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ツインズのフォルビー編成本部長が球団と合意した上で退任することを発表
球団運営の上層部に大きな変化が起きる中、ツインズは30日(日本時間31日)、デレック・フォルビー編成本部長が球団と合意した上で退任することを発表した。
フォルビー氏は2016年11月、ツインズの編成本部長に就任。2024年11月からは事業本部長も兼任し、球団編成のサポート役としてジェレミー・ゾール氏がゼネラルマネージャー(GM)に就任していた。今後はゾールGMが編成トップとなり、球団オーナーのトム・ポーラッド氏が暫定的に事業部門の責任者を務めるという。なお、ツインズは事業本部長の後任探しを開始する予定だ。
ポーラッド氏は「新たな役職に就き、球団の将来についてデレックと話し合いました。その結果、ツインズとデレックの双方にとって、変化こそが最善の策であるとの結論に至りました。ポーラッド一族とツインズ球団を代表して、デレックがこの球団組織に残した決して消えることのない功績に感謝を申し上げます」と語った。
昨年12月、ポーラッド氏は弟のジョーからツインズの運営権を引き継いだ。それと同時に、ツインズは3人の新たなリミテッドパートナーからオーナーシップグループへの出資を正式に承認。その当時、ポーラッド氏は球団の日常業務に積極的に関わっていく意向を表明していた。
今回の人事異動によって、ツインズの組織は合理化され、ゾールGMはフォルビー氏の下で働くのではなく、オーナーシップ直下で編成トップの役割を担う。また、今後採用される新たな事業本部長もポーラッド氏の下で働くことになる。
ポーラッド氏は「今後は事業部門のトップと編成部門のトップを別々に置くのが最善の体制だと考えています。今、この組織にとって最善なのは、これらの2つの部門がそれぞれ100%のエネルギーと集中力を注ぐことです。確かに、こうしたリーダーシップの在り方は、これまでと異なる要素を含んでいます。しかし、こうした要素を総合的に評価した結果、これが今後の最善の道だと判断しました」と事業本部長と編成本部長の兼任体制をやめる理由について言及した。
ツインズはフォルビー政権下で4度のポストシーズン進出を果たし、2023年には実に21年ぶりとなるシリーズ突破を達成した(ワイルドカードシリーズでブルージェイズに勝利)。しかし、直近2シーズンは失望的な結果に終わり、昨夏のトレード期限には主力を大量に放出してチームを解体することに。それでも、フォルビー氏が多くの成功を収めてきたことは事実であり、チームの今後を考えた上で、円満な退団を決めたようだ。
フォルビー氏は「正しい信念、正しいリーダー、正しい人材、しっかりとした基盤があれば、どんな体制でも上手くいくと思います。そして、言っておきたいことがあります。トムが少し違った体制にしたいと考えていることを私は心から尊重します。事業本部長と編成本部長の兼任体制をとっているチームはほとんどなく、むしろ役割を分散させているチームのほうが多いです。彼の決断を私は心から尊重します。確かに、両方をしっかりこなすのは本当に大変です。しかし、適切な環境と体制があれば、両立も可能だと思います。それでも私は今後、彼が下していく決断を尊重します。この事業を引き継ぐ本当に優秀な人材がきっと見つかることを信じています」と語った。
フォルビー氏とポーラッド氏はともに、2024年11月に就任したゾールGMに全幅の信頼を寄せている。ゾール氏はマイナーの運営部長やGM補佐を歴任し、球団のことを熟知。フォルビー氏の退任により、ゾールGMは今後オーナーシップの直下で働くことになるが、フォルビー氏が事業本部長も兼任する中で、編成部門におけるゾールGMの存在感が徐々に高まっていたことは明らかであり、新体制への移行もスムーズに行われるはずだ。
ポーラッド氏は「デレックはこの球団で素晴らしい功績を残してきましたが、何よりも素晴らしいのは、この球団に多くの才能を残してくれたということです。ジェレミー・ゾールもその1人です。1年と少し前に、GMの座を勝ち取ったということ自体が彼の力量を物語っています。GMの選考にあたり、球団の内部にも外部にも多くの候補者がいましたが、彼はその競争を勝ち抜きました。現時点では、彼こそが編成部門におけるデレックの全責任を引き継ぐに相応しいリーダーであると、私は100%確信しています」とゾールGMへの信頼を強調した。
2026.1.31 10:38 Saturday
ロイヤルズがパスカンティーノとの年俸調停を回避して2年契約
30日(日本時間31日)、ロイヤルズは主力選手の1人と年俸調停の公聴会に突入することを回避した。MLB.comが関係者から得た情報によると、ロイヤルズは一塁手のビニー・パスカンティーノと2年契約で合意。パスカンティーノには2年間で総額1100万ドル(約16億5000万円)以上が保証されるようだ。
身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていないが、今回の契約はパスカンティーノの年俸調停期間の最初の2年をカバーするものとなり、関係者によると、出来高を含めて最大1600万ドル(約24億円)に達する可能性があるという。フリーエージェント(FA)になるのは2028年シーズン終了後であり、ロイヤルズは今回の2年契約に加えて、あと1年パスカンティーノを保有できることになる。
ロイヤルズとパスカンティーノは8日(同9日)の期限までに、今季の年俸について合意に至らなかったため、パスカンティーノの年俸を決めるために年俸調停の公聴会が開かれる予定だった。球団側が400万ドル(約6億円)を提示したのに対し、選手側は450万ドル(約6億7500万円)を希望。公聴会を経て、どちらかの金額に決まるはずだったが、最終的には公聴会の開催前に2年契約で合意に至った。
今後2年間の契約が確定したことで、不測の事態さえ起こらなければ、安心してスプリングトレーニングとワールドベースボールクラシックに臨むことができる。パスカンティーノは前回大会に続き、イタリア代表としての出場をすでに表明している。また、今回の2年契約により、ロイヤルズも今後のペイロール(年俸総額)に関する見通しを立てやすくなった。ロイヤルズで2027年以降の契約が決まっている選手は、パスカンティーノのほかに、サルバドール・ペレス、マイケル・ガルシア、コール・レイガンズ、セス・ルーゴ、マイケル・ワカ、そしてスター遊撃手のボビー・ウィットJr.がいる。また、クローザーのカルロス・エステベスは2027年の契約が球団側に選択権のあるオプションとなっている。
28歳のパスカンティーノは着実に成長を遂げ、現在、そして未来のチームを牽引する主力選手の1人となった。昨季は自己最多の32本塁打を記録。左打者ではジョン・メイベリー(1975年に34本塁打)、ジョージ・ブレット(1985年に30本塁打)、マイク・ムスタカス(2017年に38本塁打)に次いで球団史上4人目となるシーズン30本塁打を達成した。
メジャー昇格後、最初の3年間は負傷者リスト入りした時期があったものの、昨季はシーズンを通してプレーを続け、キャリアハイの160試合(682打席)に出場。打率.264、32本塁打、113打点、OPS.798の好成績をマークした。
2026.1.31 09:04 Saturday
アスレチックスが若手遊撃手ウィルソンと7年7000万ドルで契約延長
アスレチックスのジェイコブ・ウィルソンは短期間で様々なことを経験した。ドラフト指名から1年と少しが経過した2024年7月にメジャーデビューを果たし、2年目の昨季はレギュラーに定着。新人ながらファン投票でオールスターに選出された。
そして、ウィルソンが次の大きな偉業を成し遂げるまで、2026年に入ってからそれほど時間はかからなかった。30日(日本時間31日)、アスレチックスはウィルソンと7年契約を結んだことを発表。MLB.comが関係者から得た情報によると、総額は7000万ドル(約105億円)で、契約8年目となる2033年は球団側に選択権のあるオプションになっているという。
23歳のウィルソンは昨季、打率.311、13本塁打、OPS.799の好成績をマーク。ア・リーグの新人王投票では同僚のニック・カーツに次ぐ2位にランクインした。
アスレチックスは2028年からラスベガスの新球場に移転する予定。そこに向けて主力野手との契約延長を進めており、近未来の主力を確保しようとする継続的な努力の中で、ウィルソンとの契約延長も実現した。
2025年以降、指名打者のブレント・ルーカー(5年6000万ドル=約90億円)、外野手のローレンス・バトラー(7年6550万ドル=約98億2500万円)とタイラー・ソダーストロム(7年8600万ドル=約129億円)がいずれも5年以上の長期契約を締結。今回のウィルソンに続き、デービッド・フォーストGMはカーツと正捕手シェイ・ランゲリアーズとの契約延長にも意欲を示している。
グランドキャニオン大学から2023年ドラフト1巡目で指名されたウィルソンは、元メジャーリーガーで遊撃手だったジャック・ウィルソンの息子として知られ、メジャーデビューした2024年は28試合に出場。昨季は6月下旬まで.350を超える打率をキープするなど、一気にスターダムにのし上がった。
アスレチックスは昨季、76勝86敗でア・リーグ西地区4位に終わったが、後半戦は35勝29敗(勝率.547)と躍進を遂げ、メジャー全体のトップ10に入る成績を残した。ウィルソン、ルーカー、バトラー、ソダーストロムと長期契約を結び、新人王のカーツにもさらなる活躍が期待される中、今オフは元首位打者のジェフ・マクニールを獲得してさらに打線を強化し、2026年はポストシーズン争いに加わることを目指している。
2026.1.31 08:29 Saturday













