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ナショナルズ・小笠原がメジャー初勝利 シュワーバー切りで逆転呼び込む

【ナショナルズ3-2フィリーズ】ワシントンD.C./ナショナルズパーク、8月14日(日本時間15日)

 ナショナルズの小笠原慎之介(27)がメジャー初勝利をマーク。1点ビハインドの七回2死一塁で強打者カイル・シュワーバーと対戦し、見事空振り三振に打ち取った。直後の攻撃で味方が逆転したことで、初勝利が転がり込んだ。

 試合はフィリーズ先発のヘスス・ルザード、ナショナルズ先発のブラッド・ロードがそれぞれ好投し、投手戦が展開された。フィリーズは三回、1死一、三塁からブライス・ハーパーが放った内野ゴロの間に1点を先制。

 一方のナショナルズも四回にポール・デヨングの5号ソロで同点とする。しかし、フィリーズは五回2死一塁からシュワーバーがタイムリー二塁打を放ち、2-1と勝ち越し。シュワーバーは大谷翔平(ドジャース)に次いでリーグ2位の42本塁打に加え、同2位の98打点、同3位のOPS.948を記録するなど、リーグ屈指の好成績を残している。

 そして七回、2死一塁となって再びシュワーバーを迎える場面で、ナショナルズは小笠原に継投。前日に3人いるリリーフ左腕の全員が登板していたこともあり、左腕の小笠原が「シュワーバー切り」を託された。

 小笠原は初球70.4マイル(約113キロ)のカーブで空振り、続く2球目も82.4マイル(約133キロ)のボールゾーンのスライダーで空振りを奪い、シュワーバーを追い込む。3球目のスライダーは見極められたものの、さらに際どいゾーンに79マイル(約127キロ)のスライダーを通し、シュワーバーを空振り三振に打ち取った。

 ナショナルズは直後の七回、2四球と二塁打でルザードをついに降板させる。そして、2番手オライオン・カークリングに対し、ホセ・テーニャが2点タイムリーを放ち、3-2と逆転。1点のリードを守り抜き、フィリーズから逃げ切った。

 小笠原は記念すべきメジャー初勝利をマーク。リリーフ転向後は5試合で防御率3.52とチームに貢献している。さらにこの日シュワーバーを打ち取ったように、左打者に対して持ち味を発揮。対左の被打率は.250を記録しており、このままブルペン陣のピースとして生き残る可能性もあるかもしれない。

2025.8.15 11:13 Friday

菅野智之が2桁勝利達成 1年目に2桁勝利は日本人史上10人目

【オリオールズ5-3マリナーズ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、8月14日(日本時間15日)

 オリオールズの菅野智之(35)がメジャー1年目で2桁勝利の大台に到達。強力マリナーズ打線を5回1/3、1失点、3安打、2三振、1四球に抑えた。試合は六回途中から雨天のため2時間18分の中断に突入し、菅野は六回1死一塁の場面で降板。その後、オリオールズのブルペン陣が3点を失いながら反撃をしのぎ、今季10勝目を挙げた。

 菅野は初回、1安打1死球を許したが無失点に抑えた。二回も1四球を与えながら無失点に抑えると、徐々に調子を上げていった。

 三、四回は続けて三者凡退に。五回も先頭に二塁打を浴びたが、その後を3人で片付けた。

 六回も先頭をサードフライに打ち取ったが、次打者にライト前ヒットを浴びた。続くフリオ・ロドリゲスと対戦中、菅野は1ストライクまで取ったものの、あまりの大雨にプレートを外し、結果的に2球目はピッチクロック・バイオレーションでボール宣告を受ける。ここで試合は正式に2時間以上に及ぶ雨天中断に突入。菅野はここで降板し、2番手投手が再開後にロドリゲスに24号2ランを浴びたことで1失点が記録された。

 しかし、その後オリオールズはマリナーズ打線の反撃をしのぎ、5-3で逃げ切りに成功。四回に飛び出したジェレマイア・ジャクソンの2点タイムリー、五回のガナー・ヘンダーソンのタイムリーも効き、投打噛み合った勝利を見せた。

 菅野はルーキーイヤーに2桁勝利を達成した史上10人目の日本人投手に。試合後、地元メディアに対して「これはただ一つの目標に過ぎない。これからもっと多くの目標がある。だから、チームのためにもっと多くの勝利をつかみたい」と語った。

 トニー・マンソリーノ暫定監督は「かなり良かったよ。失点なし、ストライクを投げ、球速も良く、スプリットも良く、制球も良かった。あの調子だと、あと2イニング投げてくれるんじゃないかと思っていたらから、(雨天中断が)本当に残念だ」と、菅野を称え、その好投を終わらせた雨天を嘆いた。一方、菅野は投球モーションに入ることすらままならない大雨に晒され、「もう一球投げていたら、どこへ飛んでいくかわからなかった」と試合中断に胸をなでおろした。

 菅野はこの日、今季最少のわずか3安打しか許さない快投。しかも、その相手はアウェイでリーグ2位のOPS.763をマークする強力マリナーズ打線だった。「すべての投球が効果的で、ゲームプラン通りに進んだので良かった」と、本人も納得の出来だった。

2025.8.15 11:06 Friday

オリオールズが今季初のサヨナラ勝ち 2年目のホリデイが初のサヨナラ打

【オリオールズ4-3マリナーズ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、8月13日(日本時間14日)

 今季メジャー30球団で唯一サヨナラ勝ちがなかったオリオールズがついにその機会を得た。

 オリオールズにとって今季120試合目、本拠地カムデンヤーズでは59試合目にして、ようやく初のサヨナラ勝ち。3-3の同点で迎えた九回、2年目のジャクソン・ホリデイが2死一塁からライトへのタイムリー二塁打を放ち、チームを4-3のサヨナラ勝ちに導いた。

 ホリデイがサヨナラ打を放つのはメジャー通算172試合目の出場で初めて。敗れたマリナーズは、前日の時点でアメリカン・リーグ西地区の同率首位に浮上していたが、再び2位に転落した。

 オリオールズ先発のトレバー・ロジャースは、またも素晴らしいピッチングを見せ、7回1失点の好投。27歳の左腕は今季11先発で防御率1.43の好成績を残しており、オリオールズが七回にライアン・マウントキャッスルの4号ソロ、代打ジェレマイア・ジャクソンのタイムリー三塁打などで3点を奪って逆転したため、勝利投手の権利を得た。

 ところが、オリオールズは2点のリードを守り切れず、九回無死二、三塁からジョシュ・ネイラーのセカンドゴロの間に三塁走者が生還して1点差。次打者ドミニク・キャンゾーンにセンターへの犠牲フライを許し、3-3の同点となった。

 しかし、オリオールズはマリナーズ4番手のマット・ブラッシュに対し、九回2死からディラン・カールソンがライトへのヒットを放って出塁。続くホリデイが低めのスライダーをライト線へ弾き返し、一塁走者のカールソンが一気にサヨナラのホームを踏んだ。

2025.8.14 12:26 Thursday

アストロズが3カード連続の勝ち越し Rソックス・吉田正尚は1安打

【アストロズ4-1レッドソックス】ヒューストン/ダイキンパーク、8月13日(日本時間14日)

 アメリカン・リーグ西地区の首位争いでマリナーズに並ばれてしまったアストロズは、ジェレミー・ペーニャとヤイナー・ディアスが本塁打を放ち、先発のハンター・ブラウンを援護。ブラウンは6回2/3を1失点に抑える好投を見せ、チームを4-1の勝利に導いた。ブラウンが勝利投手になるのは7月2日のロッキーズ戦以来である。

 ブラウンは4つしか三振を奪えなかったのに対し、6安打と3四球で何度もピンチを招いた。しかし、失点はセダン・ラファエラのタイムリーによる1点だけ。10勝目を挙げ、3年連続3度目の2ケタ勝利を達成した。アストロズは8月1~3日にレッドソックスにスイープ負けを喫したあと、3カード連続の勝ち越しとなった。

 試合は初回から動き、レッドソックス先発のウォーカー・ビューラーからペーニャが13号先頭打者アーチを放って先制。さらに2死一、二塁のチャンスとなり、ディアスのタイムリーで2点目を奪った。初回を三者凡退に抑えたブラウンは二回に2安打と2四球で1点を失ったが、それ以降はレッドソックス打線を無得点に封じた。

 六回にはディアスが貴重な追加点となる17号2ラン。スタットキャストの計測によると、飛距離415フィート(約126.5メートル)の一発となった。この一打でアストロズは4-1とリードを広げ、ブラウンの降板後はベネット・スーザとブライアン・アブレイユが無失点リレー。3連戦の最終戦を制し、ア・リーグ西地区首位の座をキープした。

 なお、レッドソックスの吉田正尚は「5番・DH」でスタメン出場して3打数1安打(1四球)。今季初の3試合連続安打をマークし、打撃成績は打率.260、出塁率.309、OPS.720となっている。

2025.8.14 11:27 Thursday

新人ホートンの好投でカブス勝利 鈴木誠也は3打数1安打1打点

【ブルージェイズ1-4カブス】トロント/ロジャースセンター、8月13日(日本時間14日)

 カブスの鈴木誠也は敵地でのブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。八回の第4打席で貴重な追加点となるタイムリーを放ち、3打数1安打1打点(1四球)だった。2試合ぶりのヒットで今季の打撃成績は打率.249、出塁率.318、OPS.820となっている。チームは4-1で勝利した。

 自慢の強力打線はまたも本領発揮とはいかなかったが、カブスは敵地ロジャースセンターで行われたブルージェイズ3連戦の2戦目に4-1で勝利。好調を維持している新人右腕ケイド・ホートンが素晴らしいピッチングを見せ、チームを勝利に導いた。

 ホートンはアメリカン・リーグ東地区の首位を走るブルージェイズに対し、六回途中まで無安打ピッチングを継続。1死からアンドレス・ヒメネスに初安打を許し、2死後にはボー・ビシェットに四球を与えて降板した。2番手のアンドリュー・キットリッジがブラディミール・ゲレーロJr.に二塁打を浴び、二塁走者のヒメネスが生還したため、連続イニング無失点は28回1/3でストップしたものの、5回2/3を投げて1安打1失点、8三振、2四球と見事なパフォーマンスだった。

 攻撃面では、三回2死からマイケル・ブッシュが先制の23号ソロ。ブルージェイズ先発のケビン・ゴーズマンがカウント3-1から投じた4球目、内角のフォーシームをライトへ運んだ。五回に新人マット・ショウが10号ソロを放つと、八回には鈴木のタイムリーなどで貴重な2点を追加。4-1で勝利を収め、今季の成績は68勝51敗となった。首位ブルワーズとの7.5ゲーム差は変わっていない。

2025.8.14 11:02 Thursday

ブルワーズの勢いが止まらない! 破竹の12連勝で今季最多の貯金32

【ブルワーズ12-5パイレーツ】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、8月13日(日本時間14日)

 ブルワーズファンのフランク・ビトゥッチさんは、本拠地でのパイレーツ戦に12-5で勝利して連勝を12に伸ばしたブルワーズについて「その素晴らしい連勝記録を支えたのは選手たちだ」と真っ先に言うだろう。11連勝を記録してからわずか5週間、ブルワーズはそれを上回る12連勝を達成した。直近31試合で27勝4敗、直近67試合では51勝16敗と驚異的な快進撃が続いている。ミルウォーキーの街にメジャーリーグの球団が誕生してから70年以上が経過しているが、レギュラーシーズンでこれほどの強さを見せたチームはなかった。

 ブルワーズの快進撃は魔法でも運でもない。楽しくプレーし、基礎を徹底しているからこその快進撃だ。四回、先発右腕のブランドン・ウッドラフが巧みな一塁ベースカバーでアウトを奪ったシーンなどは、その一例と言えるだろう。三回に相手のミスから2点を先制し、四回2死からの4連続タイムリーで4点を追加したシーンもそうだ。

 ブライアン・レイノルズの2本塁打で1点差に迫られた直後の六回には、連続四球と送りバントで1死二、三塁のチャンスを作り、ウィリアム・コントレラスのタイムリーで貴重な2点を追加。コントレラスは七回に押し出しの四球を選んでチームの10点目を叩き出し、3打数2安打4打点の活躍。左手中指を骨折した状態でのプレーが続いているものの、今回のホーム6連戦では10安打&12打点と素晴らしい活躍を見せた。

 ブルワーズはパイレーツ3連戦で合計33得点を記録し、4カード連続となる3連戦スイープを達成。12連勝の期間中は1試合平均8.6得点をマークしており、すべてが正しく、上手くいっている状態だ。

 ビトゥッチさんは13日、MLB.comの電話インタビューに応じ、「もちろん、フィールド上で戦っているのが選手たちだということは100%真実だ。でも、空の上に味方がいるのは心強い」と語った。

 ビトゥッチさんは11日に行われたパイレーツ3連戦の初戦で、ブルワーズのダグアウト後方の席で「UECKER MAGIC」のボードを掲げていたファンだ。ウィスコンシン州ブルックフィールド出身の43歳で、今年1月に死去した故ボブ・ユーカー氏(殿堂入りの名アナウンサー)と4度も対面するという幸運に恵まれた。ユーカー氏とは様々なことを語り合ったという。

「生まれてからずっとユーカー氏の大ファンなんだ」とビトゥッチさんは言う。友人のトム・クラニックさんが1970年からシーズンシートを購入しているため、試合観戦の際の座席にも恵まれているそうだ。「彼はずっと私の人生の一部だった。彼の声がいつも私の中にある。いつも彼のことを考えているからこそ、このボードを作ったんだ。彼はきっと天国で見守ってくれていると思う」とユーカー氏への思いを語った。

 ユーカー氏が亡くなった年に驚異的な快進撃を見せているブルワーズ。この勢いが続けば、天国のユーカー氏に43年ぶりのリーグ優勝、そして球団史上初のワールドシリーズ制覇を届けることができるかもしれない。

2025.8.14 09:24 Thursday

パドレス大勝でジャイアンツ3連戦をスイープ 松井2回パーフェクト

【ジャイアンツ1-11パドレス】サンフランシスコ/オラクルパーク、8月13日(日本時間14日)

 パドレスの松井裕樹は敵地でのジャイアンツ戦に八回から3番手として登板。10点をリードする展開の中、2イニングをパーフェクトに抑える好投を見せ、ジャイアンツ3連戦のスイープを締めくくった。2試合連続無失点で今季の防御率は4.80となっている。

 パドレスには、わずか数時間ではあるものの、ナショナル・リーグ西地区の単独首位に躍り出るチャンスがあった。パドレスが敵地サンフランシスコでデーゲームを戦ったのに対し、ドジャースは敵地アナハイムでナイトゲームが予定されていたからだ。

 そして、パドレスは11-1でジャイアンツに大勝。敵地での3連戦をスイープして連勝を5に伸ばし、15日(同16日)から始まる敵地ロサンゼルスでの首位攻防3連戦を少なくとも同率首位で迎えることを確定させた。

 二回、パドレスは1死満塁の先制機を迎え、一挙7点を先制。五回に3点を追加し、早くも2ケタ得点に到達した。最終的には11-1とジャイアンツを圧倒。直近17試合で14個目となる白星を手にした。

 6週間前、パドレスは敵地でのレッズ3連戦、同じく敵地でのフィリーズ3連戦にいずれも1勝2敗で負け越した。7月3日(同4日)は試合がなく、同日のホワイトソックス戦でドジャースが勝利したため、首位ドジャースとのゲーム差は今季最大の「9」まで広がった。

 しかし、それ以降のパドレスは23勝12敗の快進撃。トレード期限の最終日に5件のトレードを成立させて22選手が移籍し、パドレスの戦力は大幅に強化された。そして、9ゲーム差は完全に消滅した。

2025.8.14 08:46 Thursday

今季4回目の新人王模擬投票 怪物カーツがア・リーグの1位に躍進

 12日(日本時間13日)、新人王の模擬投票企画が行われ、ア・リーグはニック・カーツ(アスレチックス)が、ナ・リーグはドレイク・ボールドウィン(ブレーブス)がそれぞれ選出された。この企画では「MLB.com」の33人の有識者が投票し、現時点での各選手の成績だけでなく、残りのシーズンで何が起きるかを予想したうえで各リーグの1位から5位までを選出。それを1位5ポイント、2位4ポイント、3位3ポイント、4位2ポイント、5位1ポイントで集計し、各リーグのトップ5が発表されている。

 前回投票では2位だったカーツは、32票の1位票を集めてア・リーグの1位になった。7月25日のアストロズ戦で6打数6安打、そして4本塁打の歴史的なパフォーマンスを見せた話題性だけではなく、シーズン通した成績も新人王にふさわしい水準である。新人トップの23本塁打、OPS.999、そして同僚ウィルソンに次いで2位の打率.300を記録している。

 1位から陥落したのは、カーツの同僚であるウィルソンだ。ウィルソンは7月8日のブレーブス戦で死球を受けてから不振に陥り、29日に左前腕骨折で負傷者リストに入った。負傷後の不振で打率は.312まで低下したが、依然としてメジャー4位につけており、復帰してから打率を伸ばせるかが鍵を握りそうだ。

 1票の1位票を得て3位に入ったアンソニーは、「MLBパイプライン」の有望株ランキングで1位に入った理由を証明しつつある。今季は52試合で打率.286、出塁率.406、OPS.857を記録。7日にはレッドソックスと8年1億3000万ドルの延長契約を交わした。

 9日のツインズ戦でも好投し、キャメロンはシーズン防御率2.52に下げた。キャメロンが記録したデビューから5試合連続で6イニング以上、1失点以下という成績は、フェルナンド・バレンズエラ(ドジャース)以来2人目の快挙だ。この調子を維持できれば、新人王の有力候補になれるだろう。

 5位に入ったドミンゲスは5月5日の時点で打率.224、出塁率.315、長打率.357と出足は鈍かった。しかしその後は持ち前の健闘を見せ、打率.265、出塁率.336、長打率.402、7本塁打を記録するなど好調を維持している。

 一方のナ・リーグは、前回投票では2位だったボールドウィンが1位に躍り出た。24歳の捕手は今月、打率.364、出塁率.417、長打率.545と絶好調だ。今シーズンの通算成績はOPS.835、13本塁打となっている。

 2位のラミレスは直近15試合で打率.197と不振だが、新人の中では優れた打撃成績を残している。カーツに次ぐ17本塁打、OPS.722を記録し、マーリンズ打線を牽引。4票の1位票を得、順位は前回の3位から1つ上げた。

 前回の投票では圏外だったコリンズは、今回一躍トップ3に乱入した。28歳の外野手は8月に入ってから好調で、9試合で打率.444、二塁打4本、三塁打2本、本塁打2本と好調を維持し、8月第1週のナ・リーグの週間最優秀選手に選ばれた。コリンズは3票の1位票を獲得した。

 4位には「ミズ」ことジェイコブ・ミジオロウスキーがランクイン。6月にデビューしたミジオロウスキーは、持ち前の剛速球でメジャーの打者を圧倒し、オールスターゲームでも無失点に抑えた。しかし、8月3日のカブス戦で打球を受けたことをきっかけに負傷者リストに入り、前回投票の1位から4位に後退した。

 5位のホートンは現在、23回1/3の無失点記録を継続している。シーズン通算でも防御率を3.18に改善させてきた 。

2025.8.13 16:13 Wednesday

絶好調のパドレスがついにドジャースと並ぶ 最大9ゲーム差を追いつく

【ジャイアンツ1-5パドレス】サンフランシスコ/オラクルパーク、8月12日(日本時間13日)

 パドレスは投打が噛み合い、5-1でジャイアンツに勝利。オールスターに選出された3人のリリーフ投手(アダム、モレホン、スアレス)が無失点リレーで序盤のリードを守った。首位ドジャースが敗れたことで、ついにナ・リーグ西地区の首位に並んだ。

 パドレスは初回、無死二、三塁から相手投手のボークによって1点を先制。すぐさま同点に追いつかれたが、二回にホセ・イグレシアスの今季初アーチが飛び出し、3-1と再びリードした。四回にも1死三塁からジェイク・クロネンワースのタイムリーで1点を加えた。

 パドレス先発のネスター・コルテスは初回に1点を失ったものの、二回からは走者を背負いながらも粘りのピッチング。しかし五回に2死一、三塁のピンチを招くと、パドレスはここで早めの継投を決断した。

 2番手のデービッド・モーガンは危なげなく五回のピンチを切り抜けたが、続投した六回は乱調。モーガンに変わって1死満塁から投入されたジェイソン・アダムは満塁のピンチを2本のポップフライで切り抜け、続く七回も無失点で抑えた。その後もエイドリアン・モレホン、ロベルト・スアレスが無失点リレーをつなぎ、パドレスは5-1でジャイアンツを振り切った。

 この日のパドレスはアダム、モレホン、スアレスのオールスタートリオが好救援を見せ、ジャイアンツとの接戦を制した。4-1で勝利した11日の一戦ではメイソン・ミラー、ジェレマイア・エストラーダが登場するなど、今のパドレスは勝利の方程式が日替わり状態。桁違いのリリーフ投手層を見せつけるようなジャイアンツに対する連勝となっている。

 そしてこの日、首位ドジャースがエンゼルスに敗北したことで、パドレスはついにドジャースに並んだ。7月3日の時点でドジャースに9ゲーム差を付けられていたが、トレードデッドラインでの大補強もあり、1ヶ月半でその差を追いついてみせた。ドジャースとパドレスは今週末15日からドジャースタジアムで3連戦を、そして22日からはペトコパークで3連戦を控えている。両チームにとって天王山というにふさわしい1週間になりそうだ。

2025.8.13 13:32 Wednesday

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