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アストロズが痛恨の敗戦 来週は同地区ライバルとの天王山へ
【ブレーブス8-3アストロズ】アトランタ/トゥルーイストパーク、9月14日(日本時間15日)
アストロズはブレーブスとの3連戦の最終戦に敗れ、スイープ(3連勝)を逃した。エンゼルスと対戦中のマリナーズが勝利すれば、6月2日以来初めて首位から陥落することとなる。ワイルドカード、ア・リーグ西地区優勝を争うマリナーズ、レンジャーズとの対戦が立て続けに控える来週は、アストロズにとって近年ないプレッシャーを持って迎えられる。
先発フランバー・バルデスが苦戦した。2-2で迎えた五回、先頭から3者連続四球を与え、オジー・オルビーズとキム・ハソンに連続タイムリーを浴びて降板。4回5失点、4四球、2三振とエースの仕事を果たせなかった。
バルデスは前半戦まで10勝4敗、防御率2.75と会心の投球だった。しかし、後半戦では2勝6敗、防御率5.31と暗転。フラストレーションが溜まる投球が続いている。
バルデスを攻略したブレーブス打線は、その後もオルビーズに再びタイムリーが飛び出して追加点。先発のジョーイ・ウエンツが4回2失点と試合を作り、ブルペン陣が5回1失点でアストロズ打線を封じた。3-8でブレーブスに敗れ、アストロズは3連戦を2勝1敗で締めくくった。
アストロズは7月23日時点で6ゲームのリードを保って地区首位に立っていたが、シーズン後半の低迷により、2016年以降初めてフルシーズンでの地区優勝を逃す危機に瀕している。また、2016年以降初めてプレーオフ進出も逃す危機に瀕している。
西地区の絶対王者にとって重要なシーズン最後の2週間は、3位レンジャーズとの3連戦から始まる。アストロズと2ゲーム差につけるレンジャーズは、今季アストロズ相手に10戦中6勝を挙げている。アストロズはレンジャーズに対してタイブレーカーを保持するには、スウィープ(3連勝)しなければならない。
そして19日からはマリナーズとの3連戦が始まる。アストロズとマリナーズは今季10試合対戦し、5勝5敗。最後の天王山に勝ち越したチームがタイブレーカーを保持することとなり、そして地区優勝を手繰り寄せる可能性が高い。
2025.9.15 07:32 Monday
先発ウーの快投でマリナーズ8連勝 アストロズとの同率首位をキープ
【マリナーズ5-3エンゼルス】シアトル/T-モバイルパーク、9月13日(日本時間14日)
マリナーズは現在、本拠地T-モバイルパークでプレーしているため、アメリカン・リーグ西地区の優勝争いのライバルであるアストロズとレンジャーズの結果を把握してから試合に臨んでいる。
本拠地でのエンゼルス4連戦を戦っているマリナーズは、2日連続でアストロズとレンジャーズがともに勝利したことを知った状態でプレーすることになった。マリナーズには2つの道があり、1つは勝利を重ねて熾烈な優勝争いを続けること。もう1つは試合に敗れ、レギュラーシーズン残り15日間という状況の中で優勝争いから脱落していくことだ。
もちろん、本拠地T-モバイルパークに集まった大観衆は、マリナーズが優勝争いを続けることを望んでいる。先発のブライアン・ウーは6イニングを投げて自己最多の13三振を奪い、ファンの願いを現実のものとした。マリナーズは5-3でエンゼルスに勝利し、今季2度目となる8連勝。アストロズとの同率首位をキープした。また、地区3位のレンジャーズとの2ゲーム差も維持しており、ワイルドカード争いでは2位のレッドソックスに追いついた。
好投したウーは今季のホームゲームでの成績が10勝2敗となった。マリナーズの投手が本拠地で2ケタの白星を記録したのは、2015年に11勝を挙げたフェリックス・ヘルナンデス以来10年ぶりである。
初回を三者凡退に抑えたウーは、二回に苦戦を強いられ、ジョー・アデルに36号ソロを被弾。クリスチャン・ムーアには10球粘られた末に四球を与え、2死一塁から連打を浴びて同点に追いつかれた。この時点で球数は44球。しかし、それ以降は立ち直り、最後の打者13人を合計56球でパーフェクトに抑え、ちょうど100球で6イニングを投げ抜いた。
二回に崩れかけたウーだったが、それ以降は崩れる気配すらなかった。J・P・クロフォードの10号ソロで勝ち越してもらった直後の五回はわずか9球で三者凡退。ジョシュ・ネイラーの2点タイムリーでリードを広げてもらった直後の六回は3者三振の快投を見せた。最後はアデルをスイーパーで空振り三振に仕留め、マウンドからダグアウトへ戻る際にはスタンディングオベーションを浴びた。
ウーはスイーパーを非常に効果的に使った。エンゼルスの打者はスイーパーに対して12度スイングしたものの、そのうち10度は空振り。ウーは1試合にスイーパーで8度以上の空振りを奪ったことがなく、6度以上の空振りを奪ったのも2023年が最後だった。そのスイーパーが大きな武器となり、6回13三振とエンゼルス打線を翻弄した。
2025.9.14 13:44 Sunday
主力打者の活躍でパドレス快勝 松井は最終回を三者凡退で締めくくる
【パドレス11-3ロッキーズ】サンディエゴ/ペトコパーク、9月13日(日本時間14日)
現在のパドレスにはこのような試合が必要だった。
得意のホームに戻ってきてからの5試合でわずか11得点に終わっていたパドレス。この期間中、チーム全体で打率.168、出塁率.225、長打率.284と全く打てず、得点圏打率は.088と悲惨な数字になっていた。
しかし、ロッキーズ4連戦の3戦目で状況は一変した。フェルナンド・タティスJr.、ルイス・アライズ、マニー・マチャド、ジャクソン・メリルという主力打者たちが活躍し、4人合計で15打数7安打、3本塁打、6打点の大暴れ。地元ファンの前で11-3の快勝を収めた。
先発のディラン・シースもしっかり役割を果たし、6回5安打1失点、6三振の好投。メジャー通算1000投球回を突破しただけでなく、5年連続5度目となるシーズン200三振も達成した。
8点リードの最終回には4番手として松井裕樹が登板。オーランド・アルシアから空振り三振を奪うなど、ロッキーズの8・9・1番を三者凡退に抑え、試合を締めくくった。9月に入ってからの3登板はいずれも無失点。シーズン通算の防御率は4.24となっている。
2025.9.14 12:51 Sunday
ロイヤルズのサルバドール・ペレスが300本塁打と1000打点を同時に達成
【フィリーズ8-6ロイヤルズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月13日(日本時間14日)
敵地でのフィリーズ3連戦の2戦目、ロイヤルズのサルバドール・ペレスは初回に26号2ランを放ち、2つのマイルストーン達成に近づいた。そして、次の打席で放った27号ソロでその両方を同時に達成した。
チームは6-8で逆転負けを喫したものの、ペレスは三回に放った一発で通算300本塁打を達成。また、同時に通算1000打点のマイルストーンにも到達した。
主に捕手を務めた選手(出場試合数の75%以上)が通算300本塁打を達成するのは、ペレスが史上8人目。マイク・ピアッツァ、ジョニー・ベンチ、カールトン・フィスク、ヨギ・ベラ、ゲーリー・カーター、イバン・ロドリゲスの6人はアメリカ野球殿堂入りを果たしており、ほかには8度のオールスター出場を誇るランス・パリッシュも達成している。
初回の26号2ランは、フィリーズ先発のタイワン・ウォーカーが投じたカットボールを左中間に運んだ。次の打席では真ん中に入ったスプリットをとらえ、再び左中間への一発。ペレスにとって今季26号と27号のアーチは、通算299本目と300本目のホームランとなった。
通算300本塁打達成は現役選手では13人目。また、通算1000打点は同10人目である。今季はブライス・ハーパー(フィリーズ)とマイク・トラウト(エンゼルス)が通算1000打点のマイルストーンに到達しており、ペレスは今季3人目の達成者となった。
ロイヤルズの球団記録はジョージ・ブレットの通算317本塁打であり、ペレスはあと17本に迫っている。ロイヤルズの歴史上、300本塁打どころか、200本塁打を記録した選手もこの2人しかいない。
さらに、通算1000打点は球団史上3人目の快挙。球団2位のハル・マクレー(1012打点)まであと12打点に迫っており、球団記録はブレットの1596打点となっている。
2025.9.14 11:25 Sunday
フィリーズ逆転勝利で地区優勝へマジック1 シュワーバーは51号アーチ
【フィリーズ8-6ロイヤルズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月13日(日本時間14日)
フィリーズはロイヤルズ3連戦の2戦目の開始前、選手全員のロッカーの椅子の背もたれに新しいTシャツが置かれていた。
パウダーブルーのTシャツで、ハリソン・ベイダーの決め台詞である「What a gift」(なんてすばらしい贈り物だ)が書かれていた。
ベイダーを否定するわけではないが、フィリーズは3連戦の最終戦のクラブハウスでそのTシャツよりも素晴らしいプレゼントが待っていることを期待している。
フィリーズはロイヤルズ3連戦の2戦目に8-6で逆転勝利。2位メッツがレンジャーズに敗れたため、地区2連覇に向けたマジックナンバーは再び2つ減り、ついに「1」となった。14日(同15日)にフィリーズが勝利する、もしくはメッツが敗北した場合、フィリーズの選手たちは試合後にクラブハウスに戻り、防水シートが張られたロッカールームでシャンパンの準備が整うのを待つことになるだろう。
フィリーズはメッツ4連戦のスイープを含めて6連勝。メッツは泥沼の8連敗を喫しており、両チームのゲーム差は今季最大となる13まで広がった。もし14日(同15日)に地区優勝を決められなかったとしても、フィリーズの地区2連覇はほぼ確実だ。
フィリーズの最新の勝利は、これまでと同じような筋書きを辿ったものだった。ベイダーはまたしてもマルチ安打を記録し、カイル・シュワーバーは五回に同点の51号ソロを放つなど3打数2安打2打点(2四球)の活躍。打線全体が機能し、12安打8得点でロイヤルズ投手陣を攻略した。
ベイダーは5打数3安打で2得点を記録。マルチ安打は6試合連続となり、フィリーズでは2022年のアレック・ボーム以来の快挙だ。
一方のシュワーバーは51号ソロを含む4出塁。2006年にライアン・ハワードがマークしたシーズン58本塁打の球団記録への挑戦が続いている。
フィリーズは6連勝中に合計61安打43得点を記録。過去40年間で6連勝中にこれだけの数字を記録したのは2007年だけだ。
フィリーズは本拠地でのロイヤルズ3連戦を終えると、6試合の遠征(ドジャース3連戦とダイヤモンドバックス3連戦)がスタートする。今週初めには、本拠地での地区優勝決定は不可能だと思われていたが、自軍の連勝とメッツの連敗で一気にマジックナンバーが減り、地元ファンの前で地区優勝を決めるチャンスが生まれた。
2025.9.14 10:56 Sunday
ソトが「40-30」達成もメッツ逆転負け 8連敗で自力PSが消滅
【メッツ2-3レンジャーズ】ニューヨーク/シティフィールド、9月13日(日本時間14日)
メッツは今季初めて、ポストシーズン進出の運命を自らコントロールできなくなった。つまり、自力でのポストシーズン進出が消滅した。
メッツが陥っている負のスパイラルは、まだ底に達していないようだ。レンジャーズ3連戦の2戦目、メッツは守護神エドウィン・ディアスが九回に勝ち越しタイムリーを浴び、2-3で逆転負け。試合終了時点でジャイアンツにわずかな勝率差で抜かれ、ワイルドカード争いの4位に転落した。5位レッズとのゲーム差も試合終了時点で1に縮まっている。
新人ブランドン・スプロートはわずか70球で6イニングを投げ抜き、6安打無失点、3三振、無四球と見事なピッチングを披露。カルロス・メンドーサ監督は球数が少なかったスプロートを降板させ、最後の9アウトをブルペン陣に任せることを選択した。
ところが、ブルペン陣がリードを守れなかった。七回は2番手のブルックス・レイリーが無失点に抑えたものの、八回に3番手のタイラー・ロジャースが無死二、三塁からジョク・ピーダーソンに犠牲フライを許し、1点差に。2死二塁の場面で守護神ディアスがマウンドに上がったが、暴投と四球で一、三塁となり、代打ラウディ・テレズに同点タイムリーを浴びた。
さらにディアスは九回にも1死二塁のピンチを招き、ジョシュ・スミスは見逃し三振に仕留めたものの、ワイアット・ラングフォードにタイムリーを浴びて勝ち越し点を献上。その裏、2死一、三塁の同点機でブランドン・ニモが空振り三振に倒れ、今季ワーストの8連敗となった。
メッツの唯一のハイライトは、七回に飛び出したフアン・ソトの40号ソロ。ソトはすでに今季32盗塁を決めており、史上14人目となるシーズン40本塁打&30盗塁を達成した。
2025.9.14 09:26 Sunday
ナショナルズがリード守れず逆転負け 小笠原はダメ押し弾を浴びる
【ナショナルズ1-5パイレーツ】ワシントンD.C./ナショナルズパーク、9月13日(日本時間14日)
ナショナルズの小笠原慎之介は本拠地でのパイレーツ戦で3点ビハインドの九回に6番手として登板。1死からジャレッド・トリオロにダメ押しの6号ソロを浴び、1回1安打1失点、2四球という投球内容だった(防御率6.90)。ナショナルズはリードを守れず、1-5で逆転負け。勝利したパイレーツの連敗は7でストップした。
ナショナルズは先発のアンドリュー・アルバレスが6回3安打無失点の好投を披露。打線はパイレーツ先発のババ・チャンドラーをなかなか攻略できなかったが、六回1死二塁のチャンスでロバート・ハッセル3世がレフトへのタイムリーを放ち、待望の先制点を奪った。
七回は2番手のクレイトン・ビーターが三者凡退に抑える好リリーフ。しかし、八回にブルペン陣が崩れ、3番手のコール・ヘンリーが2つの四球で1死一、二塁のピンチを招いて降板すると、4番手のPJ・ポーリンは2死満塁とピンチを広げ、アンドリュー・マカッチェンに逆転の2点タイムリーを浴びた。
ポーリンは続くオニール・クルーズに四球を与え、再び2死満塁のピンチに。ここで5番手のジャクソン・ラトレッジがマウンドに上がったものの、ニック・ヨークに2点タイムリーを浴び、1-4とリードを広げられた。
3点ビハインドの九回には6番手として小笠原が登板。先頭打者をセンターフライに打ち取ったあと、トリオロに対してフルカウントからの6球目、91.1マイル(約146.6キロ)のフォーシームが甘く入り、左中間への6号ソロを浴びた。このあと、2つの四球でピンチを招いたが、ニック・ゴンザレスをライトフライ、マカッチェンをレフトフライに打ち取り、1回1安打1失点。これで3試合連続失点となり、9月は4試合で防御率12.00と苦しいピッチングが続いている。
ナショナルズは九回1死からジェームス・ウッドが四球を選んで出塁したが、アンドレス・チャパロとデイレン・ライルがいずれも内野フライに倒れて試合終了。3連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。
2025.9.14 08:56 Sunday
オリオールズ・菅野智之 左足に打球直撃も6回4安打1失点の好投
【ブルージェイズ5-4オリオールズ】トロント/ロジャースセンター、9月13日(日本時間14日)
オリオールズの菅野智之は中5日で敵地でのブルージェイズ戦に先発。前回登板で右足首付近に打球を受け、四回途中で降板したため、その影響が心配されたものの、6回63球を投げて4安打1失点、4三振、無四球と素晴らしいピッチングを披露した。試合はオリオールズがリードを守れず、4-5で逆転サヨナラ負け。菅野の防御率は4.39となっている。
2点を先制してもらった菅野は、初回にブラディミール・ゲレーロJr.の痛烈な打球が左足に直撃するアクシデント。しかし、二回はアディソン・バージャーとデービス・シュナイダーを見逃し三振、ドールトン・バーショを空振り三振に仕留め、3者連続三振という見事なピッチングを見せた。
三回は1死からヒットを許したが、アンドレス・ヒメネスをセカンドゴロ併殺打に打ち取って無失点。続く四回はブルージェイズの上位打線を内野ゴロ3つで三者凡退に抑えた。
五回先頭のバージャーに20号ソロを浴び、この試合初めての失点を喫したが、続く1死二塁の場面では落ち着いたピッチングを見せ、外野フライ2つでピンチを脱出。六回は1死からヒットを許したものの、ネイサン・ルーカスをショートゴロ併殺打に仕留め、わずか63球で6イニングを投げ抜いた。
1点リードという状況だったため、トニー・マンソリーノ監督代行は試合に勝つために菅野の交代を決断。「ゲレーロJr.から始まる打順だったから、試合に勝つために代えた。打順も3巡目に入っていたし、試合に勝ち、カード勝ち越しの可能性を残すことが重要だった」と説明した。
しかし、ブルペン陣が指揮官の期待に応えられず、4-2と2点リードで迎えた九回に3点を奪われて逆転サヨナラ負け。打球直撃のアクシデントがありながらも好投した菅野だったが、11勝目を挙げることはできなかった。
2025.9.14 08:07 Sunday
有望株の初本塁打が引退したリゾのもとへ 惜しくもキャッチならず
【カブス4-5レイズ】シカゴ/リグレーフィールド、9月13日(日本時間14日)
古巣カブスと1日契約を結び、正式に引退したアンソニー・リゾは、リグレーフィールドで過ごす予定を立てていた。球場の名物である外野スタンドで、ファンとともにホットドッグを食べ、冷たいビールを何杯か飲むつもりだった。また、左翼手のイアン・ハップに向かってボールを投げるかもしれないと冗談も言っていた。
「今日は思い切り楽しむつもりなんだ」とリゾは嬉しそうに話した。
かつてのカブスの象徴は、自分のグラブを持ってくるべきだったかもしれない。
4-5で逆転負けを喫した試合の二回、カブスの有望株モイゼス・バレステロスがレイズ先発のドリュー・ラスムッセンから左翼スタンドへ先制のソロ本塁打を放った。打球は美しい弧を描き、観客席に座っていたリゾのもとへ一直線。打球が向かってくるのを見ると、リゾは大きく目を見開き、慌てて立ち上がった。
ボールはリゾが伸ばした右手に当たって跳ね返り、後列に落ちた。リゾは笑いながら振り返り、両腕を高く掲げると、ボールを確保したファンと喜びを分かち合った。このホームランは、バレステロスにとってメジャー初本塁打という記念すべき一発でもあった。
カブスは3-3の同点で迎えた七回にマイケル・ブッシュが27号ソロを放ち、勝ち越しに成功。しかし、そのリードを保つことができなかった。八回にジュニア・カミネロの43号ソロで追いつかれ、九回にはニック・フォーテスに勝ち越しの5号ソロを被弾。痛恨の逆転負けを喫し、引退したリゾに勝利を届けることはできなかった。
なお、前日の試合を体調不良で欠場していたカブスの鈴木誠也は2試合連続の欠場。スタメンを外れ、最後まで出場機会がなかった。
2025.9.14 07:43 Sunday
エンゼルス惜敗 6回4安打1失点の好投を見せた菊池を援護できず
【マリナーズ2-1エンゼルス】シアトル/T-モバイルパーク、9月12日(日本時間13日)
エンゼルスの菊池雄星は敵地でのマリナーズ戦に先発。古巣を相手に6回98球を投げ、4安打1失点、3三振、1四球の好投を見せたものの、打線の援護に恵まれず、1カ月ぶりの白星を手にすることはできなかった。試合はマリナーズが2-1で勝利。接戦を制し、7連勝で同率首位の座をキープした。
8月9日のタイガース戦で6勝目を挙げてから勝ち星がない菊池。6試合ぶりの勝利を目指した登板は、最初の2イニングをパーフェクトに抑える好スタートを切り、三回も相手の盗塁失敗があり、結果的には打者3人で抑えた。
四回はカル・ローリーの二塁打などで2死一、二塁のピンチとなり、ホルヘ・ポランコにタイムリー二塁打を浴びて先制点を献上。しかし、五回は三者凡退、六回も内野安打1本だけで無失点に抑え、6回4安打1失点と先発の仕事をしっかり果たした。
菊池を援護したいエンゼルス打線は、七回1死二塁のチャンスでローガン・デービッドソンがライトへのタイムリー二塁打を放ち、1-1の同点に。ところが、代打ジョー・アデルが空振り三振を喫すると、2死一、二塁の場面ではマイク・トラウトが見逃し三振に倒れ、勝ち越し点を奪うことができなかった。
すると、菊池をリリーフした2番手のコナー・ブログドンがミッチ・ガーバーに9号勝ち越しソロを被弾。八回と九回の攻撃はいずれも三者凡退に封じられ、1-2で惜敗した。
なお、菊池は初回先頭のランディ・アロザレーナをライトフライに打ち取った時点で今季の投球イニングが162となり、シーズンの規定投球回に到達。ブルージェイズ時代の2023年から3年連続3度目となった。
2025.9.13 14:21 Saturday