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レッドソックスがトレードによる野手補強を模索 ターゲットは内野手か

 レッドソックスは今オフ、内野のアップグレードを目指してきた。昨年12月にカージナルスからウィルソン・コントレラスを獲得し、その後は「最重要課題」だったアレックス・ブレグマンとの再契約に向けて注力。しかし、ブレグマンは1月にカブスと5年契約を締結した。フリーエージェント(FA)市場から有力な内野手が姿を消す中、レッドソックスは引き続きトレードによる内野手補強を模索している。

 レッドソックスはブレグマンとの再契約に失敗したあと、左腕レンジャー・スアレスと5年1億3000万ドル(約195億円)の契約を結んだ。しかし、スプリングトレーニングの開始が迫っているものの、内野のアップグレードは達成されておらず、まだ今オフの補強は終わっていないようだ。

 ボストン・グローブのピート・エイブラハム記者は、複数の関係者から聞いた話として、レッドソックスがプロスペクト(若手有望株)をトレード要員として「信頼できる打者」の獲得を目指していることを伝えている。エイブラハム記者は、補強ターゲットのポジションには言及していないが、外野手の層が非常に厚いことを考えると、レッドソックスが狙っているのは当然内野手だろう。一塁にはコントレラスとトリストン・カサス、遊撃にはトレバー・ストーリーがいるため、二塁手または三塁手の補強を目指していると考えるのが自然だ。

 レッドソックスは今オフ、スアレスのほかにもソニー・グレイとヨハン・オビエドを獲得し、先発投手の層が厚くなった。そのため、先発陣の余剰人員をトレードに回すことが可能になり、有望株のペイトン・トーリーやコネリー・アーリーを中心としたパッケージで内野手の補強を目指しているとみられる。

 レッドソックスが獲得を狙う可能性のある選手としては、アストロズのイサーク・パレイデス、カブスのニコ・ホーナーとマット・ショウ、ナショナルズのCJ・エイブラムス、メッツのブレット・ベイティとマーク・ビエントスが挙げられる。このうち誰を獲得するかによって、有望株のマルセロ・マイヤーが今季、二塁と三塁のどちらを守るのかが決まることになりそうだ。

2026.2.7 11:20 Saturday

ヤンキースがゴールドシュミットと再契約へ 1年契約で合意

 6日(日本時間7日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースはベテラン一塁手のポール・ゴールドシュミットと再契約(1年契約)を結ぶことで合意したようだ。なお、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 38歳のゴールドシュミットは15年間の輝かしいキャリアを歩んできた。オールスターに7度選出され、一塁手としてシルバースラッガー賞を5度、ゴールドグラブ賞を4度受賞。カージナルス時代の2022年にはナ・リーグMVPに輝いた。昨季終了時点で、通算477二塁打と1232打点は現役2位、372本塁打と1280得点は同3位、2190安打は同4位にランクイン。ベースボールリファレンスが算出する総合指標WAR(63.8)も現役野手で4位の数字を記録している。

 また、2014年に死球を受けて手を骨折したのを最後に、11シーズン連続(2015~25年)で負傷者リスト入りしていない。2015年以降の1611試合出場はメジャー最多であり、短縮シーズンの2020年を除くと、2015年以降では昨季の145試合が最も少なかった。

 ただし、ゴールドシュミットはMVPに輝いた2022年以降、同レベルのパフォーマンスを維持することができていない。特に過去2年間は大きく数字を落としており、カージナルスでの最後のシーズンとなった2024年はOPS.716、OPS+100(ちょうど平均)、WAR1.3(ベースボールリファレンス版)と平凡な成績に終わった。1年契約でヤンキースに加わった昨季も復調できず、OPS.731、OPS+104、WAR1.2(ベースボールリファレンス版)にとどまった。

 さらに、昨季は調子の波も大きかった。5月まではOPS.889の好成績を残していたが、それ以降はOPS.610と急失速。左腕に対してOPS.981と打ちまくった一方、対右腕はOPS.619と苦戦した。また、ロードではOPS.842とよく打ったが、ヤンキースタジアムではOPS.606と思うような結果を残せなかった。

 ゴールドシュミットはコンタクトを重視するために、いくらかのパワーを犠牲にしているようにも見えた。昨季の平均打球速度やハードヒット率はキャリアの中でも低い部類だったが、その一方で空振り率や三振率は向上。前年より打席数が100以上減少したことを考慮する必要はあるが、三振は前年の173から100まで減り、それに伴って本塁打も22本から10本まで激減し、6月19日以降はわずか2本しか打てなかった。今季、復調を遂げるためには、何らかの修正が必要になりそうだ。

2026.2.7 09:42 Saturday

アスレチックスがブルペン補強 右腕バーローと1年契約で合意

 スプリングトレーニングのバッテリー組(投手と捕手)の集合日が翌週に迫る中、アスレチックスがブルペン補強に動いた。6日(日本時間7日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、アスレチックスは右腕スコット・バーローと1年契約で合意。ただし、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 33歳のバーローは昨季レッズで68回1/3を投げ、6勝3敗1セーブ、16ホールド、防御率4.21、75三振、45四球を記録。75登板は自己最多で、昨季メジャー7位タイの数字だった。いわゆる「火消し役」を担い、前の投手から引き継いだ走者39人のうち、生還を許したのは9人にとどめた。

 アスレチックスは今季、共同クローザー制でスタートする見込みとなっており、通算59セーブの実績を持つバーローもその一角に加わることになるだろう。これまでにロイヤルズ、パドレス、ガーディアンズ、レッズでのプレー経験があり、メジャー8年間で通算440試合に登板して防御率3.60を記録。左右別の通算OPSは、対右打者が.628、対左打者が.714となっており、左打者よりも右打者を抑えている。

 昨年12月、アスレチックスはマーク・ライターJr.と1年契約を結んだ。ライターJr.とバーローは、昨季10試合以上の「完了」を記録したホーガン・ハリス、マイケル・ケリー、エルビス・アルバラード、タイラー・ファーガソンらとともに、試合終盤の継投を担うことになるはずだ。

 バーローは平均92.4マイル(約149キロ)の速球のほかに、スイーパー、スライダー、カーブを操り、その中でもスイーパーを決め球として使っている。レッズの本拠地グレートアメリカンボールパークは打者有利の球場として知られているが、昨季はホーム(38登板で防御率3.47)のほうがロード(37登板で防御率5.06)よりも成績が良かった。

 ハードヒットを防ぐ投球に長けており、昨季の平均打球速度(86.2マイル=約139キロ)はメジャー上位4%に入る好成績。ハードヒット率(30.5%)もメジャー上位1%という素晴らしい数字だった。アスレチックスの暫定本拠地サターヘルスパークも打者有利の環境であり、ハードヒットを防ぐバーローの投球は、新たな本拠地球場にもフィットするはずだ。

2026.2.7 09:17 Saturday

アスレチックスがドジャースDFAのイバニェスをウエーバーで獲得

 6日(日本時間7日)、アスレチックスはウエーバー経由でドジャースからアンディ・イバニェスを獲得し、内野の層を厚くした。

 イバニェスの加入に伴い、ロースターの枠を空けるために、マックス・シューマンのDFA(=選手をロースターの40人枠から外す措置)が発表されている。

 イバニェスは汎用性の高い選手で、過去3年間はタイガースでユーティリティプレーヤーとして起用された。昨季は91試合に出場。三塁と二塁を中心に内外野の5つのポジションを守り、打率.239、4本塁打、21打点、OPS.653を記録した。

 32歳のイバニェスは昨季終了後にタイガースからノンテンダーFAとなり、1月に入ってドジャースと契約。ところが、2月3日(同4日)にDFAが発表されていた。

 レンジャーズとタイガースで合計5年間プレーし、メジャー通算では420試合に出場して打率.254、28本塁打、128打点、OPS.694を記録。左腕に強い「左キラー」として知られており、通算OPSは対右腕が.625、対左腕が.778となっている。

 28歳のシューマンは2024年にメジャーデビューし、過去2年間で234試合に出場。昨季は101試合に出場して打率.197、2本塁打、13打点、OPS.568と低調だった。守備では一塁を除く内外野6ポジションを守ることができ、昨季は二塁で20試合、三塁で11試合、遊撃で11試合、左翼で4試合、中堅で1試合にスタメン出場した。

2026.2.7 08:52 Saturday

ワールドベースボールクラシックのロースターについて知っておくべき「10個の事実」

 2026年ワールドベースボールクラシックの開幕まであと1カ月を切った。5日(日本時間6日)には出場20チームのロースター(各チーム30人)が発表された。

 多くの豪華な名前が並んでおり、掘り下げるポイントはたくさんある。3月の戦いに向けて、着々と準備が進められている。

 ここでは今大会のロースターについて知っておくべき「10個の事実」を見ていこう。

【1】まずは昨季のアワード受賞者から始めよう。正確にはメジャーリーグの受賞者4人だ。大谷翔平、アーロン・ジャッジ、ポール・スキーンズ、タリック・スクーバルが今大会に出場する。前年のMVPとサイ・ヤング賞が全員出場するのは大会史上初めてのことだ。また、日本プロ野球の沢村賞に輝いた伊藤大海、MVPの佐藤輝明とリバン・モイネロも出場する。過去の大会に前年のアワード受賞者が出場したケースとしては、サイ・ヤング賞は2023年大会のサンディ・アルカンタラ、2013年大会のR・A・ディッキー、2006年大会のバートロ・コロンがいる。MVPは2023年大会にポール・ゴールドシュミット、2013年大会にミゲル・カブレラ、2009年大会にダスティン・ペドロイア、そして2006年大会にアレックス・ロドリゲスとアルバート・プホルスが出場した。

【2】初出場の選手も多数いる中、複数回の出場経験があるベテランもいる。2023年大会ではミゲル・カブレラが5大会連続で1試合以上に出場するという記録を打ち立てた。カブレラはすでに引退してしまったが、今大会では2人の選手が「5大会で1試合以上に出場」というカブレラの記録に並ぶ可能性がある。キューバのアルフレッド・デスパイネは2009年大会から連続出場を続けており、今大会もロースター入り。通算7本塁打は大会記録となっている。また、オランダのシャイロン・マルティスは2009年以外のすべての大会でロースター入りしており、今大会もロースターに名を連ねた。

【3】複数の代表チームで出場する選手についても見ていこう。ワールドベースボールクラシックでは出場資格を満たせば、大会ごとに異なるチームで出場することも可能だ。今大会では、2017年と2023年の2大会にアメリカ代表として出場したノーラン・アレナドが母親のルーツをたどり、プエルトリコ代表のロースター入りを果たした。アレナドが1試合以上に出場すれば、複数のチームでプレーした大会史上5人目の選手となる。

【4】今大会の最年少選手は、ブラジルのジョセフ・コントレラス(17歳)だ。2008年5月6日生まれで、元メジャーリーガーのホゼ・コントレラスの息子である。ブラジルには今大会の最年少トップ3がメンバー入りしており、ピエトロ・アルバニェスは3月15日に18歳になる。エンゾー・ハヤシダは元日に18歳になったばかりだ。過去には18歳未満でワールドベースボールクラシックの試合に出場した選手が7人おり、そのうち4人は投手だった。コントレラスとアルバニェスの両投手もそのリストに加わる可能性がある。ちなみに、18歳未満の選手が試合に出場したのは、2013年にブラジルのダニエル・ミサキが登板したのが最後。ミサキは現在29歳となり、今大会のロースターに名を連ねている。ハヤシダは大会初日に18歳64日のため、2006年の第1回大会を除けば、最年少の野手となる可能性がある。2006年大会ではハヤシダより年下の野手が4人出場した。

【5】大会史上最年少アーチの記録を更新する可能性がある選手は、ハヤシダを含めて3人いる。現在の記録保持者は、2023年大会にイギリス代表として出場したハリー・フォード(20歳19日)。チェコのマックス・プレジダは現在18歳で、オーストラリアのマックス・ダーリントンは今月中に19歳となる。

【6】今大会の最年長選手は、メジャーでも9年間プレーしたキューバのアレクセイ・ラミレスだ。現在44歳のため、史上最年長出場記録を更新する可能性がある。現在の記録保持者は、2006年大会に43歳224日で登板したロジャー・クレメンス。野手では2023年大会に42歳256日で出場したネルソン・クルーズが最年長だ。ちなみに、ラミレスはメジャー移籍の2年前、2006年大会に24歳で出場している。

【7】今大会のロースターにはラミレスのほかに、40歳以上の選手が4人いる。韓国の盧景銀(ノ・ギョンウン)は3月11日に42歳の誕生日を迎える。ブラジルのチアゴ・ダ・シルバ、イタリアのアダム・オッタビーノ、チェコのマーティン・シュナイダーは全員40歳だ。一方、2006年の第1回大会のときに生まれていなかった選手も7人いる。すでに紹介したコントレラス、アルバニェス、ハヤシダ、プレジダ、ダーリントンに加え、オランダのジェトワン・ケリー(18歳)と韓国の鄭宇宙(チョン・ウジュ:19歳)の両投手だ。

【8】大会史上最年長アーチのトップ2は、2013年の稲葉篤紀(40歳219日)と2006年大会にドミニカ共和国代表として出場したモイゼス・アルー(39歳249日)だ。39歳以上で本塁打を放ったのは大会史上でこの2人だけであり、ラミレスは仲間入りを果たす可能性がある。また、ドミニカ共和国のカルロス・サンタナ、コロンビアのレイナルド・ロドリゲス、プエルトリコのマーティン・マルドナード、オーストラリアのティム・ケネリーも全員39歳であり、44歳のラミレスを除けば、野手では最年長組となる。

【9】オーストラリアのトラビス・バザーナはアメリカのブライス・ハーパー、ポール・スキーンズとともに、ワールドベースボールクラシックに出場したドラフト全体1位指名選手の仲間入りを果たすことになる。過去には6人が出場しており、チッパー・ジョーンズ、ジョー・マウアー、エイドリアン・ゴンザレス、アレックス・ロドリゲス、カルロス・コレア、そしてケン・グリフィーJr.という豪華な面々だ。

【10】今大会のロースターにはメジャーリーグのオールスター出場経験がある選手が78人含まれており、これは大会史上最多。そのうち36人は昨年のオールスターに出場している。また、メジャー球団に所属している選手は306人で、そのうち190人は各球団のロースター40人枠内に登録されている。ロースターの40人枠内の選手では、フィリーズとレッドソックスの11人が最多。40人枠外の選手も含めると、メッツの17人が最多で、16人のマリナーズが次点となっている。

2026.2.6 11:55 Friday

年俸調停に勝利したスクーバル 開幕までにトレードされる可能性は?

 5日(日本時間6日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者は関係者から得た情報としてタリック・スクーバル(タイガース)が年俸調停に勝利したことを報じた。これにより、スクーバルの今季の年俸は3200万ドル(約50億円)で確定し、年俸調停期間の選手が得る年俸としては2024年のフアン・ソト(現メッツ)の3100万ドルを上回り、史上最高額となった。

 その前日、タイガースはフリーエージェント(FA)の左腕フランバー・バルデスと3年1億1500万ドル(約180億円)の大型契約を結ぶことで合意したと報じられた。2年目終了後のオプトアウト(契約破棄)権が付属しており、年平均額としては史上9位の金額となる。

 バルデスと結んだ契約の規模、そしてスクーバルの年俸が3200万ドルに確定したことを踏まえると、タイガースが今季終了後にFAとなるスクーバルをシーズン開幕までにトレードで放出する可能性は高まったのだろうか?

 ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者の報道によると、答えは「ノー」だ。タイガースは2年連続サイ・ヤング賞の絶対的エースとともに、今季勝つことに全力を尽くすとみられる。

 ローゼンタール記者は「タイガースはオフシーズンの間ずっと、スクーバルが在籍する最後のシーズンになる可能性がある今季勝ちたいと言い続けてきた。球界ではいつでも計画は変わるものだが、タイガースが揺らいでいる気配は全くない」と記している。つまり、タイガースはスクーバル、バルデスの二枚看板を擁し、全力で今季の勝利を目指すということだ。

 スクーバルのトレードがなければ、タイガースはスクーバルとバルデスを軸に、ジャック・フラハティ、ケーシー・マイズ、リース・オルソン、韓国から逆輸入したドリュー・アンダーソンという強力な先発ローテーションを形成できる。今季は1907~09年、2011~14年に続いて球団史上3度目となる3年連続のポストシーズン進出を狙っている。

2026.2.6 09:51 Friday

オリオールズがDバックスとのトレードでアレクサンダーを獲得

 オリオールズの次の動きは投手補強だろうと多くの人が予想していたが、マイク・エライアス編成本部長が野手補強をまだ終えていなかったことが判明した。

 5日(日本時間6日)、オリオールズはダイヤモンドバックスとのトレードが成立したことを発表。右腕ケイド・ストラウドと2人のマイナー選手(右腕ウェリントン・アラセナと内野手ホゼ・メヒア)を放出し、ユーティリティ内野手のブレイズ・アレクサンダーを獲得することに成功した。

トレードの詳細 オリオールズ獲得:内野手ブレイズ・アレクサンダー ダイヤモンドバックス獲得:右腕ケイド・ストラウド、右腕ウェリントン・アラセナ(オリオールズの球団26位の有望株)、内野手ホゼ・メヒア

 26歳のアレクサンダーは直近2年間で135試合に出場した元有望株だ。メジャー2年目の昨季は74試合に出場し、打率.230、7本塁打、28打点、4盗塁、OPS.706を記録。三塁(54試合)、二塁(14試合)、左翼(4試合)、中堅(3試合)の4ポジションでプレーした。

 アレクサンダーは遊撃を守った経験もあり、メジャー1年目の2024年は遊撃手としての出場(20試合)が最も多かった。

 オリオールズは今オフ、一塁手のピート・アロンソと5年契約、中堅手のレオディ・タベラスと1年契約を結び、トレードで左翼手のテイラー・ウォードも獲得したため、すでに野手陣は充実している。最後のベンチ枠はコビー・メヨ、ジェレマイア・ジャクソン、ヘストン・カースタッドらの競争になるとみられていた。

 では、そんな状況の中、なぜアレクサンダーを獲得したのだろうか。

 最大の理由としては、捕手や外野手と比較して、内野手の層が薄いことが挙げられる。ジャクソンは右翼、二塁、三塁を守れるものの、どこを守っても守備力はそれほど高くなく、攻撃面での貢献を期待されている選手である。メヨは昨季三塁から一塁へコンバートされたが、一塁にはアロンソのほかにライアン・マウントキャッスルもおり、選手がダブついている状況だ。

 オリオールズの控え内野手の中で唯一、堅実な守備力を持っているのは、招待選手としてスプリングトレーニングに参加するルイス・バスケスだ。しかし、バスケスは攻撃面が弱く、直近2年間で43試合に出場しているものの、打率.145、OPS.404にとどまっている。

 すでにマイナーオプションが切れているアレクサンダーは、オリオールズの層が薄い内野(一塁を除く)のほか、必要に応じて外野の守備もこなすことができる。オリオールズは今季も二塁ジャクソン・ホリデイ、三塁ジョーダン・ウエストバーグ、遊撃ガナー・ヘンダーソンという内野陣が予定されており、アレクサンダーは開幕ロースター入りを果たせば、この3人のバックアップを務めることになるだろう。

 スタットキャストによると、アレクサンダーは平均以上の守備力を持っており、足も速い。昨季のスプリントスピードは秒速28.8フィート(約8.8メートル)で、メジャー全体の上位14%に位置していた。

 しかし、アレクサンダーを獲得するためにストラウドを放出したため、オリオールズのブルペンの層は薄くなってしまった。28歳のストラウドは昨季鮮烈なメジャーデビューを飾り、25試合に登板して26回1/3を投げ、防御率1.71の好成績をマーク。力強い投球を見せ、今季は開幕ロースター入りが有力視されていた。ストラウドの移籍により、ブルペンの枠をめぐる競争はさらに白熱することが予想される。

 オリオールズは引き続き、先発とブルペンの両方で投手補強の可能性を模索しているため、今回のトレードはスプリングトレーニング開始前、あるいはシーズン開幕前の最後の動きとはならないかもしれない。オリオールズのバッテリー組(投手と捕手)は10日(同11日)にキャンプ地のフロリダ州サラソタに集合し、シーズン開幕に向けた準備をスタートする。

 21歳のアラセナは昨夏のトレード市場で左腕グレゴリー・ソトの対価としてメッツから加入。ドミニカ共和国出身の右腕は昨季マイナー2階級で合計23試合(うち14先発)に登板して92イニングを投げ、防御率2.25、114三振をマークした。

 20歳のメヒアもドミニカ共和国出身で、2023年1月に契約。最初の2シーズンはドミニカ共和国のサマーリーグでプレーし、昨季ようやく本国デビューした。ルーキー級では47試合に出場して打率.274、2本塁打、23打点、6盗塁、OPS.829を記録。ハイAでも2試合に出場し、5打数1安打(打率.200)だった。

2026.2.6 09:11 Friday

エンゼルスがベテラン左腕のブレント・スーターと1年契約で合意

 エンゼルスはまた1人、実績のある投手をブルペンに加えることに成功したようだ。5日(日本時間6日)、MassLive.comのクリス・コティーロ記者の報道によると、エンゼルスはベテラン左腕のブレント・スーターとメジャー契約(1年契約)を結ぶことで合意に至ったという。

 身体検査の結果待ちのため、エンゼルスからの正式発表はまだ行われていない。なお、エンゼルスはロースターの40人枠がフルに埋まっているため、スーター獲得を正式発表する際にはロースターを1枠空ける必要がある。

 36歳のスーターは昨季レッズで48試合(うち3先発)に登板して67回2/3を投げ、防御率4.52、53三振、18四球を記録。10年間のメジャー生活の中ではブルワーズ、ロッキーズ、レッズの3チームを渡り歩き、通算防御率3.57をマークしている。

 エンゼルスは今オフ、リリーフ左腕の補強を必要としており、新加入のリリーフ左腕はドリュー・ポメランツに続いて2人目。ほかにはクローザー経験のある2人の右腕(カービー・イェーツ、ジョーダン・ロマノ)と1年契約を結び、ヤンキースとのトレードで左腕ジェイビエン・サンドリッジ、ウエーバーでもヤンキースから右腕ケイレブ・オートを獲得している。

 昨季から引き続きチームに在籍している投手の中では、ロバート・スティーブンソンとベン・ジョイスが有力なブルペン候補だが、ケガの影響により、昨季は2人合計でわずか14回1/3しか投げていない。スティーブンソンはトミー・ジョン手術から復帰後、右肘の炎症でシーズンを終えたが、スプリングトレーニングに向けて健康を取り戻している。ジョイスは昨年5月に右肩の手術を受けたため、今季の開幕には間に合わない見込みだ。

 ブルペンのほかの候補としては、チェイス・シルセス(マイナーオプションなし)、ホゼ・ファーミン、ライアン・ゼファージャン、サム・バックマンらがいる。また、ミゲル・カストロ、アンヘル・ペルドモ、ニック・サンドリン、ワスカル・イノア、テイラー・ソーセイドらもマイナー契約で加入している。しかし、右腕オスバルド・ビードがウエーバーを経由してヤンキースへ流出したため、ブルペン候補を1人失った。右腕コディ・ローライソンもDFA(=選手をロースターの40人枠から外す措置)となっているが、エンゼルスはローライソンがウエーバーを通過し、チームに残ってくれることを期待しているようだ。

 スーターは軟投派の左腕で、昨季の速球の平均球速は87.9マイル(約141キロ)だった。しかし、ハードヒットを防ぐ投球に長けており、昨季の平均打球速度は85.8マイル(約138キロ)。これはメジャーの上位1%に位置する好成績である。四球も少なく、昨季四球の多さに苦しんだエンゼルスのブルペンにとって、貴重な戦力となりそうだ。

 元先発投手であるスーターは、複数イニングを投げる能力も持ち合わせており、昨季は3度の先発登板で合計8イニングを投げて2失点に抑えた。打者の左右別の成績は、対左打者が打率.243、4本塁打、OPS.669、対右打者が打率.266、7本塁打、OPS.773だった。ただし、キャリア通算で見ると、左右別の成績に大きな差はなく、対左打者がOPS.701、対右打者はOPS.707となっている。

2026.2.6 08:33 Friday

タイガースが左腕フランバー・バルデスと3年1億1500万ドルで合意

 4日(日本時間5日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、タイガースは左腕フランバー・バルデスと3年1億1500万ドル(約172億5000万円)の契約を結ぶことで合意したようだ。身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 バルデスはメジャーの舞台で安定した成功を収めてきた投手だ。堅実な三振率と大量の内野ゴロを組み合わせ、ローテ定着を果たした2020年以降の6年間で973イニングを投げて防御率3.23をマークしている。

 昨季は直近4シーズンで3度目となる30先発以上を達成し、192イニングを投げて13勝11敗、防御率3.66、187三振を記録。シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となったバルデスに対し、アストロズはクオリファイングオファーを提示したものの、バルデスはそれを拒否し、現在に至るまで移籍先が決まらない状況が続いていた。バルデスがタイガースと契約したことにより、アストロズはドラフトの補償指名権を獲得することになる。

 過去6年間でバルデスより多くのイニングを投げた投手は4人だけ。同期間に100先発以上を記録した投手の中で、バルデスのERA+128(平均は100)という数字は8位にランクインする好成績である。

 身長180センチとエース向きの体格ではないバルデスがこれだけの成功を収めているのは称賛に値するが、メジャーの舞台に辿り着くまでの道のりも通常のメジャーリーガーたちとは大きく異なっていた。

 ドミニカ共和国出身のバルデスがアストロズと契約したのは21歳のとき。通常、ラテンアメリカの有望な選手はメジャー球団との契約が可能になる16歳でプロ入りすることが多いため、バルデスは異例のケースだ。

 2015年の冬、アストロズのスカウトはドミニカ共和国の南東部で有望な選手を1日中探していた。一通りの調査を終えたあと、2人のスカウトが思い付きで企画したトライアウトでバルデスは発掘された。グアヤカネスの町にあるグラウンドで、バルデスは車のヘッドライトに照らされたマウンドに立ち、アストロズのスカウトの前で数球を投げた。アストロズが獲得に興味を示すには、それだけで十分だった。数日後、サントドミンゴにある球団施設で正式なトライアウトが行われ、アストロズは契約金わずか1万ドル(約150万円)でバルデスと契約を結んだ。

 そのときに何よりもアストロズの関心を引いたのは、バルデスが投げる鋭いカーブだった。それから長い時間が経った今でも、そのカーブはバルデスの代名詞であり続けている。キャリア通算では三振の61%以上をカーブで奪っており、ゴロを量産するシンカーとの組み合わせは非常に強力だ。

 バルデスはプロ入り後、アストロズのファーム組織で比較的早い成長を遂げたが、トップ・プロスペクトとして期待されたことは1度もなく、メジャーの先発投手としてやっていけるかを疑問視されていた。メジャーデビュー後の成績も不安定で、最初の2年間は34試合(うち13先発)に登板して防御率4.60にとどまった。

 しかし、短縮シーズンの2020年に飛躍を遂げ、先発ローテーションに定着。ゲリット・コールがFAとなってヤンキースへ移籍し、ジャスティン・バーランダーが負傷離脱する中、実質的なエースとしての役割を果たした。

 2022年には自己最高のシーズンを過ごし、リーグ最多の201回1/3を投げて17勝6敗、防御率2.82、194三振の好成績をマーク。サイ・ヤング賞の投票で5位にランクインした。また、この年はポストシーズンでも4度の先発登板で3勝0敗、防御率1.44と素晴らしいパフォーマンスを披露。アストロズのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

2026.2.5 11:27 Thursday

レッドソックスが便利屋のカイナー=ファレファと1年契約で合意

 4日(日本時間5日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスは内野手のアイザイア・カイナー=ファレファと1年契約を結ぶことで合意したようだ。なお、身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。

 3月に31歳の誕生日を迎えるカイナー=ファレファは、依然として球界で最も万能な選手として活躍を続けている。

 昨季は主に遊撃手または三塁手としてプレーしたが、フィールドのあらゆるポジションでの出場経験を持っている。2024年はパイレーツとブルージェイズで合計42試合に二塁手としてスタメン出場。2023年にはヤンキースで61試合に外野手としてスタメン起用された。メジャー最初の2年間は捕手も務めており、スタメンマスクも66試合経験している。野手登板の経験もあり、メジャーで1度も守っていないポジションは一塁だけだ。

 昨季は三塁手としてOAA(=平均と比較してどれだけ多くアウトを奪ったかを示す守備指標)+2を記録。三塁はカイナー=ファレファが最も得意としているポジションであり、短縮シーズンの2020年にはゴールドグラブ賞に輝いた。

 2024年途中にブルージェイズからパイレーツへ移籍したカイナー=ファレファは、昨季途中にパイレーツからブルージェイズへ移籍したため、2年連続で同じ2チームでプレーすることになった(2024年はトレード、昨季はウエーバーで移籍)。昨季は2チーム合計で138試合に出場し、打率.262、2本塁打、40打点、15盗塁、OPS.631を記録。2024年は総合指標WAR(ファングラフス版)で自己最高の2.0をマークした。

 カイナー=ファレファはハードヒットを連発するような強打者ではなく、パワーも物足りない。しかし、コンタクト能力の高さという強みを存分に発揮している。昨季の空振り率は15.1%と低く、これはメジャー全体の上位9%に入る好成績。キャリア通算の三振率は15.7%で、これもメジャー平均の22.2%より優れた数字だ。

 昨年のポストシーズンは15試合に出場し、打率.162(37打数6安打)を記録。コンタクトを重視した攻撃で相手投手を苦しめたブルージェイズ打線の一角を担ったが、カイナー=ファレファのプレーで最も記憶に残っているのは、ワールドシリーズ第7戦の九回、決勝点となる可能性もあった走塁で本塁フォースアウトとなった場面だろう。

 ハワイ出身のカイナー=ファレファは、2013年ドラフト4巡目指名でレンジャーズに入団。2018年にメジャーデビューを果たし、8年間のメジャー生活で通算打率.262、OPS.660を記録している。

 右打ちのカイナー=ファレファは、右腕に対してOPS.666、左腕に対してOPS.643とほぼ同等の成績を残している。ただし、昨季は左腕に苦戦し、右腕に対して打率.276/OPS.668をマークした一方、左腕に対して打率.227/OPS.536に終わった(ただし、2本塁打はいずれも左腕から)。

2026.2.5 09:39 Thursday

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