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マリナーズがダイヤモンドバックスから強打のジョシュ・ネイラーを獲得

 7月31日(日本時間8月1日)のトレード・デッドラインが迫る中、いよいよ本格的にトレード市場が動き始めた。24日(同25日)、マリナーズはダイヤモンドバックスから強打のジョシュ・ネイラーを獲得。課題の打線強化に向けて、他球団よりも先に手を打った。

 まだ球団からの公式発表は行われていないものの、MLB.comでマリナーズを担当するダニエル・クレーマー記者によると、マリナーズはネイラー獲得の対価として球団13位の有望株であるブランディン・ガルシアと同16位のアシュトン・イジーを放出するという。保有期間が残り半年の一塁手の対価としては妥当と言えるだろう。

 ネイラーはダイヤモンドバックスに加入した今季、ここまで93試合に出場して打率.292、11本塁打、59打点、11盗塁、OPS.807を記録。昨季は自己最多の31本塁打&108打点をマークしており、カル・ローリー、ランディ・アロザレーナとともに打線の中軸を担う働きが期待される。

 マリナーズが放出したガルシアは25歳の左腕で、2023年ドラフト11巡目指名でプロ入り。昨季は主に先発を務めたが、今季はリリーフに転向し、7月21日(同22日)にメジャーデビューを果たしたばかりだ。イジーは21歳の右腕で、2022年ドラフト4巡目指名でプロ入り。先発投手として着実にマイナーの階段を上っている。

 なお、クレーマー記者によると、マリナーズはエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)の争奪戦から撤退したわけではなく、スアレスは引き続きマリナーズの「最優先ターゲット」であり続けているという。現在ワイルドカード圏内に位置し、地区首位のアストロズを6ゲーム差で追っているマリナーズの補強はまだまだ続いていきそうだ。

2025.7.25 10:22 Friday

パドレスがアルカンタラ獲得に興味 その一方でシース放出を検討か

 限られた予算の中でポストシーズンに進出できるチーム作りを求められているパドレスのA・J・プレラーGM。1つの選択肢として浮上しているのがエース右腕のディラン・シースをトレードで放出し、元サイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)を補強することだ。

 現在、パドレスはシースに対するトレードのオファーを受け付けているという。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキース、レッドソックス、カブス、メッツなど多くのコンテンダーがシース獲得に興味を示しているようだ。

 パドレスは予算制約のほか、ここ数年の大型補強によってマイナーの有望株の層が薄くなっているというチーム事情がある。シースを放出することで複数の若手有望株を獲得し、その有望株を活用して別の補強ポイントをカバーしたいという思惑があるとみられる。

 パドレスの最大の補強ポイントは左翼手であり、ジャレン・デュラン(レッドソックス)やスティーブン・クワン(ガーディアンズ)に興味を示していることが報じられている。プレラーGMは球団トップ2の有望株(レオ・デブリーズとイーサン・サラス)の放出を拒否してきた経緯があり、デュランもしくはクワンを獲得するために、シースを放出して有望株を補充するということを考えているのかもしれない。

 しかし、パドレスは今季のポストシーズン進出を諦めたわけではなく、シースを放出するのであれば、代わりの先発投手の補強が必要だ。そこで浮上してくるのがアルカンタラであり、パドレスがアルカンタラに興味を示していることが明らかになっている。今季終了後にFAとなるシースに対し、アルカンタラは来季まで(球団オプションを含めると2027年まで)契約が残っている。

 シース放出は他球団から「サプライズ」と受け止められているようだが、デュラン、クワン、アルカンタラも含め、プレラーGMは驚きのトレードでチームを強化することになるのだろうか。

2025.7.25 09:56 Friday

Dバックスが強打者スアレスのトレードで「莫大な対価」を要求へ

 開幕前に「打倒・ドジャースの最右翼」と言われながらもなかなか調子が上がらず、後半戦に入ってからもカージナルス3連戦をスイープした直後に、アストロズ3連戦でスイープ負けを喫してしまったダイヤモンドバックス。現時点で3つの借金を抱えており、トレード市場では売り手に回ることが有力視されている。そうした状況の中で大きな注目を集めているのが今季36本塁打の強打者エウヘニオ・スアレスだ。

 ダイヤモンドバックスのもとには、他球団からスアレスのトレードについて問い合わせが殺到しているとみられる。ヤンキースとマリナーズが積極的に獲得を目指しているほか、タイガース、アストロズ、カブス、レッズなども興味を示していることが報じられている。

 しかし、ダイヤモンドバックスは自軍の要求を満たすオファーが届かない限り、スアレスを放出するつもりはないようだ。MLB.comのマーク・フェインサンド記者は「ダイヤモンドバックスは強打の三塁手のトレードで莫大な対価を要求している。もし要求を満たすオファーが届かない場合、スアレスをキープし、シーズン終了後にスアレスがFAになったあと、再契約を目指す可能性がある」と伝えている。

 スアレスは契約最終年の今季、ここまで101試合に出場して打率.252、36本塁打、86打点、OPS.918を記録。86打点はメジャートップ、36本塁打は大谷翔平(ドジャース)に次ぐリーグ2位の好成績となっている。今季だけで6度のマルチ本塁打を記録し、4月26日のブレーブス戦では1試合4本塁打の快挙を成し遂げた。

 スアレスのほか、ジョシュ・ネイラー、ザック・ギャレン、メリル・ケリーらもトレード候補となっているダイヤモンドバックス。トレード期限まで残り6試合の結果次第ではあるものの、他球団にとって魅力的な選手が揃っており、トレード市場の主役となる可能性は高そうだ。

2025.7.25 09:26 Friday

ドジャースがメイのトレードを検討か ブルペンへの配置転換が最有力

 故障者の続出に加え、タナー・スコットやカービー・イェーツといった新戦力が期待に応えられず、ブルペンが弱点となっているドジャース。トレード市場でブルペンの補強を目指す方針であることが報じられているが、故障者の復帰でコマが揃いつつある先発ローテーションからダスティン・メイをブルペンに回すという選択肢もある。

 今季のメイは先発ローテーションの一角として開幕を迎え、前半戦は17試合に先発して5勝6敗、防御率4.96を記録。しかし、後半戦の初登板は大谷翔平に次ぐ2番手として投げ、4回2/3を5安打無失点に抑える好投を見せた。メイがリリーフで登板するのは2020年以来5年ぶりのことだった。

 ドジャースは現在、山本由伸、大谷、タイラー・グラスナウ、クレイトン・カーショウ、エメット・シーアンの5人が先発ローテーションを担い、メイはロングリリーフ(もしくは谷間の先発)として起用されている。まもなくブレイク・スネルが復帰する予定であり、スネルの復帰もメイのブルペンへの配置転換を後押しするだろう。

 ドジャースにとって、もう1つの選択肢はメイをトレードすることだ。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は関係者から得た情報として、ドジャースがメイのトレードを検討していることを報じている。

 しかし、トレード市場において、メイがどれくらいの価値をもたらすのかは不透明だ。「エース級のポテンシャルを持つ」と評価されてきたメイだが、相次ぐ故障もあり、メジャーの舞台で才能を本格開花させるには至っていない。また、今季終了後にFAとなるメイを売り手のチームがほしがる可能性は低く、ドジャースがブルペンを補強するためのトレードのコマとしてメイを活用するのは難しいだろう。

 よって、ドジャースにとって最も現実的な選択肢は、メイをブルペンの一角として起用することだ。メイのシンカー&スイーパーのコンビネーションは強力であり、短いイニングなら今以上に強力な武器となる可能性もある。なお、メイはリリーフで通算13試合に登板し、防御率2.73を記録している。

2025.7.25 08:57 Friday

ドジャースが九回2死走者なしから逆転サヨナラ 大谷5試合連続弾

【ドジャース4×-3ツインズ】ロサンゼルス/ドジャー・スタジアム、7月23日(日本時間24日)

 ドジャースが1点ビハインドの九回2死走者なしからツインズに逆転サヨナラ勝利を収め、2勝1敗でシリーズ勝ち越しを決めた。大谷翔平(31)はドジャースの球団記録に並ぶ5試合連続本塁打となる先制の37号ソロを放ち、九回にはサヨナラのホームを踏む活躍を見せた。

 初回、大谷はツインズ先発のクリス・パダックに0-2と追い込まれたが、3球目のカーブをとらえた。打球速度約177.5キロの打球は左中間スタンドへ飛び込み、先制の37号ソロに。大谷はこれで連続本塁打が5試合の伸び、マックス・マンシーらが持つドジャースの球団記録に並んだ。

 ドジャース先発のタイラー・グラスナウは、三回にロイス・ルイスに同点弾を献上。しかし、それ以外は素晴らしい投球を見せ、7回1失点12三振にツインズ打線を抑え込んだ。そしてドジャース打線は七回、トミー・エドマンのタイムリーで1点を勝ち越し、グラスナウに勝ち投手の権利をプレゼントした。

 しかし、ドジャースのブルペンは連日の乱調に陥った。八回、カービー・イェーツが2番手として登板したが、3者連続四球で無死満塁のピンチを招いてしまう。ここでドジャースはアレックス・ベシアを投入。ベシアは大崩れこそしなかったが、併殺打とタイムリーの間に2点を失い、逆転を許した。

 ツインズは1点リードの九回を、セットアッパーのグリフィン・ジャックスに託した。ジャックスは4球で2死まで奪ったが、ムーキー・ベッツがそこから内野安打で出塁。続く大谷を申告敬遠し、代走から入っていたエステウリー・ルイーズとの勝負を選択した。

 しかし、ジャックスは控え選手のはずのルイーズに対してストライクを入れられず、四球を与えてしまう。2死満塁となり、後続のフレディー・フリーマンはレフトに2点タイムリー。二塁走者の大谷がかえり、ドジャースは4-3でツインズを下した。

 九回2死からの逆転サヨナラ劇を生んだ大谷の申告敬遠について、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「正しい決断だった。ただうまくいかなかっただけだ」と理解を示した。

 また、5試合連続本塁打中の大谷が、MLB記録である8試合連続本塁打を達成できるか問われ、ロバーツ監督は「その答えは分からない。ただ、彼が先週と同じアプローチを取れば、あのグリーンモンスター(ドジャースの次の遠征先はフェンウェイ・パーク)は非常に短いことは分かっている。だから、打ったフライはどれもホームランになるだろう」と期待を寄せた。

 大谷は「2番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打2得点の活躍だった。第1打席に放った37号でエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)を上回り、ナ・リーグの本塁打ランキングで単独トップに浮上した。

2025.7.24 12:33 Thursday

吉田の一打から5点差逆転 レッドソックスが延長でフィリーズ下す

【フィリーズ8-9レッドソックス】フィラデルフィア/シチズンズバンク・パーク、7月23日(日本時間24日)

 レッドソックスはフィリーズとの3連戦の最終戦、延長戦で意地を見せて9-8で勝利。スイープ負けを免れ、1勝2敗で折り返した。レッドソックスの吉田正尚(32)は5打数1安打で、5点差を追いつくきっかけとなるチャンスを演出した。また、フィリーズのブライス・ハーパー(32)は史上最年少で350本塁打のマイルストーンに到達した。

 フィリーズは初回にカイル・シュワーバーの34号2ラン、さらにハーパーの14号ソロが飛び出して3点を先制。ハーパーはこの本塁打が通算350号。現役選手で350本塁打を達成したのはわずか8人(ジャンカルロ・スタントン/434本、マイク・トラウト/395本、ポール・ゴールドシュミット/370本、マニー・マチャド/360本、フレディ・フリーマン/353本、ノーラン・アレナド/351本、アーロン・ジャッジ/351本)しかいない。加えて、ハーパーは32歳という史上最年少の若さでこの記録を成し遂げた。

 ハーパーへの祝砲とばかりに、フィリーズはニック・カステヤノスとブライソン・ストットも本塁打を放ち、四回までで5-0とリードした。

 しかし、そこまで好投してきたフィリーズ先発のヘスス・ルザードが突如として乱れた。五回、先頭の吉田への二塁打を皮切りに2死満塁のピンチを招くと、そこから2者連続で押し出し四球を許す。さらに続くロミー・ゴンザレスに逆転グランドスラムを打たれ、試合は6-5と一気にひっくり返った。

 フィリーズも意地を見せ、八回にJT・リアルミュートがアロルディス・チャップマンから6号ソロを放ち、6-6の同点に。試合は延長戦に突入し、十回は共に1点ずつを奪い合うも勝負は付かず。続く十一回にカルロス・ナルバエスが9号2ランを放ち、レッドソックスは2点を勝ち越した。最終回の守備ではフィリーズの反撃を1点で抑え、9-8で逃げ切った。

 勝ったレッドソックスはア・リーグのワイルドカード3位を維持し、地区2位のヤンキースに2ゲーム差に差を縮めた。一方、敗れたフィリーズは地区首位をメッツに奪われ、0.5ゲーム差の2位となっている。

 レッドソックスの吉田正尚は「5番・DH」でスタメン出場し、5打数1安打に終わった。3試合ぶりに飛び出した安打は、大差をひっくり返す契機となるルザードからの二塁打だった。吉田の今季打撃成績は打率.233、OPS.591となっている。

2025.7.24 12:31 Thursday

ドジャース・大谷翔平が5試合連続本塁打 球団記録に並ぶ

 23日(日本時間24日)、ドジャースの大谷翔平(31)がドジャースの球団記録に並ぶ5試合連続本塁打を放った。5試合連続本塁打はドジャース史上7人目の快挙となる。

 大谷は初回、ツインズ先発のクリス・パダックから先制の37号ソロを放ち、ドジャースの球団記録である5試合連続本塁打を達成した。達成した選手は以下の通り。

◯マックス・マンシー、2019年 ◯ジョク・ピーダーソン、2015年 ◯エイドリアン・ゴンザレス、2014-15年 ◯マット・ケンプ、2010年 ◯ショーン・グリーン、2001年 ◯ロイ・カンパネラ、1950年

 また、直近のMLBにおける5試合連続本塁打の達成者は、2024年9月21日から26日までのアーロン・ジャッジだ。

 大谷はこれまで11度の3試合連続本塁打を達成したことがあったが、4試合連続はなかった。しかし、22日のツインズ戦でヨアン・デュランから36号2ランを放ち、自己ベストを更新。ツインズの守護神デュランにとっては1年以上ぶりとなる被本塁打だった。

 また、21日のツインズ戦では、大谷は先発投手として初回に本塁打を浴び、そして攻撃では本塁打を放った。同じ試合の1回で本塁打を打たれ、また本塁打を打った投手が現れたのは、1979年以来だった。

 そして23日、大谷は37号ソロを放ち、ナ・リーグ本塁打ランキングの1位を奪還した。大谷より多くの本塁打を放っているのは、カル・ローリー(マリナーズ)のみだ。

 大谷が次に目指すのは6試合連続本塁打と、ドジャースの球団記録の更新だ。MLBの歴史において6試合連続本塁打を達成した打者としては、レジー・ジャクソン、ウィリー・メイズといったそうそうたる顔ぶれが並ぶ。そして7試合連続本塁打を放てば、元同僚のマイク・トラウトやバリー・ボンズらに並ぶ。現在のMLB記録はケン・グリフィーJr.、ドン・マッティングリーらが持つ8試合連続本塁打だ。

2025.7.24 10:19 Thursday

パスカンティーノの2HRでロイヤルズが大きなシリーズ勝ち越し

【カブス4-8ロイヤルズ】シカゴ/リグレー・フィールド、7月23日(日本時間24日)

 1勝1敗のタイで最終戦を迎えたカブスとロイヤルズの3連戦は、先発セス・ルーゴの好投と打線の奮起により、ロイヤルズが快勝。ロイヤルズはカブスとの3連戦に2勝1敗と勝ち越し、トレード・デッドラインでの解体を免れる可能性が出てきた。一方のカブスは、敗戦とブルワーズの勝利によって再び1ゲーム差の2位に後退した。カブスの鈴木誠也は「2番・ライト」でスタメン出場し、4打数無安打に終わった。

 ロイヤルズの先発は、トレード市場で他球団からの興味を集めるベテラン右腕のルーゴ。初回と五回にビニー・パスカンティーノ、三回にサルバドール・ペレスの3本の2ランで援護をもらい、ルーゴは本来のピッチングを発揮した。

 ルーゴは四回まで毎回先頭打者を塁に出し、二、三回には1失点ずつを失った。しかし、得意の変化球を駆使して要所を締め、大崩れは防いだ。五回から六回にかけては5者連続三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げ、終わってみれば6回2失点のクオリティスタート。今季7勝目を挙げ、防御率は2.95と好調を維持している。

 その後、ロイヤルズはタイラー・トルバートにキャリア初本塁打が生まれるなど、攻撃の手を緩めず。リリーフ投手陣はマット・ショウ、ピート・クロウ=アームストロングにソロ本塁打を浴びたが、リードを守り抜いた。

 ロイヤルズは現在、借金3でポストシーズン進出圏内まで4ゲーム差の位置にいる。月末に迫ったトレード・デッドラインを前に今調子を上げられなければ、チームは売り手に回らざるを得ない。それは選手もよく理解している。

 そして、売り手に回るとなれば、放出される可能性が高いのがルーゴだ。ルーゴは「どんな時も、どんな困難にも耐え、ここにいたいと思っている。ここは素晴らしいクラブハウスで、良いチームだ」と改めてチームへの愛着をあらわにした。2本塁打を放ったパスカンティーノは試合後、ルーゴのロッカーを指さしながら語った。「次の登板で彼がロイヤルズのユニフォームを着ている姿を見たいね。その実現に向けて努力しているよ。それは私たち次第だから」。

 鈴木誠也は4打数無安打2三振に終わった。後半戦に入ってから22打数3安打(打率.136)とまだ調子が上がりきっていない。

2025.7.24 09:43 Thursday

山本が力投するもドジャース敗れる 大谷は日本人初の4試合連続アーチ

【ドジャース7-10ツインズ】ロサンゼルス/ドジャー・スタジアム、7月22日(日本時間23日)

 ドジャースは先発の山本由伸が味方のエラーがありながらも5回101球を投げて5安打、8三振、1四球、3失点(自責点1)の力投を見せたが、ブルペンが四球や悪送球などミスを連発し、7-10で敗戦。大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、九回の第5打席で36号2ランを放って日本人選手初の4試合連続本塁打を達成した。

 後半戦初登板となった山本は、初回を2三振含む三者凡退に抑える好スタート。ところが、二回に1死一、三塁のピンチを招くと、サードゴロ併殺打かと思われた打球をミゲル・ロハスがファンブルして先制点を献上。二死後、クリスチャン・バスケスに2点タイムリー二塁打を浴び、0-3とリードを広げられた。

 しかし、山本は三回、四回と無失点に抑え、アンディ・パヘスに19号3ランが飛び出して試合は振り出しに。同点に追いついてもらった直後の五回は2度目の三者凡退に抑え、5回5安打3失点(自責点1)で今季の防御率は2.55となった。

 だが、ドジャースのブルペンが踏ん張れなかった。2番手のベン・カスパリアスは2つの四球などで無死満塁のピンチを招き、ロイス・ルイスへの押し出し四球で勝ち越し点を献上。カスパリアスは右ふくらはぎのけいれんを訴え、1死も取れずに降板となった。

 急遽登板した3番手のアレクシス・ディアスはバスケスにタイムリーを浴びるなど2点を追加され、3-6と再び3点ビハインドに。六回にキム・ヘソンの2点タイムリーで1点差に詰め寄ったものの、七回には4番手のウィル・クラインが3つの四球で1死満塁のピンチを招き、5番手のエドガルド・ヘンリケスが悪送球で一気に走者3人を生還させてしまった。

 八回に無死一、二塁のチャンスが到来したが、マイケル・コンフォートがショートゴロ併殺打に倒れるなど無得点。九回にタイ・フランスのタイムリー二塁打でダメ押しの10点目を奪われ、大谷の36号2ランで反撃したものの、7-10で敗れた。

 大谷は空振り三振、見逃し三振、センターフライ、セカンドゴロ、36号2ランで5打数1安打2打点。通算11度目の挑戦で日本人選手初となる4試合連続本塁打を達成した。今季の打撃成績は打率.274、出塁率.377、OPS.993となっている。

2025.7.23 14:31 Wednesday

レンジャーズ・デグロムが6回1失点の好投で6年ぶりの2ケタ勝利

【レンジャーズ6-2アスレチックス】アーリントン/グローブライフ・フィールド、7月22日(日本時間23日)

 ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)は試合開始直後、アスレチックスの1番打者ローレンス・バトラーに14号先頭打者アーチを浴びた。デグロムが許した先頭打者アーチは通算7本目(ポストシーズンも含む)。今季だけで早くも3本目となった。

 しかし、デグロムにとっては些細なミスに過ぎず、それに動じることなくアスレチックス打線を封じ込めていった。バトラーの一発のあと、デグロムは四回1死からニック・カーツに四球を与えるまで打者10人を連続でアウトに仕留める好投。最終的には6回86球を投げて3安打、9三振、1四球、1失点と見事なパフォーマンスを見せた。

 デグロムの防御率は2.28に向上。これはタリック・スクーバル(タイガース)とギャレット・クローシェ(レッドソックス)に次ぐアメリカン・リーグ3位の好成績である。

 レンジャーズ打線もデグロムを援護し、四回にアドリス・ガルシアの14号ソロで追いつくと、六回にはマーカス・セミエンの13号ソロで勝ち越しに成功。七回にはコリー・シーガーの14号3ランなどで4点を追加し、6-2でアスレチックスを破った。

 6年ぶりの2ケタ勝利を達成したデグロムは28個の空振りを奪い、これは2021年4月10日以来最多の数字。1試合で25個以降の空振りを奪ったのは16度しかなく、最後に記録したのはトミー・ジョン手術を受ける数週間前の2023年4月5日だった。

 デグロムは54度のスイングで28個の空振りを奪い、空振り率51.9%をマーク。これは2023年4月23日の56.1%以来最も高い数字だった。

2025.7.23 12:38 Wednesday

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