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ドジャースがWソックス3連戦をスイープ 快投のメイを打線が援護
【ドジャース6-2ホワイトソックス】ロサンゼルス/ドジャー・スタジアム、7月3日(日本時間4日)
八回途中まで4安打、9三振、1四球、2失点という素晴らしいピッチングを見せたダスティン・メイ(ドジャース)。しかし、八回にブルックス・ボールドウィンに4号2ランを浴びた直後に交代となり、明らかに自身のピッチングに納得していないような素振りを見せた。
普段から感情を表に出すタイプのメイだが、チームの勝利に大きく貢献したとはいえ、六回途中までパーフェクト、七回まで無失点と見事なパフォーマンスを見せていただけに、自身の登板の終わり方に納得がいかなかったのだろう。
メイが先発登板で八回のマウンドに立つのは、メジャーリーグのキャリアで初めてのことだった。しかし、先頭打者のジョシュ・ロハスにヒットを許すと、次打者ボールドウィンには4号2ランを被弾。ボールドウィンに打たれたシンカーは、メイがこの試合で投じた最後の1球となった。
それでも2023年3月31日のダイヤモンドバックス戦以来1年半ぶりに7イニングを投げ抜き、特に最初の5イニングは打者15人をパーフェクト。メイの降板時にはドジャー・スタジアムの観客席から大歓声が送られた。
2年ぶりの戦列復帰を果たした今季、メイはすでに未知の領域に足を踏み入れている。投球イニング数(89回2/3)は、すでにキャリアハイ(2020年の56回)を30イニング以上も更新。6月に先発のマウンドに立ったのもキャリアで初めてのことだった。故障者が続出している先発陣において、離脱することなくローテの一角を担い続けているメイは、ドジャースにとって極めて貴重な存在だ。
ドジャースは初回に四球で出塁した大谷翔平をフレディ・フリーマンがタイムリー二塁打でかえし、1点を先制。三回にはフリーマンの2点タイムリー二塁打とマイケル・コンフォートの7号2ランで5-0とリードを広げた。
七回には打撃不振が続いていたムーキー・ベッツがダメ押しの10号ソロ。八回に2点を返されたものの、タナー・スコットとカービー・イェーツがホワイトソックスの反撃を封じ、ホワイトソックス3連戦をスイープした。
ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、2打数ノーヒットに終わったが、四球で2度出塁し、いずれもフリーマンのタイムリーで生還。2得点でチームの勝利に貢献した。今季の打撃成績は打率.284、30本塁打、56打点、出塁率.385、OPS1.012となっている。
2025.7.4 13:58 Friday
有望株コンビの活躍でカブスがサヨナラ勝ち ホートン好投、ショウ決勝打
【カブス1-0ガーディアンズ】シカゴ/リグレー・フィールド、7月3日(日本時間4日)
カブスのケイド・ホートンは、まだ短いキャリアながらも自己最高のピッチングを見せた。また、ブルペン陣もここ2カ月の好調を維持し、4人の投手が合計3イニングを無失点。そして十回にマット・ショウがガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセからセンターへの犠飛を放ち、カブスは1-0のサヨナラ勝ちでガーディアンズ3連戦をスイープした。
勝利の立役者となったのは投打の有望株だった。先発のホートンは前回登板、敵地でのアストロズ戦で自己ワーストの7失点を喫したが、汚名返上の素晴らしいピッチングを披露した。
自己最長の7イニングを投げ、5安打、5三振、2四球、無失点という見事なパフォーマンス。捕手リース・マグワイアによる2度の盗塁刺やガーディアンズ打線の拙攻にも助けられ、メジャー昇格後の10度の登板の中で最高のピッチングだった。
一方の打線は、制限リスト入りしたルイス・L・オルティスに代わって急遽先発した左腕ジョーイ・キャンティロをはじめとするガーディアンズ投手陣を打ちあぐねた。三回と四回にいずれも複数の走者を出したものの、後続が倒れて無得点。しかし、十回1死三塁の場面でショウがセンターへの犠飛を放ち、白熱の投手戦に終止符を打った。
カブスの鈴木誠也は「3番・右翼」でスタメン出場して4打数1安打。初回にライトへのヒットを放ち、連続試合安打を3に伸ばした。今季の打撃成績は打率.261、23本塁打、73打点、出塁率.318、OPS.865となっている。
2025.7.4 12:19 Friday
Wソックスの有望株コルソン・モンゴメリーのメジャー昇格が決定
ホワイトソックスは「MLBパイプライン」の有望株ランキングで球団5位・全体95位の評価を受けているコルソン・モンゴメリーをメジャーに昇格させる方針を固めたようだ。まだ球団からの公式発表は行われていないが、MLB.comは複数の情報筋から確認を取った。
23歳のモンゴメリーは2021年ドラフト1巡目(全体22位)指名でプロ入りした強打の遊撃手。190センチ・104キロという立派な体格を持ち、プロ入り後は着実に成長を遂げ、プロ入り4年目の昨季、マイナー最上級の3Aに到達した。
左打者のモンゴメリーは、将来的にメジャーで30本塁打を狙えるパワーを持ち、肩も強い。大柄なわりには守備範囲も広く、強打の遊撃手としての活躍が期待されている。2023年はマイナー3階級合計でOPS.939の好成績をマーク。昨季は初の3Aで打率.214、OPS.710と苦戦したが、それでも18本塁打と持ち前の長打力を発揮した。
3Aの環境にも慣れ、さらなる成長が期待された今季だが、4月末の時点で打率.149、3本塁打とスロースタートに。しかし、5月以降は徐々に調子を上げ、6月は16試合に出場して打率.281、6本塁打、16打点、OPS1.010をマークした。三振率の高さといった課題は残るものの、状態が上がってきたタイミングでメジャー昇格が決まった。
強打の大型遊撃手として、コリー・シーガー(レンジャーズ)と比較されることが多いモンゴメリー。将来的には、シーガーのようなスター遊撃手として、ホワイトソックスを牽引していくことが期待される。
なお、今春のスプリング・トレーニングで正遊撃手候補に挙げられていたモンゴメリーだが、9打数1安打(その1安打はホームラン)と結果を残せなかっただけでなく、背中の故障もあり、3月11日にマイナー降格が決定。それから約4カ月が経過し、満を持してメジャーの舞台に登場する。
2025.7.4 11:41 Friday
エンゼルスが再び5割復帰 ネトとアデルがそれぞれ3安打の活躍
【ブレーブス1-5エンゼルス】アトランタ/トゥルイスト・パーク、7月3日(日本時間4日)
ザック・ネト(エンゼルス)は直近5試合で13打数連続ノーヒットの状態でブレーブス3連戦の最終戦を迎えた。そして、連続ノーヒットはあっという間に終了した。
初回の第1打席でレフトへのヒットを放ったネトは、この一打で勢いに乗り、二回に二塁打、四回には13号ソロを放つ活躍。三塁打が出ず、サイクル安打は逃したものの、5打数3安打1打点、3得点をマークし、チームの勝利に大きく貢献した。
ネトの3安打は、いずれもブレーブス先発のブライス・エルダーから放ったもの。エンゼルスは序盤からエルダーを攻略し、四回までに2本のアーチを含む7安打を浴びせて4点を奪った。
初回はネトのヒットからチャンスを広げ、ジョー・アデルのタイムリーで先制。二回にはネトの二塁打の直後にノーラン・シャニュエルが8号2ランを放ち、四回にネトの一発で4-0とリードを広げた。
エンゼルスはその後、六回にテイラー・ウォードのタイムリー三塁打で1点を追加。先発のホセ・ソリアーノが7回3安打無失点、7三振の好投を見せるなど、ブレーブスの反撃を九回のジュリクソン・プロファーの2号ソロによる1点のみに抑え、5-1で勝利した。
アデルはネトと同様に5打数3安打1打点の活躍。連続試合安打を自己最長の14に伸ばし、現在継続中の記録としてはレイズのブランドン・ラウ(18試合)に次ぐメジャー2位となっている。
エンゼルスはブレーブス3連戦の最終戦を制し、2勝1敗で勝ち越し。1勝1敗で迎えた最終戦の連敗を6で止めた。勝率を再び5割に戻し、久々の貯金1を目指して、4日(同5日)から敵地でブルージェイズとの3連戦を戦う。
2025.7.4 11:10 Friday
ドジャース・マンシーが左膝の骨挫傷でIL入り 6週間の戦線離脱か
ドジャースは2日(日本時間3日)の試合で負傷交代したマックス・マンシーについて、最悪の事態を回避することができたようだ。しかし、しばらくのあいだ、強打の三塁手を欠いた状態での戦いを強いられることになった。
ドジャースは3日(同4日)、マンシーを左膝の骨挫傷で10日間の負傷者リストに登録したことを発表。マンシーは報道陣に対し、少なくとも6週間は戦列を離れる見込みであることを明かしている。アクシデントが起きたのは、前日のホワイトソックス戦の六回。二塁走者のマイケル・A・テイラーが三盗を狙った際、三塁手のマンシーと交錯した。マンシーは左膝を痛め、しばらくグラウンドに倒れ込んで動くことができなかった。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合後、マンシーの初期段階の検査結果について、最悪の事態を回避できる見込みであることを示唆していた。その後、マンシーはMRI検査を受け、構造的なダメージがなかったことが確認された。靭帯損傷などの可能性も懸念されたが、骨挫傷で済んだのは不幸中の幸いと言えるだろう。
とはいえ、シーズン序盤の大スランプを抜け出して、持ち前の強打を発揮していたマンシーにとって、悪いニュースであることに変わりはない。マンシーは6月に打率.333、7本塁打、24打点、OPS1.113の好成績をマーク。シーズントータルの成績も打率.250、13本塁打、55打点、OPS.832まで向上していた。
なお、ロバーツ監督によると、マンシー不在のあいだはキケ・ヘルナンデスとミゲル・ロハスが三塁手としての出場機会を分け合う見込み。そのほか、トミー・エドマンも三塁手として起用される可能性があるようだ。また、マンシーの離脱に伴い、2023年のアメリカン・リーグ盗塁王であるエステウリー・ルイーズのメジャー昇格が決まっている。
2025.7.4 10:06 Friday
マリナーズ・ローリー、メッツ・ソトらが6月の月間MVPに選出
3日(日本時間4日)、6月の月間アワードの受賞者が発表された。月間最優秀選手にカル・ローリー(マリナーズ)とフアン・ソト(メッツ)、月間最優秀投手にハンター・ブラウン(アストロズ)とザック・ウィーラー(フィリーズ)、月間最優秀新人にニック・カーツ(アスレチックス)とジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ)、月間最優秀救援投手にジョシュ・ヘイダー(アストロズ)とデービッド・ベッドナー(パイレーツ)が選出されている。
ア・リーグ月間最優秀選手:カル・ローリー(マリナーズ)
本塁打王争いの先頭を走るローリーは、6月26試合に出場して打率.300、11本塁打、27打点、3盗塁、OPS1.088の好成績をマーク。今季ここまで33本塁打を放ち、これはア・リーグ記録に並ぶシーズン62本塁打ペースとなっている。月間11本塁打は、12本塁打を放った今年5月に次ぐ自己2位の数字。オールスター・ゲームにファン投票で選出され、すでにホームラン・ダービーの出場も決まっている。
ナ・リーグ月間最優秀選手:フアン・ソト(メッツ)
メッツ移籍の今季はスロースタートとなったが、6月は球団の歴史のなかでも上位の活躍を見せ、27試合で打率.322、11本塁打、20打点、2盗塁、OPS1.196の好成績。月間11本塁打は球団史上3位タイの記録であり、OPS1.196は6月メジャートップだった。意外にも月間MVPを受賞したのは今回が初めてだが、これが最後にはならないだろう。
ア・リーグ月間最優秀投手:ハンター・ブラウン(アストロズ)
今季メジャーで唯一、防御率1点台を維持しているブラウンだが、それは6月の活躍が大きかった。5先発で1勝0敗ながら防御率1.19、被打率.130、WHIP0.82と素晴らしいパフォーマンス。26日(同27日)のフィリーズ戦で7回3安打無失点、9三振の好投を見せるなど、1カ月をわずか4失点に抑え、月間防御率1.19はリーグトップだった。昨季の後半戦から好投を続けているが、月間MVPに選ばれるのは今回が初めてである。
ナ・リーグ月間最優秀投手:ザック・ウィーラー(フィリーズ)
ウィーラーは30日(同7月1日)のパドレス戦で8回6安打無失点、10三振という見事なパフォーマンスを見せ、歴史的な活躍を見せた6月を締めくくった。5先発で2勝1敗、防御率0.58、被打率.180、WHIP0.87という好成績を残し、月間防御率0.58はもちろんメジャートップ。31イニングを投げて42三振を奪った。月間MVPは2022年5月に続いて自身2度目だが、35歳になっても成長を続けている。
ア・リーグ月間最優秀新人:ニック・カーツ(アスレチックス)
アスレチックスは5月のジェイコブ・ウィルソンに続き、2カ月連続で月間最優秀新人を輩出することになった。カークは9日(同10日)に負傷者リストから復帰し、その直後からインパクトのある活躍を披露。19試合で打率.264、7本塁打、17打点、OPS.926と自慢の強打を発揮した。そのなかにはアストロズとのシリーズで放った2本のサヨナラ弾も含まれている。
ナ・リーグ月間最優秀新人:ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ)
わずか3先発で月間最優秀新人に選ばれるのは簡単なことではない。しかし、それと同様に、ミジオロウスキー以上の鮮烈なデビューを飾るピッチャーのことを想像するのも難しい。ミジオロウスキーは12日(同13日)のデビュー戦で5イニングを無安打に抑えると、続く20日(同21日)の登板では六回までパーフェクト。最終的には3先発で16イニングを投げ、3勝0敗、防御率1.13、19三振、被打率.061、WHIP0.63という驚異的な成績を残した。
ア・リーグ月間最優秀救援投手:ジョシュ・ヘイダー(アストロズ)
6月は登板機会が増え、14試合に登板したヘイダー。投げるたびに、チームの期待に応え、13回2/3を投げて4勝1敗9セーブ、防御率1.98、22三振、被打率.128、WHIP0.51という支配的なピッチングを見せた。月間9セーブはメジャートップで、6月メジャー最高の19勝7敗を記録したチームの快進撃に大きく貢献した。
ナ・リーグ月間最優秀救援投手:デービッド・ベッドナー(パイレーツ)
開幕直後にマイナー降格の屈辱を味わったベッドナーだが、4月19日(同20日)の再昇格後は28回2/3を投げて防御率1.95と安定。2022年から2年連続でオールスター・ゲームに選ばれた実力を遺憾なく発揮し、6月は10登板で2勝1敗5セーブ、防御率0.00、被打率.121、WHIP0.70と好投した。月間最優秀救援投手に選ばれるのは2022年5月以来である。
2025.7.4 09:42 Friday
カブス・鈴木誠也が3打点で今永を援護 73打点でメジャー単独トップに
【カブス5-4ガーディアンズ】シカゴ/リグレー・フィールド、7月2日(日本時間3日)
負傷者リストから復帰して2登板目、本拠地リグレー・フィールドでは復帰後初めての登板となった今永昇太は、ソロ本塁打3本を浴びてガーディアンズにリードを許したが、打点王争いの先頭を走る鈴木誠也が2安打3打点の活躍で援護した。カブスは鈴木のほかに、ピート・クロウ=アームストロングも2安打2打点の活躍を見せ、5-4で逆転勝利。六回途中4安打3失点の今永には今季5勝目が記録された。
復帰2登板目となった今永は、直球の制球がやや甘くなったところを仕留められ、二回先頭から2球連続の被弾。カルロス・サンタナに10号ソロ、レーン・トーマスに4号ソロを浴び、2点のリードを許した。
三回にはデービッド・フライにも2号ソロを浴びて3失点目。これもカウント1-1からの3球目、91マイルの直球がやや甘く入ったところをとらえられた。しかし、それ以降は立ち直り、打者10人に対してヒット1本に抑える好投。このピッチングがチームの逆転を呼んだ。
カブスは3点ビハインドの三回にイアン・ハップの四球とカイル・タッカーのヒットで無死一、二塁のチャンスを作り、鈴木が左中間へのタイムリー二塁打を放って反撃を開始。続くクロウ=アームストロングもショートへのタイムリー内野安打を放ち、1点差に詰め寄った。
四回には2死二、三塁の好機で鈴木が打席に入り、遊撃ブライアン・ロキオのグラブに当たってセンター前に抜けていく逆転の2点タイムリー。次打者クロウ=アームストロングもタイムリー三塁打で続き、5-3とリードを奪った。
その後、九回にスティーブン・クワンの犠飛で1点を返されたものの、5-4で逃げ切り。鈴木とクロウ=アームストロングの「兄弟コンビ」が全5打点を叩き出す活躍を見せ、チームを逆転勝利に導いた。
今永は5回1/3(81球)を投げて4安打(うち3本塁打)、4三振、無四球、3失点という内容。今季5勝目を挙げ、防御率は2.78となった。
鈴木は「3番・DH」でスタメン出場し、3打数2安打3打点の活躍。2四球と合わせて合計4度出塁し、チームの勝利に大きく貢献した。今季の打撃成績は打率.261、23本塁打、73打点、出塁率.319、OPS.869。打点王争いでメジャー単独トップに浮上している。
2025.7.3 12:45 Thursday
レンジャーズ快勝 打線が菅野を攻略し投手陣は5安打完封リレー
【レンジャーズ6-0オリオールズ】@アーリントン/グローブライフ・フィールド、7月2日(日本時間3日)
レンジャーズは負傷者リストから復帰して2度目の登板となったネイサン・イオバルディが5回2安打無失点と安定したピッチングを披露。打線もオリオールズ先発の菅野智之を攻略して五回までに6点を奪い、6-0で快勝した。オリオールズとの3連戦は、初戦を落としたものの、2戦目と3戦目に連勝して2勝1敗の勝ち越しとなった。
イオバルディは5回72球を投げて2安打、5三振、1四球、無失点の好投。ブルース・ボウチー監督が予定していた通りの球数で5イニングを投げ抜き、負傷者リストからの復帰後初めての白星を手にした。今季の防御率は1.75に向上している。
打線はオリオールズ先発の菅野の前に、二回まで無得点に終わっていたが、三回2死二、三塁のチャンスでマーカス・セミエンが先制の9号3ラン。今季9イニング平均でわずか2.99点と援護不足に泣いてきたイオバルディに大きな3点をプレゼントした。
四回にエゼキエル・デュランのタイムリーで2点を追加すると、五回にはコリー・シーガーの11号ソロで6点目。レンジャーズ打線は菅野に10安打を浴びせて6点を奪い、イオバルディの先発登板試合では今季最多タイの得点数となった。
レンジャーズはイオバルディ降板後、ジェイコブ・ウェブが1イニング、デーン・ダニングが3イニングを無失点に抑え、3人の投手による5安打完封リレーを達成。得点圏ではオリオールズ打線を5打数ノーヒットに封じた。
菅野は自己ワーストの7失点を喫した前回登板に続き、2試合連続の大量失点。球威に欠ける分、制球が少し甘くなったところを痛打される登板が続いている。5敗目を喫し、今季の防御率はさらに悪化して4.44となった。
2025.7.3 12:08 Thursday
プロファー復帰のブレーブスが逆転勝ち 菊池は力投するも4勝目ならず
【ブレーブス8-3エンゼルス】@アトランタ/トゥルイスト・パーク、7月2日(日本時間3日)
クリス・セールに続いてスペンサー・シュウェレンバックも負傷者リスト入りし、今後も厳しい戦いが続くことが予想されるブレーブスだが、開幕直後に禁止薬物の使用が発覚して80試合の出場停止処分を受けていたジュリクソン・プロファーがようやく復帰。初戦から本塁打を放つなど、チームの勝利に貢献する活躍を見せた。なお、エンゼルスの菊池雄星は勝利投手の権利を持って降板したが、降板直後に逆転され、4勝目を逃した。
初回にジョー・アデルのタイムリーで2点を先制されたブレーブスは、エンゼルス先発の菊池から何度かチャンスを作りながらも五回まで無得点。連続イニング無得点は21まで伸び、敗色濃厚かと思われた。
しかし、エンゼルスは六回に菊池が2死一、二塁のピンチを招き、球数が100球に到達したところで交代させることを選択。2番手のライアン・ゼファージャンがマウンドに上がったが、ブレーブスはショーン・マーフィーが12号3ランを放ち、一気に試合をひっくり返した。
さらにブレーブスの攻撃は続き、マイケル・ハリス2世のヒットと2つの四球で2死満塁のチャンスに。ここでマット・オルソンに16号グランドスラムが飛び出し、7-2とリードを広げた。ゼファージャンは続くオースティン・ライリーにもヒットを浴び、打者6人から一つもアウトを取れずにマウンドを降りた。
六回に逆転のきっかけとなるヒットを放ったプロファーは、七回にエンゼルス3番手のハンター・ストリックランドが投じたチェンジアップをとらえ、ライトへの1号ソロ。移籍後初アーチを放ち、自身の復帰戦に花を添えた。
エンゼルスは九回にホルヘ・ソレアの9号ソロで1点を返したが、3-8で逆転負け。菊池は5回2/3を投げて6安打、7三振、2四球、2失点と力投し、今季100三振を突破したものの、2番手のゼファージャンが大誤算だった。菊池の防御率は2.81となっている。
2025.7.3 11:34 Thursday
フィリーズがパドレスに逆転勝ち 松井は3試合連続失点で防御率4.91
【フィリーズ5-1パドレス】@フィラデルフィア/シチズンズバンク・パーク、7月2日(日本時間3日)
新人右腕ミック・エイベルの乱調により、パドレスとのダブルヘッダー第1試合を落としたフィリーズだが、第2試合は5-1で勝利。先発のクリストファー・サンチェスが7回5安打1失点の好投を見せると、打線もパドレスの好投手ディラン・シースから2本塁打などで4点を奪って援護した。パドレスの松井裕樹は3試合連続で失点を喫し、今季の防御率を4.91としている。
今季のフィリーズの先発投手陣は、総合指標WARという観点から見ると、MLB史上でも屈指の数字を残す可能性がある。データサイト「ファングラフス」によると、フィリーズ先発陣はダブルヘッダーが始まる前の時点で、シーズン21.7のペースでWARを稼いでいる。もしこれを達成すると、1999年アストロズと並び、メジャー歴代32位の数字となる。ザック・ウィーラー、レンジャー・スアレス、サンチェス、ヘスス・ルザードらのここ最近のピッチングを見ると、さらにペースを上げる可能性もあるだろう。
その強力ローテーションの一角を担うサンチェスは、7イニングを1失点に抑える好投を見せ、チームの勝利に大きく貢献。四回にジャクソン・メリルのタイムリーで先制点を献上したが、それ以降はパドレス打線に追加点を与えず、打線の援護を待った。
フィリーズ打線は、サンチェスが失点した直後の四回、マックス・ケプラーの10号2ランで逆転に成功。五回にはブランドン・マーシュの3号ソロとニック・カステヤノスのタイムリーで2点を追加し、4-1とリードを広げた。
七回にはパドレスの2番手として松井裕樹が登板。先頭のマーシュをレフトフライ、続くトレイ・ターナーを空振り三振に仕留めたが、カイル・シュワーバーを四球で歩かせて降板となった。
パドレスは3番手としてエデュアルニエル・ヌニェスを投入し、フィリーズはシュワーバーの代走に俊足のヨハン・ロハスを起用。そのロハスが盗塁を決めてチャンスを作ると、アレック・ボームにタイムリー三塁打が飛び出し、ダメ押しの5点目を奪った。
フィリーズはその後、2番手のオライオン・カークリングと3番手のマット・ストラームが走者を出しながらも無失点に抑え、5-1で勝利。パドレスとのダブルヘッダーを1勝1敗のタイに持ち込んだ。
2025.7.3 10:38 Thursday