークして打点王のタイトルを獲得した。走攻守すべてハイレベルなスター外野手として、FA市場で大きな注目を集めている。
2025.11.15 08:53 Saturday
パドレスからFAとなった右腕キング ヤンキース復帰の可能性も
米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデンが報じたところによると、パドレスからフリーエージェント(FA)となった先発右腕マイケル・キングのヤンキース復帰は「現実的な可能性がある」という。しかし、ヤンキースはキング獲得をめぐり、他球団との競争に直面することになるだろう。同メディアのサハデブ・シャルマとパトリック・ムーニーは、カブスがキングに「注目している」ことを報じている。
キングは2019年にメジャーデビューし、主にリリーフを務めながら5シーズンをヤンキースで過ごした。2022~23年には合計83試合(うち9先発)に登板し、防御率2.60と安定した成績をマーク。2023年12月にフアン・ソトを含む大型トレードでパドレスへ移籍し、フルタイムの先発投手に転向した。移籍1年目の活躍は素晴らしく、173回2/3を投げて防御率2.95、201三振の好成績。ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞投票で7位にランクインした。
今季は右肩や左膝のケガがあり、前年の半分以下となる73回1/3しか投げられなかった。しかし、30歳の右腕は今オフのFA市場において、トップクラスの先発投手の1人として高く評価されている。パドレスはキングに対してクオリファイングオファー(年俸2202万5000ドル=約33億円の1年契約)を提示しているが、キングは18日(日本時間19日)の返答期限までにクオリファイングオファーを拒否する可能性が高いとみられており、その後はヤンキースやカブスも含めた争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。
2025.11.15 08:25 Saturday













