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ブルージェイズが岡本獲得を正式発表 4年総額6000万ドル

 4日(日本時間5日)、ブルージェイズは日本人三塁手の岡本和真と4年契約を結んだことを正式に発表した。あと一歩で逃したワールドシリーズ制覇を実現するために、今オフは積極的な補強を続けている。

 契約総額は6000万ドル(約90億円)で、契約ボーナスの500万ドル(約7億5000万円)が含まれる。オプトアウト(契約破棄)条項は盛り込まれていない。

 村上宗隆、今井達也とともに今オフ獲得可能な日本人スター選手として注目されていた岡本は現在29歳。読売ジャイアンツの主砲として長年活躍し、ブルージェイズでも即座に攻撃力アップに貢献することが期待されている。

 今オフのブルージェイズの補強は、11月にディラン・シースと7年2億1000万ドル(約315億円)の大型契約を結んで華々しくスタート。その後、コディ・ポンセと3年3000万ドル(約45億円)、タイラー・ロジャースと3年3700万ドル(約55億5000万円)で契約した。また、オフシーズン序盤にはシェーン・ビーバーがフリーエージェント(FA)市場に出るのではなく、選手オプションを行使して残留することを選択したことも忘れてはならない。こうして充実したオフシーズンを過ごしていたブルージェイズだが、岡本の加入により、新たなレベルに到達した。

 岡本は、ブルージェイズが長年切望してきた「日本市場への本格的な進出」を象徴する存在となるだろう。2年前には大谷翔平の獲得を目指し、世界中に大きな話題をもたらしたが、それ以降もブルージェイズはアジア市場における存在感を着実に高め、今回のような好機を逃さないために、市場開拓に取り組んできた。

 2025年、岡本は一塁を守っていた際に打者走者と交錯し、左肘を負傷したため、69試合の出場にとどまった。しかし、その69試合で打率.327、15本塁打、49打点、出塁率.416、長打率.598、OPS1.014をマークし、自慢の強打を見せつけた。

 2023年のワールドベースボールクラシックでは日本代表の一員として活躍。打率.333、2本塁打、7打点、出塁率.556、長打率.722、OPS1.278の好成績を残し、決勝のアメリカ戦ではカイル・フリーランドから本塁打を放った。今年3月に行われる第6回大会でも活躍する姿を見られるはずだ。

 岡本は10年近くにわたって巨人打線の中軸として安定した活躍を続け、2023年の41本塁打を筆頭に、6年連続でシーズン30本塁打を記録した。そのパワーはブルージェイズ打線でも歓迎されるが、岡本はコンタクト能力も高く、「ブルージェイズらしい」選手と言える。ブルージェイズ打線は投手に球数を投げさせ、カウントを有利にし、決定打を浴びせるような攻撃を得意としており、岡本もチームの特性にフィットするだろう。

 岡本のような巨人の主力打者がメジャーへ移籍するのは、ワールドシリーズで伝説的な活躍を見せた松井秀喜が2002年オフにヤンキースと契約して以来のことだ。

 では、岡本の加入はブルージェイズが獲得を目指す3人の大物選手、ボー・ビシェット、カイル・タッカー、アレックス・ブレグマンにどのような影響を与えるのだろうか。

 岡本は三塁手として最もチームにフィットするため、ブレグマン獲得の可能性は低下し、アディソン・バージャーは右翼、アーニー・クレメントは二塁での出場機会が増えるだろう。もちろん、ビシェットと再契約を結んだ場合はさらに状況が変わり、岡本自身も外野での出場が増える可能性がある。各球団はFAの大物選手が希望条件を引き下げ、短期契約に応じるのを待っているため、こうしたFAの大物選手をめぐる市場はゆっくりと展開している。

 外野手のタッカーは、依然としてブルージェイズにフィットする選手だ。ブルージェイズはタッカー獲得の有力候補と目されているが、チーム状況や資金力を考えれば、それも当然と言えるだろう。ビシェットが打線から抜けるのは間違いなく大きな痛手であり、アンソニー・サンタンデールらの復調で多少は穴埋めできる可能性があるものの、ブルージェイズ打線には改善の余地がある。ワールドシリーズでの痛恨の敗戦から立ち直るために、かつてないほどの資金的な余裕を生かし、今後もアクセルを踏み続けるはずだ。

 岡本の獲得はブルージェイズにとって、正しい方向(打線強化)への第一歩と言える。「元の状態に戻す」だけでは満足せず、より優れたチームになることを目指し、ロースターの再構築と再編成を進めていくことになりそうだ。

2026.1.5 12:39 Monday

ロイヤルズがクアトラーロ監督と2029年シーズンまで契約延長

 4日(日本時間5日)、ロイヤルズはマット・クアトラーロ監督と3年間の契約延長に合意したことを発表した。

 クアトラーロ監督は現行の契約の最終年を迎えており、今回の3年契約は2027年から2029年までとなる。また、2030年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。ロイヤルズが今オフ中にクアトラーロ監督との契約を延長することは予想されていたが、こうした契約延長は通常、スプリングトレーニングの直前または期間中に行われることが多い。しかし、ロイヤルズは年明け早々のタイミングで指揮官との契約延長を実現した。

 ロイヤルズは、クアトラーロ監督が指揮を執った3シーズンで224勝262敗を記録。すでに監督として球団史上7位の通算勝利数となっている。就任1年目の2023年は56勝106敗と大きく負け越したものの、2024年は86勝76敗でポストシーズン進出を果たし、地区シリーズまで進出した。前年から白星を30個も増やす大躍進を遂げ、エライアス・スポーツ・ビューロー社によると、シーズン100敗の翌年にポストシーズン進出を果たすのは史上3チーム目の快挙だった。クアトラーロ監督はこの年、最優秀監督賞の投票で2位となった。

 2025年はポストシーズン進出を逃したものの、82勝80敗を記録し、2年連続の勝ち越しシーズンとなった。ロイヤルズが2年連続で勝ち越すのは2013~15年(3年連続)以来だった。エライアス・スポーツ・ビューロー社によると、シーズン100敗の直後に2年連続で勝ち越すのは史上8チーム目だという。

 しかし、クアトラーロ監督を含め、ロイヤルズは2025年シーズンの結果には全く満足しておらず、2026年はポストシーズンに復帰し、勝ち進んでいきたいと考えている。

 12月、クアトラーロ監督は「一緒にいるとワクワクするチームだと思う。選手たちは競い合い、準備も万端だ。お互いに仲も良い。クラブハウスはとても居心地が良いんだ。選手たちは共通の目標を持ち、最終目標がワールドシリーズ制覇であることを理解している。そして、それが簡単な目標ではないことも理解してくれている」と話していた。

 さらに「私とスタッフが重視していることの1つは、選手のことをできる限り深く理解することだ。選手1人ひとりは全く違うし、アプローチの仕方も変わってくる。選手のことを深く理解し、何がモチベーションになっているのかを知ることによって、より調和のとれた相乗効果を生み出すことができる。それが困難な時期を乗り越える力になっていくんだ」と力説した。

 クアトラーロ監督を中心とするコーチ陣は就任以来、アナリティクス(分析)を重視しつつ、組織全体に多くの改革を施してきた。クアトラーロ監督は落ち着きがあり、感情的になることも少なく、選手たちからはクラブハウスを率いる姿勢を称賛されている。

 ロイヤルズはリーダーシップの継続性を重視しており、球団オーナーのジョン・シャーマン氏はJ・J・ピコーロGMとクアトラーロ監督への信頼を公言している。昨年2月にはピコーロGMとの契約を2030年シーズンまで延長(2031年の契約は球団オプション)。そして今回、クアトラーロ監督との契約延長も実現し、「持続可能な勝者になる」というビジョンの下でチーム作りを進めていく。

2026.1.5 10:52 Monday

ヤンキースが2026年最初の補強 デヨングとマイナー契約で合意

 ヤンキースが2026年最初の補強として32歳の内野手ポール・デヨングを獲得した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、デヨングはヤンキースとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリングトレーニングに参加する予定だという。

 デヨングがメジャー昇格を果たした場合、年俸は100万ドル(約1億5000万円)となる。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 ヤンキースはここまで比較的静かなオフシーズンを過ごしており、2025年シーズンの戦力を引き留める動きが目立っている。最も大きな動きは、正中堅手トレント・グリシャムが年俸2202万5000ドル(約33億円)のクオリファイングオファーを受諾して残留したことだ。

 しかし、ヤンキースは2026年シーズンに向けて、今後大きく動いていくつもりだ。オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェント(FA)になったコディ・ベリンジャーとの再契約を望んでいることを公言しており、12月下旬にはベリンジャーに対して正式なオファーを提示したとみられている。

 また、ベリンジャーが他球団と契約した場合に備え、ブルージェイズからFAになった強打の内野手ボー・ビシェットの獲得を検討していることも報じられている。

 さらに、2026年シーズンの開幕に間に合わない先発投手が複数いるため、先発ローテーションの補強としてマーリンズの右腕エドワード・カブレラやブルワーズのエース右腕フレディ・ペラルタに興味を示しているようだ。

 ヤンキースがデヨング獲得に動いたのは、正遊撃手アンソニー・ボルピーが左肩の手術を受け、少なくとも5月まではメジャーの試合に出場できない見込みだからだ。経験豊富なデヨングの加入により、ヤンキースは内野手の選択肢が増えることになる。

 デヨングは2025年シーズンにナショナルズでプレーし、三塁を中心に内野の全ポジションを守った。4月のパイレーツ戦でミッチ・ケラーの速球を顔面に受けて鼻を骨折したため、わずか57試合の出場にとどまり、打撃成績も打率.228、6本塁打、23打点、OPS.642と低調だった。

 デヨングが持つスキルセットは、1年契約で残留したユーティリティプレーヤーのアメッド・ロサリオと少し重なる。ヤンキースの内野陣には、ほかにホゼ・カバイェロやオスワルド・カブレラ、12月にマイナー契約を結んだザック・ショートらがいる。

 スプリングトレーニングでアピールに成功すれば、デヨングはボルピーが復帰するまでの間、メジャーでの出場機会を得られる可能性もありそうだ。

2026.1.5 10:17 Monday

先発補強を目指すヤンキース 好投手獲得に向けてトレード交渉中か

 ヤンキースは先発投手陣のうち、ゲリット・コール、カルロス・ロドン、クラーク・シュミットが2026年シーズンの開幕に間に合わない見込みだ。そうした状況の中、ブライアン・キャッシュマンGMは12月のウィンターミーティングの時点で先発投手の補強を目指していることを明かしていた。

 ジ・アスレチックの報道によると、ヤンキースは右腕エドワード・カブレラの獲得を目指し、マーリンズとのトレード交渉を行っているという。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は、ヤンキースのほか、ジャイアンツとカブスもカブレラ獲得に興味を示していることを伝えている。

 また、ジ・アスレチックは、ヤンキースが引き続きブルワーズのエース右腕フレディ・ペラルタの獲得を狙っていることも報じている。ペラルタはトレード市場で大きな注目を集めており、ウィンターミーティングの時点ではヤンキースのほか、レッドソックス、ジャイアンツ、オリオールズ、アストロズ、メッツなどが獲得に興味を示していた。

 フリーエージェント(FA)市場で優秀な先発投手を獲得するためには多額の資金が必要になるが、カブレラとペラルタは両投手の実力を考えれば格安の年俸だ。カブレラは2025年の年俸が195万ドル(約2億9250万円)で、2026年は370万ドル(5億5500万ドル)前後と予想されている。FAになるまであと3年保有できる点も魅力的と言える。ペラルタは年俸800万ドル(約12億円)で、2026年シーズン終了後にFAとなる。

 ケガと四球の多さが懸念材料だが、カブレラが持つエース級のポテンシャルは否定できない。27歳の右腕は2025年シーズンに飛躍を遂げ、自己最多の137回2/3を投げてキャリアハイの150三振を奪い、防御率3.53をマークした。9イニングあたりの四球数も2021~24年の5.1個から2025年は3.1個(自己ベスト)まで向上させている。

 一方、ペラルタはエース級の先発投手として活躍してきた実績を持ち、2023年から3年連続200三振を記録。その期間の防御率は3.40と安定している。29歳の右腕は2025年に自己ベストの防御率2.70をマークし、ナショナル・リーグ最多の17勝を挙げて最多勝のタイトルを手にした。

 どちらを獲得しても大きな戦力になることは間違いない。ここまで比較的静かなオフシーズンを過ごしているヤンキースだが、2026年シーズンに向けて、いよいよ本格的に動き出しそうだ。

2026.1.5 09:44 Monday

ドジャース・フリーマンは史上34人目の通算3000安打を達成できるか

 フレディ・フリーマン(ドジャース)は間違いなく殿堂入りへの道のりを歩んでいる。15年間にわたるレギュラーシーズンでの輝かしい活躍に加え、ポストシーズンでの歴史的なパフォーマンスもあり、将来の殿堂入りはもはや確実と言えるだろう。しかし、36歳で2026年シーズンを迎えるフリーマンには、まだまだ達成可能な記録が残されている。

 左打ちのスラッガーは通算367本塁打を記録しており、早ければ2026年シーズン中に通算400本塁打を達成する可能性がある。また、通算1322打点をマークしており、順調なら2027年シーズン中、遅くとも2028年シーズン中には通算1500打点を達成するだろう。さらに、打者にとっておそらく最も神聖な記録である通算3000安打は、まだ遠いものの、手が届きそうな範囲にある。

 これまでに通算3000安打を達成した打者はわずか33人。2022年にミゲル・カブレラが達成したのが最後である。しかし、フリーマンが大台に到達するまでの道のりは至って単純明快だ。

 フリーマンは現役最多となる通算2431安打を記録している。直近5シーズンで平均181安打を記録し、2023年には自己最多の211安打を放つなど、依然として高い生産性を誇る打者であり続けている。ただし、直近2シーズンに限れば、平均158安打にとどまった。堅実な数字ではあるものの、30代前半の成績には遠く及ばない。成績の低下は主にケガやその他の問題が影響しており、直近2シーズンはいずれも147試合しか出場していない。短縮シーズンを除くと、2017年(117試合)以来の少なさである。

 しかし、2025年の各指標は、フリーマンが依然として高い実力を維持していることを示唆している。ハードヒット率45.7%はメジャー平均(37.0%)を大きく上回っているだけでなく、フリーマン自身のキャリア通算(44.2%)よりも高い数字だ。wOBA(=出塁率の一種だが、単なる出塁率ではなく、どのように出塁したかを測る指標)ではメジャー全体の上位6%となる.370を記録した。さらに詳しく見ていくと、期待値系の指標も堅調に推移している。xwOBA(=wOBAの計算に打球速度や打球角度などを加味したもの)は.349でメジャー全体の上位18%に位置していた。

 今後の鍵となる数字は「150」だ。フリーマンが今後数年間、比較的健康なシーズンを過ごすと仮定すると、通算3000安打を達成するために重要なのは1シーズンあたり150安打前後のペースでヒットを積み重ねていくことだ。もし今後4年間、平均150安打を記録することができれば、39歳で迎える2029年シーズン終了時点で3031安打となり、大台を突破する。これが最もスムースな道のりだろう。しかし、別のルートもある。その際に重要となる数字は「143」だ。

 40歳に近づいていく中で平均150安打のペースを維持するのは簡単なことではない。では、平均143安打ならどうだろうか。平均150安打よりは実現可能な数字だろう。今後4年間、平均143安打のペースを維持すれば、39歳で迎える2029年シーズン終了時点で3003安打となる。

 フリーマンとドジャースの契約が2027年シーズンで終了することには注意が必要だ。しかし今後2年間、ある程度の活躍を維持することができれば、2028年と2029年にプレーする場所を見つけるのはそれほど困難ではないはずだ。通算3000安打の達成が迫っていれば、手を差し伸べてくれる球団も現れるだろう。

 フリーマンが通算3000安打を達成すれば、「レア」なグループの仲間入りを果たすことになる。主に一塁を守った選手が通算3000安打を達成するのは史上6人目。3000安打&400本塁打を達成すれば、一塁手としては史上4人目となる。ここに「通算打率3割以上」という条件を加えると、一塁手としては史上初の快挙だ。ほかのポジションを含めてもミゲル・カブレラ、スタン・ミュージアル、ウィリー・メイズ、ハンク・アーロンに次いで史上5人目という極めて貴重な記録となる(注:カブレラは一塁での出場が最多だが、三塁や外野、DHでの出場も多いため、一塁手としての出場割合は50%にも満たない)。

 フリーマンに続く通算3000安打の候補はそれほど多くない。35歳で2026年シーズンを迎えるホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)は通算2388安打を記録しており、大台到達のチャンスがありそうだ。それに続くのはアンドリュー・マカッチェン(39歳で通算2266安打)とポール・ゴールドシュミット(38歳で通算2190安打)だが、年齢的にも大台到達は現実的ではない。33歳のマニー・マチャド(パドレス)はまだ2000安打を超えたばかり(通算2069安打)だ。

 繰り返しになるが、フリーマンは通算3000安打を達成しなくても、すでに殿堂入りの資格を十分に備えている。しかし、大記録への挑戦は、フリーマンの輝かしいキャリアの晩年にさらなるドラマをもたらすことになるだろう。

2026.1.4 11:52 Sunday

フィリーズがビシェット獲得に興味 強力打線がさらに強化される可能性

 ブルージェイズからフリーエージェント(FA)となった強打の遊撃手ボー・ビシェットをめぐる市場が拡大しているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は「ビシェット獲得に興味を持つビッグマーケット球団(=資金力が豊富な球団)の1つ」としてフィリーズの名前を挙げている。

 これまで主に遊撃手としてプレーしてきたビシェットだが、遊撃手としての守備力が不安視される中、二塁へのコンバートに前向きな姿勢を示していることが報じられている。これにより二塁手の補強を目指しているチームもビシェット争奪戦に加わることが可能になり、ビシェットをめぐる市場が拡大する要因となっている。

 27歳のビシェットは2024年に極度の打撃不振に陥り、81試合の出場で打率.225、4本塁打、OPS.599に終わった。しかし、2025年は見事に復活を遂げ、レギュラーシーズン最後の1カ月を欠場したにもかかわらず、メジャー2位タイの181安打を記録。139試合に出場して打率.311、18本塁打、94打点、OPS.840の好成績をマークし、ドジャースとのワールドシリーズでも打率.348、1本塁打、6打点、OPS.922と存在感を示した。

 ビシェットには少なくとも5球団が興味を示していることが報じられており、再契約を目指すブルージェイズのほか、ヤンキース、カブス、ドジャース、レッドソックスの名前が挙げられていた。この争奪戦にフィリーズも加わっているとみられる。

 フィリーズは現在、ブライソン・ストットとトレイ・ターナーが二遊間コンビを形成している。ストットは堅実なレギュラーであり、特に守備・走塁面での貢献度が高い選手だが、ビシェットが加入すれば、二塁手の打撃力は明確なアップグレードとなり、すでに強力なフィリーズ打線がさらに強化されることになる。

 ビシェットは2025年のレギュラーシーズン終盤に左膝を痛め、ワイルドカードシリーズからリーグ優勝決定シリーズまで欠場を強いられた。ドジャースとのワールドシリーズで復帰し、本職の遊撃ではなく、メジャーでは初めてとなる二塁の守備に就き、慣れないポジションに見事に適応していた。遊撃手としての守備力が不安視される中、二塁手としてプレーできる可能性を示したことはFA市場で好条件の契約を得るためにポジティブな要素となっている。

 岡本和真を獲得したブルージェイズも「ビシェットとの再契約を諦めたわけではない」とみられており、フィリーズの参戦によりビシェット争奪戦はさらに白熱していきそうだ。

2026.1.4 10:16 Sunday

髙橋光成は3球団からメジャー契約のオファー受けるも西武残留を決断

 日本人右腕の髙橋光成(28)と今井達也(27)は、2018年から2025年まで埼玉西武ライオンズのチームメートであり、今オフに揃ってポスティングシステムを利用した。

 今井がアストロズへの移籍を決めた一方、髙橋は西武残留を決断した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えた。

 髙橋の交渉期限は、米東部時間の4日午後5時(日本時間5日午前7時)に終了することになっていた。関係者によると、髙橋には3球団からメジャー契約のオファーが届いていた。

 しかし、髙橋はメジャー移籍ではなく、西武と新たな複数年契約を結ぶ予定だ。この契約にはオプトアウト(契約破棄)条項が付帯しており、来オフはポスティングシステムではなく、フリーエージェント(海外FA権)として市場に戻ることが可能になるという。

 今井は今オフの国際FA市場でトップの投手と見なされていたが、髙橋も日本で実績を残し、かつてオールスターに選出された投手だ。

 2月3日に29歳となる右腕は、2025年にライオンズで復活を遂げた。24試合に先発して148回を投げ、防御率3.04、88三振を記録した。

 その前年の2024年は苦戦を強いられた。15試合の先発で81回1/3を投げ、0勝11敗、防御率3.87、61三振にとどまった。

 日本での11シーズンの全盛期は、2022年から2023年だった。この2シーズンで計49試合に先発し、330回2/3を投げて248三振、防御率2.20をマークした。

 髙橋の直球は平均93マイル(約150キロ)ほどで、88マイル(約142キロ)のスプリット、81マイル(約130キロ)のスライダー、89マイル(約143キロ)のカットボール、75マイル(約121キロ)のカーブも操る。右打者に対して最も多投する変化球はスライダーで、左打者に対してはスプリットを最も多く使う。

 髙橋はチームメートの今井ほど空振りや三振を奪うタイプではないが、ゴロを打たせることに非常に長けており、NPBでは常に50%を大きく超えるゴロ率を記録してきた。

 髙橋は2014年、日本プロ野球のドラフト1巡目で指名され、翌シーズンに18歳でデビューした。ライオンズでの通算成績は、196試合に登板して73勝77敗、防御率3.39、1199回を投げて870三振だった。(文:David Adler、訳:山田結軌)

2026.1.4 09:48 Sunday

ブルージェイズが岡本和真を獲得へ 4年6000万ドルで契約合意

 日本の強打者・岡本和真とブルージェイズが4年6000万ドル(約90億円)の契約で合意したと、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が伝えた。

 関係者によると、契約にオプトアウト(契約破棄)権は付帯しておらず、岡本は総額6000万ドルのうち500万ドル(約7億5000万円)を契約金として受け取る。なお、球団はまだ正式に発表していない。

 岡本は日本プロ野球で最も由緒ある球団であり、「日本のヤンキース」とも称される読売ジャイアンツの最大のスターだった。

 29歳の右打ちのコーナー内野手である岡本は、日本で6度オールスターに選出され、2020年、2021年、2023年と3度の本塁打王に輝いている。22歳でブレイクした2018年シーズンから6年連続で30本塁打を記録。2023年にはキャリアハイの41本塁打を放った。

 守備では三塁と一塁をこなすことができ、日本では両ポジションでゴールデングラブ賞を受賞(三塁で2度、一塁で1度)している。

 2025年、岡本は一塁を守っている際に打者走者と交錯して左肘を負傷し、69試合の出場にとどまった。しかし、その69試合で打率.327、出塁率.416、長打率.598、OPS 1.014、15本塁打、49打点を記録した。

 NPBでの11シーズン通算では、打率.277、出塁率.361、長打率.521、OPS .882、248本塁打、717打点をマークした。

 2023年大会で金メダルを獲得したワールドベースボールクラシック(WBC)日本代表でも活躍した。日本代表として出場した7試合で打率.333、出塁率.556、長打率.722、OPS 1.278、2本塁打、7打点を記録。そのうちの1本は、決勝の米国戦でカイル・フリーランドから放ったものだった。

 岡本は今オフ、ポスティングシステムを利用した3人の日本人スターの1人だった。ほかにはヤクルトのスーパースラッガー・村上宗隆、西武ライオンズのエース投手・今井達也がいる。

 巨人が選手をポスティングにかけることは珍しく、ましてや岡本のような全盛期のスター選手であればなおさらだ。しかし、球団は岡本が2026年にMLBでのキャリアを追求することを容認した。

 岡本は昨オフに移籍した長年のエース・菅野智之(オリオールズからFA)に続き、巨人からはここ2年でMLBに挑戦する2人目のスターだ。ただし、オリオールズと契約した当時35歳の菅野は海外FA権を行使しており、ポスティングシステムの対象ではなかった。

 岡本クラスの巨人の打者がMLBに移籍するのは、2002年オフにヤンキースと契約した松井秀喜以来となる。松井はメジャーでの10シーズンで175本塁打を放ち、2度のオールスター選出に加え、2009年にはワールドシリーズMVPに輝いた。岡本はその足跡をたどることになる。(文:David Adler、訳:山田結軌)

2026.1.4 09:37 Sunday

アストロズが今井獲得を正式発表 毎年オプトアウト可能な3年契約

 2日(日本時間3日)、アストロズは2026年の球界初の大型補強として日本人右腕・今井達也の獲得を正式に発表した。契約期間は3年だが、2026年と2027年のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)が可能な条項が盛り込まれており、今井が1年目から大活躍した場合、さらなる大型契約を求めて1年で退団する可能性もある。

 MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、今井には3年間で5400万ドル(約81億円)が支払われる。2026年に100イニング以上投げた場合、300万ドル(約4億5000万円)の出来高が発生し、2027年と2028年の年俸も2100万ドル(約31億5000万円)に増額される。よって、今井が出来高の条件をクリアし、アストロズに3年間在籍した場合、6300万ドル(約94億5000万円)を得ることになる。

 年平均のサラリーが低く、より長期にわたる契約もオファーされていたようだが、今井は「オプトアウト付きの短期高額契約」でアストロズへ移籍することを選択した。

 今井は11月19日に埼玉西武ライオンズからポスティング公示され、メジャー球団との45日間の交渉期間がスタートした。アストロズでプレーする日本人選手は松井稼頭央、青木宣親、菊池雄星に続いて4人目となり、偶然にも松井、菊池、今井の3人は西武出身だ。また、日本球界から直接アストロズに入団する選手は今井が初めてとなる。

 今回の契約は、アストロズの「アジア地域において存在感を高めたい」という思惑が現れたものと言える。1カ月前、アストロズは過去2シーズンを韓国球界でプレーした右腕ライアン・ワイスと1年契約を結んだ。エース左腕のフランバー・バルデスがフリーエージェント(FA)となったアストロズは今オフ、4人の先発投手を獲得しているが、そのうち2人(今井とワイス)をアジア地域から獲得したことになる。

 アストロズは今井とワイスのほか、12月19日に三角トレードを成立させ、パイレーツから右腕マイク・バローズを獲得。さらに、10月には右腕ネイト・ピアソンと1年契約を結んでいる。2026年の先発ローテーションは右腕ハンター・ブラウンが軸となり、新戦力4人のほか、現有戦力のクリスチャン・ハビアー、スペンサー・アリゲッティ、ジェイソン・アレクサンダー、ランス・マカラーズJr.らによって形成される。

 アストロズが先発陣の強化、特に先発の層を厚くすることに注力しているのは、2025年シーズンに先発陣の負傷者続出に悩まされたからだ。

 2025年シーズンは3人の先発投手(ロネル・ブランコ、ヘイデン・ウェスネスキー、ブランドン・ウォルター)がトミー・ジョン手術を受け、アリゲッティも右手親指の骨折や右肘の炎症によってシーズンの大半を棒に振った。また、右肩や右肘の手術を経て3年ぶりのメジャー復帰を果たしたマカラーズJr.も複数回の負傷者リスト入りを経験。ルイス・ガルシアはトミー・ジョン手術から復帰して2度先発したが、再び右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受けることになり、シーズン終了後に退団が決まった。

 27歳の今井は直近2シーズンを含め、NPBのオールスターに3度選出されている。ここ数年間でエース級の先発投手として台頭し、直近3シーズンはいずれも防御率3.00未満を記録。1イニングあたりの三振数も1を超えていた。特に2025年は自己最高のシーズンを過ごし、163回2/3を投げて10勝5敗、防御率1.92、178三振の好成績をマーク。4月には平良海馬とともに継投ノーヒッター(1失点)も達成した。

 2024年にも173回1/3を投げ、10勝8敗、防御率2.34、187三振と見事なパフォーマンスを披露。最多奪三振のタイトルを手にした。

 西武では一軍昇格後の8シーズンで963回2/3を投げ、58勝45敗、防御率3.15、907三振を記録。2023年以降に限れば、防御率2.18と素晴らしい成績を残し、9イニングあたりの三振数は9.5となっている。

 今井はポスティング制度によるメジャー移籍を目指すことが正式発表された際、球団を通じて「これまで毎年、リーグ優勝や日本一を目指してプレーしてきましたが、その思いはチームが変わっても同じです。勝利にこだわり、チームの力になれるよう全力で投げていきます」とのコメントを発表していた。

 今井のピッチングの軸となるのはフォーシームとスライダーだ。フォーシームは2025年に平均94.9マイル(約153キロ)を計測し、これはメジャーの先発右腕の平均(94.6マイル)をわずかに上回っている。速いときには90マイル台後半に達することもある。スライダーは平均86.2マイル(約139キロ)を計測し、空振り率は46%に達した。

 ほかに、質の高いチェンジアップも持っており、主に左打者に対して使用する。2025年は平均85.5マイル(約138キロ)を計測し、空振り率41%を記録した。これら3球種に加えてスプリットとカーブも投げ、さらに2025年シーズン中には握り幅を広げた「バルカンチェンジ」もレパートリーに加えた。

 今井はポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた注目の日本人選手の1人だ。ほかにはホワイトソックスと2年契約を結んだ村上宗隆や交渉期限が迫る中で去就が注目される岡本和真らがいる。村上と岡本はともに野手であり、日本球界からのメジャー移籍を目指す投手の中ではトップの存在と目されていた。

 11月に行われたゼネラルマネージャー(GM)会議の際、今井の代理人を務めるスコット・ボラス氏は今井をドジャースのエース・山本由伸と比較し、山本のような日本の好投手がメジャーの舞台でスター級の活躍を見せていることを指摘した。山本はメジャー2年目の2025年にワールドシリーズMVPとなり、サイ・ヤング賞投票でもファイナリスト入りを果たした。

 ボラス氏は今井について「間違いなく、彼は山本が日本球界で成し遂げたことすべてを成し遂げた」と語り、ここ数年間の活躍ぶりを称賛していた。メジャーの舞台でも山本のような活躍を見せることができるか。アストロズ・今井達也の挑戦がいよいよスタートする。

2026.1.3 11:29 Saturday

少なくとも4球団がブレグマンに興味 Rソックスは再契約を目指す

 レッドソックスはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェント(FA)となったアレックス・ブレグマンとの再契約を目指しているが、ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者によると、レッドソックスのほかに少なくとも3球団がブレグマン争奪戦に加わっているようだ。ヘイマン記者はブレグマンに「強い関心」を示しているチームとしてダイヤモンドバックス、カブス、ブルージェイズの名前を挙げている。

 31歳のブレグマンは2024年シーズン終了後にアストロズからFAとなり、長期契約を目指したものの、最終的には3年1億2000万ドル(約180億円)でレッドソックスと契約。2025年は114試合に出場し、打率.273、18本塁打、62打点、出塁率.360、OPS.822を記録した。

 年齢的に長期契約を結ぶ最後のチャンスとなる可能性もあったため、残り2年8000万ドル(約120億円)の契約を破棄して再びFA市場に出ることを決断。攻守の高い実力に加え、リーダーシップにも定評のある三塁手には大きな注目が集まっている。

 レッドソックスはブレグマンとの再契約を「最優先事項」に掲げており、ESPNのバスター・オルニー記者によると、スター三塁手の残留を実現させるために「積極的なオファー」を提示したという。正確なオファー内容は不明だが、5年1億6000万ドル(約240億円)規模の大型契約であることが噂されており、関係者の間では「ブレグマンはレッドソックスに残留するだろう」との見方が強まりつつある。

 ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者はダイヤモンドバックスとブルージェイズをブレグマンの「有力な移籍先」として挙げ、MLB.comのマーク・フェインサンド記者も関係者から得た情報として「ダイヤモンドバックスとブルージェイズが積極的にブレグマン獲得を狙っている」ことを報じていたが、ブレグマンが希望する長期契約をオファーしているチームは今のところ存在していないようだ。

 レッドソックスはカージナルスとのトレードでウィルソン・コントレラスを獲得しており、ブレグマンの残留が決まれば、打線の補強はほぼ完了するとみられる。外野はジャレン・デュラン、ロマン・アンソニー、ウィルヤー・アブレイユ、セダン・ラファエラとレギュラークラスの選手が4人おり、吉田正尚の出場機会が約束されないほどに充実しているため、今後は外野の余剰人員やコントレラス加入で一塁から押し出されたトリストン・カサスをトレードの駒として投手補強を進めていく可能性もありそうだ。

2026.1.3 09:51 Saturday

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